小布施見にマラソンに参加しました。長野県小布施町で毎年開かれる大会で、充実したエイドと緩い制限時間、気合の入った仮装ランナー、そして街全体を巻き込んだ応援で有名です。これで3年連続3回目の参加です。今回は参議院議員選挙と日程が重なるため、例年より1週間早い開催となりました。エントリーが始まってからの変更で、エントリー済みの参加者には日程が変更されても参加するかどうか意思確認をするなど、異例の措置が取られました。小規模な自治体では選挙とイベントは両立できないのでしょう。
スタートは朝6時。早い時刻のスタートは暑さ対策なのか、交通規制の都合か、その両方かもしれません。このため長野駅を出る臨時電車は午前4時台です。長野駅すぐ近くのホテルに前泊しましたが、諸々の準備にかかる時間を逆算していくと午前3時に起きる必要があり、これが参加にあたって最大の難関でした。本日は無事、2時前に起床(早過ぎですが)。0次関門クリアです。臨時列車で座れなかったのは誤算でしたが、スタート約1時間前に小布施に到着できました。
多くの人が仮装して参加するのもこの大会の特徴です。わたしは昨年に続いて全身キャベツ柄でした。割り当てられたEブロックは昨年よりかなり前の方でした。ちょうど駅前のエリアです。スタートブロックまでの移動に時間がかからなかったのは幸運です。過去2回のスタートと比べてかなり前の方からのスタートになりました。日程変更の影響で参加人数が減ったのかもしれません。
ゲストの金哲彦さんらによるスタート前イベントの後、予定通り6時にスタートの号砲が鳴りました。そこからスタート地点通過まで約10分かかりました。この規模の大会ではかかりすぎですが、そういう大会なので仕方ありません。レベルの高い仮装のひとたちの写真をとるなどしながら進みました。いつものヒデキ&スクールメイツも当然のようにパフォーマンスをしていました。圧巻はコンビニ大手3社の建物と看板を模した仮想の人たち。昨年は「走る君へ」の仮装をしていた人たちだと思います。今回もレベルが段違いに高い。建物の上にはセブンカフェ、ファミチキ、からあげクンといった各コンビニの看板商品も飾られていました。これはすごい。
今回の目標はエイド完食です。これまで避けていた品も含めて、今回が最後の参加という意識で参加しました。実際に最後かどうかわかりませんが、悔いのないように楽しみたいと思っていました。
そんな感じでゆるゆるとスタートして、暑さも感じながら沿道の応援に手を振ったり言葉を交わしたりしながら進みました。立体的に交差する頭上の道路からの応援にも手を振って応えました。
4kmくらいの地点に到着しました。岩松院というお寺の前にエイドが設置されています。このエイドは地元の牛乳である「小布施牛乳」が運営しています。これまで避けていた牛乳を飲むことが筆者にとって最初のチャレンジでした。並んでいるコップのなかから量が少なそうなのを選んで、いただきました。牛乳飲んだのは何年ぶりだろう? おそらく10年くらいは経っていると思います。牛乳でお腹を壊すことがあり、日常的に口にしていないのです。それに白い液体を見ることが苦手で、瓶や透明コップに入った牛乳は多分飲めません。今回は勇気を出していただきました。白い紙コップだったので液体をあまり見ずに飲むことができました。小布施牛乳、コクがあって美味しいです。小布施牛乳のキャラメルもついでにいただきました。こちらは過去の参加時にもいただいています。キャラメルを口にするのですが、直後に冷たいポカリと水が供給されるので、口の中で固くなってしまいます。これが難点ですが、キャラメル自体は美味しくいただきました。
岩松院を過ぎて進んでいくと5km付近でジャンプ台やロープでパフォーマンス応援をしている方がいます。3回目の参加ですが、毎年この場所で演技が見られます。楽しみの一つになりました。今回もありがとうございました。5.5km付近のエイドでは杏をいただきました。甘さに痺れます。
7km手前付近、楽しみにしていたジェラートはプラムリー・アップルでした。これを食べながら歩いているうちにガード下を抜けて道路の反対側に出ます。これまでも思っていましたが絶妙のコース設計だと思います。ガード下を抜けて坂を上って折り返すと元の道路に戻ります。その頃にはジェラートを食べ終わっていて、改めて走り始めるということになります。
松川という河川の土手を進んでいき、長野電鉄の高架をくぐる手前で一般道に出ます。高架をくぐった先で林の中を進んでいくのですが、途中から徐々に道が細くなり、最後には民家の軒先のようなところを進んでいきます。このルートはGoogleMapにも表示されていないので、おそらく私有地と思われます。ここを抜けると玄照寺という大きなお寺です。この前にエイドが設置されていました。距離にしておよそ9km付近です。
このエイドで提供されていたのは筆者にとって課題であるネクタリンです。今回はこれまでより早いタイミングで供給されました。ここは、前年までは野沢菜だったと記憶しています。ネクタリンについては、最初に参加したときは後方から肘に追突されて半分も食べてないのに落としてしまうという悲劇。2回目の昨年は八割がた食べたところで手が滑って自ら落としてしまうという喜劇。さて、今年はどうだったでしょう?
無事完食しました。ほとんど食べられなかった最初の年のネクタリンがめちゃくちゃ美味しくて、それを一口しか食べられなかった悔しさが昨年と今年の参加モチベーションでした。今回、ネクタリンを完食したので、この大会に参加するモチベーションがひとつ消えてしまいました。そして今年のネクタリンはそこまで美味しくなかった(笑)。気候変動の影響でしょうか。それとも最初に落としてしまったときの美味しさにバイアスがかかっているのでしょうか。
ランナーのなかには玄照寺にお参りしている人もいたようですが、筆者は申し訳ありませんが、先に進みました。玄照寺の先には火の見櫓がランナーを迎えてくれます(そう思うのは筆者だけ?)。
火の見櫓を過ぎるとコースは右折して、ふたたび生活道路感が漂う細い道に入ります。公道ではありますが、地元の人以外通らないのではないでしょうか。このエリアには給水はありましたが、食べ物の提供されているエイドとしては少し間が空きました。12.5km付近で野沢菜をいただきました。リンゴ畑のなかでした。
今回も心配していた熱中症警戒指数は「警戒」レベルで終わり、「走行中止」や「運動中止」には至りませんでした。こういうレベルに至ると歩行させられたり、大会自体が打ち切りの可能性もあるようでした。
13.5km付近のエイドではミニトマトが提供されていました。こちらもみずみずしくて美味しいトマトです。さっぱりして美味しいトマトでした。さらに14km過ぎには楽しみにしていたシリーズのひとつ冷たいクレープが提供されていました。桜桃とパインを加えたマンゴーベースのムースをクレープ生地で包んでいるとのことで、字面を読むとわけがわかりませんが、ひと言で言って冷たいクレープは美味しいということに尽きます。
15km過ぎでコースは千曲川の土手に上ります。当然ながら土手に上がるルートは坂道であり、ここは当然のように歩きました。土手ではたくさんのランナーさんが走るのを諦めて歩いていました。筆者もそのひとりでした。土手の上の16km過ぎのエイドでは暖かい抹茶が提供されていました。冷えたものばかりの中で暖かいのは嬉しいものです。ありがたくいただきました。
17.5kmくらいでいったん土手から河川敷に下りるのですが、その手前ではアイスが配られました。今回はパルムをいただきました。すぐに溶けてしまいそうなので、アイス一気食いのようなイメージでいただきました。アイスを食べながら周囲のみなさんと会話する。とても嬉しいひとときです。
そういえば抹茶は昨年まではこの河川敷で提供されていた気がします。小さな変化はいくつもあるようです。河川敷から土手に戻るとここで「ごんじり」が提供されていました。ごんじりは昨年まではたしか序盤で牛乳の次くらいに提供されていた気がします。こちらも美味しくいただきました。
土手を進んでいくとブルーベリーが提供されていました。ブルーベリーは小布施の名産品のひとつだそうです。たしか駅にもそんな掲示があったような気がします。ちょっとした酸味が嬉しいですね。
土手を下りるともう20km地点くらいで、コースの最終盤です。ここから公園までの間は徐々に応援の方も増えてきます。気を抜いて歩いているわけにはいきません。最後だけでもしっかり走ります。公園の手前では蒟蒻ゼリーが提供されていました。公式サイトのコース図には掲載されていないので、私設エイドなのかもしれません。でも美味しくいただきました。
公園に入り、園内をぐるっと周回するように進んで、最後は広場でゴール。周囲のランナーさんや沿道のスタッフや応援の方と言葉を交わしながら走り、歩き、そして全エイドで時間をかけるので記録はまったく望めません。今回も無事完食・完走というだけで十分です。2時間40分台でフィニッシュしました。目標だった「完食」を達成できたことは特に嬉しく感じます。
終了後のおもてなしもスイカ、さくらんぼ、ビタミンちくわ天そばなど盛りだくさんでした。追加で有料のビール(笑)もいただきました。
ゴールの公園の隣には道の駅があります。ここに立ち寄って買い物をした後、シャトルバスで小布施駅へ。ここから長野駅に戻りました。宿泊したホテルはチェックアウト時刻が12時です。ホテルに戻ってからシャワーを浴びて、一休みしてからチェックアウト。この大会に参加するときにはホテルのチェックアウト時刻も気にしておくといいかもしれません。レイトチェックアウトに対応したホテルもあります。
前夜に目をつけていたお店(アル・デンテ)で美味しいナポリタンのランチをいただいてから、帰宅の途につきました。
今回、ネクタリンをはじめエイドの食品を完食するという目標をクリアしたので、この大会参加は卒業だと思います。3年間ありがとうございました。良い大会なので、自信をもっておすすめできます。興味のある方はぜひ参加を検討してください。