東京マラソン2021に参加しました。大会名の「2021」は間違いではありません。2021大会は昨年10月に予定されていましたが、コロナ禍の影響で半年延期され、2022年3月の開催となりました。この日は当初「東京マラソン2022」が予定されていましたが、こちらは開催中止となりました。
筆者としては東京マラソンには2009年の参加以来、13年ぶりの参加となります。当時とはコースが変わっていて、新宿スタートは同じですが、ゴールがビッグサイトではなく東京駅前となりました。工事と再整備が終わった東京駅をバックにフィニッシュできるので、これは良い変更だったと思います。新コースも走ってみたかったので念願がかないました。
ただ、今回は大会延期の結果として出場権利を維持していた鹿児島マラソンと日程がかぶってしまったのは残念でした。迷いに迷って東京を選択したのですが、結局鹿児島は中止になったことを鑑みるとベターな選択をしたものと思っています。
今大会は新型コロナの対策で数々の制約事項が加わりました。後出しジャンケンのように追加されたPCR検査もそうですが、会場で当日の手荷物預け無し、持ち込み荷物(食品など)に制約といった通常に追加された決めごとのもとで開催されました。簡単に言えば基本的に走る格好で会場入り、走り終わった格好で帰宅というお約束です。かなり厳しい制約ですが、逆に言えばそうでなかったら開催できなかったということなのだと思います。
とはいえ、走る格好だけでは自宅から会場へのアクセス時やスタートを待っている間が寒いので、走る格好に大型ゴミ袋を羽織り、さらに上着を着て会場入りしました。会場まで一緒に来てくれた家族に上着を預け(いつも申し訳ない)、ゴミ袋を羽織った状態に。これでスタートを待つことにしました。ゴミ箱は無いということでしたので、ゴミ袋はスタート直前に脱いで畳んでポーチに入れるつもりでした。しかしながら衣類などを廃棄するワゴンが会場にあり、ゴミ袋もここで回収してもらえました。これは予告されていなかったもので、勝手に捨てていく人がいるかもしれないのを警戒したのでしょう。少しでも走行中の持ち物を減らすためには助かりました。
筆者はウェーブ制スタートの第2ウェーブ。9時25分スタートです。8時前には会場のランナーエリアに入り、トイレ、スタート前の給水、持参したジェルの補給など済ませ、所定の時刻に整列場所へ。既に多くの人が待機していて、その後方に並びました。ただ、最初の待機場所は庁舎下の駐車場だったので、ここは非常に寒く感じました。動的ストレッチなどで体を動かしながら待ちたいので、他の人と少しでも間を取れるようにできるだけ後ろの方にいるようにしていました。
第1ウェーブが9時10分にスタート後、第2ウェーブの組もスタート位置へ移動が始まります。筆者のブロックはFでしたが、これは第2ウェーブの先頭にあたります。これはネットとグロスの差がほとんどないかもしれません(実際19秒でした)。スタートゲートの後方100mくらいの場所にいましたが、ここは日が当たって暖かい。異動中に羽織っていたゴミ袋は途中で廃棄したので、日当たりに救われました。
ちなみに長袖シャツ、ロングタイツの上にザスパクサツ群馬のユニフォーム、短パンという出で立ちでした。アームウォーマーも装着。寒がりなのです。待っている間にゲート前ではマーティー・フリードマンさんがギターを演奏。これは盛り上がりますね。
9時25分、予定通り小池知事によりスタートの号砲が鳴らされました。というタイミングで気付いたのですが、GPSウォッチのGPSスイッチを入れてない……。GPSの捕捉には1~2分程度かかるのでスタート前に捕捉しておき、号砲と同時に計測を開始する必要がありました。お恥ずかしいミスでした。計測はスタート地点を少し過ぎたあたりからとなってしまいました。測定距離が正確でないうえに、表示される経過時間まで正確でない…。
スタート後は下り傾向なのもあって体も軽く感じ、快調に脚が進みます。これに騙されると最後にツケがまわってきますので、慎重に。でも体が止まってくれない。そんな感覚でした。5kmのラップは27分30秒。スタート直後の混雑が多少あったので実質キロ5分半を切っているラップでした。これではまずいので、より慎重になることを心がけます。
コースは序盤で神保町、水道橋、御茶ノ水などよく知っているエリアを通るわけで、それで気持ちが浮ついていたのかもしれません。全然慎重になれずにペースをキープしていました。神田近辺で折り返す10kmのラップでも27分半。同じペースを維持していました。
ここからコースは日本橋、茅場町を通って、浅草方面に向かいますが、その手前、新大橋通りで15kmを通過。このラップは27分50秒。これでもちょっと速いものの先ほどより落ち着きました。ナチュラルにラップが落ちてきているだけとも言えます。あとはこのペースを維持したいところ。
雷門を折り返して、門前仲町、深川方面に向かいます。その途中で20kmを通過。今度のラップは28分40秒。いい感じではあるのですが、冷静に振り返ってみると、もうこのあたりから想定ペースを維持できなくなっていると考えた方が良さそうです。レースを走り終わった直後は25kmくらいからペースが落ちていたと思っていたのですが、よく分析してみると15kmを過ぎてもう落ち始めていたのです。
門前仲町で折り返し、25kmのラップを過ぎます。ここは28分15秒。先ほどより少し回復しています。折り返しコースなので向かってくるランナーを見ながら走れるので、少し気持ちが上向いたのだと思います。
30km。基本的には来た道を戻って茅場町方面に向かいますので、距離感覚はつかめていますが、それでも徐々に1kmごとの表示が遠く感じられるようになってきました。30kmのラップは29分を超えました。29分30秒。実は27km付近の給水でゆっくり歩くようにコップを取ったところ、そのまま歩きになってしまいました。意図した行動というよりナチュラルに歩きに入ってしまった感覚です。すぐにランに戻ったのですが、この行動でくっきりとラップが落ちたのだと思います。
30kmを過ぎると、銀座、日比谷、内幸町、芝公園と人が多いエリアに入ります。東京マラソンのコース設定、いちばん辛い顔をたくさんの観衆に見せなくてはならないということになりますね。辛くなければ最も楽しいエリアとも言えます。今回の筆者の場合は全然ダメ。銀座の中央通りに入ってから、脳が脚に休めと指令を出しているような感覚でした。内幸町あたりで35kmを通過。ラップは一挙に落ちて34分。もう歩くような走り(走るような歩き?)にしか見えないと思います。コロナの影響で観衆は少ないのですが、それでも多くの人が見えている中を苦痛の顔で進みました。お恥ずかしい。
田町付近の第一京浜で折り返し、再び芝公園、内幸町方面に向かいます。内幸町あたりで40kmを通過。ラップは39分。さっきよりさらに落ちています。もうこの時点で目標の4時間を超えてしまいました。無念。残り2.195kmですが、日比谷公園、丸の内仲通りを通って東京駅前に向かいます。丸の内仲通りは人が多いのに加えて道幅が狭いので、より観衆との距離が縮まります。益々お恥ずかしい。よろよろと東京駅前のフィニッシュゲートに駆け込みました。ゲートの直前にアルビレックス新潟のユニフォームのランナーがいたので、このランナーさんを抜いて終わりたかったのですが、届きませんでした。ラスト2.195kmのラップは何と16分。かかりすぎ。
実は2月27日予定の「いわき」の中止が決まってから、この東京マラソン2021を今シーズンの目標に定めて、様々な準備をして当日を迎えました。体重をしっかり管理して、大人になってからの最低体重で当日朝を迎えることができました。大会1週間前からアルコールを断ったのもマラソン人生のうちで初めてのことです。靴はアシックスのマジックスピード。昨年の富士山マラソンから好結果につながっています。脂肪を燃焼させやすい(エネルギー切れになりにくい)サプリも使用しています。多少のお金をかけてでもできる対策は全部やってきて、万全の状態で当日を迎えた積もりでした。しかしその結果はこれといった準備もせずに臨んだ昨年の富士山マラソンや1月の木曽三川マラソンの結果にも全く及ばない4時間19分という惨敗。こんなに準備してきたのは何だったのだろうとしばらく落ち込みか抜け出せず、このブログエントリーを書くのも大会から1カ月近くたった4月に入ってからになってしまいました。
いまはアルコールも再開して通常通りの生活に戻っていますが、なかなか次の目標設定が難しくなっています。確実に開催されそうで、アップダウンの少ないフルマラソンの大会があればそれを目標にしたいところですが、現在のところ目標が見つかっていません。昨年開催実績のある10月の金沢あたりかと漠然と想像していますが、これも抽選の結果にもよりますし、10月の大会では暑いうちにどれくらいの準備ができるかという心配もあります。よく考えて次の目標を決めたいと思います。