富山マラソンに参加しました。前々日にぐんまマラソン10kmの部に参加したあと、横浜の自宅に戻り、翌朝に富山に向かって出発。北陸新幹線を利用しました。前泊地は富山です。富山駅で新幹線を降り、海側にある前日受付会場を目指しました。どうやら大会推奨のルートを通らなかったらしく、会場への案内もなければお祭りムードもありません。まあ、着いたからいいのですが、どこで道を誤ったのだろうか。それほど時間的ロスはしていませんが。無事受付を済ませ、夕方までの時間は今回利用した「北陸フリーきっぷ」を駆使して(というほどでもない)在来線(JRから切り離された第3セクター)で国道の旅をしていました。夕方に富山駅に戻り、ホテルにチェックイン後、駅近くで夕食。目的のお店は満杯で入れなかったものの、近くのお店で富山の味を楽しませていただきました。
当日の朝を迎えます。この大会は高岡をスタートして富山でフィニッシュするワンウェイのコースです。早朝、宿泊地の富山から高岡に移動しました。ここも北陸フリーの恩恵で、追加料金無しで新幹線で移動できました。ただ、新幹線の時刻を勘違いしてしまい、かなり早めに富山駅に着いてしまいました。余った時間をホーム上の待合室で待つことになりましたが、この間にトイレなどを済ませることができたので良しとします(良い方に解釈します)。当初予定より30分早く高岡に到着しました。
同行者とはここで別れ、筆者は高岡駅前からシャトルバスに乗り、会場である市役所に7時20分頃に到着しました。上着を脱いで荷物を預け、エネルギー補給も済ませ・・・など最終的な準備を整え、8時20分頃にスタートブロックに入場しました。ストレッチなどしながらスタート時刻を待ちます。
開会式の最中、近くにいた人から依頼されて写真を撮りました。この方は筆者と同じくアシックスの「S4」を履いていました。お互いがんばりましょう。わたしは今日は無理しませんが。開会式ではゲストランナーの有森裕子さんがあいさつされていました。
今回、前々日のぐんまマラソンで紙コップが品切れになったという情報を聞いたのでマイカップを準備しました。筆者の走行時にはまだ足りていたようでマイカップの出番はありませんでした。ただ、後続のランナーの中にはスポーツドリンクを手で受け止めて飲んだ人もいたようです(ランネットの口コミによる)。暑くなることは事前に予報されていたので、主催者も準備して欲しかったところです。とはいえ、主催者ばかりを責められないと個人的には思います。自分でできる努力もあるはずなので。
9時に予定通り号砲。スタートしました。スタートライン通過は3分くらいです。スタート後のコースは結構狭く感じます。最初は高岡の古い街並みのなかを抜けていく感じでした。高岡市街地の区間を過ぎてから高岡大仏の姿を見なかったことに気づきました。どこかで見えていたのだろうか(後から地図で見ると市街地のなかで右折する直前に左側に見えたはずです。意識が右に行っているから見逃しますね)。大仏については、筆者は過去に訪問してるので、そこにこだわりはありません。
4km過ぎ、旧JRの在来線をまたぐ高架にでました。20km付近の新湊大橋に上る大がかりな坂道があるのは理解していましたが、いきなり出てきた高架にびっくりしました。こういうのが続くと地味につらそうです。ここはあまり無理しないで、スピードを落として上りました。下りも膝などへの負担を考えて無理しない程度で走りました。
このあたりで、まだ序盤なのに右足の小指がシューズに当たり痛みを感じ始めました。シューズに何か入っているか、ソックスが捩れたりしているか、これまでに感じたことのない痛みです。「痛みは我慢すればマヒする」という先人の金言を思い出して忘れることにしました。
5km過ぎの折り返しで4時間のペースランナーが筆者の後ろにいることにきづきました。ここまで自分の方が先行しているとは思わなかったのでちょっと驚きました。このまま逃げ切れるといいのですが、すぐに後ろに集団の足音が近づいてきたのを感じ、そしてあっという間に追いつかれました。ペースランナーを含むこの集団に着いていこうかと思いましたが、ペースが想定より速そうだったので、すぐにやめました。そして案の定、すぐに引き離されました。感覚でいうとあっという間に追いつかれ、そして離れていった感じです。
この折り返しを含む区間は対面からやってくるランナーの衣装を見るのが楽しみです。仮装も楽しいのですが、筆者はJリーグやNPBのユニフォームのランナーを見るのが楽しみです。特にJリーグはローカル色が出るのと、チーム数が多いので意外なチームのユニフォームを見ることがあります。珍しいチームのユニフォームを見ると声をかけたくなります(ひとのこと言えませんが)。当然ですが地元カターレ富山のユニフォームは多くみかけました。
7kmくらいで往復区間を終えて、市街地を走り、この街並みが10km地点くらいまで続きます。9kmで持参したスポーツ羊羹を摂取しました。4本持っているのであとは19、29、39あたりで消費することになると思います。今回は先手先手で補給食や飲み物を摂取していきます。
10kmあたりで庄川の土手にでます。ここからは向かい風が止まらず、かなりきつく感じました。しかも15kmくらいまでずっと土手のままで、景色の変化が乏しいこともつらい理由のひとつです。
今回は給水ポイントでは持参の経口補水液を作るパウダーを水に溶かして飲むようにしました。500ml用のパウダーなのでコップ1杯の水では濃すぎます。水を2、3杯入れて飲むのですが、これでも濃すぎるので、次の給水で水を飲んで胃の中で帳尻を合わせました。今回、脱水症状や脚攣りが無かったのはこの給水方式がうまくいったからだと思います。これは今後に活かせそうです。
庄川の河口付近で橋を渡り、おそらく港町に近いと思われる街並みのなかを進んで行きます。地元の山車を見たのはこのあたりだったと思います。山車や楽車のようなお祭りは大好きです。興味津々でした。その先の19kmあたりからこのコースの目玉である新湊大橋にさしかかります。ここまで1kmあたり5分50秒前後(5kmのラップが29分くらい)で走ってきましたが、この橋の上り坂はペースを守れなさそうです。ただ、そんなに急な斜面とは感じなかったのですが、いかんせん上りの距離が長いので。ここは辛抱して耐えるところです。
斜面を上る途中、上ってきた坂を救急車が上ってくるのが見えました(カーブしているので自分が走ってきた坂が見えます)。ランナーが自主的に道の片側を空けて救急車を通していました。すばらしい。救急車は橋の最高地点で止まりました。動けなくなっていたランナーを救護していたようです。大事に至らなければいいのですが。
橋の上でハーフ地点を過ぎます。ネットで2時間7分くらいでした。上り坂で少しペースを落としてしまったたようです。中間点を過ぎると今度は長い下り坂です。これはこれで膝にきついし、靴に当たって痛み始めた右足小指も痛さが増します。ただ、長い下り坂は時間稼ぎ(コスパ良く距離を走れる)になるので、必要以上にスピードを落とさないように心がけました。
坂を降りたあとは郊外の田園風景を走るルートになりました。25kmのラップは初めて32分台になっていました。これは新湊大橋のアップダウンを含むので仕方のないところでしょう。そして30kmのラップは31秒台に戻していました。目標としているラップにはほど遠いのですが、アップダウンが終わったあとに若干でも戻せたことは収穫だったと思います。
30kmを過ぎてぐっとペースが落ちました。ここまで1kmあたり6分台前半だったところ、コンスタントに6分台後半のスピードになりました。きついところは少しだけ歩いて休憩してみたり。そんな走り方で35kmのラップは33分台でした。
37kmくらいから「北代」の上り坂が始まります。過去にこの大会に参加したラン仲間から終盤の上りがきついと聞いていました。これのことかと納得です。ここに差し掛かる手前の30km付近から既に失速気味なので、ここでは目立った遅れはありませんでした。アップダウン区間こそ6分台後半に落ちましたが、ところによっては6分台前半に戻すラップもあるなど、何とか持ちこたえている感じでした。40kmのラップは33分台。35分のラップと同程度。むしろ少し早くなっていました。
フィニッシュ地点の広場に入る手前で「救急車ストップ」がありました。患者(おそらく大会参加者)を乗せて病院に向かう救急車を通すため、ランナーが一時止められました。サブ4.5が微妙なタイミングだったので焦りましたが、こればかりは仕方ありません。1分近く待ったでしょうか。このタイミングでの待ち時間はひたすら長く感じました。
救急車ストップを過ぎて走っていくと、筆者の左側を走っているランナーの仲間が右側の沿道にいて、並走しながら応援しているところに遭遇しました。これが意外と邪魔。他のランナーのことなどお構いなしに、沿道を走りながら仲間のランナーさんとやりとりを続けている。応援されているランナーさんも他のランナーさんの邪魔にならないように右側の沿道に寄ってくれればいいのですが、この距離を走ってきた後なので頭が回っていないのでしょう。ずっと一定の距離が離れた状態で沿道を走る応援者とコミュニケーションしていました。沿道の応援者も人混みのなかで危ないだろうに。やりたくなかったけど少しスピードを上げて、先にいかせていただきました(そんな力が残っていたようです・・・笑)。
結果的にグロスでサブ4.5をキープしてフィニッシュ。救急車の影響で4.5を切れなかったら悔しい結果でしたが、何とか間に合ったので良しとします。フィニッシュは前日受付をした富山駅から徒歩10分程度の体育館前でした。ちょっとしたイベントスペースになっています。体育館ではバスケ富山の試合が開催されたりもします。
ここまで走り終わってから、開会式で市長が言及していた「こんぶおはぎ」を食べていないことに気づきました。走り終わってからですが。どこのエイドにあったのだろうかと思って調べたら、なんと「ますのすし」と同じエイドだったようです。ますのすしに気を取られていて見逃したか、もう無かったか、どっちでしょう。
ここまで救急車についていくつか触れてきましたが、フィニッシュ後にも救急車のお世話になる人を目撃しました。荷物の受け取りが地下の駐車場でスロープを降りる必要があるのですが、このスロープが地味につらい。本来クルマが走るためのスロープです。フルマラソンの距離を走り終わってダメージを受けている人にはこのスロープはきついのではないでしょうか。ここで動けなくなっている人を一人二人ではないレベルでみかけました。この運用は再考をお願いしたいと思います。
異様に高い気温のなか、帰途につくまえに富山駅前のキッチンカーで生ビールを購入。駅前広場にあるテーブルで美味しくいただきました。この時点でTシャツ1枚です。11月の富山でこの気温とは…。この後は富山城を訪問後、予約した新幹線で帰宅の途につきました。