2016年11月27日、山梨県の河口湖、西湖周辺で開催された第5回富士山マラソンに参加しました。
いまから20年前、この大会の前身である河口湖マラソンに参加したときが筆者にとってのマラソンデビュー、レースデビューでした。目標である「47都道府県マラソン」に向けて山梨県はクリア済みですが、フルマラソンデビュー20周年を記念して特別にこのレースに参加することにしました。ちなみに河口湖マラソンにはその後も何度か出ていますので、20年ぶりの河口湖というわけではありません。「富士山マラソン」になってからは初参加です。
「河口湖」の時代には自分のクルマでアクセスし、帰りの東名渋滞につかまり大変な思いをしましたので、今回は公共交通機関によるアクセスを選択。往路は高速バス、復路はJRに直通する電車を選択(八王子で横浜線に乗り換えて帰宅)。また、当日朝の移動では体力的に辛い思いもしましたので、前泊を選択。早めの宿探しをした結果、首尾よくスタート会場近くに予約を取ることができました。これで朝の行動がとても楽になりました。
大会3日前の木曜日、この季節としては珍しい降雪があり、河口湖で21センチの積雪を記録しました。積雪により大会の開催が危ぶまれましたが、おそらく懸命の除雪をした関係者の努力の甲斐があり、金曜日夕方に開催が決定との情報が流れ、安堵。せっかくの20周年レースがフイになるところでした。さらに言えばホテルのキャンセル料もかかるだろうし、交通費も払い戻しの手数料はかかるし、危ないところでした。関係者の皆様のご尽力に感謝です。
前日昼に横浜駅をバスで出発。2時間半ほどで河口湖駅に到着。気温は横浜に比べて明らかに低い。翌日の天気予報は小雨が降るようで、開催自体はうれしいことですが気分的にはあまり良いものではありません。
ホテルにチェクイン後、参加賞の受け取りを兼ねてメイン会場を下見。以前の河口湖マラソン時代と変わらず、船津の駐車場エリアをメイン会場としています。下見後は夕食の算段。今回宿泊のホテルは夕食の無いプランなので、宿近辺で食事のできるお店を探してみました。しかし、早めに閉店してしまったりしてなかなか良い場所が見つからず、結局スーパーの総菜とおにぎり(とビール)で夕食とすることにしました。これは淋しい食事になってしまうと思いきや、地元スーパーオリジナルの総菜が(失礼ながら)意外にもハイレベルでどれも美味しい。これは思わぬ収穫でした。就寝前の時点で天気予報は若干改善し、午前中は持ちこたえ、午後から雨という予報。9時スタートなのでサブスリーならば降られないという計算ですが、それは無理な注文です。
当日朝は5時に起床。ホテルの好意で5時半から朝食を取れるとのこと。軽くストレッチなどしてカラダを目覚めさせ、5時半に食事会場へ。白米を中心にエネルギー補給。20年前はマラソンの何たるかを理解しないままろくな朝食も取らずにレースに突入し、案の定エネルギー切れを起こすという失敗をしました。同じ轍を踏まず、しっかりとエネルギーをとりました。いや、取りすぎたかもしれません。いつもの腹八分目を超えていたような気がします。スタートまで3時間あるので、それでもいいかなと思います。その後エネルギージェルやバナナも補給。これで完璧(やっぱり取りすぎか?)。
8時過ぎ、ホテルをチェックアウト(荷物は置かせてもらえました)し、スタート会場へ。気温は前日ほど寒くなく助かりました。体感で7~8度といったところ。服装は長袖シャツの上にTシャツ、そしてアームウォーマー。下半身はロングタイツの上に短パン。念のためにネックウォーマーも装着。帽子とサングラスで雨対策も。これで服装も完璧(着ぶくれすぎか?)。
スタート場所は8時30分までで閉鎖。9時スタートなので寒い中を30分待つとなると厳しかったのですが、それほど寒くなく雨も降っていなかったので助かりました。会場や河口湖湖面の写真を撮ったり、SNSにアップしたりしながら過ごしました。スマホの操作は指が冷えます。
9時、予定通りスタート。富士山マラソンのコースは湖畔の駐車場をスタートし、湖を背にして富士山に向かい、折り返して湖畔に戻る「非湖畔」を約7.5キロ、湖畔に戻って河口湖を左手にしながら河口湖大橋、河口湖北岸を通り約4分の3周、ここで23km。西湖に通じる坂道を駆け上がり、今度は西湖を1周。上りと同じ坂道を駆け下り再び河口湖へ。再び河口湖を左手に見ながら南岸を東に向かい4分の1周し、スタート会場の駐車場でゴール。昔の河口湖マラソンは河口湖を2周強するコースだったのに対して、いまの富士山マラソンは飽きのこないコース設定と言えるでしょう。
スタート直後は細い道路にランナーが固まっていて、なかなかスピードに乗れません。少しの我慢でやや広い道路に出ますが、今度は上り坂のためやはりスピードに乗れない。しかし上り坂できれいに富士山が見えました(ただし8合目より下だけ)。それでもランナーから歓声があがります。たしかに富士山に向かって走るようで、気分が盛り上がります。2回の折り返しを過ぎると今度は坂を駆け下り、湖畔に向かいます。湖畔に出たところで約7km半。もうかなり体力を消耗したイメージでした。スタートが上り坂というのはどうも苦手です。ここまでは1kmあたり約6分のイメージ。これからスピードを上げたいところですが・・・。
湖畔周回コースに出ます。この部分はゴール直前の4kmくらいとコースが重なっているので、あとでもう一度通ることになります。高低差は少なくほぼフラット。湖畔に出るとすぐに河口湖大橋というイメージがあったのですが、河口湖大橋までは約4kmあります。河口湖大橋の取り付け部分がやや上り坂。橋自体も真ん中まで上り坂。このあたりやっと体が温まってきた感触があって、少しだけスピードがあがってきました。橋を降りて時折周りの人と会話もしながら進みます。一部に湖が見えなくなってしまう場所もありますが、基本的に湖を左手に見ながら進みます。このあたりは1kmあたり6分弱のペース。とはいうものの想定より遅いペース。思っているほどにはペースが上がらない。
レースの中間点を過ぎて河口湖の最西部に出ると西湖に向かう最難関である坂道が始まります。1kmくらいの間に100メートル近くあがる計算です。河口湖と西湖は湖面の高さが随分違うことになります。くねくねとして走りにくい道で気分が滅入るところですが、沿道の応援、特に高校生の応援団連合によるエールは力になりました。男の臭いがする応援、大好きです。上り坂はぐっとペースが落ちて1kmあたり7分オーバー。
西湖に出ると24km付近。西湖は1周が10kmくらいなので、1周して河口湖へ戻る頃にはレースの終盤に入っていることになります。西湖の周回を始めてすぐに目についたのは「湖畔キャンプ場」。ここは今から30年以上前、学生の頃にキャンプイベントを企画した思い出の場所。30年も経過しているので、同じ場所を通ってもわからないだろうと思っていたのですが、何とキャンプ場自体はほとんど変化しておらず、一目見てあのときの場所だとわかりました。広場やバンガローを見て思い出に浸ります。いや、思い出に浸っている暇はありません。すぐに通過しました。写真の一枚も撮ってくればよかった。それにしても懐かしい。
西湖湖畔でスピードを元に戻し、1kmあたり6分くらいで西湖の周回に入ります。当たり前といえば当たり前なのですが、河口湖に比べて標高が高い分、気温が低い。加えて周回は小刻みなアップダウンがあるので楽な走りではないし、追い打ちをかけるように寒さがじわじわと体の動きを悪くしている感じでした。周回の後半に入ると日当たりのせいなのか、残雪のせいなのか、気温がさらに下がったように感じられます。もう体の動きが悪くてたまらない。一度リセットしてみようかと思い、給水ポイントを利用して1分くらい歩きを入れてみました。ついでに持参した塩タブレットも口に含み、足攣り対策も。この休憩で少し体が戻った気がします。西湖を一周して下り坂へ。
河口湖に戻る下り坂で一気に挽回したいところだったのですが、ここはもう34km地点。相当に体には疲れがでてきていました。下り坂とはいえスピードに乗ることができず、たぶん1kmあたり6分弱くらいが精いっぱいだったと思います。下りきったら両脚の痛みが最高潮に。再び歩きを入れて、回復を待ちます。ここまで35kmくらい。河口湖の周回は大きな高低差はありません。37km半くらいに最初に河口湖周回に入ったポイントに差し掛かります。ここからは一度通った道。すぐに道の駅で「吉田うどん」を振る舞っているはず。ですが、時間がもったいないのでここはスルー。この前後で4時間を経過。残り30分でゴールできれば20年前の河口湖マラソンの記録を破れるが、この状態では無理っぽいなあと思いながら走っていました。疲労の蓄積だと思うのですが、体が前に進まなくなってきていました。
ところで、ここまでぎりぎり持ちこたえていた天気でしたが、ついに雨がぱらつきはじめました。これは本降りになる前にゴールしたい。気持ちを入れ替えてゴールを目指しますが、やっぱり体が前に進まない。エネルギー切れではなく、疲労の蓄積という感じでした。20年前の記録との戦いですが、このあたりで勝負がついてしまったようです。20年前の自分に負けました。
ゴール直前で既にレースを終えた同僚に出会い、写真をとっていただく。ありがとうざいます。いつものことながら早いなあ。今回、相当に厳しいレースになってしまいましたが、よろよろとゴールに向かい20周年のマラソンを記録のうえでは完走。4時間35分くらい。20年前の記録にはネットで1分くらい負けました。
20年で進化していない代わりに、大きく退化もしていないことはわかりましたので、満足感はないが敗北感もないといったところ。今後まだまだマラソン継続したいと思いますので、トレーニングにさらに工夫を入れていきたいと思います。
レース後は宿泊していたホテルで入浴。おかげで汗を流して気持ちよく帰れます。河口湖駅で同僚と合流。駅併設の飲食コーナーでビールと吉田うどんで「反省会」。さらに缶ビールを買い込み、16時過ぎの電車に乗り込み、帰宅の途へ。19時過ぎには自宅に到着。往路も復路も快適でした。もうクルマによるアクセスには戻れません。
年内は12月の奈良マラソンで締めの予定。奈良は2010年の第1回大会で走っていますが、自己ワーストレベルの失敗レースでした。このときの反省を込めて再度走ります。
投稿者:topsyureiさん (2016年12月09日 13:02)
完走お疲れ様。とても懐かしく読みました。前夜の湖畔のホテルでは飲み放題で飲みすぎまして大変でした。又あの急坂の所でほうとうを食べたことを思い出しましたが結構外国人ランナーがいたことも印象的でした。奈良はUP、DOWNがあるということで坂路練習しましたが左脚ハムを少々痛めてしまい又ラン友(女性)と一緒に走りますので多分ゆっくり走らざるを得ないと思っています。スタートエリアは[G]ですが見かけたら声掛けください。寒くなるような天候ですので気を付けましょう。
投稿者:topsyureiさん (2016年12月09日 13:02)
完走お疲れ様。とても懐かしく読みました。前夜の湖畔のホテルでは飲み放題で飲みすぎまして大変でした。又あの急坂の所でほうとうを食べたことを思い出しましたが結構外国人ランナーがいたことも印象的でした。奈良はUP、DOWNがあるということで坂路練習しましたが左脚ハムを少々痛めてしまい又ラン友(女性)と一緒に走りますので多分ゆっくり走らざるを得ないと思っています。スタートエリアは[G]ですが見かけたら声掛けください。寒くなるような天候ですので気を付けましょう。