あかぎ大沼20km、今回が4回目の参加です。過去3回とも終盤に失速して、どうしても2時間を切れないレースが続いていました。今回、何としても2時間切りを目指してこのレースをターゲットに夏場のトレーニングを続けていました。
このレースは赤城大沼の湖畔5kmのコースを4周するレースですが、周回ごとに二つの上り坂があります。平らなところが極めて少ないレースで、1350mの標高による息苦しさ。さらに雨にもたたられて、過去3回はそれぞれ2時間6分、2時間2分、2時間9分という結果。昨年の記録を10分近く縮めないといけないので難しいと思いましたが、できることはしておこうと坂道トレーニングを中心に対策を打ってきました。
いつものように午前7時50分前橋駅前発のバスで会場へ。約1時間で着替え・荷物預け場所である赤城少年自然の家に到着。バスを降りると天候は曇り。雨が降ったような形跡はありましたが、持ちこたえているようです。気温は15度くらいとの情報。半袖シャツだと少しひんやりする感覚です。これは言い訳できないレベルのベストコンディションでしょう。懸念があるとすれば変わりやすいと言われる山の天気。ただ、予報では良い方向に向かうということなので、心配ありません。室内でストレッチや最終的な準備を終えて、20分前にスタート会場へ向かいます。スタート会場まで徒歩5分くらい。昨年はこの時点で雨のためテンション下がっていましたが、今年は違います。
10時、予定通りスタート。スタートライン通過は30秒くらいだったと思います。スタート後500mくらいはほぼ平坦。前年までの終盤失速を深く反省し、今年は落ち着いてスタートすることにします。1周目の目標は30分、つまり1kmあたり6分程度としました。上りでスピードが落ちるはずですので、実際には30分を超えるかもしれません。まあ、それでもいいという考えで、慎重にスタートしました。
周回のうちに現れる二つの上り坂を「赤城神社」の近くを「赤坂」、「青木旅館」の近くを「青坂」と呼ぶことにします。
1km手前で少しだけ坂を下った後、比較的平坦な数百メートルに入ります。大きい駐車場や土産物、飲食店などが並んで湖畔で最も華やかな場所でしょう。ここを過ぎると最初の難関「赤坂」に入ります。赤坂は500mくらいの距離で20mくらい上ります。ここのポイントは上り坂が終わりにさしかかる当たりで現れる給水。空気が薄いせいか1周目から上り坂では息切れが始まります。息切れもピークになろうかというところで給水。水を飲むことで余計に呼吸が乱れてしまいます。1周目から早速失敗し、水が鼻に入ってしまいました。少しスピードを落として呼吸を整えました。早速給水失敗で先が思いやられます。給水ポイントは上り坂の途中じゃない方がいいんじゃないかな、と思いました。この点は人によって賛否が分かれると思いますが、どうなのでせしょうね。
赤坂が終了すると小刻みに下り始めますが、下りの中にもちょっとした上り坂が現れたりして、なかなか侮れません。3kmを挟んだ区間は2回目の割と平坦な区間。4km付近に現れる「青坂」に向けて呼吸を整えます。
青坂は700mくらいの距離で25mくらい上ります。これは赤坂より少し長く感じます。坂の入り口にある青木旅館では従業員さん一同が建物の前に出て声援を送ってくれています。旅館のおばあちゃんの応援が何とも言えずにほっこりします。実は毎年の楽しみだったりします。今年もお元気でよかった。青坂は赤坂にくらべて厳しいので、歩幅を狭めて前傾姿勢をとり、極力負担をかけないようにして上りました。青坂の途中で4kmの看板を通過。坂を上りきったところでは少年が一人、ランナーに大きな声で声援を送っていました。ありがとうと声をかけて通り過ぎます。上り切ったと思わせておいて、実はなだらかな上りはもう少し続きます。これを過ぎるとスタート地点(1周地点)に向けてなだらかな下り坂になります。ここはようやく一息つける区間。1周目のタイムは29分50秒(ただしネット、以下同じ)くらいでした。計算したような想定通りのラップです。
実は筆者とほぼ同じペースで、ずっと会話をしながら走っている2人組みのランナーがいました。このきついコースで会話を続けているということは、相当に余裕があるということ。かなり本来の実力と比べて自重していると判断。きっと安定したペースで走るに違いないと思い、この人たちをペースメーカーに勝手に指名し、ずっと数メートル後をついて走っていました。これも想定通りに入れた理由のひとつだと思います。このペースメーカーさんたちは2周目でスピードを上げたようで、あっという間に姿が見える範囲から消えてしまいました。
2周目に入ります。気温が低いとはいえ、1周目で汗びっしょりになりました。気温が低いので濡れたシャツを通してひんやり感が増してきます。これは気持ち良い汗でした。ただ、しっかり汗をかいているので、給水ではスポーツドリンクも取るように心がけました。2周目に入り、すぐにスポーツドリンクを給水。今度はうまく飲めました。
1周目は体が温まりきっていなくて、何となく動きが鈍い感覚がありましたが、2周目ではこの感覚がなくなってきました。体の動きが少しスムーズになった感覚です。だからといって不必要にスピードを上げすぎるのに要注意。過去にこれで失敗してきた記憶を教訓にして、自重しながら走ります。特に上り坂に注意。まだ力が残っているので必要以上のがんばり方をしてしまいがち。
2回目の赤坂の給水は問題無く摂取。ここもスポーツドリンクを選択。意識して慎重に上り、下り坂はひざに負担をかけない走り方を心がけます。3km付近の平坦なところだけ少しだけスピードアップ。青坂の入り口で係員のおばちゃんが「ザスパクサツ」のタオルマフラーをしていることに気づきました。青坂を上りきり、なだらかな下りを過ぎて2周目が終わったところで時計を見ると59分10秒くらい。1周目より少し早いラップになったようです。でも無理のない範囲でいい感じ。
3周目。10kmのランナーがいなくなってきますので、周囲は20kmのランナーだけになります。少しコースが空いてきて走りやすくなってきます。だからといって無理は禁物。引き続き慎重な走りを続けます。給水が終わって土産物屋さんが立ち並ぶエリアにヤマダ電機女子陸上部の面々がずらりとランナーを迎えていました。笑顔に癒やされますね。西原さんは美人です。個人的には筒井さんとハイタッチしていただいたのが嬉しかった。このエリアを過ぎるとすぐに赤坂。ペースを乱さないようにしないといけない。注意して疲弊しないように上りました。
3kmを挟む割と平坦な区間はキャンプやバーベキューの会場になっていて、ここに差し掛かると香ばしい香りで空腹を誘われてしまいます。ああ、肉食べたい。青坂手前の青木旅館では平常業務に入ってしまうのか、職員はほぼいなくなってしまいます。唯一おばあちゃんだけが椅子に腰掛けてランナーに声援を送っていらっしゃいました。こちらも手を振って応えます。
3回目の青坂はだいぶきつく感じてきましたが、周囲のひとも相当きつかったのだと思います。無理のない範囲で歩いている周囲のランナーを抜きながら上りました。3周目を終わった時点で1時間28分30秒くらい。フラットペースを維持していました。
4周目は最終周。これであと1年このコースを見ることがないと思うと少し淋しくなってきます(っていうか、いつまでこの大会の参加を続けるのだろう)。かなり涼しく感じますが、給水はしっかりとりました。汗はそれなりにかいている自覚がありましたので。3周目にいたヤマダ電機チームは4周目にはもういませんでした。淋しい。それでも赤坂を慎重に上り、下りも慎重に。フラットなエリアに差し掛かり、残り2kmです。時計を見ると2時間まで残り14分。スタート時に時計のボタンを押すのが少し遅れたので、実際には14分弱。ここまでのペースを考えれば2時間を切れる状況です。
ここまで相当慎重に走ってきましたが、ここで制限を解除。残りの難関は青坂のみ。少しばかり無理しても何とかなるだろうと予想。スピードを若干上げて青坂に突入。やっぱり坂ではスピードが落ちましたが、まわりは一層失速しているので青坂でかなりの人数を抜いたような気がします。坂が終わってもう一度ネジを巻き直してゴールへ向かいます。前を走っている人を目標にして、一人抜いたら次の人。そんな感じで気持ちを維持して、ゴール数メートル手前で最後の一人を抜いてゴール。時計は1時間57分40秒くらいでした。多分、4周目のラップが最速。
グロスでは1時間58分を超えていましたが、目標だった2時間はクリア。過去3回に比べて気象条件が良かったことに加えて、睡眠時間や体調の調整も良かったのだと思います。このレース対策で取り入れた坂道練習も効いたのでしょう。喉に刺さった骨のようなムズムズ感を過去3回で感じていたのですが、やっと解消した感じです。
ところで、ゴール後に記録証を発行してもらったところで、スタッフの高校生女子が「やったー!」と歓声。何かと思ったら50代男子100位のキリ番(ラッキー賞)をゲットしていたのでした。ゴール手前で最後の一人抜いたのが幸運でした。賞品はカップ麺1箱。あのー、わたし、カップ麺食べない人なのですけど。とはいいつつ、せっかくの賞品ですのでありがたくいただいて帰りました。大きな箱を抱えてバス、電車に乗るのは若干抵抗がありましたが(笑)。
目標をクリアしたのでこのレース参加はもういいかとも一瞬思ったのですが、8月にこの気候で走れるレースは貴重なので(ラッキー賞もいただいたので)、来年以降も参加することにします。このタイムを維持できるように励みたいと思います。