川崎市の多摩川河川敷で開催された川崎国際EKIDENに参加しました。勤務先のラン仲間のチームで7人でフルマラソンの距離を走る部門にエントリーして、筆者は第6区(5km)を走らせていただきました。チームの目標は7人でサブ3.5。筆者一人では到底及ばないタイムですが、速いランナーもいて貯金を作ってくれるという期待のもと、参加しました。
朝9時に二子新地駅で待ち合わせして、会場に向かいました。会場は二子新地駅から徒歩15分ほどの河川敷の広場。ここが発着点になります。以前、高津区在住だった頃には多摩川の土手や河川敷を走ることもありました。また、2021年には同じ会場で開催されたマラソン大会に参加したこともあります(コロナ禍の2020年秋でした)。
開会式などをやり過ごし、11時のスタートを待ちました。会場に到着した時点ではほぼ無風だったのですが、時間がたつにつれて上流から下流に向かって割と風が吹いているコンディションになりました。ただ、日差しがあって寒さはあまり感じません。半袖、短パンで走っても問題なさそうです。個人的には指先が冷えるので手袋は着用しました。
11時に予定通りスタートしました。筆者は集団の中にチームの仲間がいるのを探し声援を送りました。この大会は強豪チームもいるので、スタート直後の集団を見るのは壮観であるとともに、走路が狭くて少し危険も感じるほどでした。
その後も走っている仲間や他のランナーに声援を送りながら自分の出番を待ちました。ただ、筆者の出番はサブ3.5を目指すチームの32.195kmから5kmの区間なので、2時間以上は待つ必要があります。さすがに待ち時間が長く感じました。朝ご飯から時間が経っているので、補給食として持ってきたパンで小腹を満たしておきました。そして小刻みに走ったり歩いたりしながらウォーミングアップ。いつもスタートが課題の筆者ですので、かなり念入りに体を温めたつもりです。しかし……
筆者の前の第5区は3kmの短い区間。4区から5区の中継を確認して、自分の出番の目安をつけようとしていたのですが、完全に見失っていて、いつ呼ばれるか不安でならない状態で待ちました。中継点の手前で番号をアナウンスしてくれる方式です。番号を呼ばれたら次走者が中継点に出て前のランナーからたすきを渡されるということになります。
いつ呼ばれるかわからなかった分、待っている間に体が冷えてしまい、せっかくのウォーミングアップが無駄になったような気がします。やがて番号が呼ばれました。5区のランナーが鬼気迫る表情でたすきをつないでくれました。この表情を見たら本気でいかざるを得ない。そんな表情でした。ただし、たすきをもらった時点でサブ3.5まで1時間以上の余裕を残していました。残りの距離は筆者とアンカーで合計10km。多少の失敗があっても目標はクリアできる。だからと言って気を抜いてはいけない。そんなスタートでした。
スタートから50mくらいは非舗装区間です。足を取られて転ばないように慎重にスタートしました。本線に合流して舗装区間に入ったところで気持ちのうえではフル回転の状態になりました。ただ、普段はスタートから無茶な走り方をすることがないので、ときどきバランスを崩しそうになる走り方になってしまいました。上半身が突っ込んでしまったり、左右にぶれたりしたと思います。入りの1kmは手元計測で4分55秒(笑)。こんな走り方、本当に久しぶりのことです。ここを過ぎると少しの区間だけ、非舗装の区間になります。ここには凹凸もあって、走路を選ぶ必要があるのですが、ほかのランナーもいるので難しいところです。1.3km地点あたりで折り返して非舗装区間を往復するので、ここは明らかにラップが落ちました。2kmのラップは5分10秒。落ち着いてきました(笑)。
舗装区間に戻ったところで走り方としては安定しましたが、今度は向かい風に悩まされ始めました。2.6kmくらいのところでいったんスタート地点近くを通ります。ここでチームの仲間たちから声がかかります。手を上げて応え通過しました。力が沸いてラップを落とさずに済んだ気がします。3kmのラップは5分15秒。少しだけ落ちました。
残り2kmを往復するわけですが、2回めの折り返しまでが最もきつく感じました。ここまでガチ走りをしていますので、少しペースが落ちかけているところに若干の上り坂と向かい風。正直に言いますが、ここは少し力を抜きました。ここで無駄に抵抗すると最後まで持たない。4kmのラップは5分25秒。最後に巻き返さなければ。
折り返し後のラスト1kmは追い風に下り坂。いやでもスピードが出ます。舗装道路の上の砂が滑りそうで少し気になりましたが、そんなことを言っていられません。1秒でも速くアンカーにつなぐことだけを考えていました。GPS時計を見ながらあと500m、あと400mと小刻みにペースを確認しながら進んでいきました。残り100mくらいのところで一人のランナーが倒れたのか転んだのか、係員の手当を受けていました。残り50mで中継区間に入ります。ここは再び非舗装区間です。チームのアンカーの姿が見えました。ここで思い出したのですが、たすきを外していない。中継の直前、あわててたすきをはずして、アンカーにつなぎました。危なかった。
筆者の区間タイムは25分40秒。1kmあたり5分8秒というペースになります。5kmのベストタイムからはほど遠いタイムですが、いまの持てる力は出し切ったと思います。たすきの力というやつでしょう。しばらく荒い呼吸が止まりませんでした。
水分を取り、呼吸を整えたところで簡単に着替え(上半身だけ)を済ませて、上着を羽織り、アンカーを迎えました。アンカーもスピードを落とさずにフィニッシュ。チームの力を感じます。肝心のタイムですが3時間19分台。目標のサブ3.5を達成することができました。筆者自身はまったく貢献できていないどころか少し足を引っぱっていますが、何とか大きなロスにはせずに済んだと思います。
今回の大会参加を通じて、チームでの活動や大会参加も楽しいことを実感しました。自分だけでは引き出せない力が出るのがチームの力なのでしょう。たまにはこういう大会にも参加したいと思います。足を引っぱらないようにスピード練習もしなくては。