横須賀・三浦みちくさウルトラマラソン2019

昨年DNFに終わった横須賀・三浦みちくさウルトラマラソン100kmですが、今年も懲りずに参加してきました。リベンジを果たすべく再び100kmに挑戦しましたが、季節外れの暑さに体が絶えきれず、71kmで自主的に終了しました。今年もDNFです。残念。

コースはヴェルニー公園(汐入駅近く)をスタート。大ざっぱに言えば三浦半島をここから時計回りに半周します。途中、南端の城ケ島にも渡ります。半周したところが71kmの関門であるソレイユの丘。ここからさらに湘南国際村方面を30km近くまわって、再びソレイユの丘に戻ったらゴールという設定です。ソレイユの丘(71km)の関門制限時間には間に合っていたのですが、これ以上の走行には体が耐えられないと思い、ここでリタイアしました。ゴールの制限時間まで3時間半を残していましたし、ここから気温も下がるはずなので少しもったいなかったという気もしますが、体がいっぱいいっぱいの状態でした。悔いはありません。

この日の気温は体感ですが30度以上あったのではないでしょうか。朝7時(20km)くらいまではまだ耐えられる状態だったのですが、気温の上昇とともに徐々に体が言うことをきかなくなり、30キロの手前の坂道で歩き始めてしまいました。そして30~35キロの間にあるトレイル区間は想定通りにクリアしたものの、この区間を過ぎたあとは満足に動けない状態になってしまいました。考えてみれば大会の3週間前、33kmの予定ルートを走行中、20kmを過ぎてからとたんに体が動かなくなり、このときは何とか予定していた距離を走り終えました。今回の状況はこのときとほぼ同じパターンだった気がします。30度前後のコンディションでは2時間を超えると体が動かなくなる。これが現在の力というか、体の状態なのでしょう。

ちなみに、今回は顔と首、両腕にしっかり日焼け止めを塗って参加しました。少しは肌のケアもしないと。帽子とサングラスも装着。持ち物はアミノ酸ジェル数回分、塩タブレット、スマホ(アプリで計測&写真撮影のため)、仕事用のスマホ(仕事の緊急連絡があるかもしれず・・・)、充電用バッテリー、ヘッドランプ(日が暮れるかもしれず)、コムレケア(足攣り対策)、小銭、200mlくらいのペットボトルに水。結構な量の持ち物になってしまいました。水は飲み干したらエイドで補充することにして、少量にとどめました。

レースは午前5時にスタート。スタート後は2回ほど歩道橋を渡ります。歩道橋による時間ロスが大きいうえに、信号待ちも加わって、なかなかリズム良く走るのが難しい区間です。わたしの場合は信号待ちは休憩と考えているのであまり気にしませんが、でもペースを乱されることにはなります。一般道を規制無しで使用しているわけで、これは仕方の無いことでしょう。5km通過は37分。ここは35分くらいを想定したので、少しロスしすぎでした。5km過ぎに最初のエイド。今回は積極的にエネルギーを摂取しようと思っていましたので、バナナなどいただきました。ペットボトルに水も補給。かなり汗をかき始めていましたので意識的に水を飲むように心がけました。10km手前のエイド(観音崎)にはパンがあったのですが朝食後に時間が経っていないのでスルー。食べた方が良かったかも。OS1を配布していましたが、これも荷物が重くなるのが嫌でスルーしました。すぐに飲んでしまえば良かったのかも。10km通過は1時間5分くらい。予定通りに通過。

ヴェルニー公園はバラが見頃でした
スタート前の様子
5km地点
馬堀市民プールのエイド
観音崎のエイド
エイド直後の10km地点

10kmを過ぎても汗をかきながら走る状況は変わらず。時々信号ストップで止まりますが、ときには点滅信号になってしまい、慌ててスピードを上げるような場面も。15kmまでの5kmは30分ちょっとで通過。徐々に体の動きは良くなっている感覚。でもこれは本格的に暑くなる前だけの話でしょう。17kmは燈明堂のエイド。掛け水用の水がありましたので、手持ちの手ぬぐいに水をかけてもらって首に巻いて走るようにしました。首の血管を冷やすと頭に流れる血液の温度が下がるようで、結構効果があるような気がしています。20km通過は2時間14分。予定より4分遅れました。エイドにいる時間が少し長かったかもしれません。信号待ちもありました。

15km地点
燈明堂エイド
20km地点

20kmを過ぎるとすぐに神明公園のエイドに到着しました。公園の中に設置されていて、飲み物や食べ物の種類も多く用意されていました。ここではコーラをいただいたり、カステラもいただいたり、フルーツも何種類かいただいたような気がします。やや長居をした感覚です。そしてこのエイドを出発したあたりから本格的に暑さを感じるようになってきました。体にずっしりとまとわりつくような暑さ。言葉で説明するの難しいですが、暑さのせいで体の自由度が落ちてくるような感覚です。思っているようなスピードにすることができなくなってきて、ちょっと苦しいなあという感じでした。いったん海岸沿いに出て、野比海岸を走ります。この辺りは海の景色を眺めながら走ることができました。野比海岸のエイドでも冷たい飲み物をいただきました。ここでは横須賀に因んで提供されたカレーパンもありました。もちろん美味しくいただきました。25kmは2時間54分。この5kmで40分かかっています。エイドの立ち寄りだけなどのロスだけではなく失速も始まっています。そしてコースは右折して海岸から離れ、武山のトレイル区間に向かうルートに入ります。ここからはいよいよ本格的な坂道。もう上り坂では無理はしません。京急長沢駅近辺の上り坂は歩き、トレイル区間に備えました。トレイルの手前のエイドでは飲み物とフルーツをいただきました。トレイルの間はエイドがないので、飲み物を飲んだ上でペットボトルにも補給しました。トレイル区間入り口近辺で30kmを迎えました。3時間43分。この5kmは50分弱かかっています。想定よりかなり落ちています。

神明公園のエイド
25km地点
野比海岸のエイド
野比海岸の遊歩道を走る
武山エイド
30km地点 トレイル区間に入ります

トレイル区間に入ります。昨年は予期していないトレイルのため面食らいましたが、今年はそんなことないく落ち着いて足を前に進めることだけ考えました。無理はしない。そして、転ばない。それを考えると必然的にゆっくり歩くようなスピードになります。三浦富士を登り、その後で武山頂上へ(?)。地理に詳しくないので違っているかもしれません。とにかく何とかトレイル区間を上りきりました。下りは階段状の部分は歩く、そうでないところだけ走る。これを繰り返して何とかロードに戻ると35kmのポイント。タイムは4時間30分。この5kmも50分弱。トレイル区間は無理しないことだけを考えていたので、これで十分です。問題はロードに出てから。津久井浜駅近くを通り、海岸線に戻ります。海岸線を進むとすぐに三浦海岸のエイド。昨年とエイドの場所が変わりました。見逃すところでした。ここでは「TKG」(たまごかけご飯)。このレースの名物の一つです。この季節に生ものはどうなのだろうというのもありますが、美味しくいただきました。ちょっと醤油を多めに。ステージでは有希さん(https://ameblo.jp/crales-yuki/entry-12464318490.html)がライブ中。ゆっくり聞いていたかったのですが、慌ただしく食べてすぐにコースに戻ってしまいました。そのまま三浦海岸の遊歩道を走り、突然階段を上がって一般道に出たところで40km。時間は5時間17分。また50分近くかかってしまっています。上り坂じゃないところでも失速している証拠です。それにしても暑い。

トレイル終了。一般道に出ると35km地点
名物のTKG!
暑さも最高潮の40km地点

40kmのポイントからしばらく南下を続けると、予定に無いエイドが現れました。エイド間の距離が長いので予定外のエイドを設置しているとのこと。飲み物のみの補給ですが冷たい水が大変助かりました。剣崎エイドまでが長いなあと思っていましたので。臨時のエイドなのに意外と長居してしまった気がします。手持ちのペットボトルにも水を補給してコースに戻りました。とは言っても上り坂は歩く、下り坂は走る。その繰り返しです。お昼時が近くなり気温はますます上がっている感じです。坂を上がったところにある45kmのポイントは6時間4分。ここも5kmで50分近くかかりました。ここから剣崎のエイドに向かうわけですが、ちらほらと足を痛めたり攣ったりしている人をみかけるようになってきました。エイドが往復コースの先端にあるので、多くのランナーとすれ違います。できるだけ声をかけあって励まし合う感じで進むようにしていました。剣崎のエイドで胡麻豆腐をパクリ。そして水や麦茶も補給。暑くなってきました。ここからは昨年と違ってやや内陸のコースを通ります。昨年は確か宮川大橋の入り口あたりが50kmのポイントでしたが、今年は内陸を通っている途中に50kmの表示がありました。宮川大橋は52kmくらいということになります。50kmのタイムスタンプは6時間50分。この5kmも5分近くを費やしています。全体の半分を走って、制限時間の半分弱。事前の想定では6時間10分のはずでした。既に40分オーバーしています。苦しい。

45km地点
剣崎のエイド
50km地点

50kmのポイントを過ぎるとすぐに宮川公園のエイドです。ここはもしかしたら食料など最大のエイドなのかもしれません。昨年は無かったような気がします。うどんなどありましたが喉を通る気がしなくて、食パンをつまんだり、フルーツをつまんだりして、最後に頭に水をかけました。少し生き返った気分です。ここでリタイアを申告しているひともいたようですが、ここは公共交通機関が無さそう・・・。どうやってソレイユにたどり着いたかわかりません。少しだけエイドで長居をしたうで、再スタート。すぐに宮川大橋に出ます。昨年はここでスマホを落としてディスプレイを割ってしまったことを思い出します。今年は落とさないようにストラップでリュックにつないでいます。ここからは城ケ島に向かいます。城ケ島大橋へのアクセスは信号待ちと坂道を通過しなければなりません。このロスが大きかった気がします。城ケ島大橋を渡って公園に入ったところが55kmのポイント。7時間40分でした。ここは50分かかりました。ここから下り基調になるはず。何とか挽回しなくては。城ケ島のエイドではハーブティーやパウンドケーキなどをいただきました。ケーキは口の中の水分を失ってしまう感じ。分かっていたのに食べました。再び城ケ島大橋をとって、三崎港に降りて行きます。ちなみに城ケ島内を灯台方面に往復するルートは、今年は無くなっていました。歩行者に迷惑そうだったので、良い判断だと思います。三崎港のエイドは観光施設「ゆらり」の中にあり、この施設の中は徒歩移動ということになっています(走るの禁止)。ロスが大きくなるのを織り込んでおかないといけません。エイドでは和菓子やお赤飯などありました。しっかりエネルギー補給をして、再スタート。お昼を過ぎて、最も暑いと思われる時間帯です。三崎マグロを食べに来たことがあるエリアを通過し、60kmに到達。8時間40分。この5kmに1時間かかってしまいました。エイドが2カ所あり、さらに歩行が義務づけられている場所もあるのでやむを得ないのですが・・・。体の動きが改善することも全くなく、ソレイユの丘に到達したらリタイアという気持ちがちらほらと浮かび始めました。想定より1時間以上遅れ、距離にして10km分遅れています。

宮川公園のエイド
55km地点
城ヶ島のエイド
三崎港のエイド
60km地点

60kmを過ぎると油壺付近を通って三崎口駅に向かうルート。気持ちの中ではあと10km走れば終了(リタイア)となっています。油壺に向かう道路は上り坂が多く、仕方なく歩くしかありません。目標を失っているも同然なので、すっかり気持ちも萎えています。途中信号待ちの先に「いなげや」が見えてきました。ここは昨年、自販機で自主エイドにした場所。今年も自販機で水分補給。ポカリスエットを買いました。冷たくて美味しい。その先にある65kmポイントは9時間28分。この5kmは50分近いペースに戻りました。このコンディションではこれが通常ペースなのでしょう。その先には引橋のエイド。テントに座って休める場所もありましたが、座ると根が生えそうなので座らずに水分のみ補給して通過。信号待ちが重なって大きくペースダウンしました。このエリアでは前を走る人がフラフラとまっすぐに走れて(歩けて)いない場面にも遭遇。危ないので後ろから見守っていましたが、何とか引橋のエイドに到着して座って休んでいました。自分もそうなる寸前かもしれません。また、三崎口駅に向かう路線バスの中にもランナーらしき人を見かけるようになりました。どうもバスで駅に向かい、そこからバスを乗り換えてソレイユの丘に向かう人がいたようです。筆者は意地で自分の足で移動しました。引橋をすぎてしばらくすると三崎口駅前を通過。ここで同居者が待ち構えていました。とぼとぼと力無く歩行しているところだったので、みっともない姿を写真に撮られてしまいました・・・。そのままソレイユの丘を目指します。ほどなく左折して丘に向かう道に入ります。70kmは10時間19分。この5kmも50分くらいかかりました。同居人と少し立ち話したので、実際には50分弱だっただと思います。ここからは丘に登る坂道。もう残りは1kmちょっとのはず。昨年はこのエリアでエイド目の前で距離調整の折り返しがあったりして、あまり良いコース設定ではなかったような記憶がありますが、ことしはその状況は改善されていました。最後の坂を駆け上がって(というほどのスピードではなかった)、ソレイユの丘に到着。10時間30分。

65km地点
引橋のエイド
70km地点。ゾンビが多数(笑)わたしもその一人です
ソレイユの丘エイド
アイスが美味い!
マグロの漬け丼。美味い!

ここから残り28.5kmを3時間半で走れればゴールに間に合いますが、今のペースでは無理。昨年の経験からこの後で気温が下がってくると少しは体が復活してくるとも考えましたが、それを加味しても制限時間内のゴールは絶望的です。いけるところまでいくという方法もありますが、あとに残る影響も考えてここをゴールとすることにしました。あと1時間早くこの場所にいれば続きを走ったと思いますが、暑さにやられてしまった感じです。エイドでアイスをもらって食べました。もう走らなくて良いという安心感もあったので、このアイスが美味しい!昨年はそれほどの美味しさでもなかったので、気持ちの持ち方なのでしょう。バスでソレイユの丘にやってきた同居人と合流後、少し座って休憩。63kmの部に出場した同僚をゴールで迎え、そして温浴施設で風呂。汗を流してさっぱりとしてから帰宅できます。風呂上がり後、楽しみにしていた「マグロの漬け丼」をいただきました。これは美味い。

シャトルバスで三崎口駅に移動。昨年は遅くなってしまったので、バスも終わってしまい散々待った末にワゴン車で駅に移動したはず。今年はほとんど待ち時間も無く、移動できました。リタイアして良かった(笑)。三崎口駅前のコンビニで発泡酒(リタイアしたのでビールはお預け)を買い、京急の車内で飲みながら帰宅。今回の結果は残念でしたが、この暑さでは仕方ないことですし、71.5km走れた(歩けた)ことの満足感の方が大きかったような気がします。来年再チャレンジするかどうか。これは難しい問題です。同じような暑さだと同じようにダメな気がします。せめて昨年並みの気候であれば何とかなるような気もします。暑くならないことに賭けて再チャレンジでしょうか。来年のエントリー開始は11月ごろのはず。半年間悩んで決めることにします。