ぐんま100kmウォーク

5月11日(土)から12日(日)にかけて群馬県内で開催された「ぐんま100kmウォーク」に参加しました。ウォーキングイベントには初参加です。もちろん100キロ歩くのも初めてです。翌週に小田原から東京へ歩く東京エクストリームウォークが予定されていますが、こちらの方が先に日程が決まっていて、エントリーが始まっていたのでこちらを選択しました。

大会のコースは毎年元日に開催されるニューイヤー駅伝のコースに近く、前橋を起点に県内の平野部をぐるっと回るコースです。ニューイヤー駅伝は県庁がスタートですが、本大会は前橋市役所がスタート会場です。県庁のすぐ近くです。筆者は前橋駅から徒歩(20分くらい)でアクセスしました。参加にあたり不要な荷物を所定のビニール袋に入れて預け、歩く服装と持ち物の準備が完了しました。半袖Tシャツに短パン、シューズはランニング用のNovaBlast2を選択しました。昨年の「あかぎ山100」や「四万十川」で100kmウルトラマラソンを共に走り抜いてきた「盟友」です。今年の南房総75kmでも履きました。今回はウォーキングで100kmにつきあってもらいます。かなり痛んできたので、この大会をもってお役御免となる見込みです。持ち物はリュックの中に長袖ロングTシャツ、雨対策兼防寒用ウェア上下、モバイルバッテリー、飲料水(約500mL)、ヘッドランプ、自光式リフレクターなど。かなりの重装備になりました。重量感を感じるレベルですが、夜に気温が下がることを考えると必要になってしまいます。モバイルバッテリーはできれば持ちたくないですが、スマホやGPSウォッチのバッテリーが切れてしまう可能性が高いので仕方なく持ちました(実際、両方とも一度充電しました)。

スタート会場ではスポンサー様提供のドリンクを配っていました。個人で500mLの水分持参を呼びかけているなかでこれは不要な提供だと感じました。荷物が増えてしまいます(重くなります)。開会式では「群馬県住みます芸人」のアンカンミンカン富所さんが台上で注意ポイントを説明されていました。富所さんは過去に参加経験があり、そのときの失敗談も含めてお話されていました。今回は開会式、コース上での応援、各エイドでの食料配布、コースのゴミ拾い、そしてフィニッシュ会場のイベントなど最初から最後まで大活躍でした。

富所さんの説明を聞く参加者さんたち
スタート待ちの様子。いい天気です!

予定通り朝9時にスタートしました。といってもひとりずつビブスに貼られたバーコードを読み取ってもらってから会場を出るので、実質ウェーブスタートでした。筆者は9時13分に会場を出発しました。ちなみにビブスの材質の関係でバーコードのシールが剝がれやすく、上から貼って補強する透明シールが配布されていました。

次々とスタートする参加者さんたち

スタートしてすぐに国道17号に出ます。ここは前橋と高崎を結ぶ群馬県内の大動脈にあたります。歩道橋で道路南側に渡り、国道17号の左側歩道を歩いていきます。ほどなく群馬大橋で利根川を渡ります。上毛かるたの「と」の絵札にも採用される前橋らしい風景です。

利根は板東一の川

そのまま進み新前橋駅付近を過ぎ、関越道の前橋インター近くに差しかかります。この近くには30年くらい前に家族が大変お世話になった病院があります。久しぶりに病院を見ましたが、建物自体は変わっていないようですね。その節は本当にお世話になりました。このあたりで高崎市に入りました。

お世話になった病院。建物は変わっていないようです

そのまま国道17号を高崎市街地に向かって進みます。問屋町のあたり、下小鳥町交差点で国道から左に入り、北高崎駅方面に向かいます。ニューイヤー駅伝はもっと先(和田橋のたもと)で左折するので、ここは少し違ったコースになります。

北高崎駅近くにはオランダコロッケで有名な平井精肉店があります。立ち寄って自主エイドにしようかとも思いましたが、まだお昼前なので自重しました。このあと高崎神社の前を過ぎ、高崎郵便局、高松中学校などなじみの深い場所を通りました。筆者にとっては出身小学校、中学校の校区です。高松中学校ではスキーの選手が全国大会に出場するという垂れ幕が掲示されていました。高崎でスキーとはすごいですね。がんばってください。

オランダコロッケ食べたことないので食べてみたい
高松中学校には全国大会出場を祝う垂れ幕

11時25分頃、高崎市役所前のエイドに到着しました。ここでは飲み物のみが提供されていました。小麦の街(パスタの街)としては少し寂しいエイドです。イチゴジュースをいただきました。

高崎エイドの直前には旧スズラン高崎店が見えました。高崎のシンボルともいえる建物が無くなってしまうのは惜しい限りです
高崎エイドではイチゴジュースをいただきました

高崎市役所を出ると高崎の中心街を通過します。筆者の出身町内も通りました。実家向かいの商店前で店主と話し込む時間もありました(のんびりし過ぎ)。話し込んだついでに差し入れまでいただいてしまいました(笑)。こういった大会などにさほど関心が無い人と話すとわかりますが、100キロという距離感は想像つかないですよね。一般的に見て100キロ歩くって普通のことではないと思います。ちなみにこの時点ではまだ13キロくらいです。高崎市街地ではこの後、家族からも応援いただきました。ありがとうございます。

筆者が生まれ育ったエリアです

高崎市街地から高駒線(高崎駒形線)を東へ進み、徐々に郊外に出ます。郊外型のお店や田園風景が多くなりました。そんななかで「う玉屋」というお店に多くの参加者が立ち寄っていました。うずらの卵を使ったスイーツのお店です。興味はありましたが時間がもったいないのでスルーしました。後から知ったのですが、本大会の協賛店で、割引価格で提供されていたようです。郵送物に割引券が同封されていました。それで立ち寄る人が多かったのかと納得しました。

う玉屋さん。多くの参加者さんが立ち寄っていました

高崎インターを過ぎ、高崎市から出る直前に萩原町のファミマ前にエイドが設置されていました。ここには13時頃に到着。18キロの地点になります。このエイドではおにぎりと味噌汁をいただきました。お昼の時間を過ぎて、かなり空腹を感じ始めた頃だったので嬉しいエイドでした。

空腹を感じていたのでおにぎりが嬉しい

エイドを出ると高崎市から再び前橋市に入ります。このあたりはショッピングモール的なお店、スーパー、量販店などが立ち並びます。高崎市内からずっとそうですが、道路右側の歩道を歩いています。そろそろ高駒線にも飽きてきた頃、コースは右折して少しだけ南下します。この途中で玉村町に入ったようです。

玉村に入ったあたりに「たまむら豆腐」の店舗があり、ここも「う玉屋」と同様に参加者が立ち寄っていました。基本的に豆腐屋さんですが、アイスやスイーツも販売されているようです。ここも大会の協賛店で割引価格で購入できたようです。こちらも大会後に気づきました。

たまむらとうふさん。ここも多くの参加者が立ち寄っていました

続いて目の前に「万寿屋」の看板が見えてきました。万寿屋といえば群馬テレビのCMでおなじみでした。動かない画面に合わせて「雨に濡れても」の音楽が流れ、「雨の日のお買い物は・・・」とナレーションの入るCM。雨が降ると買い物に制約が生じるクルマ社会の群馬らしいCMでした。というようなことを思い出しながら歩いていました。ただ、ここの万寿屋はガソリンスタンドのみ経営していて、スーパーとしての営業はされていないようです。店内を覗いてみようかとも思ったので、少し残念でした。

万寿屋さんはガソリンスタンドのみの営業でした

本題に戻ります。万寿屋を過ぎてさらに南下し、玉村大橋に差しかかる手前でコースは左折します。ここからは東方向に進みます。歩道が少し狭くなり、歩きにくくなりました。意外と多くの「切り下げ」があり、つまずかないように注意が必要です。

このウォーキング中には極力全部の市町村境の看板とマンホール蓋を撮影しようとしていました。前橋から高崎、高崎から前橋、前橋から玉村についてはそれぞれの市町境の看板を見つけることができませんでした。残念です。また、前橋や高崎のマンホールはこれまで数多く撮影していますので割愛しました。実質的に玉村町のマンホールからスタートなのですが、いくつかの撮影候補をスルーして、ようやくマンホール写真を撮った直後に伊勢崎市との市町境となる奇跡。スルーした理由は日陰の位置や枯れ草が乗っているなどです。危うく撮り損なうところでした。

玉村町のマンホール
伊勢崎市に入ります

伊勢崎市に入ってからもひたすら東方向に向かいます。あまり景色に変化はありませんが、他の参加者の会話のなかからそろそろ次のエイド(伊勢崎市役所)が近いことがわかりました。

16時5分頃、伊勢崎市役所のエイドに到着しました。33kmのポイントになります。ここはチェックポイントにもなっていて、ビブスのバーコードを読み取ってもらいます。名前を確認されました。エイドの食品にはキュウリとバナナが配られていました。バナナには一本一本に参加者を励ますメッセージが書かれていました。ありがとうございます。あまり長居をせずに出発しましたが、その前にトイレに立ち寄りました。市役所の建物内のトイレを開放していました。こちらもご厚意がありがたいです。個人的にはトイレ1回目になります。スタートからここまでの7時間ノートイレでした(笑)。

バナナと…
キュウリをいただきました
伊勢崎のマンホール

伊勢崎市役所を出るとコースは南向きに変わります。広瀬側にかかる橋(伊勢崎大橋)からは大型スーパーのベルクが見えました。埼玉に浸食されてますね(笑)。ひろせ町交差点で左折します。ここからは太田に向けて国道354号をひたすら東進します。当初は道路左側を進んでいきましたが、東武線の線路と交差するポイントで道路右側に移りました。道路両側にはとりせん、フレッセイといった大型店がある一方で、個人経営と思われる八百屋さんなどもあり、それなりに変化があって飽きません。店舗以外の場所は麦畑が続いていました。

この近辺で若干の問題があったのは歩道の路面でした。路面のひび割れから生えている雑草の根がつまずきそうなほど固く頑丈で、慎重に足を運ぶ必要がありました。まだ明るい時間帯だったので転倒などはありませんでしたが、暗くなってくると危険だったかもしれません。一部の雑草は刈って手入れした跡も見受けられましたが、ひび割れから生えている根の部分は対策が難しそうです。

路面のひび割れから生えてくる雑草につまずきそうです

徐々に日が落ちてきて薄暗くなってきました。18時過ぎくらいに太田市に入りました。おそらく旧尾島町のエリアだと思います。さらに進んでいくと道路際のコンビニの駐車場にエイドが設置されていました。ミニストップ太田尾島店です。45kmくらいの地点になります。18時45分くらいでした。ここでは豚丼が提供されていました。おにぎり以来の腹にたまる系の食べ物になります。お腹がすいてきたタイミングだったのでありがたくいただきました。ただ、写真の見た目ではわかりませんが、「つゆだく」になっていて割り箸だけでは少し食べにくい気もしました。

エイドのごちそう「豚丼」

日没時刻を過ぎたので、エイド滞在中にヘッドランプを装着して、点灯しました。大会スタッフが参加者に点灯を呼びかけていました。このあたりまでは特に身体的な問題なく歩いてきましたが、このあたりから少し様子が変わってきました。どこか特定の場所が痛いというわけではないのですが、下半身全体が重く感じ始めました。足はしっかり動いていますが、少しだけきつい感じがしてきました。

足を進めていくと歩道右側にビッグモーターの店舗が見えてきました。もしかしてと思って店舗前の街路樹を見ると、この店舗の前だけ街路樹が若い。後日調べてみると、やはり問題を起こした店舗でした(上毛新聞)

自分のスマホの影が映り込んでしまいました。明らかに街路樹が若い…

そのまま国道354号を東進し、国道407号との交差点(西矢島町南交差点)を左折して、ここからは太田市街地方面に向かって北上します。この通りはロードサイド型のお店が立ち並び、かなり賑わう街道です。市街地から離れたこういう場所が賑わっていることにクルマ社会の神髄を見たような気がしました。54km過ぎ、時刻にして20時45分、太田市役所のエイドに到着しました。前のエイドから2時間くらい経過しているとはいえ、豚丼の次のエイドなのにおにぎりが提供されていました(笑)。序盤はエイドが貧弱なイメージがありましたが、中盤から急に充実してきた感じです。おにぎりとフルーツをいただきました。なお、少し寒さを感じるようになってきたので、このエイドで長袖にチェンジ。半袖Tシャツにビブスを装着していたので、いったんTシャツを脱いで長袖を着用し、その上に再びTシャツを着ました。このエイドはチェックポイントにもなっていました。無事通過です。

フルーツと…
おにぎりをいただきました

太田市役所を出てすぐに右折しました。ここからは店舗の数がぐっと少なくなり、歩いている参加者もばらけているので寂しい歩行になってきました。それに加えて立体的な道路構成のなかを進むので、あっちへ向いたりこっちへ向いたり、なかなか進行方向を理解できなくなってきました。何度か道路の交差を通過しているうちにコンビニ前のエイドに到着しました。七日市のエイドです。時刻は22時50分頃で63kmくらいの地点になります。だいたい2時間で10km近く進むくらいの速度を維持しているようです。ところどころの信号待ちを含んでいます。このペースでいけば、多少速度が落ちても午前7時台には終わるでしょう。かなり具体的な予想がつくようになってきました。歩き始めた当初はまったくペースが読めなかったので、終わるのが朝なのか昼間でかかるのか予想がつきませんでした。

ここのエイドでは玉こんにゃくが提供されていました。こんにゃく自体には栄養はありませんが、出汁が塩分補給になっているのかもしれません。美味しくいただきました。エイドで参加者を応援されていた富所さんと写真を撮らせていただきました。

たまこん!
限界あるよ

七日市のエイドを出て歩いているうちにさらに寒くなったので雨対策兼防寒用のモンベルのレインウェアを羽織りました。ただし、ビブスが見えるように前は開けた状態です。下半身は短パンのまま変わらず。日付が変わる直前に桐生市に入りました。日付が変わって30分ほど過ぎたところでコンビニに立ち寄りました。店舗でトイレを借り用を足しました。この大会2回目のトイレストップです。借りるだけでは申し訳ないのでペットボトルのコカ・コーラを購入しました。少し眠気も感じるので目覚ましにもなるかと思いました。ただし寒さが増すような気もします。なぜかパトカーの警察官がお店の前にいました。何があったかわかりませんが……。なお、このコンビニを出た直後に群馬発祥のコンビニ「さくらみくら」がありました。先に気づいていればこちらに立ち寄ったのに……。残念です。

桐生市に入ります

コンビニを出た後、右折後に渡良瀬川を渡る橋を通りました。橋の上は風が通り抜けてなかなかの寒さを感じました。何度か右折・左折をしたところで桐生市役所近くの店舗駐車場に設営されたエイドに到着しました。ここは桐生のエイドで、72km地点くらいです。時刻は午前1時くらいになりました。歩き始めてから16時間が経過しています。本格的に寒くなり、上下ともに防寒兼雨対策で持っていたウェアを着ました。リュックが重くなるのを覚悟して持ってきてよかったと思います。ビブスが見えるようにTシャツをウェアの上に着用しました。エイドではおにぎりと豚汁が提供されていました。少し食べ過ぎている気もしたのでおにぎりは遠慮して、豚汁(少なめにお願いしました)だけいただきました。と思ったのにバナナにも手をだしてしまいました(笑)。このエイドはチェックポイントになっていて、無事通過しました。

豚汁をいただきました(少なめに盛ってもらいました)
おにぎりは回避してバナナをいただきました

桐生のエイドを出ると、再び渡良瀬川を渡りました。ここからは真夜中の赤城山のふもと(笠懸、赤堀あたり?)を通って前橋に向かいます。このあたりは土地勘が無さすぎるので、場所のイメージが摑めませんでした。そして時折り前後に誰も見えなくなってしまったり…。Googleマップでコース図と現在位置を確認していました。その都度、コースを外れていなくて一安心という感じです。ときどき沿道の住宅の飼い犬が参加者に反応している。警戒なのか歓迎なのか不明ですが、鳴き続けていました。こういうのは大会に対する苦情になるかもしれないと思いました。参加者が騒いでいるわけではないのでご理解をいただきたいところですが……。

桐生のマンホール
笠懸町(現みどり市)のマンホール
ぐんまちゃんのマンホール。これは県の施設でしょうか?

午前3時少し前に80kmの笠懸のエイドに到着しました。ファミマの駐車場に設営されていました。ここのミネストローネが美味しい。ここまで基本的に座らずに食べるようにしていましたが、ここはストーブを取り囲むように座って食べている参加者がほとんどで、筆者も同様でした。ミネストローネとストーブで温まりました。エイドを出る前に店内のトイレに立ち寄りました。3回目の用足しでした(これが最後の用足しでした)。このエイドはチェックポイントにもなっていてバーコードの確認があったと記憶がありますが、後に公開された記録の一覧には掲載されていませんでした。

午前3時のミネストローネ。暖まりました

引き続き暗い街道を黙々と歩いていきました。ときどき他の参加者に追いついたり、逆に追い抜かれたりしますが、暗いこともあってほとんど言葉を交わすことはありませんでした。4時半くらいから空が徐々に明るくなってきました。黙々と歩いていたことで気持ちが沈んでいるような感覚でしたが、明るくなってきて気持ちが回復してきました。また、周囲の参加者との会話も復活してきました。

伊勢崎市に入ります
タイムスタンプは4時16分。明るくなってきました
旧赤堀町(現伊勢崎市)のマンホール
群馬の誇りペヤングの広告看板

コース右側には朝の赤城山が見えます。「晴れやかな~赤城の朝は~」と、群テレの一日の放送の最後にかかっていた群馬県の歌が思い出されます。そんなのは筆者だけかもしれません。群馬のシンボル赤城山ですが、どこから見るのが好きか、アンケートを取ってみたりすると面白いかもしれません。意外と角度によって見え方が違うような気がします。特徴的な裾野も見え方が違うということに気づきました。

70キロを過ぎてからはスピードを抑えめにしようと試行錯誤していました。残りの30キロを消耗することなく完歩するための試行です。ピッチを落としてみたり、歩幅を短めにしてみたり、いろいろ努力してみるのですが、結局元の歩き方に戻ってしまいます。なかなか速度のコントロールがうまくいきません。結局、その時点で可能な速度よりちょっと遅いというレベルで歩く状況が続きました。そういうこともあって、結果的に速度は少しずつ低下してきました。ただしコントロールがうまくいったわけではなく、疲れにより自然な減速というのが実情です。まあ、それはそれでいいのかもしれませんが。

朝日を背中から浴びるのでこういう影が見えます

5時半少し前に二之宮のエイドに到着しました。セブンイレブンの駐車場で、90km地点になります。前のエイドから2時間半近くかかっていますが、エイドに少しだけ長居したことと速度の自然減が重なったものと思います。このエイドではパンが提供されていました。セブンイレブンのロールパンです。筆者はこのパンが大好きです。2個目もいただいてしまいました。

セブンイレブンのロールパン。筆者の好物です

もう残り10kmです。8時前くらいには終わりそうですが、さすがに90キロ歩いてきているので下半身が重く感じられます。少しずつ速度が落ちているのも感じます。近くを歩いていた参加者さんから実際には100kmちょっとあるという話を教えてもらいました。国道50号を起点に向かって歩いているわけですが、フィニッシュ地点は起点から少し先になります。この大会の100kmは国道の起点くらいに設定されているのではないかとのこと。だとすると1kmとは言いませんが、100kmよりちょっと先になります。そんなこともあるので、これまで以上に意識して抑えめに歩きました。

赤城山の裾野を見ながら歩きます

6時くらいになりました。朝日を浴びていたら気温が上がってきたのを感じたので防寒着を脱ぎました。ベンチか何かあるとよかったのですが、見当たらないので歩道の脇にちょっとした階段があるところを使って脱いだ服をリュックに詰めるなどしていました。歩道上だと他の参加者さんの邪魔になりそうだったので。これで長袖Tシャツのうえに半袖Tシャツ、下半身は短パンに戻りました。この服装でフィニッシュを目指します。通過するクルマのドライバーさんから時々応援の声がかかります。手を振って応えてました。

残り5kmくらいで先が見えてきたので少しスピードを上げました。ナチュラルに感じられる速度から少しだけ力を入れて歩く速度にしました。いったんは距離が離れた参加者さんの集団を抜き去り、ゴールに向かいました。ただし前橋市街地に入ると、信号待ちの回数が増えて時間ロスも大きくなります。

前橋市街地を進んでいくと最後の最後に前橋駅前近くの歩道橋を上るコース設定になっています。映画「クライマーズ・ハイ」のロケ地としても有名な歩道橋です。前橋の名所のひとつといえるのではないかと思います。この歩道橋を渡るとは最後まで楽しませてくれますね……(褒め言葉です)。歩道橋を降りると残り1km弱くらいです。進んでいくと、フィニッシュ会場の前橋市役所前で手を振って案内するスタッフの姿が見えてきました。7時40分くらいに無事フィニッシュ。所要時間はネットで22時間半くらいでした。感動のゴールというよりは「やっと終わったー」という感覚の方が強かったと思います。

前橋の名所である歩道橋。最後にこれを上らせるとは…
スタッフが手を振って待ち構えています。まもなくフィニッシュ
感動のフィニッシュ!(実はしばらくしてから撮ってもらった写真です)

フィニッシュ後、会場で豚汁をいただきました。エイドで提供した豚汁の残り物だそうです。豚汁を振る舞ってくれたのはアンカンミンカン富所さん。長丁場のご対応、本当にありがとうございます。筆者はこれで帰れますが、富所さんは制限時間(13時……あと5時間以上ある……)までは少なくともお仕事が続きます。移動しながらの応援、ゴミ拾いなど本当にお疲れさまでした。

豚汁うまー

フィニッシュする参加者が一段落したタイミングでゴールテープを持ち上げる写真を撮らせていただきました。「やらせゴール写真」です。FB等のSNS用にします。ちなみに会場には着替える場所がなかった気がしますが、どこかにあったのだろうか?筆者はビブスを外して防寒に使用した上下着衣を再び着ただけなので、更衣室は不要でしたが。

誰もいないタイミングでも撮影

さて、この後どうするか。前橋駅前の温泉はまだ営業時間ではないようです。開店時間まで駅前近辺で時間をつぶそうかとも思いましたが、起きていられる自信がないので、温泉は諦めて実家のある高崎に戻りました。前橋駅から高崎駅まで電車で約15分ですが、この間は完全に寝落ち状態でした。高崎が終点でよかった。実家で風呂に入り下半身に水シャワーでアイシング。風呂に入る前は全身がコチコチ状態だったところ、かなり回復しました。ぎこちなく這うように移動する状態から普通の動きに戻りました(と思います)。

一息入れてから家族とランチに出かけ、ついでに新しいスズラン(地元百貨店が移転、新装オープンしました)を見るという本日の目標もクリアしました。そして夕方には無事、横浜に帰宅できました。湘南新宿ラインのグリーン車を利用しましたが、ビールを飲み始めたらあっという間に寝落ち。横浜までの体感はあっという間でした(笑)。

丸一日(24時間近く)体を動かし続けたのは初めての経験でした。今後再びやるかどうかわかりませんが、学ぶことの多い体験でした。それにしても土日が短く感じられました。1日しか経過していない感覚です。