千葉マリンマラソン2018

何と18年ぶりにハーフの自己ベストを更新し、気持ち良くこのレポートを書くはずでしたが・・・。運営のあまりの体たらくぶりに憤慨しております。この大会に参加5回目のリピーターでしたが、次回大会から開催時期が変わることも加わって、今回を最後の参加にすることにします。案件への対応が大会公式サイトで後日発表されるそうですが、現時点では気持ちに変化が起こるとは思えません。

わたしが考える運営の問題点は三つ。

一点目、第一関門の制限時間が厳しすぎる。5km地点で35分という設定です。個人的にはこの設定ならまったく問題なくクリアするのですが、これが多くの問題を生んでいることは何年も前から指摘されています。初心者ランナーにとっては割と制限時間が厳しいうえに、スタートのロス時間を考慮するとますます厳しい。その結果、少しでも前からスタートしようとして過剰な申告タイムを生み、さらに当日のスタートブロック違反や不正な割り込みスタートを生み出しています。これは当事者の不正という問題だけでなく、正規の申告で正規の位置からスタートするランナーにとっては自分より極端に遅いランナーによって走路が塞がれてしまいます。5kmの関門を少し緩くするだけでこの問題は大きく改善すると思えるのですが、いっこうに改善の意思が見られません。今大会では、この問題に輪をかけるように荷物預けやトイレが渋滞してしまい、スタート時間に間に合わないランナーが続出。混乱に拍車をかけることになってしまいました。例年使用される千葉マリンスタジアム(ZOZOマリンスタジアム)が工事のため使用できず、勝手が違ったのだと思いますが、それを言い訳にできるものではありません。

二点目、紙コップが足りずに、ペットボトルの回し飲み。同行した参加者によると、給水所で紙コップが足りなくなり、ペットボトルの水を回し飲みさせられそうになったとのこと。今どきどこの誰だかわからない人と回し飲みなんて。これまでの経験で参加者数に見合うコップの数くらい推測できませんか。暑かったので水の需要が多かったのはわかりますが、それを見越して必要数を見積もるべきでしょう。主催者が甘いとしか言いようがありません。

極め付けの三点目、制限時間内なのにゴールさせてもらえないなんて・・・。真相は主催者から後日発表されると思いますが、制限時間に達していないにもかかわらず、ある時間からゴール手前(20.7km)で強制的にレースを終了させらてしまったようです。同行者の一人もこのトラップにはまってしまいました。がんばって走って制限時間内に帰ってきたのに、この仕打ちはあんまりです。係員にその場で異を唱えるランナーもいたようですが取り合ってもらえなかった模様。事態に気づき、自主的にゴールを目指したランナーもいたらしい。スタッフに何らかの錯誤があったのだと思いますが、その錯誤の原因まで追及する必要があります。また、打ち切られてしまったランナーにはせめて「20kmの完走証」を発行してもらいたいと思います。加えて次回の参加権も。最低でもこれくらいの措置は必要だと思います。この意思は何らかの方法で主催者に伝えないと気が済みません。

レース翌日にこの文章を書いていますが、書いているうちにまた腹立たしくなってきました。そんな中、ゲストランナーの高橋尚子さん(Qちゃん)が機転の利いた対応をとったことがSNSで共有されていることに気づきました。詳細はこちら。多くのランナーが救われた気持ちになったと思います。高橋尚子さんのすばらしい行動に敬服します。大会主催者は高橋さんに足を向けて寝てはいけませんよ。

前置きでヒートアップしてしまい長くなりましたが、本題(レース)に戻ります。

スタート時刻の2時間前に会場到着。今回メイン会場が変わるので何らかの混乱はあるものと思い、早め早めの行動をしていました。これが大正解。これだけ早かったので、トイレの行列も大したことなく、また荷物預けも待ち時間ゼロ。とてもスムーズでした。前回大会まではスタジアムの座席に荷物を放置し、貴重品は臨時設置のコインロッカーに入れる方式でしたが、今回は有料(200円)で預ける方式になりました。ビニール袋が配布されて、この中に荷物とナンバーを手書きで書いて入れ、ブロック別のエリアに自分で置く方式。置いたら所定の出口から出る方式で、出口では係員によるチェックを受けないと出られません。ナンバーは手書きじゃなくて郵送物に同封すればいいのに。他の大規模大会はそれが普通と思いますが。

会場は広い公園を使っているため、多くの参加者にとって俯瞰したレイアウトが頭に入っていなかったと思います。それを補助するだけの案内図や看板が充実していると良かったのだと思いますが、残念ながら不足しているし、わかりにくいものでした。入場からスタートブロック整列までスムーズに動けた人は少なかったのではないでしょうか。

スタート時間前にもう一度トイレに立ち寄り、10分前にはスタートブロックに着きました。ここでスタートを待ちます。それほど寒さは極端でなく、また風も例年より微弱でした。長袖シャツにTシャツ、アームウォーマー。下半身はタイツの上に短パン。他にネックウォーマーも用意してきたものの、寒がりな筆者でも暑くなりそうなので装着しませんでした(荷物に入れて預けました)。

スタート時刻である9時50分直前にスタートブロック間が詰められ、号砲を待ちます。号砲は一応聞こえましたが、おそらく後ろの方には聞こえていないレベルの音でした。号砲が鳴ったら、司会者がマイクで何か言えばいいのにと思います。

スタートライン通過は3分弱。まあまあのスタートが切れたように思います。しかし、本当の戦いはここから。前の方にいる遅いランナーを右に左に避けながら走ります。元々体が温まるまで自分のスピードにならないなので、スタート直後は遅くなっても仕方ないところなのですが、それでも前の方に遅い人が多すぎでした。遅いだけならいいけど、二人とか三人とか横に並んで走るのだけはやめて欲しい。壁を作っていることを自覚してください。この混雑の中でも通過した1kmのラップは5分50秒くらい。混雑の中では上出来です。

ここからは1kmあたり5分10秒くらいのスピードを目指します。本当はもう少し上げたいところでしたが、まだまだ混雑もあるし、体が温まっていないこともあるし、抑え気味にしておきました。これが良かったのかもしれません。このまま走り続けて、5kmのラップはグロスで29分10秒くらい。ネットで26分ですので、これも上出来です。

海浜橋交差点を左折して第一折り返し点を目指します。もう折り返したランナーが見えてきて、刺激を受けます。ちょっと気を抜くとスピードが落ちそうなので、気を抜かないように走ります。このあたりでは混雑はかなり解消してきました。体が温まってきたことで1kmあたり5分くらいのスピードに自然にあがっていました。7kmあたりの折り返しは落ち着いて接触など無く通過し、直後の給水もスムーズに取れました。汗をたっぷりかいた気がしたので、しっかりコップ1杯飲み干しました。再び1kmあたり5分のペースで再び海浜橋を目指します。海浜橋を再び左折ししばらく走ると10kmの計測。54分30秒。この5kmは25分強くらいで通過できました(公式ラップは25分22秒)。いい感じのスピード。これを18kmくらいまで続けられればハーフの自己ベスト(ネットで1時間50分)も見えてくると思い、気持ちを入れ直します。

10kmの第2折り返しを過ぎ、14kmで左折して稲毛海浜公園に入ります。その手前で高橋尚子さんがランナーを待ち受けていました。いつもの通りハイタッチをさせていただき気力が回復。これまで公園内は走路が狭く走りにくい印象を受けていましたが、今回はいつもより少し早い集団で公園に突入したせいかそれほど走りにくい印象は受けませんでした。右に左にカーブを繰り返しますが、スピードを落とさずにクリアできたと思います。公園の後半にある15km地点のラップも25分強をキープ(公式ラップ25分19秒)。公園の出口は17km過ぎですが、このままのペースを維持できればハーフの記録更新が可能です。しかしこのあたりで右足に肉刺ができ、痛みが出てきました。今回はいているソックスとの相性が悪いのかもしれません。過去にも(とみくじマラソン)このソックスのときに肉刺ができました。

しかし、今回は痛いなんて言っていられません。記録というのはできるときにクリアしておかないと機会を失うこともある。記録を目指してスピードを落とさないように走り続けます。19kmあたりで美浜大橋のアップダウンに差し掛かります。ここは確かに高低差はありますが、その距離はそれほどでもありません。300メートルくらいで登り切ってしまいます。今回はスピードを維持することができました。橋を過ぎるとゴール地点であるマリンスタジアムが見えてきます(今回はスタジアム前がゴールですが)。残り2kmくらいなので、もうネットで記録更新は確実。あとはグロスでも更新できるかどうか。グロスの自己ベストは1時間51分1秒。手元時計は1時間39分30秒くらい。このままいくと更新は可能だが、そのためにはスピードの低下は一切許されない状況。でもこれはチャンス。足を進めるしかない。

20kmのラップは25分30秒くらい(公式ラップ25分27秒)。橋や給水そして肉刺があってもスピードをほぼ維持できている。1kmあたり1秒くらい遅くなった程度。グロスの更新は「行けるかも」という気持ちから「行けると思う」に変わっています。スタジアム入り口で左折して駐車場などの敷地へ。ここからは昨年までとルートが変わりました。スタジアムが工事のため敷地内を走り抜けてゴールという設定。ゴールまでの距離感がわかりません。グロスの記録まで1分くらいを残して残り200メートルくらい(目測)。スタジアムの敷地内が意外と長かった。腕時計を号砲に合わせられた自信がないので不安でしたが、ゴールを駆け抜けたのは1時間50分50秒前後でした(公式記録1時間50分54秒)。グロスの自己記録をわずか7秒更新(笑)。ちなみにネットでは2分6秒更新。以前の記録が1時間50分ちょうどでしたので、初めての1時間40分台突入です。

走り終わったら300mlのアクエリアスをもらいましたが、あっという間に飲み干しました。やはり水分をかなり消費していたようです。参加賞のシューズケース(キャップから脱却した!)をもらい、チップを返却し、ようやく同行者(写真担当)と合流。想定より早くゴールしてしまったようで、今回は写真無しとのこと(笑)。せっかくの記録なのに残念。

今回更新したハーフの自己記録ですが、前の記録はグロス、ネットともに2000年の神奈川マラソンでした。実に18年ぶりの記録更新ということになります。18年前は今と違ってランニングやトレーニングの情報なども十分でなく、ただやみくもに走っていただけの時代でした。この頃に十分に考慮されたトレーニングをしていたらもっと良いタイムを記録できていたのでしょう。今となっては取り返しがつきません。次はフルの自己ベストを目指します。こちらはさらにさかのぼって1990年代の記録になります。

さて、ゴール後の導線ですが、こちらも大いに問題ありでした。まず、更衣室が狭すぎる。テント内は溢れていて、屋外で着替えている人も多数いました。繰り返すようですが、悪天候だったらどうするつもりだったのでしょう。更衣室待ちの行列ができていたことでしょう。しかも雨に濡れながら。天候という偶然の産物に頼ってどうするのか。それに加え荷物預けの安全性も疑問でした。自分で野ざらしの場所に置いた荷物をピックアップし、ビニール袋を開けずに出口でチェックを受ける仕組み。荷物置き場での開封は禁止されていました。まあこれでセキュリティは確保されているのでしょうが、200円のお金を払う方式としては安全性は弱いとしか言えません。監視している係員はいましたが、100%安全とは言い切れないレベルでした。

そんなこんなで自己ベスト更新の喜びも飛んでしまうくらいに問題の多いレースでした。次回から12月第一日曜日開催に変わると表彰式のアナウンスで発表していました。会場で配られた冊子にも同じことが書かれていました。毎回ゲストランナーで来てもらっていた高橋尚子さんはスケジュールが合うかどうか微妙らしいです。次回は高橋さんに救ってもらうわけにはいかなくなりますよ。

高橋さんの機転と行動力に救われたとはいえ、筆者はこの大会への参加は今回を最後にします。そもそも開催時期変更により、次回は参加できないことがもうほぼ確定してしまっています(松江マラソンと被ります)。他にも湘南国際と重なり、大阪や奈良、さいたまとも1週間違いになりそうです。何でわざわざライバルの多い12月に変更するのかわかりません。何か事情はあるのでしょうけれど。

ということで、参加5回目の千葉マリンマラソンさん、ありがとうございました。「20kmの完走証発行」の件を含め、主催者の公式発表次第で何か追記するかもしれません。

<追記 2月5日>公式サイトに「経緯報告」が掲載されました。コース責任者の勘違い(誤解)と走路員のミスが重なった結果ということです。真相はわかりましたが、なぜそのような誤解が生まれたか、掘りさげて検証する必要があるように思います。この大会では過去にも誘導ミスが発生したはずですが、そのときはどこまで掘りさげて検証したのでしょうか。何か根幹の部分に原因があるような気がしてなりません。この原因を追究しておかないといずれまた同じようなミスが起きてしまうのではないでしょうか。わたしの杞憂ならばいいのですが。なお、該当者には誘導ミスが無かった場合に想定される「記録」が掲載された記録書が既に送付され、さらに該当者は次回大会の参加費が無料になるとのこと。この点は良い対応だったと思います。

💬 コメント

投稿者:topsyureiさん (2018年01月26日 12:07)

PBお疲れ様でした。僕はもう50分は切れない状況です。マリンの他のブログは読みましたが上位者のでしたので速い人ばかりで殆ど大会や遅い人のケースには触れてませんで80分やら4/Kとかの話しです。制限時間内なのにゴール閉鎖やら走路が確保されていないのは全く理解できませんね。手慣れた大会の筈ですので何が原因なのでしょうか。
湘南と松江が重なるのは正直困りますね。松江は何度も行ったことがありますが第一回ですから。松江の大会日が変更になったのを知った時不味いと思いました。多分直前にならないと判断できないと思ってます。

投稿者:route507さん (2018年01月29日 04:37)

ありがとうございます。途中で50分切りができるのではないかと気づき、ペースを落とさずに走りきりました。次はフルを何とかしなければと思っています。
この大会の運営はいつも「?」が多いのですが、今回はそれが一線を超えてしまった感じです。
湘南もリベンジしたいのですが、松江と重なってしまいますね。わたしはおそらく松江を優先すると思います。松江は詳細がまだ発表されないので情報収集からですね。

投稿者:route507さん (2018年01月29日 09:20)

新しい情報はありませんが、12月2日が島根陸上競技協会のスケジュールにも記載されたようです。 http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1517207407702/

投稿者:route507さん (2018年02月05日 17:47)

主催者の経緯報告(下記URL)が公式サイトに掲載されました。これに対する所感を追記しました。 http://www.chibamarathon.jp/houkoku_180202_1.html

投稿者:route507さん (2018年02月05日 17:47)

主催者の経緯報告(下記URL)が公式サイトに掲載されました。これに対する所感を追記しました。 http://www.chibamarathon.jp/houkoku_180202_1.html