熊本県人吉市で開催された「第23回ひとよし温泉マラソン」(ハーフの部)に参加しました。昨年来の脚の痛みが治っていないどころか年が明けて痛みが増している状態でした。エントリーしていたものの、実際に行くかどうか直前まで迷っていました。参加した結果、走ったというか歩いたというか、関門にかからず、制限時間にも間に合いました。ボランティアさんや沿道のみなさんが明るく声をかけてくださる大変あたたかい大会でした。アフターの人吉温泉も最高!球磨焼酎も最高!良い大会でした。かなり寒かったのだけが難点ですが、これは仕方ないですね。以下、詳細です。
人吉市では2020年の7月に大雨により球磨川が氾濫して大きなダメージを被りました。この際に復興を祈念して寄付を兼ねたオンライン大会が開かれたのが今回参加のきっかけになりました。応援の気持ちでオンライン大会にエントリーさせていただき、同時に大会が復活したらリアルで参加したいと思っていました。大会は前年度に復活したのですが、他の予定と重なっていたため参加が叶わず、今回は念願が叶ってエントリーできました。
しかしながら昨年来痛めている左脚の状態がいまひとつの状態です。肉離れの痛みが戻っている状態で、ハーフの距離を走りきれる気がしないのが本音でした。遠征を迷いましたが、歩きを混じえて制限時間までにゴールまでたどり着ければよしと考えて参加することにしました。タイムは度外視です。
前日は早朝の便で鹿児島空港に到着し、バスで人吉市内に移動しました。熊本空港からのアクセスも検討しましたが、大雨災害以降鉄路が寸断されていて、やや不便なことがわかりました。そこで鹿児島空港を利用したという次第です。人吉では人吉城や青井阿蘇神社などを中心に市内を観光して過ごしました。
宿泊は人吉駅近くでしたが、大雨による鉄道の運休が続いており、人吉駅は駅としては機能していないようです。翌日にイベントを控えているのに閑散としていた印象でした。客待ちのタクシーもいません。それでもからくり時計の演奏時にはどこからともなく人が集まるのが不思議です。また、夕食時には入れるお店を探すのに一苦労するほどでした。市内にはそれなりに人が集まっているようでした。みなさんクルマや他の手段で訪問されているのでしょう。
当日朝はホテルで朝食後、7時50分過ぎに路線バスで会場に向かいました。路線バスは筆者たち以外に客はゼロ。ホテルにランナーっぽい人もいましたが、徒歩で会場に向かったのでしょうか。筆者は寒いのが嫌なのでバスにしました。
メイン会場は人吉城跡の広場を中心としたエリア。こちらに更衣室、荷物置き場、仮設トイレなどが設置されていました。アフター用の出店も数多く準備が進んでいて、お祭り会場のような雰囲気でした。ただ、スタート場所の案内が見当たらず、スタッフに尋ねました。走れる服装に整えたうえで荷物を所定の荷物置き場に置き、準備完了。あまりにも寒い(推定1度~2度くらい)ので、100円ショップのレインコートを着て寒さを凌いでいました。スタート前に脱ぐつもりでしたが、結局17キロ過ぎまで着たままでした(それほど寒かった)。
スタート場所はメイン会場から少し離れた税務署の前でした。裁判所や新聞社の支局などが並んでいるエリアです。城下町にありがちな風景です。近くにある中学校のグラウンドが開放されていて、みなさんここでウォーミングアップしていました。筆者も体が温まる方が痛みが少ないだろうと思い、ゆっくり何周か走りました(歩きました)。というよりじっとしていると寒かったのです(笑)。
9時30分、予定通りスタートしました。まずは球磨川にかかる大橋を渡り、すぐに左折して市街地方面へ。橋のアップダウンが少し負担に感じましたがまだ大丈夫です。できるだけ脚に負荷がかからないようにゆっくり走りました。市街地方面に向かうと応援の同行者がいました。スタート前に間違ってジェルとサプリを同行者に預けてしまったので取り戻そうかとも思ったのですが、事情を説明するのがめんどくさいのでやめました。ジェル、サプリ無しで走り(歩き)ます。がんばって走るわけではないので大丈夫でしょう。
3km手前くらいで市街地を離れて球磨川を渡りました。ここまでの市街地とは違って両側が林だったり畑だったり、一気に郊外の道路に変わりました。小刻みにアップダウンがありますが、それほどの負荷には感じませんでした。
4kmくらいで左に分岐します。ここからは最初の難関になります。球磨川の支流に沿って坂道を上り始めます。まだ序盤ですが、4.5kmくらいから坂がきつく感じたら歩くようにしました。ここで消耗してしまっては最後まで走れなくなりそうです。タイムは気にしないと書きましたが、4kmまで6分台をキープしていたラップタイムが7分台、8分台に落ちました。
坂を上って6km手前くらいで第一折り返しです。下り坂は何とか走りましたが、給水などではしっかり歩いて補給しました。坂を下りて8km手前くらいの交差点(4kmの左折jと同じ交差点)を左折、球磨川沿いに西に進みました。ここからは大きなアップダウンはありませんが、小刻みに小さなアップダウンを繰り替えします。実は苦手なパターンかもしれません。
10kmくらいから川と少し離れた道を進みますが、小刻みなアップダウンという傾向には変わりありません。両側が林になってますます肌寒く感じました。11kmくらいで右折して田園風景のなかを球磨川に沿って東へ戻るように進みます。12.5kmにある橋(紅取橋)で球磨川を渡ったところで折り返し。橋の上は比較的風が強く、橋の取り付け部分にはアップダウンもあります。ちょっと心が萎えるコース設計でした(辛口ですみません)。
来た道を折り返します。14kmで右折(11kmだったところ)、17.5km過ぎで左折(4kmだったところ)して市街地に戻っていきます。小刻みなアップダウンはときどき歩いたりして最後まで何とか維持できるように工夫して走りました(歩きました)。
市街地に戻るところで残り3kmくらいです。関門が気になり始めました(最初から少しだけ気になってはいましたが、本格的になったのはこのあたり)。関門の地点が19kmか19.6kmかどちらかだったのですが、関門タイムが2時間半だったことは覚えていました。19kmであれば余裕で通過できますが、19.6kmだとすると少し苦しいかもしれない。
結果的に関門は19kmだったことがわかり、スタッフから「もう関門は通過していますよ」と教えられて一安心。ゴールの制限時間まであと20分くらいあるのでもうフィニッシュできることはほぼ確実になりました。その瞬間、急に脱力して走れなくなりました(笑)。体は正直です。人吉大橋を歩いて渡り、人吉城跡に入ります。ここからはお客さんが多いので走り続けました。前日に見学した歴史館の前でフィニッシュ。タイムは2時間36分くらいでした。小布施みたいなゆっくり走るレース以外では自己ワーストかもしれません。昨年のキャベツマラソンより10秒くらい遅かった(笑)。
ゴール会場では暖かい「つぼん汁」をいただきました。「壺の汁」が変化によりこの名称になったようです。冷えた体が温まりました。ほかにおにぎりまで支給されて、至れり尽くせりです。改めてランチのお店を探す必要は無さそうです。
ひと休み後、上着を羽織って市街地に戻りました。路線バスはちょうどいい時間がなく、徒歩で戻りました。途中、良さそうな喫茶で休憩。こちらではサツマイモの天ぷらが提供されていました。おいしいコーヒーと「いも天」。あまりない組み合わせですがOKです。会場での飲食と合わせてランチとして十分な量になりました。ひとよし駅近くの温泉宿で「人吉温泉」も楽しませていただきました。時間をずらしたため混雑しておらず、よい選択だった気がします。
お土産ものの物色などした後、バスで鹿児島空港へ移動。大きな遅れもなく羽田に帰還しました。またしばらくランはお休みにします。