神奈川マラソン2024

朝から予報通りに雨が降っていて、予報ではあがるはずだった9時を過ぎてもあがってくれません。仕方なく傘を差して自宅を出ました。京浜東北線に乗れば会場の磯子まで1本で行けるのですが、雨対策で自宅最寄りの京急を利用して、横浜で乗り換えて磯子に向かうルートを選びました。磯子到着は10時ちょっと前。11時20分スタートなので余裕をもって行動しているつもりでした。この大会はコロナ禍の直前に開催された2020年の大会以来4年ぶりの開催であり、筆者も4年ぶりに参加することにしました。4年前のこの大会は筆者にとってはコロナ禍前の最後の大会でした。

会場最寄りの磯子駅に着いてもまだ雨が降り続いていて、傘を差して行動せざるを得ません。会場の日清オイリオの工場敷地ではグランド内にテントを張って設営した更衣室のほか、建物の庇下を開放していて、そういう場所では雨に濡れずに準備が可能でした。筆者も建物の庇下の階段上のスペースで準備を整えました。

会場の入り口。芝生のグランドに受付などが設営されていました

会場に着く前に気づいていたのですが、キャップを持ってくるのを忘れて、仕方なく会場内の販売コーナーで購入しました。めがねランナーなので雨除けに必要なのです。ちょっと痛い出費ですが、かなり古いキャップしかないのでちょうどよかったのかもしれません。と思うことにします。泊まりがけでなく日帰り参加なので気持ちが緩んでいたようです。いつもは持ち物リストを作って念入りに準備しているのですが、今回はそれを怠っていました。自宅を出る直前までいくつか忘れ物に気づき、そして結局忘れ物をしてしまうという失態。雨予報でやる気を失っていたのかもしれません。

この大会では手荷物預かりは有料でした。100円で荷物を入れるビニール袋を買い、荷物を入れたうえで袋に貼られたガムテープに番号を記入して預けます(といっても雨ざらしの地面に置くだけでした)。完走後に預け場所を出る際、係員が番号を照合する方式でした。番号の下2桁別に置き場所が割り当てられていました。ここの係員の方はもう少し参加者にフレンドリーに接することができないものでしょうか。

準備を完了し、トイレに寄ってからスタート位置に移動しようとしたのですが、これが誤算でした。スタート位置に向かう歩道がかなりの渋滞でした。どうもAブロックの大学生のサポート部隊やファンが歩道に集まっていて渋滞を起こしているようでした。Aブロックの脇を過ぎたらスムーズに流れるようになりました。筆者の割り当てられたDブロックに着いたのはスタート4分前くらいでした。

ここでもうひとつ誤算がありました。スタート位置は首都高の高架下なので、GPSウォッチがなかなか電波を捕捉してくれませんでした。結局スタート後しばらくしたところでようやく捕捉され、計測できるようになりました。事前に空が開けている場所でやっておくべきでした。

神奈川マラソン2024コース図(大会サイトから引用)

今回の服装は長袖シャツ2枚のうえに半袖Tシャツにアームウォーマー。これにネックウォーマーも装着。下は長タイツに短パン。このうえにダイソーのレインウェア―をかぶっているスタイルで、かなりの重装備です。気温が5度くらいの予報であり、寒いのが苦手の筆者はこれくらいでないと体が温まらないのです。最後までレインウェアを着たままでした。ただ、結果的にかなりの汗をかいていたので、もう少し薄着でもよかったのかもしれません。

スタート前の様子。かなりの密度です

11時20分、予定通りにスタートしました。先に書いたとおり首都高の下なので雨は気になりませんでした。もしかしたらスタート時点ではあがっていたかもしれません。結果的にキャップの購入は不要だったかもしれません。

最初は寒さもあってどうにもスピードが上がりませんでした。手元GSPウォッチの1kmのラップは7分台。いくら何でも遅すぎるのでGPSの誤差だろうと判断しました。これ以降、GPSウォッチは時刻だけを見ることにして、距離は気にしないことにしました。

国道357号の高架を上がったのが2kmくらいで、上がった先に給水ポイントがありました。ここではしっかりと水をいただきました。スタート前に給水サービスがあったかどうかわかりませんが、見つけることができませんでした(時間もありませんでした)。なので、ここでしっかり補給しておきました。このあたりでようやく体が温まってきて、通常の走り方ができるようになった気がします。

高架上のコースも基本的に首都高の高架下であり、景色を楽しめるような区間ではありません。首都高の下に一般国道の高架があり、三層構造になっています。大会のコースは2層目の一般国道です。自分の走っている高架の下をみると貨物列車の基地(?)が見えます。貨物列車好きの方には嬉しい光景かもしれません。そのまま進んでいくと体感で4kmくらいのところでスロープを降り、地上レベルに降りきったところで最初の折り返しです。折り返し後に再びスロープを上がると5kmの看板がありました。ここで時計を見ていたはずですが、あまりよく覚えていません。この折り返しの上りは最初の上りに比べて斜度が緩やかだったような気がします。

再び高架上を戻る区間(復路)になりますが、復路はバンクが若干気になりました。自動車専用道でカーブしているので、そういうバンク構造になるのでしょう。過去に参加した横浜マラソンで首都高のバンクで疲弊した経験があります。バンクはあまり嬉しいコース設定ではありません。復路も高架から見える景色はほとんどありませんが、本牧のプールが見えました。この季節なので当然ですが無人です。

復路の途中、往路の給水ポイントの反対側に相当する場所で給水がありました。給水はこの2か所で、トータル4回ということになります。少ない印象です。ここでもスポーツドリンクを補給させてもらいました。少し空腹感もあったのでカロリーのあるものが欲しくなりました。

スロープを降りて地上レベルの区間に入ったところで後ろから2周目を終えたトップランナーが近づいてきました。速いですね。周回遅れになりました。トップランナーは左のレーンを走り、1周目のランナーは右レーンに誘導されました。「ほうさい殿」で折り返し、2周目に入ります。

2周目に入ったところにあった「10km」の距離表示看板のところで自分の時計を見ると55分台に見えました。ネットでは53分台ということになります。かなりいいペースだと認識しました。しかし後から記録を見てみると実際の記録は10kmの通過は58分台(ネットで56分台)。ここまでの自分のペースを完全に勘違いしていました。どうやら距離表示がおかしかった(かなり手前だった)ようです。この時点では思ったより良いタイムだと認識していたので、1月のハイテクハーフより好タイムで走れると思っていました。

このあと、2周目の国道の高架区間に登るスロープに入ります。その手前で左側のレーンを走行していたトップランナーと右側レーンを走行していた一般ランナーのレーンが入れ替わります。事前に聞いていなかった(どこかに注意書きがあっただろうか・・・)ので、驚きました。走行スピードの違いが大きいので、これは非常に危険です。念のため後ろを振り向いてトップランナーが来ていないことを確認して左側に移ったつもりですが、割とすぐに右側をトップランナー(おそらく大学生)が過ぎ去っていきました。よく確認したつもりでしたが、実際には認識できなかっただけで後ろに速いランナーがいたのだと思います。危ないところでした。ランナーの交差は危険過ぎるので次回から止めて欲しいです。コースの再考をお願いしたいと強く思います。

2周目の上りスロープは10kmのタイムが思ったより良かったので(勘違いですが)、疲れを避けるために少し力を抜いて走りました。結果的にはこれがいけなかったのだと思います。必要以上にスピードを落としてしまいました。給水もいったん歩行に切り替えてしっかりと摂取しました。給水後はスピードを戻したつもりでしたが…。

体感14kmくらいで高架のスロープを降り、折り返し後に再びスロープを上ります。スロープを上ったら15kmの看板が出てくるかと思いましたが、なかなか現れない。先ほどのペース(ネットで10kmを53分)であれば1時間21~22分くらいで看板が現れるはずです。しかしなかなか表示が現れず、結局1時間26分くらいになったところでようやく15kmの看板が現れました。多くペースを落としたわけでもないのに、この5kmで31分かかってしまっている。そんなはずはないと思いましたが、この時点では10kmの表示誤りに気づいていないので理解ができていませんでした。

15kmの表示を過ぎてもバンクが続きます。ここは走路のいちばん右(バンクの最も高いところ)を走行しました。15km過ぎの給水は最後の給水になります。ここでもスピードを緩めてしっかり補給しました。反対側の往路には低体温(?)で手当を受けているランナーさんの姿が見えました。筆者はそうならないように厚着の対策をして走りましたが、少し汗をかきすぎたかもしれません。

スロープを降りて、ふたたび「ほうさい殿」で折り返します。たしかこの後は少しの距離の往復でゴールのはずと思っていました。割と狭い走路を進み、JFEのあたりで折り返します。このあたりで20kmの表示があって1時間56分台。この5kmも30分くらいかかってしまっています。そんなにペース落としていないのに。20kmの表示も正確だったのかどうか…。このままではハイテクの記録どころかネット2時間も危ないタイムです。急がなければ。

JFEの折り返し後はメイン会場の日清オイリオに戻るだけと思ったら、違いました。日清オイリオの前を通過して、さらにその先100mくらいの場所でもう一度折り返して、やっと日清オイリオの敷地に入ります。全部で6回の折り返しです。折り返し多すぎです。オイリオの敷地の入り口には段差があるので注意が必要です。

このままゴールして時計を止めると2時間2分台でした。ネットで2時間切れたかどうか、微妙なタイムでした。

ゴールのゲートを過ぎて、振り返って撮影

終了後、芝生グランドに移動してドリンクと完走タオルを受け取り、ゴールエリアに戻って預けた荷物を受け取りました。今度は芝生グランドに再び戻り更衣室テントへ。どんな導線を想定してたのだろう。参加賞の場所と更衣室テントの間にはロープが張られていて通行を妨げています。ロープをくぐって更衣室テントを利用しましたが、意味不明な導線です。

参加賞の受け取り場所。このあとゴールエリアに戻って預けた荷物を受け取る

今回から大会のコースが大きく変わり、一般国道の高架を使用するようになりました。首都高の下なので雨除けになってよいうえに、交通規制も以前のコースに比べて楽なのかもしれません。IHIの敷地にも入らなくなったので、IHIさんに迷惑をかけずに済むのかもしれません。しかし、いまひとつ好きになれないコース設定でした。折り返しを計6回、高架へのアップダウンを計4回、高架上は路面のバンクあり、高架からの眺めはほとんど無し、高架の継ぎ目のジョイントが危険、GPSの精度が落ちるのに距離表示が不足しているうえに不正確、会場の導線が悪い、スタート前の給水もない(見つからない)など、不満な点が多数ありました。良かったのは最寄り駅から会場が近いこととスタート時間が遅いので朝バタバタしないことくらいでしょうか。辛口のコメントで申し訳ないですが努力の余地があるように感じました。