ウルトラうどんマラニック2024

香川県高松市で開催された「ウルトラうどんマラニック」に参加しました。約52kmのコースを走る途中、5軒のうどん屋さんに立ち寄り、名物の讃岐うどんを楽しむイベント。完走と完食の両方が目標です。

土曜日開催なので金曜日の業務終了後に空路で高松入りしました。予約したホテルに向かう途中でコンビニで軽い夕食を調達し、チェックイン後に食べてシャワーを浴びてすぐに就寝。翌日の大会に備えました。

朝は5時起床。準備を済ませ6時にホテルを出発。会場は高松駅近くの「高松シンボルタワー」という複合ビルのイベント会場。ホテルから徒歩で約15分でした。受付を済ませて6時30分にはスタンバイ完了。スタートを待っている人の中に顔見知りの人がいたので、しばし歓談させていただきました。

ゲート前でスタートを待ちます

朝7時スタートですがウェーブ制で筆者は第5(最終)ウェーブでした。最初のグループからは20分遅れとなっています。この時点では関門にかかる可能性をまったく考えていなかったのですが、この20分が筆者には重かった気がします。

スタート後、高松港の灯台をぐるっとまわって戻る往復コースを通ります。これで1kmくらい。このあとも海岸線を進んでいきます。服装は半袖、短パンですが少し肌寒いのでアームウォーマーを装着していました。バフを首に巻いていましたが、こちらは寒さ対策ではなく、鼻水対策(笑)です。万一の転倒に備えて手袋も着用しました。手をついて怪我するのが嫌なので。

灯台をぐるっとまわって折り返す

海岸線を離れて一般道を西に向かって進みます。このあと5軒のうどん屋さんに立ち寄るので、この日は朝食抜きで参加しました。とはいえ、空腹でのスタートには若干の不安もあったのでスポーツ羊羹1個を摂取してからホテルを出ました。それくらいのエネルギー摂取ではお腹が満たされることもないので、5kmくらい走ったところで空腹を感じ始めました。うどん屋さんが待ち遠しい感覚です。空腹と同時に若干の疲労感もありました。朝のランニングに慣れていないのと、そんなにスピードを上げる必要もないのに1kmあたり6分半くらいのペースでスタートしてしまったことが原因でしょう。

7kmくらいで1軒目のうどん屋さん「ひさ枝」さんに到着しました。港にほど近いエリアに立地しています。暖かいうどん出汁のかかったかけうどんにちくわ天を乗せて提供していただきました。見た目通りのシンプルなうどんですが、空腹にこの上なく嬉しい。うどん出汁まで完食してしまいそうな勢いでしたが、ここは自重して出汁は半分くらい飲んで終了させていただきました。

シンプルなうどんですが出汁がめちゃうまでした

お店を出たあとは少しだけ歩いてお腹を落ち着かせてからランを再開。近くに先週参加した「ふくい桜マラソン」のTシャツの人が走っていたので話しかけてみました。福井に参加されたそうです。派手なピンクなのでなかなか着る機会もないだろうから今回、着てみたそうです。わたしも同じのを着てくればよかったかもしれません。ふくいが良い大会だったことなどしばし会話しながら走らせていただきました。その後、ペースがわたしにはきつかったので先行していただきました。

いくつかの信号待ちを挟みます。これは仕方ないですね。交通規制をしているわけではないので交通ルールを守る必要があります。

コースは高松市の西側を南下していきます。誘導のスタッフに従い、2軒目のうどん屋さんに入る手前、ちょっとした小高い丘(というより古墳程度)の上に綺麗な桜が咲いていました。桜はちょうど満開時期だったようです。その場にいた方がここは桜の名所だと言ってました。

桜の名所だそうです。満開でした

2軒目は「ヨコクラ」さんです。12kmくらいの場所でした。前のうどん屋さんと5kmくらいしか離れていません。ここではもちもちのうどんに明太子が乗った明太子うどんをご提供いただきました。1軒目がど真ん中のストレートとすれば2軒目は変化球でしょうか。ピリ辛の明太子がうどんによく合っていました。

明太子が乗ったうどん。よく混ぜていただきました

お店を出て、そのまま進行方向を維持して進んでいきます。次のうどん屋さんとの間もあまり距離がありません。食べた後は少し歩く時間を入れて胃袋を落ち着かせました。普段、走っている途中や走る前にこの分量の食料を食べることは無いので、食べた直後は少し歩くようにしていました。

コースは土手の下に降りました。降りたところに満開の桜が並んでいてなかなかいい感じです。川沿いをそのまま進んでいき、誘導のスタッフに従って土手に上がり、川にかかる橋を渡った先に3軒目の「上野製麺所」さんがありました。17kmくらいの場所でした。お店の前には5~6人くらいの先着ランナーさんが並んでいました。並んでいる間に「エール」という乳酸菌飲料をいただきました。後続のランナーさんのなかに転倒して負傷された方がいらっしゃいました。スタッフから手当を受けていましたが、見るからに痛々しくて心配しておりました。そんな状態なのにこの先で筆者と同じようなペースで走られていました。すごいです。

河川敷の桜。気持ちよく走れます
写真を撮ろうしたら他のランナーさんが撮影を始めてしまい…。待つのも時間がもったいないので映り込んでます。すみません
「エール」って初めて見たかも

「上野製麺所」さんでは具だくさんの「しっぽくうどん」をいただきました。これは優しい味ですね。素朴な味に具材の野菜のおいしさが溶け込んでいます。ここは汁まで完食させていただきました。ごちそうさまでした。

しっぽくうどんをいただきました

ここまで10kmくらいの間で3軒のうどんを食べているわけで、お腹がきつい状態になってきました。ここからは10分くらい歩いてお腹を落ち着いてから次を目指すことにしました。そして次の4軒目までは少し距離があります。事前にもらっている地図では10km近くあるので1時間以上は間が空くはずです。

ゆっくり走っていると前にツエーゲン金沢さんのユニフォームを着た方が走っていました。ザスパ群馬サポーターであることを告げたうえでお話させていただきました。新しいスタジアムを訪問させていただきたいと思います。J2に上がってきてください(前提としてこちらが落ちないようにしなければですが……)。

何度かの信号ストップを挟みながら4軒目を目指しました。比較的交通量の多い道路で道路の右側を走行していましたが、途中に歩道が左側だけにある区間がありました。ここでは左側を走行しました。そういった理由で道路を渡る際にも信号ストップを挟みます。じわじわと信号ストップがタイムに影響しているような気がします。

29kmくらいで4軒目のふる里うどんさんに到着しました。ここでは「コロッケうどん」が提供されるとスタート前のレクで聞いていました。うどんの上にコロッケが乗っている姿を想像していましたが、実際は全然違いました。衣のなかにホワイトソースとうどん。それにトマトソースがかかっているという想像を絶する姿でした。サプライズであり、そして何よりこれが美味しい。タバスコやチーズなどで味変も楽しめます。美味しくいただきました。

コロッケうどんと聞いてましたが…
衣の中身がホワイトソースとうどんでした
ふる里うどんさん店舗外観

このお店で同席していた方とお話した際に関門の時刻を聞いてちょっとびっくりしました。正直に言ってここまで関門時刻を意識していませんでしたが、実は関門時間が20分後に迫っていました。これは結構やばいのではないだろうか。のんびりしていると関門に引っかかるかもしれません。ウェーブスタートの20分が地味に影響していそうです。

ここでも食後の休憩で10分ほど歩きましたが、その際に信号待ちの時間を使って次の関門の時刻を調べておきました。次の関門は屋島の山頂(39km)で関門時刻は14時。まだ正午になっていないので、残り13kmで2時間以上あります。これならおそらく大丈夫と一安心しましたが、屋島の標高300mを上らなければならないのが不安材料ではありました。また、屋島の関門を通過しても次の関門(5軒目のうどん屋さん=48km)の関門は15時。屋島をギリギリ通過だとおそらく間に合いません。いかに余裕をもって屋島を通過できるかがポイントになりそうです。関門時刻との戦いになってしまいました。

4軒目のふる里うどんさんから屋島に向かうには高松市東側の道路を北上していきます。ここも交通量の多い幹線道路です。大型家電などのお店が立ち並ぶなかで、案内のスタッフが数人待機していました。何と足下に缶ビールが!ビールを振る舞っている!? とても魅力的でしたが、後ろ髪を引かれる思いで通り過ぎました。ビールを飲んでしまったらここで終わってしまいそうです。

途中で見かけた橋に那須与一像

JR線の踏み切りを超えると、コースは右折して東方に向かいます。近くのコンビニに立ち寄りペットボトルの炭酸水を購入しました。ペットボトルに水を入れてチビチビと飲みながら走ってきましたが、この手前で水が底をつきました。屋島の上り坂を前に水分を確保しておきます。さらに進んで行くと、スタッフが左折を案内していました。いよいよここから屋島の上り坂が始まります。

道路の先の方に屋島に上る坂が見えます

この坂道ですが、あとから記録を見ると36kmくらいから上り坂が始まって40kmくらいまで続きます。この間に高さにして約300m上ります。筆者はこの4kmの間はまったく走れませんでした。走っても歩くくらいのスピードにしかならないので、だったら体力を温存する方を選びました。幸い、関門までまだ余裕があるので山頂まで歩いても余裕をもって通過できそうでした。

上り坂の途中で港を見下ろす

結果的にはときどき写真を撮ったりしながらではありましたが、この4kmを1kmあたり10分ちょっとくらいの速度で歩ききりました。早歩きのスピードです。ここで1kmあたり15分かかってしまうと屋島の次の関門通過が厳しくなるところでした。何とか踏みとどまったと言えるでしょう。

山頂から少し降りたところにあるエイドではみたらし団子など和菓子が振る舞われていましたが、ここではお菓子よりコーラが魅力的でした。ペットボトルから持参のマイカップに入れ、飲み干す。3杯くらいのコーラをいただきました。トイレの流しでカップをすすぐ余裕もありました。それにしても屋島の山頂からの眺めはすばらしい。桜もきれいでした。

スタッフさんに撮影していただきました
桜がきれいです
屋島城跡を示す看板

問題はここからです。坂を上っている間、下りは走って時間稼ぎに使おうと考えていました。しかし、ここの下り坂は急過ぎました。普通に走れる下り坂ではありません。走っているような姿勢はしていましたが、実際には上りと同じくらいの速度しか出ていませんでした。それもそのはずで、上りで4kmくらいかけて上った高さを下りは2kmで降りるのです。つまり斜度が倍になります。靴の中で足がつま先の方に移動してしまい、靴の壁に当たって痛い。おそらく爪が内出血を起こしていたものと思います(実際、そうなっていました)。結局下りも時間をかけて降りることになってしまい、次の関門に向けて貯金を増やすことは叶いませんでした。ちなみに山頂で13時20分くらい、坂を下りた小学校前で13時40分くらいです。関門まで残り8kmで1時間20分ということになります。

坂を下りきったら、ここからはほとんどフラットなコースになりました。琴電の踏み切りで待ち時間があったりしましたが、こういうのは諦めるしかありません。ときおり休憩(歩き)を入れながら1kmあたり8分くらいのペースで進んでいきました。

ときどき桜が出迎えてくれて癒やされます

いったん海沿いのエリアに出たうえで再び内陸に向かって南下をはじめます。市街地に近いエリアになってきて、ようやく終わりが見えてきた感じがありました。コース沿道には良さげなワインのお店とか、パティスリーとか魅力的なお店がちらほらと見えましたが、あまり頭に残っていません。残念です。

この区間で並走していたランナーさんから関門まで2.5kmと聞いた10分後、スタッフさんから関門まで2.5kmと聞きました。10分進んだのに? うどん屋さんまでの距離が正確なところがわからず、関門までの余裕を計りかねていました。

5軒目のうどん屋さん(最後のうどんです)が近づいてきました。メインの道から右に入っていくのであらかじめ右側の歩道に移りました。県道から右に入った道をさらに右折したところでうどん屋さんが見えてきました。「麺匠くすがみ」さんです。到着時刻は14時45分くらいでした。関門まで残り15分でした。ひとつ間違えば関門アウトになるという危うい状況でした。

ここでは温かいうどんと冷たいうどんを選択できました。筆者は冷たいぶっかけうどんをいただきました。体が温まってきているので、冷たいうどんが嬉しく感じました。つるっとあっという間に食べ尽くして、最後のシールをいただきました。うどん屋さんごとに「完食シール」が配布されていて、台紙に貼り付けると「完食証」になるというものです。これでうどんは完食です。あとは「完走」のみです。

5軒目、最後のうどん屋さんでは冷たいぶっかけをいただきました。冷たいのが気持ちいい!

残り距離は4kmくらいのはず。最終的な制限時間(16時)まで残り時間は1時間あります。おそらく全部歩いても大丈夫でしょう。とはいえ、少しでも速くフィニッシュしてあとの時間を有効に使いたいところです。でも、食べた直後は歩きます。いきなり走るのは無理です。お店から栗林公園駅を過ぎ、栗林公園の手前まで歩きました。おそらく1kmくらいの距離だったと思います。残りは約3km。スタッフが2kmと言っていましたが、もう少しあるだろうと思いました(実際3kmくらいありました)。

ここからのルートは高松駅に向かう市街地エリアです。信号の数も多いうえに、横断歩道がなく地下づを通らざるを得ない交差点もあります。脚の負担になりますが、仕方ありません。ゆっくりと1kmあたり7~8分くらいのペースで高松駅に向かいました。高松駅前のビル群の間を過ぎるとスタート地点でもあった高松シンボルタワーが見えてきます。

結局、8時間10分でフィニッシュしました。時刻は15時30分で、最終的な制限時間まで残り30分でした。一見余裕に見えるかもしれませんが、実際にはかなり危なかったと思っています。ちょっとした待ち時間が加わるだけで一気に危うくなるレベルです。ウェーブスタートの20分がかなり重荷だったように感じます。

ゴールではICチップをリーダーにかざして完走を記録してもらいました。ICチップはフィニッシュ後に手渡されました。珍しい計測方法です。紛失のリスクが無いということかもしれません。大会名誉会長である「うどん脳」さんと一緒に写真を撮らせていただきました。ありがとうございます。

無事、完走証をゲット。危うく制限時間にかかるところでした
5軒のうどん屋さんのシールを集めた完食証

これで47都道府県マラソン「2周目」の香川県をクリアして、32都道府県になりました。「2周目」の完走まで残り15県です。条件にあう大会がみつかっていない徳島、宮崎を含みます。次は4月中旬の山形です。

16時の大会終了を待たずに会場を後にして、ホテルに戻りました。せっかくの土曜日開催なので、もう一泊して讃岐路を満喫してから帰ることにします。

GPSのデータから作成した高低図
Photo Embed by Google Photos