第2回にしおマラソンに参加しました。第1回とは開催時期とコースを変えて開催されました。第1回はランナーが強風で苦労したと聞いています。今回はどうなるでしょう。愛知県で開催されるフルマラソンで男性が参加できるロードレースは現在のところこの大会のみです。筆者は愛知県の大会としてモリコロパークで開催されたフルマラソンに参加したことがありますが、公園内のコースでした。ロードで開催されるフルマラソンは初めてです。
前日に愛知県に移動しJR安城駅近くのホテルに宿泊していました。徒歩で名鉄の北安城駅に移動して、そこから会場最寄りの西尾駅まで約20分です。スタート会場の西尾市役所は西尾駅から10分くらいと予想していました。
当日朝の予報ではスタート時刻の9時頃には雨がやむはず。5時に起床して窓から外を見るとしっかり雨が降っていました。この時間に降っているのは予報通りとはいえ、気分が萎えてきます。朝食後、6時50分頃にはホテルを出て、予定通りのルートで7時45分頃に会場の西尾市役所に着きました。会場では市役所の1階フロアが開放されていて、市民課のカウンターや待合の椅子が利用できる状態で、ありがたい対応でした。雨のため急遽開放したのか元々そういう予定だったのかわかりませんが、ランナーには嬉しい配慮です。筆者も外国人住民向け窓口のカウンターをお借りして最終的な準備を整えました。荷物預けは8時15分まで、スタートの整列は同45分までです。8時10分までには準備を終え、荷物をトラックに預けました。このとき濡れた傘を防水しないで袋に入れてしまった失敗もありました(リュックが濡れました)。
今回の服装は寒さ対策で長袖、長タイツのうえに半袖シャツ(ザスパ2023)と短パン。手袋、アームウォーマー、そしてネックウォーマー代わりのバフも装着しました。手袋は厚みのあるものを選択しましたが失敗だったかもしれません。たっぷり雨水を含んでしまいました。雨よけのキャップもかぶり、そのうえでダイソーのポンチョ型レインウェアを着用しました。このレインウェアは昨年10月の高崎(10km)で着用してかなりいい感じだったので、今回も同じものを使用しました。シューズはアシックスのMagicSpeed2です。
スタート列に並ぶ前にトイレの列に並びました。スタート整列の締め切りまで残り20分ほどです。雨に濡れながら待つこと15分。ようやくトイレに入れました。あまり余裕がありません。仮設トイレは洋式の便器でした。こういうところで洋式は珍しいですが、今後こういう方向になるかもしれません。用を足した後に手洗い用の水が出なかったのは減点ポイントです。
8時45分のスタート整列にぎりぎり間に合いました。Cブロックのスタートです。9時近くなりましたが雨が止む気配はありません。DJケチャップの進行で来賓の愛知県知事、西尾市長、ゲストランナーの野口みずきさん、ワイナイナさん、糟屋悟さんのあいさつを聞きながらすごしました。ワイナイナさんが日本語でしゃべっていたのですが、何言ってるかわかりにくかったところに突っ込みをいれるところがケチャップらしい進行です。知事や市長にも突っ込んでましたね。ケチャップによる進行の大会でいつもやっているやつですが、近くの人とハイタッチは盛り上がります。ケチャップのDJは年々進化しているように感じます。
この大会は西尾市役所前をスタートして市内の横須賀公園でフィニッシュとなるワンウェイのコースです。事前の予習が足りていなかったので把握していませんでしたが、海沿いの漁港などを通る風光明媚なコースだったようです。雨の影響でほとんど景色は楽しめませんでした。
9時に予定通りスタートしました。スタートライン通過は2分ちょっとでした。雨はしっかり降り続いています。混雑していたものの最初の1kmのラップタイムは7分くらい。走り始めた直後はいつも体が動かないので、こんなものでしょう。次のラップ以降はだいたい5分45秒前後になりました。今回はこれくらいのペースでいけるところまでいけばいいかという感じです。
5kmのラップタイムはグロスで31分台でした。スタートのロスがあるのでネットで28分台という感じでしょう。まあいい感じなのではないでしょうか。ただし、この雨なので気分的にはすぐにダメになってしまいそうです。若干のアップダウンは感じたものの、印象としてはほぼフラットです。風はそれほど気になりませんでした。
雨はやむ気配がありませんがスタート後1時間(10時)くらいに少し小降りになったような気がしました。空も心なしか明るくなったように見えました。しかし、これは気のせいだったようで、実際にはやむことはなくその後も降り続けました。この天候ですので、景観が楽しめるわけでもなく、エイドくらいしか楽しみがありません。このあたりのエイドで西尾の名産である抹茶が提供されていました。少量だったので給水としてはあまり意味がないですが、抹茶自体は美味しいです。こういうエイドは特色があってよいと思います。
エイドといえば、19kmのエイドには一色のうなぎ、24kmのエイドにはイカフライがありました。たぶんそれぞれ地元の名物なのですが、個人的には両方とも油がちょっと嫌でした。あまりエイド向きじゃないかもしれません(個人の感想です)。いつもはエイドの食品の写真をとるところですが、今回はスマホも防水対策で袋に入れてしまっているので走行中の写真はありません。
ハーフ地点以降は海沿いの堤防のようなところに出ました。海沿いを走るとは思っていなかったので少し驚きました。ここは風向きが向かい風(あとから地図を見ると東風です)になり、それに加えて雨が降っているので、正面から風雨にさらされている感じになりました。少しでも向かい風と雨をよけられるように他のランナーさんの後ろに隠れて走りましたが、効果があったのかどうかわかりません。
27kmあたりでコースの向きが変わって少し風向きは楽になったような気もしました。ただし徐々にからだが冷えてきた感じで、重さを感じるようになりました。ハーフ過ぎくらいまでは1kmあたり5分50秒〜6分くらいをキープできていたのですが、ここにきて急に6分半くらいに落ちてきていました。何とか立て直さないといけないと思いはじめます。
29kmのエイドで水と一緒に持参したサプリを補給。そしてエイドでは「あんまき」があったので、これを口にしました。サプリと「あんまき」のどっちが効いたのか、両方の組み合わせなのか、ここから体の動きが復活しました。スタート直後くらいの体の動きにもどったような気がします。冷たい雨で固まっていた体が急速に暖まったような感覚でした。1kmあたり6分を切るくらいのペースに戻りました。周囲のランナーさんの間をすり抜けるようにしながら走り、ここだけは多くのランナーさんを抜き去ることができました(笑)。レース後に応援ナビを見てみたところ、この区間だけ順位がジャンプアップしていました。
32km手前、情報として聞いていた大型のエイド(焼きそばとか焼き鶏とかの屋台が出ていて、縁日のようなエイドです)にさしかかりました。その手前で応援の同行者から声をかけられて少しだけ立ち止まって会話しました。雨の中、応援ありがとうございます。エイドでは「ラーメンスープ」をいただきましたが、これは熱すぎます。走行中に飲めるような代物ではありません。すぐに冷めるとは思いましたが、時間がもったいないので申し訳ありませんが捨ててしまいました。ごめんなさい。他のものをいただけばよかったです。焼きそばとか他のものもあったのに。焼きそばにこのスープをかけたらスープ焼きそばのようになって美味しかったかもしれません。
このエイドは踏切ストップ対策としての意味もありました。1時間に4本ほど電車が通過するので、そのタイミングでこの場所に差し掛かると「踏切ストップ」となります。電車の通過を待っている間もエイドで楽しんでもらおうということなのだと思います。筆者は幸いなことに踏切には引っかからずに通過できました。大型エイド後も好調を維持できていて周囲のランナーさんをかわしながら進んでいきました。
しかしながら好調はこのあたりまででした。33kmくらいから徐々にコースは上り坂になってきました。1kmくらいは坂が続くと聞いていましたが、それほどの斜度ではなかったので普通に走り続けていました。しかしながら、途中33.5kmあたりから急に斜度が変わります。壁のような坂道になってランナーの前にそびえたっている壁のように見えました。ここは仕方ないので歩きを交えながら上りました。
激坂の頂点を過ぎると今度は急な下りです。これも膝によろしくない感じです。「谷川真理走法」を使いながら降りました。少しだけ(他のランナーさんの邪魔にならない程度に)ジグザグに走る方式です。斜度が軽減されて膝の負担が減ります。そして左右の膝への負担を均等にできます。
いったん坂を下り、35km過ぎ、再び上り坂が始まります。先ほどの坂よりは緩やかに感じました。こちらは36kmくらいをピークとして、1キロくらいかけて坂を下ります。下り坂は先ほどと同様に谷川真理走法でした。
そして38kmを過ぎると最後のとどめのように激坂が始まります。39km過ぎくらいのピークまで1キロくらい続きます。ここも歩きと走りを交互にしながら何とか上りきりました。最後に激坂三連発とは何というハードなコース設定なのか(褒め言葉です)。
結局、激坂三連発は走っては力尽きて歩く、歩いて力が回復したら走る、その繰り返しでした。特に下りは止まったり歩いたりはないものの、相当の負担がかかります。膝の負担が気になるところですが、それに加えて靴やソックスが雨水をたっぷり含んだ状態なので、靴のなかでつま先が当たるところが気になりました。おそらくマメみたいになっていることが予想され、皮が破れる可能性もあるかもしれないと心配していました。33km以降は上りと下りをトータルすると1kmあたり7分程度でした。
30km手前でいちどは体の状態が戻りましたが、激坂で再び力尽き、40kmからゴールまでも1kmあたり7分くらいのペースしか出せませんでした。結局ネット4時間半は切れず、4時間32分くらいでフィニッシュ。このコンディションでは仕方ないという結果でした。雨を言い訳にしたくありませんが。
雨は結局4時間くらい経ったあたりでやんだ気がします。おそらく激坂三連発の途中くらいだったと思います。フィニッシュ時点では晴れ間も見えてました。
フィニッシュ会場では参加賞のイチゴをいただきました。何と1パック!自宅まで持って帰るのも無理があるので、応援の同行者とその場で一緒に平らげました(笑)。これがお昼ご飯かもしれません。そして着替えやらなにやらしている間に空を見上げるとすっかり青空です。最初からこんな感じだったら気持ちよかったのだろうなあ……。
ちなみに着替え中にソックスを脱いで確認してみたところ、脚の裏全体がお風呂上がりのように水分をたっぷり含んだ状態でした。気になっていたつま先ですが、やはりマメができていて水ぶくれのようになっていました。幸い皮が破れるところまではいっていなかったので、乾いた靴下と靴に履き替えたうえで帰宅後にケアすれば大丈夫でしょう。
これで愛知県でもロードのフルマラソンを完走できました。47都道府県フルマラソン(1周目=ロード限定、5時間未満)は残すところ福井県のみとなりました。