富士登山競走2019(五合目コース)

富士登山競走(五合目コース)に参加しました。初参加です。10数分で締め切りになってしまった0次予選(エントリー)を無事勝ち抜き、参加することができました。前週に試走した結果、何とか制限時間内のゴールはできそうな感触を得ておりました。ただし、山頂コースへの参加資格である2時間20分切りはかなり難しいと思い、今回は満足できる走り方(歩き方)で時間内にゴールすることを目標に設定しました。

この大会は、今回から前日受付が必須になりました。このため会場近くに前泊する必要があります。主催者の言うには体を高地に慣らすためとのこと。仕方ないので、前日夕方に勤務を早めに切り上げ、新宿から17時30分の「あずさ」に乗りました。大月で富士急に乗り換え、受付会場近くの月江寺駅へ。会場には20時過ぎくらいに到着。締め切りは21時なので約1時間の余裕がありましたが、事故などで遅れるとぎりぎりになるかもしれません。すぐに受付を済ませ、再び電車で河口湖駅に。宿泊先のホテルは河口湖駅から徒歩で20分ほどかかるホテル。駅近くのコンビニで夕食と翌朝の朝食を調達。歩いてホテルに向かい、チェックインした頃には21時を過ぎていました。

宿泊したのは、大会の公式サイトで紹介されていたツアーによるもの。会場行きのバスがあるというのが売りだったので、まずはフロントで翌朝のバス時刻を確認。しかし何と山頂コースのスタート時刻(7時)に合わせたバス(5時発)しかない。筆者が参加する五合目コースは8時半スタート。ホテル発は7時で十分なはず。5時は早すぎる。結局、一般の人も利用するホテルのバス(河口湖駅行き)を利用して、電車に乗り継ぎ会場に向かうしかないことになりました。これ、ツアーの意味ないじゃん。ホテルも割高ですし。と言っても周辺のホテルはみんなこのツアーに抑えられてしまっているので、ここに頼るしかないのですが。

(後日談:ツアー会社は五合目参加者向けに6時40分発のバスを運行したそうです。ホテルにも伝えていたとのこと。ホテル側で周知できていなかったようです)

がっかりしたまま風呂に入って、コンビニで買ってきたおにぎり食べながら、配布された資料を見て翌朝の行動を再確認。さらにナンバーカードやICチップの装着、預ける荷物の仕分け(五合目行きと閉会式会場行きに)など諸々の準備。何だかんだで、寝たのは午前0時まわってしまいました。これでは受付でもらった冊子をしっかり読み込む時間なんて取れないですよ。前日受付のメリットを全く感じませんでした。会社員には厳しい制約です。

当日は朝5時に起床。6時50分発のホテルシャトルバス(河口湖駅行き)を目指して行動開始。事前に買ってきた朝食をとりながら(まだお腹空いてないが・・・)SNSをチラチラと見ていると、山頂コースが五合目打ち切りという情報が飛び込んできました。山頂コースに出場するラン仲間である同僚にLINEしてみたところ、本当に打ち切りが決まってしまったようです。せっかく練習・試走を繰り返してきたのに残念でした。朝食を済ませ、着替えやらトイレやら歯磨きやら一通りの準備を済ませたらもう6時40分。出発時刻ぎりぎりになってしまいました。ホテルをチェックアウトし、ホテルのバスで出発。ホテル滞在時間は9時間半くらい。大浴場も使ってないし、もったいない。予定通り電車に乗り継ぎ、最寄り駅から徒歩で15分くらいかかり、7時35分に会場に到着しました。スタートまで55分。まあ、移動時間はかかったし面倒だったものの、時間的にはいいかんじになりました。次回があれば、ツアーを利用するかどうか微妙なところです。適切な宿泊場所があればですが。

会場では荷物預け、もう一度トイレ、スタート前の給水などしているうちに時刻は8時。交通規制がかかりスタートブロックに整列が始まりました。来年の山頂コースを狙う人はスタートの位置取りにもシビアです。少しでも前からスタートしたいのでしょう。筆者は最後方のEブロック。ここで慌ててもしかたないので、ストレッチなどできるくらいの余裕がある後方に並びました。スタートを待つ間、スマホでSNSのチェックや写真撮影などしながら、脚のストレッチなどを繰り返しました。開会の挨拶、選手宣誓、気合のこもった「エイエイオー」などしてスタート時刻を迎えます。筆者のように時間内ゴールを目指している人は少なく、みなさん気合が入っている様子。緊張感もひしひしと伝わってきました。他の大会のスタート前とは雰囲気が違いました。

会場近くの交差点では富士山がチラッと見えてました
キャベツTシャツで参加
スタート待ちの様子

8時30分、予定通りスタート。会場到着時の空模様は曇りだったのに、スタート直前から曇っていた空が急に晴れ、強い日差しが突き刺さるようになりました。こんなはずじゃなかった・・・(暑い)。スタートすると約1kmはほぼ平坦。1kmを過ぎたくらいで2週間前の試走会のスタート地点だったポイントに差し掛かります。金鳥居のあたりです。スタートしてから約7分でした。1kmちょっとの場所で、スタートのロスがありますので、キロ6分を切っている感じ。これは少し突っ込みすぎ。ただ、ここからはずっと上りなので、いやでもスピードは落ちるはず。あまり気にしないでそのまま走ることにしました。そんな感じで上り坂の入りはキロ6分くらいだったと思います。コースを左折して国道138号に出たところで試走会でご一緒した方に遭遇。「がんばりましょう」と声をかけ、この時点では筆者が先行。右折して浅間神社の境内に入りました。ここで一回目の給水。約3kmの地点です。あまりの暑さに既にたっぷり汗をかき始めていました。しっかり水とスポーツドリンクを摂取。少し息切れが始まっていることが気がかりです。試走会でご一緒した方は、筆者が給水している間に先行し、しばらくは姿が見えていたもののやがて追いつけなくなりました。

ここから次のエイドである中の茶屋まではおよそ4km。上り坂とはいえたった3kmなので中の茶屋までは楽勝かと思いきや・・・。始まっていた息切れが少しずつ本格的になってきました。斜度が徐々に上がってきて、きつさを感じるようになります。斜度に連動して速度は落ち、おそらくキロ8分くらいまで落ちた気がします。ここまでは坂はともかく普通のロードレース。中の茶屋でもしっかり水分をとりました。もう汗だくです。

中の茶屋を出ると、一応は舗装道路ですが、かなり舗装が痛んだ状態で、路面に窪みがあるし、路肩には草の根っこなども横たわっています。かなり走りにくい。息切れ状態だったので、中の茶屋からしばらくの間、意識的に休憩時間を取りました。ただ立ち止まって休憩してしまうのはもったいないので、歩いているうちに呼吸を戻すことにしました。3分くらい続けてコース左端を歩き、胃切れが止まるのを待ちました。呼吸が楽になったところで再スタート。しかし、やはりすぐに息切れ状態に戻ってしまう。だめだこれは。馬返しまでは3km半くらいのはずなので、ちょっとがんばれば20分くらいで到着できるはずでした。しかし結局息切れしては歩き、30秒くらい歩いたらまた走る。これを繰り返すことになってしまい、何とか馬返しを目指す戦いに。結局馬返し到着は1時間25分くらい。中の茶屋から30分かかってしまいました。ペースとしてはキロ9分くらいだったと思います。というわけで馬返しに試走会のときよりは早く着いたものの、次回は山頂コースなどとは全く言えないペースになってしまいました。

馬返しのエイドでしっかり給水をとり、塩もひとつまみ取らせてもらいました。暑さにやられていた感もあるので、頭にも水をかけてもらいました。しかし、後から考えてみると給水の量も塩分の量も全然足りていなかったのでしょう。ちなみにコムレケアを馬返しの手前で摂取してあります。山道対策です。これまでコムレケアで脚攣りのケアは万全だったので。

と言う状態で、ここからは全く走れる気がしないので、ひたすら歩いて五合目を目指します。馬返しを起点として、「一合目」「二合目」「三合目」「四合目」「四合五勺」「五合目中宮」「五合目不動小屋」「五合目たばこ屋」という順番でポイントが続きます。これらのポイントには建物(建物跡)があり、目印の小柱が立っています。試走の結果、それぞれ10~15分間隔くらいなイメージでした。五合目が近づくほど間隔は近くなるイメージ。一合目まではまだ時々階段状に組まれた段差が出てくるくらいで、まだ急な斜面に毛が生えた程度。ここは小走りで行きたいところですが、そんな余力がない状態。ひたすら早歩きました。U字状にに水が流れた跡を走る(歩く)ような感じなので、なかなか追い越しも難しい。自分が遅いのがわかっているので、後ろから人が近づいてきたら譲るのが基本。時々一般の登山者もいますので、衝突しないように注意も必要です。

三合目のエイド(このエイドがラスト)で水とレモンを補給。ここを過ぎたあたりから、徐々に斜度が上がり、石が敷かれた区間が現れたり、段差が激しくなったり、山道らしさ本領発揮となります。ときどき現れる比較的緩やかな区間も走れませんでした。ひたすら歩くだけ。四合目を過ぎると、ポイントの間が近くなってきて、目指す佐藤小屋が近づいてくるのがわかります。一合目あたりから脚が攣り始め、時々立ち止まって落ち着いたらまた歩くのを繰り返していました。徐々に脚攣りの間隔が狭くなってきて、立ち止まる回数も増えてきています。心肺には問題ないのに、脚攣りに引っ張られて遅くなっているイメージです。五合目近くの舗装道路(林道)も走れない。試走のときは走れたのに。段差が激しいところは、膝に両手を添えて前身の力で上がりました。脚が攣った状態なので、おかしなところに脚を着かないようにすることにも注意していました。

「五合目たばこ屋」を過ぎて、再び舗装道路に出たら、これを横切り、もう少しだけ上がり、ついに佐藤小屋(ゴール)に到着。山道区間は1時間21分くらい。何度立ち止まったかわからないので、正味で言うと1時間10分くらいだったのでしょう。合計タイム2時間46分台でゴール。

ゴールの佐藤小屋前。ゴールした人、出迎える人など多数

目標は「満足できる走り方で時間内にゴール」ですが、時間内にゴールしたものの満足できる走り方とはほど遠いものになってしまいました。序盤のロード部で疲弊してしまい、馬返しまでも走り続けられなかったのは極めて不本意な結果です。暑さで疲弊したのがすべてでした。山道に入ってからの脚攣りもロード部で水分を失ったせいでしょう。いつもは効果を出しているコムレケアも今回は太刀打ちできなかったようです。暑さに順応できなかったことが失敗要因だった気がします。暑い日も雨の日も想定して、いろいろな環境下で試走してみる必要があるようです。

下界は何も見えません

ゴール後はスカイラインスバルライン五合目の駐車場のあるエリアに誘導されます。途中、水やバナナ、スポーツドリンクのペットボトルなど渡されます。預けた荷物(五合目行き)もここで受け取りました。ただ、着替えるような場所があるのかどうか、この時点ではもわからない(資料を読む時間無かった)。荷物を持ったままスカイライン五合目まで歩いて行くと、土産物売店兼レストランの建物にランナー用更衣室があることがわかり、ここで着替えを済ませました。ここにはシャワーなどは無いので、濡れタオルを預けた荷物に入れておいたのが役にたちました。顔や体から汗をぬぐい取れます。これだけでも汗まみれのままより気持ち良く行動できます。預け荷物には下着、Tシャツ、短パンに加えて長袖の上着も入れておきました。これも役にちました。

着替え後、山から下りるバスに向かいます。10分ほど歩いて下りたところにある駐車場がバス乗車エリア。ここに長蛇の列ができていました。バス待ちは30分以上かかった気がします。この間が何とも寒い。長袖を持っていてよかった。バスに乗り込んだ直後は暖かくてほっとしました。バスで五合目を出発後すぐに寝入ってしまい、体感的にはあっという間に閉会式会場に到着。実際には1時間くらいかかっていた模様です。前日受付の会場と同じ富士吉田市民会館(ふじさんホール)です。会場では吉田うどんは既に売り切れていました。残念。ビールとみたらし団子でとりあえずお腹を満たしました。閉会式会場に送られた荷物を受け取り、短パンの上から長いパンツをはいて、もうこの状態で帰宅することにしました。日帰り温泉でも寄ろうかという気持ちもあったのですが、少し距離があるうえに靴が濡れた状態だったため取りやめ。エイドで水をかぶった影響です。ランニングシューズの他には前日に仕事で履いていた革靴しかありません。スポーツウェア上下に革靴は・・・。ということで濡れた靴のまま帰ることになりました。極めて不快でしたが仕方ありません。

スカイラインスバルライン五合目の駐車場はみるみるうちに視界が悪化しました

閉会式会場で飲んだ富士山ビール

会場から徒歩5分くらいの月江寺駅から再び河口湖駅へ。河口湖駅構内のお店で吉田うどんと甲州ワインをいただきました。3年前の富士山マラソン後にもここでうどんを食べましたが、ここは美味しい。食事後に店内でお土産を物色しましたが、帰りのバス(予約済み)までまだ1時間あります。手持ちぶさたなので駅近くのセブンイレブンで100円コーヒーを買い、イートインコーナーでコーヒーを飲んで時間をつぶすなど。

河口湖駅で食べた吉田うどん(とワイン)

17時にバス乗車。予定では19時過ぎくらいに横浜駅西口に到着するはずでしたが、御殿場までの渋滞が長かった。東名もいまひとつ流れが悪い。そもそも中央の渋滞が激しいため、東名経由に変わったことも大きいのですが。20時過ぎに約1時間遅れで横浜に到着。横浜はかなりの雨でした。最寄り駅に傘を持って迎えに来てもらいました。ありがとうございます。