佐渡トキマラソン2023

新潟県佐渡市で開催された佐渡トキマラソンに参加しました。2022年大会にエントリーしていましたが、直前になって新型コロナの「第6波」の急拡大があって中止になりました。事前の検査をするかどうかで大揺れしたものの、やる気は満々と感じていただけに中止は残念でした。今回、2回目のエントリーで無事参加することができました。

前日の夕方にフェリーで佐渡へ渡り前泊しました。宿泊先は加茂湖に面した温泉宿です。経験上、温泉宿の食事はマラソン向きでないので素泊まりプランにして、夕食は宿にほど近い居酒屋で済ませました。料理とともに白米をいただきましたが、お米も炊き方も良いようでパクパクと口にはいってきます。美味しい日本酒と相性抜群です。マラソン前にこれはやばい。お酒はほどほどに抑えました。

10時スタートなので、比較的朝が楽です。朝6時に起床してすぐに朝食。佐渡に渡る前にスーパーでパンなどを購入しておきました。先週の青森で朝食を食べ過ぎた感覚があったので、今回はほどほどにしておき、あとは補給食で補うようにします。

8時半に宿を出て会場へ向かいました。徒歩20分程度ですが、いったんフェリーターミナルに立ち寄り、同行者の荷物をコインロッカーに収納しました。これで行動が楽になるはずです。

メイン会場の「おんでこドーム」。多目的のイベント会場なのでしょう

会場到着後、余裕をもってトイレや荷物預けを済ませました。荷物預けについて事前の情報がなく不安なポイントでしたが、人数規模がそれほど多くないので混乱はありませんでした。ビニール袋(十分な大きさでした)を受け取り、シールに自分で番号を記入、荷物を入れて自分でテニスコートに置く。終了後、荷物を持ち出す際にビブスとシールを照合する方式でした。屋外に置くので、もし雨だったら大変だったでしょう。

15分前にスタート位置へ移動。イベント会場などに使われる「おんでこドーム」の前の路上がスタート地点です。特にスタートブロックは指定されていなかったが、ペースランナーが随所に配置されていたので、サブ4ペースランナーのちょっと後方で待機しました。

スタート位置はおんでこドーム前

10時に予定通りスタート。最初は海岸沿いを3km弱くらいの往復コースを走ります。ここはほぼフラット。折り返す前にサブ3.5のペースランナーが来る直前にゲストの金哲彦さんが走っていました。スタート前の挨拶ではサブ4くらいでと言っていたのですが、いざコースに立つとアドレナリンが出るのでしょう。テレビ番組で金さんが目標にされている「還暦サブ3」を応援します。

往復コースを終えると海岸沿いから離れて島内を内陸(というのか?)に向けて進みます。最初は加茂湖に沿った道なのでほぼフラットでした。しかしここからは向かい風が非常に強い。序盤の海岸沿いはキロ5.5くらいのペースで走れていましたが、向かい風になって一気に失速しました。キロ6くらいです。

10kmのラップはそれでも56分台であり、何となくいい感じのペースで走れていました。そして10kmくらいで湖沿いを離れるとアップダウンが始まります。10km過ぎの上り坂は向かい風もあるので速度を落として無理のない走り方に切り替えました。ここで目標のサブ4をあきらめました。目標は30kmくらいまでしっかり走り、あとは楽しくフィニッシュを目指すこととします。メンタル弱いですね。

はっきりした上り坂を終えても向かい風が止まりません。ひたすら風に耐えながら進みますが脚が思うように動きません。コース上でおそらく合併前町村の中心地に差し掛かると応援の方が増えてきます。ありがとうございます。ところどころで八重桜と思われる桜が満開でした。淡いピンクの八重桜で、やはり居住地(横浜)に比べると2週間くらい遅いようです。

19km手前で折り返します。ここは佐渡市の市役所なのだと思います。ここのエイドに地元料理があったようですが、時間がもったいないのでスルーしました。折り返したら信じられないくらいに足が軽く感じます。ここまで向かい風もきつかったのですが、若干の上り坂でもあったようです。風に背中を押されるように足が回転をはじめ速度が回復しました。でも20kmのラップは1時間58分くらい。この10キロは1時間以上かかっていました。

折り返し直後は軽く感じた脚ですが、やはりアップダウンにつれて辛い区間も現れてきます。あとから記録を見ると上下動の激しいラップになってました。24km付近で折り返しコースから離れます。対面からランナーが来ないので寂しくなります。このあたりからコースの向きが変わったせいか、ときおり向かい風に悩まされるようになりました。特に26km付近で右折直後が激しい風でした。「トキの森公園」とかあるようなのでトキがどこかにいないか気になりましたが、それとわかる鳥を見かけることはありませんでした。トキを見たランナーさんはいたのでしょうか。

ここまで途中から合流したハーフマラソンのランナーさんと同じコースを走っていましたが、28kmくらいで「ハーフは右、フルは左」という表示がありました。ここで左折後、さらにランナーの数がまばらになり、寂しくなります。

30kmのラップは3時間ちょうどでした。この10kmも1時間を超えてしまっていますが、何とか大失速をしないレベルで走れました。20kmのラップとそれほどペースは変わりません。そして、序盤で目標と定めた30kmを過ぎました。まだ走り続けることができる脚の状態ではありましたが、記録が狙えないことがはっきりしていたので、もう無理を続ける理由もありません。楽しみながら残り12.195kmを進むことに切り替えました。沿道の応援には必ず応えました。ここからは歩きを交えてフィニッシュゲートを目指します。

そしてここからがこの難コースの真骨頂なのでしょう。31km付近で大きく下り、そして32km地点の岡にある両津郷土博物館に向けて上ります。30km過ぎてからのこのアップダウンはかなりきつく感じました。博物館の前にはエイドがあり、3種類のパンが配られていました。たくあんのパンも気になりましたが、筆者はチョコレートのパンを選択しました。しかし、口の中が水分不足の状態でこのパンは厳しい。咀嚼と飲み込みに時間を要しました。そして申し訳ありませんが、半分くらい食べて残りは廃棄させていただきました。ごめんなさい。紙コップの水を飲みながら歩いていたら最後のゴミ箱を過ぎてしまいましたが、スタッフの方が回収してくださいました。ありがとうございます。次のエイドまでポケットに入れて走ろうと思っていましたが、助かりました。

ここから36kmくらいまで、加茂湖のほとりを走ります。アップダウンは無いのでここは比較的走りやすく感じました。このあたりでスマホによる写真を解禁しました。絶景と言っては言い過ぎかもしれませんが、写真に残しておきたい風景でした。

加茂湖のほとりを走ります。フラットで走りやすい(歩きやすい)区間ですがランナーがまばらになっていて寂しい区間でもありました

37kmくらいで前半に走ったコースの折り返しに戻ります。海岸沿いを離れて「内陸」に向けて向かい風に苦しみながら走った区間です。その折り返しなので追い風を期待していたのですが、なぜか強烈な向かい風。時間帯で風向きが変わるのでしょうか。

40kmのラップは4時間10分。この10kmは1時間10分かかっていました。写真を撮りながら歩いていた区間がありますので、当然そうなります。残り2.195kmを15分で走れば4時間25分を切ることができます。今年に入ってからの最速タイムはびわ湖マラソンの4時間27分(ネット)だったので、これを更新するには4時間25分あたりが目安になります。キロ7分ではたぶん間に合わない。キロ6分30秒くらいで脚を進めたいところ。休み(歩き)を交えながらであればキロ6分を切るスピードは出る状態。だったら走れるところまで走り、走れなくなったら30秒休憩(歩行)。これを繰り返しました。そして、最後の観客の多いエリアは何とか走り続けてフィニッシュゲートへ。時計を見ると4時間23分台でした。3カ月で7本のフルマラソンをレベルが低いながらも最速で終わることができました。

フィニッシュゲートを過ぎて振り返って撮影

気持ちが切れてしまって30kmくらいで走り続けるのをやめてしまったこと、早めの補給を実行できなかったことなど、いろいろ課題は残ります。前半の強風で心が折れてしまったメンタルの弱さがいちばん反省点です。

今回、花粉は少なめだった気がしますが、佐渡には杉が植えられています。離島なので心配ないのではないかと思っていましたが誤解でした。最近悩まされている鼻水は今回もありました。ただ、びわ湖や青森ほどではありませんでした。季節が進んだせいなのか、離島であることで花粉が少なかったのか、それはわかりません。

この大会ではICチップによる計測はスタートとフィニッシュのみでした。途中のラップタイムは自分のGPSウォッチの記録によるものです。完走証にはネットタイムが記載されていました。グロスタイムと20秒程度の差でした。

フィニッシュ会場ではおにぎりとお茶(紙コップ)を配っていましたが、スタッフが「おにぎりとお茶を配ってます」と言ってましたが、おにぎりとお茶の間でメダルも配ってました(笑)。メダルを受け取らなかった(見落とした)人もいたのではないでしょうか。筆者も危うく過ぎてしまうところでした。

完走メダル。おにぎり、お茶とともに

これは蛇足ですが、事前に届いた郵便物に「参加案内はWebで」としてQRコードが印刷されていましたが、開いてみるとNotFound。同行者にコース図を共有しておこうと思ったのですが、これはいただけなかったと思います。

フィニッシュ後、帰りのジェットフォイルまで2時間以上の余裕がありました。着替えなどを済ませたうえで、会場のキッチンカーで「オムそば」と「焼き鶏」と缶ビールを購入。会場内のテーブルで楽しむことができました。いつもマラソン後には食欲を失うのですが、今回は配られたおにぎりの他にこんなに食べられました。やはり補給が足りていなかったのでしょう。

オムそばとビール。焼き鶏の写真を撮り忘れた・・・

ジェットフォイル、バスと乗り継いで、新潟駅から19時台の新幹線で無事、帰還しました。