あおもり桜マラソンに参加しました。2020年に第1回大会を予定していた大会でしたが、直前にコロナ禍が始まり残念ながら中止になりました。2021年は前年のエントリーが有効なまま引き継がれましたが、コロナ禍が治まらず中止。前年のものを活用した参加賞などが送付され、参加料も一部返金されました。2022年は第1回大会が開催されたものの、青森県内在住者に限定で開催されたため、参加は叶わず。今回が県外からの参加者も募る、初の本格的な開催となりました。もちろん筆者も満を持してエントリーしました。
青森県の大会参加は弘前・白神アップルマラソン、本大会の前身であるAOMORIマラソン(ハーフ)に続く参加となります。青森には仕事の関係で何度も訪れており、そこそこ土地勘もあります。市街地の街並みやお店も少しは頭に入っています。それだけに今回の遠征はとても楽しみでした。
当日朝は青森駅から会場(野木和公園)へ向かうシャトルバスを利用しました。天候は雨です。雨の中を公園で長時間過ごしたくなかったため、青森駅近辺でぎりぎりまで過ごすことにして、屋根のある場所で次々と発車するバスを見送っていました。この判断が吉と出たのか裏目に出たのか微妙なところで、駅前で過ごしているうちにシャトルバスを待つ長蛇の列ができてしまい、列に並んでから乗り込むまでに15分くらいかかってしまいました。この結果、スタート会場で想定以上に持ち時間がなくなってしまい少し焦りました。ただ、雨はやや小降りになっていて、その点は見込み通りでした。
スタート会場の野木和公園は桜がとてもきれいに咲いていました。ほぼ満開だったのではないでしょうか。会場に到着後すぐに荷物預けの場所を探しましたが、その場所がよくわかりません。案内図を見てもはっきり掲載されていません。係員に2回聞いて、やっと到達(締め切り2分前でした)。上着などを脱いで、ポーチにジェルなどの持ち物をセット。足元がドロドロなので荷物(リュック)と脱いだ服を汚さないことに注意しながらの難しい作業でした。また、荷物預け用の袋が小さく、うまく口を縛ることができませんでした。指が雨で濡れて滑ってしまい、余計に縛るのが難しくなります。もうちょっと雨をよけられる場所だとよかったのですが、公園内でそれは難しいのかもしれません。ただ、配られたのが丈夫そうな袋だったのは合格点です。なんとか締め切りギリギリに預けました。
この時点でスタート20分前なので、スタート前の最終的なトイレをあきらめました(この判断もどうだったのか・・・)。桜のトンネルのようなスタート会場だったのでスマホを取り出して写真も撮りました。後で聞いた話ですが、「野木和公園」はコース上30km過ぎに通る「合浦公園」とともに桜祭りの会場になっている場所だそうです。
気温は10度くらいで、雨はぎりぎりあがっているか、ぎりぎり降っているか、その間くらい。そんな状態でのスタートでした。比較的気温が上がらない予報だったので、長袖長タイツの上にTシャツ、短パンという服装を選択しました。雨よけの帽子をかぶり、鼻水対策のバフも所持しています。ジェル類も多めに持ったので全体として結構な重装備でした。
開会式は実行委員長の青森市長、そして青森が生んだ世界的アスリート福士加代子さんがあいさつされました。福士さんは地元の大会に呼ばれ、嬉しそうです。青森市長が「桜が例年より1週間早い」と言ってました。まさに「桜マラソン」の開催に合わせて咲いてくれたのかもしれません。
まずはスタートの野木和公園から西方に11km進み、折り返して野木和公園近くに戻る往復コースを走ります。ほぼハーフマラソンに匹敵する序盤の区間です。田んぼの中を通る舗装道路を走るのですが、単調なコースで飽きてきそうなところで、かかしが多数応援してくれていました。かかしさん、ありがとうございます(準備をしてくださった地元の方々、ありがとうございます)。巨大な福士加代子さんと吉幾三さんのかかしが現れたのには笑ってしまいました(写真無しですみません)。
この区間を走っていて思ったのは、意外と路面の舗装が荒れているということ。雪国の特徴なのかもしれません。水たまりで路面の状況が見えない部分は特に気をつけたほうがよさそうでした。雨のあとなので、水たまりを避けるのも大変です。
折り返しの区間を過ぎると青森駅にほど近い青森ベイブリッジを目指します。実はずいぶん前からトイレがあれば立ち寄ろうと思っていましたが、なかなかトイレがみつからない。24kmくらいの地点でようやく仮設トイレが設置されているのが目に入りました。近づいてみると4基設置されていて、前に2人が並んでいました。少し待つのを覚悟しましたが、なんとトイレから3人同時に出てきました(笑)。実質待ち時間ゼロになりました。ラッキー。トイレストップ時間は約3分といったところでしょう。このあたりから青森市の市街地に近づき、ロードサイドにお店が増えてきて、ようやく都市マラソンの色を見せ始めます。
28kmくらいでベイブリッジに差し掛かります。およそ300mくらいの区間、上り坂になります。割と角度はありますが、限られた距離であり、先も見えていますのでそれほど苦にはなりませんでした。ここは過去に何度も歩いているし、「AOMORIマラソン」のときにも走っていて、斜度や距離感が頭に入っていたのも強みでした。
ベイブリッジを越えると風が強くなってきました。ベイブリッジを降りたところが29km地点くらいで、ここから先は36kmくらいで折り返す往復コースになります。折り返しまでは強風ではあるものの一応追い風でした。32kmくらいで合浦公園(がっぽこうえん)を通り抜けます。合浦公園はAOMORIマラソンのスタート・フィニッシュ地点でした。公園内に野球場があり、NPB初の完全試合(パーフェクトゲーム)が達成された歴史があります。ここも野木和公園と同様に桜が満開の状態でした。
この往復コースはAOMORIマラソンのコースと完全に重なりますので、既視感がありました。ほとんどフラットで風がなければ走りやすいコースです。36kmの折り返しを過ぎると残り6km。どこまで脚が持つのだろう。折り返し後は強烈な向かい風になりました。油断していると足元をすくわれるほどの場所もありました。
32kmで通過した合浦公園は復路で39km付近にあたります。39kmまではどんな速度に落ちても走り続けようと思い、これだけは達成できました(鼻水対策時を除く)。39kmで合浦公園に到着し、スマホをポーチから取り出して桜の様子を撮影しました。びわ湖で35km、佐倉で37km走れたので、今回39kmまで走れたことは強化が進んでいると考えてよいのではないかと思います。
あとは残り3kmを楽しく走れれば(歩ければ)文句はありません。ただし強風が収まりません。強風のなかを走っては歩きを繰り返しました。合浦公園を過ぎると、残り3kmと時間を見比べてグロスで4時間半を切れそうなめどがたってきました。最後はベイブリッジの側道を走ります。橋脚の壁際を風を避けるように走りましたが、実際に避けられたかどうかは定かでありません。
側道を右折してフィニッシュ会場の青い森公園へ向かいます。100mくらい先にフィニッシュゲートが見えました。4時間半切れることを確信してラストスパートしようとしたら前を走っているランナーさんがゲート際にいる仲間(?)に反応したのか、両手を挙げて右に左に蛇行を始めました。直後を走っているわたしはそんな動きを予想できるはずもなく、ぶつかりそうになりました。とても危険な行為です。せっかくのレースが最後の瞬間のせいで不快な終わり方になってしまいました。フィニッシュ後、該当ランナーさんに危なかった状況を伝えました。すぐに非を認めて謝っていらっしゃいました。今後は気をつけてください。タイムはグロス4時間29分台でした。
強風が吹き荒れるなかで荷物を受け取り(受け取りテントの中で番号順に整理されずに置いてあって、効率悪かった)、更衣室での着替えは見送って、そのままの服装で「あおもりまちなか温泉」へ向かうことにしました。そもそも案内が不足していて、更衣室がどこなのかわかりませんでした。スタート地点もそうでしたが、全体像がわかる案内が不足していた気がします。理解している人だけで作ってしまうとわかりにくい会場になってしまいがちなので、一般参加者の立場になって考えてほしいと思います。
「あおもりまちなか温泉」は銭湯レベルの料金で温泉を利用できる貴重な施設です。ホテルに併設されていて、大会のフィニッシュ会場から徒歩15分程度です。青森駅からも徒歩10分以内でアクセス可能です。以前に仕事で出張したときや、前身大会であるハーフマラソン後にも利用したことがあります。今回、かなり混雑していましたが、満員とまではいかない程度でした。地元参加者の割合が多かったのでしょうか。汗を流し、湯につかって体を温め、ようやく落ち着きました。
ところで、フィニッシュ会場で工藤パンのイギリストーストとJAのりんごグミをいただきましたが、この他におにぎりやリンゴジュースなども配られていた模様です。数に限りがあり早めに配り終わったのでしょうか。先にフィニッシュされるハーフの方がお得だったのかもしれません。食欲ないからおにぎりはいいのですが、リンゴジュースは欲しかった気もします。
駅近くの土産物販売、飲食店などが入っている「A-Factory」に立ち寄り、地元の名産品などを物色した後、軽いつまみとお酒で遅い時間のランチとしました。マラソン後はそれほど食欲が湧かないので軽く済ませました。この施設は最近できたもののようで、仕事で来ていたときには無かったと思います。
なお、今回の遠征のメインイベントは、このあと帰路に利用した新幹線のグランクラスでした。ちまちまと貯めたポイントを使ってアップグレードしたグランクラスです。グランクラスについては別途blogに書きます(予定)。
次は1週間後の佐渡トキマラソンです。