熊本城マラソン2017

2017年2月19日(日)、熊本市で開催された「熊本城マラソン2017」(第6回大会)に参加しました。2013年の第2回以来、4年ぶりの参加です。筆者の目標である「47都道府県マラソン」の熊本は4年前にクリアしていますので、今回はイレギュラーな参加です。参加の理由は昨年4月の熊本地震。復興に少しでもお役に立ちたいと思い、寄付のような感覚で参加しました。城好きの筆者としては、被災した熊本城も気になります。中に入ることはできませんが、外観だけでも目で確かめたいと思い、参加を決めました(と言っても抽選なので、幸運でした。チャリティー枠は早々に埋まってしまったので)。

大会前日の18日(土)、お昼に空路で熊本空港に到着。バスで市内へ移動して13時頃に交通センター到着。交通センター隣の辛島公園ですぐに前日受付。例年は熊本城内で受付およびエキスポを開催していますが、今回は被災の関係でこのようになりました。隣の花畑公園でのエキスポ会場で参加賞(Tシャツ)を受け取り、販売されていた「馬すじカレー」で昼食。ボリュームたっぷりでした。

予約したホテルに荷物を置き、さっそく熊本城へ。被災により入れないエリアが多いなかで行幸橋から二の丸駐車場、二の丸広場に抜け、北側から回り込む形で加藤神社へ入ることができました。加藤神社からは大天守や宇土櫓の様子を間近で見ることができます。被災の様子をテレビの報道などで見てきましたが、直接見ると被害の様子がくっきりとわかり、思っていた以上の状況に絶句しておりました。他の場所も石垣や塀が崩れてしまっており、復旧・復元には長い時間がかかることがよくわかりました。息の長い支援をしていきたいと思います。

加藤神社から見た宇土櫓。傷跡が痛々しい…

夕食は、ホテルからタクシーで10分くらいの「たぬき茶屋」へ。馬刺しや辛子蓮根をはじめ、熊本の食を楽しみました。豚バラの串も豆腐のサラダもすべて美味しい。翌日に向けてパワーになりました。エネルギー源として焼きおにぎりも。ホテルに戻り、入浴、そして寝酒(必要か?)後に就寝。23時半くらいだったと思います。

「たぬき茶屋」で美味しい食事

大会当日。起床は5時半。朝食の時間を6時に繰り上げてもらえましたので、6時ちょっと前に会場へ。首尾よく6時から食べ始めることができました。レース3時間前なので、ちょっと遅いくらいですが、やむなし。白米を中心に腹7分目といったところ。オレンジジュースも欠かせない。コーヒーは利尿作用を心配して、レース終わるまでお預け。

部屋に戻り、出発の準備とストレッチをしながら待つこと約1時間、7時40分頃にチェックアウト。ホテルに大半の荷物を預け、会場に持っていくのは最低限の着替えとタオルだけ。基本的には走りおわったらそのままの格好でホテルに戻るつもりですが、汗や雨(降らないはず)でびしょ濡れになるケースを考え、最低限の荷物は持って出ました(結果的には不要でした)。また、寒さ対策で厚手の上着だけは羽織って出ました。これは荷物と一緒に預けます。スタートブロックは8時30分に閉鎖ということで、8時20分くらいにスタンバイ完了。ここからの40分は長いのですが、セレモニーを楽しみました。熊本市長のメッセージ、熱く心に響きました。列整理時のBGM「三百六十五歩のマーチ」では水前寺さんの生「ワンツーワンツー!」も。

午前9時、まずは熊日30kmロードレースからスタート。こちらは陸連公認のエリートランナー向けレースです。優勝はDeNAの上野さんだったらしい。続いて9時2分、筆者も参加する「歴史巡りフルマラソン」の号砲。スタートラインまでは混雑のためおよそ5分くらいかかりました。くまモンの着ぐるみをはじめ、サンプラザ中野くん、パッパラー河合さん、佐藤弘道さん、スザンヌさんなど豪華ゲストに加えて水前寺清子さんも登場。そしてアスリート代表の瀬古さん、尾崎さんらも参加していました。通過に時間かかるのも無理ありません。

スタート地点の様子。時間がかかります…

筆者の今回の目標は「最後まで笑顔で楽しく完走」というだけ。できれば5時間切りはしたいですが、既に4年前に完走しているので今回は楽しむことが優先です。翌週に控えた「五島つばきマラソン」の方が究極の目標「47都道府県マラソン」には大切ですので、余力を残しておきたいのもあります。そういうわけで、基本的に力を抜いて走りました。片手にはコンデジを持ち、沿道の気になる風景や人物を撮影し、コミュニケーションを楽しめるといいなと思っていました。

天候は晴れ。未明には0度くらいまで下がっていたようですが、日差しのある場所では暖かく感じるほどでした。走り出すと汗をかきそうですが、冷え性なわたしはネックウォーマー、アームウォーマー、手袋は欠かせません。

スタートから順調に1キロあたり約6分のペースを維持。このペースで行けるところまで行こうと意識していました。いずれ維持できなくなると思うので、そうなったら沿道の方に後押ししていただくつもりで。

この大会、コースはほぼフラットですが、橋の取り付け部や線路のオーバーパス、アンダーパスが数カ所。そして、41キロあたりからゴールでは最後の難関が待ってます。熊本城を二の丸庭園に向けて一気に駆け上がる坂道です。今回、そこは全部歩いてもいいかなと思っています。そこまではほどほどに走り続ける目標で。

ほぼ10kmくらいまでは、当初の1kmあたり6分を維持して走りましたが、そこから徐々に6分以上かかるようになってきました。「楽に走れるスピード」を意識した結果、それが徐々に落ちてきてしまったのでしょう。

序盤の様子。ばらけていないので多くのランナーが見えます

10kmを過ぎると熊本の中心地から徐々に田園地帯、住宅地帯に入ります。住宅エリアでは沿道に出てランナーに声をかけてくださっています。飲み物などでおもてなしをしてくださっている方も。感謝・感謝です。

住宅街を走る

15km地点あたりで川尻の街並みを通過。ここは1万人規模の大会のコースとするには若干狭い道路ですが、両側に味わいのあるお店・建物が並んでいて、いつかマラソン以外で訪れたい町です。お店の前で塩を振る舞っているお店があったので、ひとつまみいただきました。塩分の補給も大切です。塩タブレットを持っていて10kmに一度口にするつもりでしたが、1回分はこれで補給できました。写真とれば良かったのですが、おそらく塩ラーメンの「けんだま」さん。ありがとうございました。

沿道の注目はラムちゃん
川尻の街並みを走る
小久保さんにはがんばってもらわないと。大谷君もがんばれ

キョロキョロしながら走っていると、やはり地震の爪痕が残る建物、ブルーシートがかけられた建物も目につきます。古そうなお寺の山門が被災している様子も視界に入ってきます。まだまだ生活に支障のある方もいらっしゃるのでしょう。そんな中を走らせていただいて、感謝に尽きます。できることを支援・協力していきたいと思っています。

18kmあたりでいちど、トイレ休憩。特に切羽詰まっていたわけではないのですが、少し脚を休めたくて、待ち人がいないこともわかったので立ち寄りました。3分くらいロス。ここでいったん手袋を外しましたので、そのまま再着用せずに素手になりました。気温が少し上がってきたのでしょう。

川尻の街並みを過ぎると、一気に風景が変わり、田園地帯に入ります。さすがに住宅街や商店街に比べれば人の数は減りますが、沿道には次々に応援の人が現れて、熱心に声援をおくってくれています。ハーフ地点を2時間19分(ネットで2時間14分)で通過。だいたい4時間半ペースです。

かかしも応援しています

25km地点くらいまでは田園風景が続きます。田園風景の中に突然石碑が現れてみたり、興味津々ですが長く説明を読むわけにもいきません。写真を撮るだけでスルーします。田園地帯とはいえ、民家やお店があるところでは必ず住民の方が応援に出てくださっています。ありがとうございます。

興味深い石碑も現れます。これは日露戦役の紀念碑

25kmを過ぎると、30km過ぎくらいまで東西に延びる幹線ともいえる道路を往復します。まずは西に向かって走り、27.5kmくらいで折り返し、東に向かいます。ここは風景の変化に乏しいところ。沿道のボランティアさん、応援の方々とコミュニケーションを交わしながら、飽きないように進んでいきます。だいたい1kmあたり6分半くらいのペースです。28kmくらいのエイドに太平燕が出ていましたが、これはスルーしました。ちょっと残念だったかもしれません。

広い道路を気持ちよく走ります。ボランティアのみなさん、ありがとうございます
応援風景
太平燕も登場
応援風景

31km過ぎあたりから再び熊本市街地に向かうルートになります。10kmくらいまで走ってきたルートを逆に走ることになります。道の両側は郊外型のお店に変わり、応援の数も多く、華やかになってきます。同じようなペースで走っているつもりでしたが、徐々にペースが落ち始めます。1kmあたり6分台後半に。エイドでは30秒くらい歩いてイチゴなどいただき、しっかりと給水を取りました。歩きが良い休憩になったような気がします。

エイドで休憩を取りながら…

37km過ぎ、小学生のチアチームが応援に出ていました。チアの先生は元横浜ベイスターズオフィシャルレポーターの吉岡佐知子(旧姓)さん。久しぶりにマイクを持った佐知子トークを聞けて感激。佐知子さんからも声援をいただき元気を回復しました。野球観戦仲間のKさんにも応援いただきました。写真も撮っていただき、ありがとうございます。

さちこ先生、応援ありがとうございます!

40kmくらいからは城下町エリアに。城下町らしい複雑に入り組んだ通りをびっしりと応援の方々が埋めています。エイドの前後で30秒程度の歩きを入れて休憩していたのですが、沿道から激励の声がかかります。同行者がここで待っていて、写真を撮ってもらいました。41kmからは一気に城内に駆け上がる坂道。ここがこのコースいちばんの難所です。意外と体力が残っていたので、ゆっくりですが走って上りました。上り切ると熊本城の名物だった百間石垣の場所。ここは石垣が崩れてしまい、痛々しい姿でした。

城下町が近づいてきた感じ
城に駆け上る坂道
痛々しい石垣

ラスト300mで右折して二の丸エリアに。そして最後の右折をするとゴールは目の前。公式カメラに写るように人の後ろを避けるつもりだったのですが、うまくいかずに大きいランナーの後ろに入ってしまいました。ゴールはネットで4時間40分弱。意識してゆっくり楽しく走ったレースですので、上出来なタイムだと思います。最後まで笑顔で走れましたので、この点では満足でした。

これだけ写真撮っておきながら、ゴールの写真を撮っていなかった。これはゴール後←詰めが甘い
二の丸広場から天守方面を写す

熊本地震発生から約10カ月。発生直後は大会開催が危ぶまれたのではないかと思います。実際にまだまだ沿道では傷痕も生々しい建物がありましたし、道路や壁にも修理・修繕の跡が目に付きます。そして何より熊本のシンボル・熊本城。修復するには長い時間がかかるものと思います。今後も少しでも支援を続けていければと思います。

レース後はホテルに戻り入浴。繁華街に出て当日開店したばかりのお店で「反省会」。肥後名物、そして「あご出汁餃子」を美味しくいただきました。もちろん生ビールも。夕方のバスで空港、そして羽田に戻りました。日付が変わる前に無事帰宅。4年ぶりの熊本遠征でした。次はまた4年後の第10回大会で遠征しようかと思っています。

💬 コメント

投稿者:topsyureiさん (2017年03月13日 02:04)

お忙しいそうですね。いつも豪華な食事を堪能されてますね。僕もご相伴にあずかりたかったです。僕は受付日は何故か繁華街でソバを食しましたが、のみ所でもあったのか皆ビールを飲んでいました。本番はご存知の如く完歩でして記憶に残る?ヘッポコマラソンで夜はホテルでやけ酒でした。丁度名古屋から来てる復興事業をしている人に奢られて話が弾みました。
何時か又リベンジする機会があればと思います。
翌日は雨でしたのでホテルに近い水前寺公園を散策して早々に帰路に就きました。岡の里はキツイコースです。川沿いの山道の坂路で前半脚が消耗して苦しいランでしたが5時間少々でゴールインしました。当日は別府温泉に泊まり、翌日大分から空路で帰宅しました。竹田市は岡城址、広瀬神社、武家屋敷街があり静かな42年ぶりの古都でした。

投稿者:route507さん (2017年03月16日 03:41)

食事会場は知り合いのお店を訪問しておりました。
繁華街や駅近辺からは少し距離がありますが、お勧めのお店です。リベンジの際にはぜひご利用ください。
岡の里、お疲れさまでした。わたしは30年くらい前に岡城を訪れたことがあります。たしかに坂の多い街並みだった記憶がありますので、コースは厳しそうですね。わたしは大分は「とみくじ」を予定しています。

投稿者:route507さん (2017年03月16日 03:41)

食事会場は知り合いのお店を訪問しておりました。
繁華街や駅近辺からは少し距離がありますが、お勧めのお店です。リベンジの際にはぜひご利用ください。
岡の里、お疲れさまでした。わたしは30年くらい前に岡城を訪れたことがあります。たしかに坂の多い街並みだった記憶がありますので、コースは厳しそうですね。わたしは大分は「とみくじ」を予定しています。