不調を乗り越えた話(長文です)

この夏にあったランニングの不調を乗り越えた(と思われる)話を書きます(長文ご容赦)。

8月10日くらいから日常のランニング中、走り始めてすぐに疲れを感じるようになりました。ジョグ程度の走り方でもすぐに息切れしてしまう。脚の末端まで酸素が届いていないような感覚でした。日を追うごとに悪化して、ランニング自体は継続していましたが5分程度も続けて走れないので、歩きを挟んだり、信号のたびに青であっても止まって休憩するようになりました。

この時点では年齢による体力低下に加え、夏の暑さが続いて疲労が蓄積していることが原因ではないかと推測していました。「暑いから仕方ないな」くらいの軽い感覚です。また、直前に大腸の内視鏡検査を受診したため、その際に使用した鎮静剤の影響も可能性として考えていました。

ただ、こういう原因であれば少し時間がたてば戻るはずなのに、1週間くらい経っても状況は変わりません。通常の生活には支障は無いものの、駅や歩道橋の階段で呼吸が荒くなり、上るペースも遅くなりました。階段の踊り場では一休みしたくなります。お年寄りの動きに近かったかもしれません(実際、年寄りに近い年齢ですが笑)。

8月20日に10km大会にエントリーしていました。ここまで状況はまったく変わっておらず、10km走れる自信はありません。月末(28日)に20km大会が控えているので、その準備という目的もあって不安ではあるものの参加することにしました。その結果、案の定ですが、3km手前くらいで走れなくなり、歩いてしまいました。最後まで立ち止まることなく動き続けましたがタイムは1時間9分。おそらく10km大会では自己ワーストでしょう。

ここまで不調だと医師に診てもらってもいいレベルだったのかもしれませんが、日常生活では上り階段以外で支障はなかったので、受診には至りませんでした。ちょっと前に受診した検査で心臓に問題ないこともわかっていたので、なおさら考えが至らなかったのだと思います。

月末の20km大会の日(28日)がきましたが、やはり状況は変わっていません。不調が始まって半月経過しています。前週に10kmも満足に走れなかったのだから20kmも走れるわけがありません。しかも会場は酸素の薄い山の上で、アップダウンも多い。実際、懸念していた通り2kmも進まないうちに現れた最初の上り坂で走れなくなり、歩いてしまいました。その後も下り坂は走れましたが、平坦なところは走ったり歩いたり、上りは歩くことしかできませんでした。何とかゴールに到着しましたが、この大会に7回目の参加で自己ワーストの2時間29分。前回比で34分の悪化。これはあまりにもひどい劣化でした。

この後に及んでですが、ようやく体に異常があるのではないかと思い始めました(遅すぎ・・・笑)。大会会場から帰宅の電車のなかで考えてみて、不調が始まった直前から使用を開始した薬があることに気づきました。ある症状のため点眼薬を処方してもらっているのですが、8月の上旬に薬がひとつ追加されました。そういえば薬を処方された際に心臓や呼吸器に病気がないことを念入りに確認されたことを思い出しました。

もしかしたら点眼薬の影響かもしれない。そう考えてネットで調べてみると副作用として助脈とか呼吸困難とかいろいろ書いてあります。素人が見ても判断つかないため、身内の薬剤師に相談してみました。症状を説明してお薬手帳を見せたところ、ほぼ間違いないだろうとの見解でした。

今から思うと、この時点ですぐに眼科を再受診して対処してもらえばよかったのですが、次の受診機会まで少し間を置いてしまいました。今月に入り、問題の点眼薬を開始して約1か月がたち、定期的な眼科受診日、点眼後の状況を聞かれたので、これまでの不調の経緯を話したところ、薬を変えましょうということになりました。処方箋を出してもらい、薬局でこれまでとは別の点眼薬を受け取り、その夜から使用を開始。これまで使用していた薬は使用を中止しました。

眼科医からは元に戻るまで1週間くらいと言われましたが、自分の感覚ではもっと急速に回復した感じです。薬を変えて2日後くらいにはほぼ元の状態に戻ったような気がしています。現時点で薬を変えて2週間たちました。ランニングや上り階段での息切れは解消したと言っていいかと思います。

話としてはこれで終わりなのですが、せっかくの機会ですのでもう少し不調を分析してみます。ランニングで使用しているGARMINで計測した心拍数のデータを見てみます。GARMINの装着の仕方で誤差は出るようなので、心拍数はそこまで精緻なデータではないと思いますが、上がった・下がったという傾向で見てください。

日常的なランニングのデータです。不調の発生前後の様子をいくつか並べてみます。数字は距離、時間、速度、平均心拍数、最大心拍数です。

不調発生前
6.34km, 34:38, 5.28/km, 140bpm, 160bpm
8.08km, 43:58, 5.26/km, 143bpm, 170bpm

不調発生時
5.21km, 31:28, 6.03/km, 104bpm, 138bpm
7.48km, 42:59, 5.45/km, 119bpm, 149bpm

点眼薬変更後
8.52km, 48:35, 5:42/km, 147bpm, 168bpm
13.2km, 1:14:31, 5.38/km, 147bpm, 170bpm

こうしてみると、不調時は心拍数が上がっていないことがわかります。ランニングなどで体を動かす際には本来であればもっと心拍数を上げなければいけないところ、心臓がそのように動かなかったのでしょう。結果として体の末端まで酸素が行き渡らず、その結果走り続けることができなくなった(息があがったような状態になった)ということなのでしょう。

また、GARMINをほぼ装着しっぱなしなので、ここ1年間の脈拍の傾向を見てみます。ランニング中も含めた生活のうち、安静時とストレス時の動向です。

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今年の8月にストレス時の脈拍が見事に低下しているのがわかります。9月に入って急速に回復しました。点眼薬(目薬)ひとつでこんな影響が出るとは想像もつきませんでした。

今回の教訓。不調時はまずは休息。それでも回復しないならかかりつけの医療機関を受診。お薬手帳を持参すること。今回のような不調であればすぐに原因にたどり着いたのではないかと思います。さらに言えば「不調が発生したころにそれまでと違ったことをしていませんか?」と自らに問いかけること。筆者の場合は点眼薬を追加されました。ここに気づいていれば早めに眼科医に聞くなり、かかりつけ医に相談するなりできはずでした。今回、不調の発生から原因の推測まで約半月かかり、薬を変える対処までさらに半月かかりました。もっと対処までの期間を短縮できたはずだと反省しています。

現在はおそらく元の状態にほぼ戻ったのではないかと思います。暑さや高湿度が続いているので調子が良いとはいえませんが、走り始めてすぐの息切れは解消しています。9月17日に荒川河川敷で開催されたハーフマラソンに参加しましたが、10kmを59分で通過しています。PBからはほど遠いタイムですが、8月の10kmとはまったく違う状態でした。ハーフ自体の結果は別途書きますが、最後2kmくらいを走れていないので、問題無しとはいえませんが、それはまた別の問題だと思っています。