5月9日(土)、千葉県君津市で開催された君津ウルトラマラソンに参加しました。この大会は55kmの部のみの開催です。実は、2022年の第2回大会にエントリーしていたのですが、諸事情によりDNSとなっていました。今回は4年ぶりのエントリーでリベンジとなります。
今回の参加は5月31日に予定されている奈良ウルトラマラソンの準備として、体を暑さに慣らしておきたかったという目的もありました。
まずは結果から書くと、7時間55分台でゴールとなりました。 適度な暑さのなかで8時間くらい体を動かし続けたことが最大の収穫です。タイムは奈良に向けて微妙なものですが、体を慣らすという目的は達したと思います。
大会参加にあたって、前日夜のうちに君津に移動して前泊しました。 朝8時スタートなので、午前4時台に自宅を出発すれば当日移動でも間に合います。ただし、列車の遅れなどがあれば間に合わなくなってしまいます。そのため、金曜日の業務終了後に君津に直行し、駅近くのホテルへ入りました。夕食は向かいのコンビニで買ったおにぎりなどで済ませました。
当日の朝は、前日購入しておいたパンで朝食。前夜に食べたおにぎりと合わせてエネルギー充塡は十分です。
駅前から大会のシャトルバスが運行していたため、7時のバスを目指してホテルを出発しました。既にバスが到着していて、先客が2名ほど。空席に座りしばらくすると、多くのランナーが乗車してきました。ちょうど電車が到着したものと思われます。おそらく午前4時台に自宅を出るとこのタイミングになったはずで、それだけで疲れてしまいそうなので、やはりホテルに泊まって正解でした。
バスが少し早めに出発したため、7時頃に会場である「日本製鉄君津グランド(かつての新日鉄君津グランド)」に到着しました。野球場、体育館、球技グランドと施設が整っています。
体育館が受け付け(誓約書提出)と荷物預け場所になっていました。ここで靴を脱がなければならないのが少し残念な点です。上着を脱いで走る服装になり、荷物を預けて準備完了。
しかしここで、マイカップとして使用するつもりだった「焼酎ワンカップ」が無いことに気づきました。パンツのポケットに入れていたはずなので、バスの中で落としたのではないかと思います。幸い、水を入れてポーチに入れていた方の焼酎ワンカップがあるので、これをカップ兼ボトルとして使うしかありません。「まあ、大丈夫でしょう」と切り替えます。ポケットお多いパンツとポーチを使用して、ザックは使用セずに走りました。ザックは背中に熱がこもるので、できれば避けたいのです。
スタート時間が近づいても、MCのアナウンスなどがありません。スタート場所に並ぶといった案内もなく、ランナーが勝手にあつまってスタートを待っている状況でした。スタート9分前になってようやくMCによる進行が始まりました。
もしかしたら、ゲストランナーの紹介などは筆者が到着するより前にあったのかもしれません。また、「やれば」「できる」のコールアンドレスポンスがありましたが、ゲストランナーさんによるものだったのかもしれません。ちょっと先頭から距離があったのでよくわかりませんでした。スタートは8時ですが、号砲(ピストル)がうまくいかなかった模様で、流れでスタートしたような感じでした。
まずは会場を出て歩道を進むのですが、細い歩道なので渋滞が発生します。これは仕方ありません。会場から坂道を降りていき、信号があると止まります。横断歩道もあってここでも渋滞。コース設定上仕方ないのだと思います。
止まらずに走るような大会ではないので、焦らずに前の人についていく感じで進みます。タイムを争うような気持ちで参加しているわけではないので、これでよいのだと思います。
1kmごとのラップタイムを見ると、信号や横断歩道がある場所では9分などの時間がかかっていましたが、何もなければ6分台後半から7分台くらいで走れていました。というより、それくらいの速度で走ろうとしていたので予定通りです。奈良ウルトラマラソンを想定すると、計算上は1kmあたり8分くらいで進めばOKのはずなので、この大会はそれくらいを目指していました。
3kmから4kmあたりには、河川敷のダートコースもありました。想定外だったので少しびっくりしましたが、天候がよかったので走行に問題はありませんでした。 大きな道に戻り、7km手前に最初のエイドがありました。ここではドリンクと和菓子(団子)をいただきました。
その後もほぼフラットな歩道を進み、10kmくらいの地点で左折。さらに右折したレストラン(?)前のエイドで水とお菓子(ゼリー)をいただきました。このあたりまでは信号待ちやエイドを除いて7分台のラップを刻んでおり、想定通りで順順です。
17km過ぎ、この大会一つ目の山場にさしかかります。20km地点の折り返しに向けて上り坂のスタートです。最初の斜度はそれほどでもないのですが、徐々に厳しい上り坂になっていきます。最初は「ときどき歩く」レベルだったところ、19kmあたりからは「ときどき走る」に変わっていました。かなりの斜度だったと思います。
この坂道の途中、筆者のキャベツマラソンTシャツを見たゲストランナーさんが声をかけてこられました。何と群馬、それも筆者と同じく高崎の方だとのこと。存じ上げなくて申し訳ありません。同郷の方ですばらしい活躍をされていらっしゃいます。お声かけいただきありがとうございました。
坂を上ったエイドは20kmくらいの場所にある「かずさ4号公園」です。比較的大型なエイドで、トマトやバナナなどが提供されていました。ここではきゅうりをいただきました。 ここでコースは折り返しになります。続々と坂道を上がってくるランナーさんとすれ違いました。
しばらくは下り坂を進みます。下り坂とはいえそれほどスピードを上げずに、と思っていましたが、実際には6分台のラップになっていました。それでも膝に負担をかけない走り方を心がけました。また、下り坂で足の爪を痛めることも多いので、足先でブレーキをかけないように、足の裏全体で着地するイメージを意識しました。おそらく5分台のペースにも突っ込むことはできたと思うのですが、無理して貯金を作るとあとで借金に化けるのはよくある話です。慎重に進みました。
これが第一の山場とすれば、第二の山場は35kmくらいをピークにする坂道になります。概ね30kmあたりから上り坂が始まるので、第一の山場から降りたあとはしばらく小康状態と言えます。
ときどき現れるエイドで水分を補給しながら走り、疲れたら歩き、そして走る。そんなイメージで7分台後半くらいのラップを刻みました。8分という目安から考えると、まあ想定ペースで進んでたと言えると思います。
そして30kmあたりから上り坂が始まります。約5kmにわたって続く長い上り坂で、しかも坂を下りてからもまだ10km以上の距離が残っています。このアップダウンを過ぎても足を残しておかなければなりません。
そんな感じに論理的に自重しましたと言えればかっこいいのですが、実際には坂がきつくて走れず、かなり歩いた結果失速してしまいました。ここは10分以上のラップタイムに落ち、前半の貯金を大きく切り崩すことになりました。山場ですのでやむなしです。
鹿野山のエイド(35km地点)は関門になっていて、14時(6時間)という設定です。12時50分に通過したので、関門に比べるとかなり余裕があります。まずは関門を通過してから食べ物、飲み物をいただく方式でした。 焼きそば、フランクフルト、スモークチキンなどが提供されていましたが、筆者はうどんをいただきました。そこまでの空腹感ではなかったので少量にとどめました。
エイドを過ぎると一転して下り坂になります。下り坂もはっきりわかる下り坂が4kmくらい続き、その後も下り基調の道が続きます。 無理をせず7分台後半から8分台前半くらいのペースを維持。膝や爪のケアをしながら走ったのは、第一の山場と同じです。ただ、第一の山場に比べて明らかに下りの速度は落ちました。それでもずるずると失速したままという事態だけは避けられたと思います。
40kmを過ぎると、くねくねした山の道路から徐々に郊外の道路に変わってきます。まだ10キロ以上あるのか…と少し弱気になったのはこのあたりだったと思います。さらに進むと、10km手前まで走ってきた片側2車線の幹線道路に出ました。朝走ってきた道の逆サイドを朝とは逆方向に向かって走ります。 ただ、もうかなり疲労が蓄積してきていて、走る・歩くの比率が歩く方に傾いていた気がします。山場と違って平坦な道路なのですが。
おそらく最後となる48kmのエイドは7km付近の一つ目のエイドと同じ場所です。ここでは君津の有名なお茶屋さん(カネスさん)のお茶が提供されていました。ここが第2関門で、16時(8時間)に設定されていました。筆者の通過時刻は14時50分くらいでした。引き続き関門に対しては余裕がありました。
このエイドを過ぎると、割と変化に富んだコースになりました。川沿いの遊歩道のような道があり、たぶん疲れていなければ気持ちよく走れるコースです。 ときどき信号待ちもありましたが、「これは休憩だ」と思って休みました。信号待ちは休憩。そう考えると焦りも消えます。
手元GPSウォッチ計測で、50km通過は7時間15分でした。これを2倍すると14時間30分となり、奈良ウルトラ(100km)の制限時間に相当します。まったく余力がないので、同じペースであと50km走れるわけがありません。「奈良はちょっと厳しいな」というのが率直な感想です。
この先の信号待ちで、案内のスタッフに残り距離を尋ねたところ、「残り4から5キロの間です」と自信の無さそうな回答が返ってきました。残りが4キロと5キロでは力の残し具合がかなり違いますので、自信がないならこの答え方が正解なのだと思います。
信号が青になって先に進んでいくと、JRの線路を渡るオーバーパスに上がる階段が待ち受けていました。それは仕方ないのですが、降りるときには階段の構成上、少し戻らなければならないのが残念なところ。疲れた身体では、数メートルでも戻りたくないものなのです。
52kmくらいからは、最後のとどめのような坂道が立ちはだかります。ここは早々に走るのを諦めて、歩いて上りました。
小学校か中学校かわかりませんが、学校の脇をぐるっとまわり、団地(社宅?)の間の道を進んでいくと、ようやくゴールが近づいてきたようです。日鉄グランドの敷地に入り、駐車場のグランドがゴールでした。チアの皆さんに暖かく迎えていただきました。最後は少しだけ速度を上げてゴールできたと思います。
タイムは最初に書いた通り7時間55分台でした。 何とか8時間を切ることができましたが、ラスト5kmで40分かかっている計算になります。キロ8分という目安から考えればそれでいいのかもしれませんが、まったく余力が残っていないところが厳しい現実です。
完走メダルは君津だけに鉄製でしょうか、ずっしりとしています。
いただいたノンアルドリンクを飲み干し、サービスのカレーをいただき、そして体育館で荷物を受け取りました。着替えに移ります。しかし専用の更衣スペースが無いため、ポンチョをかぶって着替えました。更衣室は用意して欲しかったなというのが少し残念な点です。
終了後は、大会のバスで君津駅へ。 駅近くのイタリアン系のファミレスで生ビールとともにピザとパスタをいただきました。ビールは本当においしかったです。パスタやピザもレベルが高く感じられました。 帰路は、横須賀線直通の電車を選んでゆったりと帰りました。