第2回横須賀・三浦みちくさウルトラマラソン100kmの部に参加しました。三浦半島東岸のヴェルニー公園を出発。三浦半島をぐるっと時計回りに一周し、その間には約5kmのトレランも走り、高い橋を渡って城ケ島も走り、西岸のソレイユの丘を走り、湘南国際村を駆け上がり、再びソレイユの丘を目指す100kmコースです。これまでの最長走行距離は「東尋坊」の52km。この倍近い距離を走るという無謀な挑戦でした。結果は97km付近で時間切れのため収容車に回収されてDNFという結末。残念!でも、朝5時から夜明けとともに走り始め、日が陰るまで14時間走り続ける(かなりの区間は歩きでしたが)というかつてない行動をしましたので、たいへん残念な結果ではありましたが、良い経験になりました。
筆者が事前に想定していたのは「1時間で8kmくらいの無理のないペースで走れば12時間で96km。制限時間は14時間なので、後半に多少ばててきても何とかなるだろう」というくらいな漠然としたものでした。しかしウルトラマラソンは甘くない。実際にはもっと綿密に作戦を練る必要がありました。コースや高低差、そして関門の場所と閉鎖時刻を前提にしたペース設定をして、それを頭に入れておくなど、事前の準備が欠かせないことがわかりました。また、給水や補給食などの準備も不足していました。
スタート会場は横須賀のヴェルニー公園。京急汐入駅からすぐ近くです。が、朝5時スタートということで始発電車でも間に合わないので近くで前泊しました。朝4時30分くらいに会場入り。荷物をトラックに預け、ストレッチなどで準備。暑くなりそうなので仕方なくキャップもかぶりました。ここのところキャップをかぶったレースは失敗しているケースがほとんどなので、本当は被りたくなかったのです。
補給食はいつものアミノ酸ジェル、前日にスーパーで購入したバウムクーヘンのみ。水は500mlのペットボトルを持ってスタートしました。これらはベスト型バッグに入れました。結果から見ると水は最初から持つ必要は全くなく、筆者の場合、この水に手をつけたのは20kmを過ぎてからでした。ということは20kmの区間、0.5kg重い状態で走ったことになります。これは全くの無駄でした。給水はエイドに十分ありますので、空のボトルだけ用意しておき、次のエイドまでに必要な量だけ水をつめることで事足りました。
会場は早朝ということもありBGMなどは控えめ。直前になくなられた西城秀樹さんの「ヤングマン」を「YMUM」(よこすか・みうら・うるとら・まらそん)に読み替えて踊るのは良い企画でした。5時に予定通りスタート。ただしスタート直後の歩道橋は振動防止のため数十人程度のグループに分けて渡りました。いっぺんに渡ると揺れて危険らしいので。ここから長い道のりです。
ここまではエイドで出てくる食品にはほとんど手をつけませんでした。スタート前に朝ご飯をしっかり食べていたこと、食品の種類が割と重く感じられたことなどが理由でした。本当は序盤でしっかりお腹に入れておかなくてはいけなかったのでしょう。このあと、中盤がばバテバテになってしまうのですが、その要因は序盤にエネルギーを摂取しなかったことにあるような気がします(もちろん結果論ですが)。
20kmを過ぎて、信号待ちによる遅れ以外の遅れも加わりました。スピードが落ち始めたということです。30km通過は3時間55分くらい。もう想定より25分遅れています。30kmのエイドを過ぎると本格的な山道に入ります。山道なので前後のランナーの姿が見えません。時々現れる大会の「矢印」表示だけが道を見失っていないという安心材料というくらいの孤独な戦いでした。ここはほぼトレイルランニングというコース設定でした。事前にそこまでの山道と思っていなかったので、この区間で体力も気力も大いに消費してしまった気がします。山「歩き」は好きな方ですが、山「走り」は少し勝手が違っていました。山を下りると35km。そこからさらに下って三浦海岸の海が見えたときには少しほっとしました。
山下りの区間ではずっと同じ人と抜きつ抜かれつの状態だったのですが、そこに風のような勢いで若い女性が下っていきました。失礼ながら転倒してしまう心配をしたほどの勢いでしたが、山道に慣れているのでしょう。しっかり転倒せずに降りていきました。すごいなあ。わたしは転倒が怖かったので、歩く程度のスピードでしか降りられませんでした。35kmのラップは4時間45分。この5kmで何と50分もかかっています。これはかかりすぎ。この大会を目指すなら、トレランの練習も必要なのかもしれません。
三崎港から油壺に向かう坂道はほとんど歩いていたような気がします。この区間は長い上り坂。バスで移動したことがありますが、こんなに坂道だったっけと思うほど。60km通過は8時間半。遅れを取り戻すどころかさらに遅くなっているような気が・・・。いったんソレイユの丘(実はゴール地点)に向かいます。65kmは9時間17分、70kmは10時間5分。残り4時間で30kmということは、この時点の調子からいってもう完走は絶望的な状況ですが、冷静に計算できていなかったような気がします。65km付近で二度目の自主エイド。いなげや前の自販機で「オロナミンC」。効果あるのか、これ?
ソレイユの丘に向かう途中には何度か折り返し区間があり、これも精神的には重くのしかかります。ソレイユの丘は関門(11時間)となっていますが、ここは無事通過。しかし時間的余裕はかなり厳しい状態になっています。実は距離設定を勘違いしていて、80km近い地点だと思い込んでいました。実はまだ73kmあたりです。残り22kmと残り27kmでは随分と違います。おそらく10時間30分くらいでした。
自衛隊武山駐屯地の前をぐるっと通り、佐島(京急に乗っていると住宅の広告をよく見かける)をまわって、さらに湘南国際村へ向かいます。途中85kmのポイントを通過。もう12時間30分を過ぎていました。湘南国際村は小高い山の上。残り15kmなので普通に走ってもぎりぎり。85kmを過ぎて坂を上るのは厳しい。しかし、持ち時間がなくなってしまいました。もう走り続けるしかありません。
下りは佐島を回らずにバス通りを走り、ソレイユの丘を目指します。3回目の自主エイド(今度はコンビニ)でエネルギーを補給して、再び武山駐屯地の前に差し掛かり、残りは3kmくらい。もう暗くなってきたので安全のためにLEDの光り物(100円ショップで購入)を腕に装着しました。しかし、ここで収容車のスタッフが近づいてきました。タイムアップでした。所定の14時間を過ぎていたと思います。終盤は意外に脚が残っていて回復してきていただけに途中のバテバテが悔やまれます。中盤を30分でも縮めていればタイムリミットに間に合っていたような気がします。残念。
今回、持参していたスマホの計測アプリが何度も止まってしまい、しかもトンネルでGPSの情報が不連続なってしまい、記録もまともなデータも残っていません。途中でところどころ撮影していた写真だけが唯一の頼りです。この文面も写真のタイムスタンプを頼りにコースを思い出して書いています。このような状況ですので、実際とは少し違っているところがあるかもしれません。データがないだけに今となっては詳細がわからなくなってしまいました。自分の頭に余裕がなかったのは確かです。
終了後はソレイユの丘からスタッフの車も含めたピストン輸送で三崎口駅へ送ってもらいました。自宅最寄り駅までは特急で乗り換え無し。これは助かります。駅自販機で飲み物を購入後、電車の席に座りました。何時間ぶりだったのでしょう。スタート後はじめてかもしれません。
初の100km挑戦はこんな感じで不完全燃焼に終わりましたが、リベンジするかどうかはわかりません。リベンジするにしても別な大会にすると思います。楽な100kmなんてないと思いますが、このコースはあまりにも厳しいので。
投稿者:ゆいちさん (2018年06月11日 14:21)
同じレースに参加されていたのですね。どこかで並走していたかも・・・。しかし、過酷なレースでしたね。誠にお疲れさまでした。私は最近になってやっと体調が戻ってきたところです。またどこかでご一緒できれば!
投稿者:route507さん (2018年06月11日 17:16)
ゆいちさん、コメントありがとうございます。過酷なレース、お疲れさまでした。振り返ってみると、わたしはあらゆる面で計画も覚悟も準備もまったく足りていなかったようです。反省しきりです。
上記本文を書いた時点では、リベンジは別のレースでと思っていたのですが、いまは来年再挑戦という気持ちが沸々と出てきております。次は準備を整えて覚悟をもって臨みたいと思います。
またどこかで巡り会えますように!
投稿者:route507さん (2018年06月11日 17:16)
ゆいちさん、コメントありがとうございます。過酷なレース、お疲れさまでした。振り返ってみると、わたしはあらゆる面で計画も覚悟も準備もまったく足りていなかったようです。反省しきりです。
上記本文を書いた時点では、リベンジは別のレースでと思っていたのですが、いまは来年再挑戦という気持ちが沸々と出てきております。次は準備を整えて覚悟をもって臨みたいと思います。
またどこかで巡り会えますように!