あかぎ大沼・白樺マラソン2022(20km)

恒例のあかぎ大沼・白樺マラソンに参加しました。恒例とはいえコロナ禍により2年連続で中止になった結果、3年ぶりの開催となった大会です。

3年前との違いはいろいろありました。いちばんの違いは前橋駅前からアクセスできるシャトルバスが運行されていないこと。前橋駅近くで宿泊し、このバスでアクセスするのが定番だったので、代替の方法を探るのに苦戦しました。シャトルバスの会場側発着場である赤城少年自然の家が運用されていないこと。これまでは更衣室、荷物預け、さらに終了後の入浴サービス(有料)の場所して供用されていました。今回は更衣室はテント、荷物預けはブルーシートといった具合に簡易型の運用になっていました。

今回は前日のうちに路線バスで赤城大沼にアクセスし、会場にほど近い宿に宿泊しました。路線バスは前橋駅から赤城大沼まで直行バスで約1時間。古い車体であることもあってよく揺れるバスでしたが、すいていたので快適に目的地に到着しました。レンタカーと迷いましたが、これだったらバスで十分でしょう。宿泊したのは沼尻(のしり)エリアにある老舗旅館である「青木旅館」さん。この大会に毎回参加している際に周回ごとに熱心な応援をいただいています。一度泊まってみたかったこともあり、よい機会なのでお世話になることにしました。最寄りのバス停から坂道を降り、徒歩約5分くらいでした。

老舗・青木旅館に投宿

チェックイン後、宿の周辺を散歩でもしようかと思っていたら雨が降り始めました。それも雷鳴も時折聞こえる結構な雨。ちょっと散歩は無理そうなので、食事の時間まで室内で過ごしました。プランクやストレッチなどの日課もこのタイミングで消化しました。食事後はきついと思うので。自宅を出る前に朝散歩や途中の立ち寄り時に歩いたことで、所定の目標歩数も達成していました。事前に歩いておいてよかったようです。

宿の食事は豪勢と口コミに書かれていましたが、その通りでした。刺し身こんにゃくや煮物などの前菜から豚しゃぶ、天ぷら、ワカサギ、鮎などのメイン料理が並んでいます。これは飲まずにいられない。ビールに続いて日本酒(赤城姫)もいただいてしまいました。締めにはご飯に加えて暖かいおそばも出てきました。食べ過ぎなのでそばは残そうと思っていたのに、出汁があまりにも美味しいので結局、完食してしまいました。どう考えても食べ過ぎ(翌日の悲劇の始まり……笑)。

豪勢な食事①
豪勢な食事②
当然ながらお酒もいただく
豪勢な食事③

食事後はお風呂をいただきました。温泉ではないようですが、十分な広さのある湯船です。若干洗い場は狭く感じましたが、貸し切り状態だったので快適そのものです。部屋に戻って寝酒に缶酎ハイを飲み、早めに就寝。部屋に冷蔵庫が無いのでお酒を追加したければ保冷袋と保冷剤を持参するとよいかもしれません。という間も雨は降り続けていました。雷鳴も聞こえます。就寝後もときどき雨音で目が覚めました。大会中の天気が気になります。

朝、6時に起床。朝食は6時半から。朝食会場ではご飯に味噌汁、納豆に焼き海苔、卵焼きにハム、焼き鮭に大根おろしといった「ザ・朝ご飯」が用意されていました。寝る前に満腹だったのに朝ご飯もしっかりいただきました。マラソンのスタートは8時50分。2時間くらいあるので何とか消化できるでしょう(と思ってましたが考えが甘かった)。

ザ・朝食といった朝ご飯

部屋に戻り大会に向けて最終的な準備に入ります。大会後にお風呂を利用させてもらえるようなので、大会に必要なものはリュックに詰めて大広間に置いていくことにしました。身につけて走るキャップやポーチ、ゴール後に使うかもしれないタオルなどだけを持って会場に向かいました。旅館から約1kmの距離で上り坂を含めて15分ほどでした。大会では周回の最終盤にあたる区間です。

会場に着くと、ちょうど第一ウェーブのランナーがスタートするタイミングでした。受付の係員にスマホの健康チェック画面を見せて会場に入ります(筆者が来た方向からは入場チェックはありませんでしたが)。荷物のトートバッグから走るのに必要なものだけを取り出し、他は荷物預けのコーナーで預けました。

スタート前の会場。いつもより飾り気が無い気がしました

そうこうしているうちに第二ウェーブのランナー(筆者はこのウェーブでした)に招集がかかりました。所定の位置にならんで順番が来るのを待ちます。8時50分から2人ずつ5秒おきにスタートする方式でした。これは密にならなくていい方法ですね。ほとんど他のランナーとの接触なくスタートできました。

この大会の1週間ほど前の10kmレース参加時、すぐに息切れするほど体調が悪かったのですが、実はその状態が続いていました。平地の大会でその状態ですので、標高が高く、しかも坂道の多いのこの大会ではどうなることやらです。平地に比べて気温は10度くらい低い(おそらく20度を切っていたのではないか)ものの、この体調ですので心配です。

スタートから約1kmを過ぎ、いきなり心配が現実のものになりました。1周5kmの赤城大沼を周回するコースですが、2か所の大きな坂があります。1.5kmくらいのところにある赤城神社付近の坂道を「赤坂」、4km付近にある青木旅館付近の坂を「青坂」と呼んでいます(この名称を使用しているのは当blogだけです…笑)。赤坂の途中に最初の給水があるのですが、この給水に向かう途中でもう息切れを起こして、走るのが困難になりました。水を飲み、坂を歩くしかありませんでした。登り切ったところで左折して下りに入りますので、ここから再び走りましたが…。先が思いやられます。

3km付近から続く平坦な場所は何とか走れましたが、思うようなスピードになりません。宿泊していた青木旅館が近づいてきます。旅館前では従業員さんたちが熱心に声援を送ってくださっています。ありがとうございます。力になります。でも力が出ません。青木旅館を過ぎて青坂に差し掛かります。ここもほとんど歩きました。1周目が終わって33分くらい。前回は30分を切っていたはずなので、もう相当の失速が始まっています。

2周目に入ります。息切れに加えて、昨晩の食べ過ぎが効いてきました。少し吐き気を感じ始めたと思ったら、今度は腹痛が始まりました。これはやばそうと思ったところ(赤坂の手前)に公衆トイレがありました。ここに飛び込んで用を足し、ひとまず危機をクリア。と思ったら、走るのを再開して赤坂に差し掛かるあたりで再び腹痛。赤坂を歩いて登っていると、給水所に仮設のトイレがあるのを見つけて、再びピットイン。2回のトイレピットインで計10分くらいロスしたと思います。

昨晩と今朝食べたものを出し尽くしたような感じです。何だか腹に力の入らない状態のまま坂を降り、平地を走りますが、時々脚が止まってしまいます。そうなったら歩いて回復を待ち、再び走る。これを繰り返すしかありませんでした。青木旅館前に同行者がいました。赤城大沼を一周歩きながら筆者に抜かれるのを待っていたようですが、なかなか来ないと感じていたようでした。これだけロスしていたらそう思いますよね。2周目は40分を大きく超えていたものと思います。

青木旅館前を通過する筆者(2周目)=同行者写す

3周目に入ります。制限時間は全部で2時間50分くらいのはずなので、そこそこ歩いてもゴールまではたどり着けるでしょう。そう思って歩くと走るを繰り返していました。3周目のタイムはトイレピットインが無かったぶんだけ2周目より改善して37~38分くらいだったと思います。

4周目です。最後の周回です。いつもは「もう来年までこの景色見られないのは寂しい」という気持ちで走っているのですが、今回は違います。もう一刻も早く終わりたい。しかし脚が前に出ない。最後の周回では開き直って赤城大沼の湖面が見える絶景ポイントで写真を撮っていました。制限時間内のゴールはできそうだったので、気を紛らすにはこうやって楽しむしかありません。過去に参加したときも写真を撮りたかったのですが、タイムを優先して撮っていませんでした。今回はタイムをあきらめた分、写真を撮る余裕が生まれました。もう少し天気が良ければもっと良かったのですが。

4周目で写真撮影タイムに入りました
こういう写真を撮りたかったんだよ…

そんな感じでグダグダな記録でしたが完走(完歩)しました。記録は2時間29分台。何と前回比で34分のロスでした。周回遅れになるレベルですね。今回、たしかに前夜の食べ過ぎで胃腸のトラブルがありましたが、不調の原因はそれだけではありません。すぐに息切れを起こしてしまう理由は何なのか、それを追求しないとずっとこの調子が続いてしまいます。秋のフルマラソンに向けて何とか解消しないといけません。終了後になってから何となく原因らしきものにたどり着いた気がしますので、それが確定して対処がとれるめどがたったらこのblogにも書くようにします。

宿泊していた青木旅館に戻り、お風呂をいただきました。青木旅館さんに併設された「レストラン沼尻」(のしりと読むそうです)でお昼をいただきました。といっても食欲なく「しるチョコ」(ホットチョコに白玉が浮いている絶品)とコーヒーのみですが。帰りのバスまでの時間を少し席で過ごさせていただきました。バスに乗って一路前橋駅へ。高崎の実家にも寄ろうかとも思いましたが、あまり体調も良くなく、疲れがあったのでそのまま横浜の自宅に戻ることにしました。前橋ではザスパの試合も予定されていましたが、こちらも見送りです。ごめんなさい。まっすぐ帰ったので明るいうちに帰宅できました。

絶品「しるチョコ」。甘さが体に染み入りました