JAL向津具ダブルマラソンに参加しました。大会名は「ダブルマラソン」ですが筆者が参加したのは「シングルフルマラソンの部」です。要はフルマラソンです。山口県のフルマラソンは下関海響マラソン(2016年に参加)以来、2回目になります。47都道府県マラソン(2周目)の一環になります。
詳細は別途書きますが、大会前日に羽田から空路で移動しようとしたところANAのトラブル(機材変更)で出発が遅れ、さらに羽田空港の滑走路トラブルによる遅れが重なり、結局当初予定に比べて3時間以上遅れて羽田を離陸することになりました。到着後に悠々とランチをとり、余裕をもって現地に到着するはずが、何とかぎりぎり前日受付に間に合うくらいの時間になってしまいました。何で羽田空港で2食(朝食、昼食)を取ることになるのか・・・。前日受付は「ラポールゆや」で、長門市駅からシャトルバスで30分くらいでした。受付を済ませて長門市駅に戻るともう19時。結局この日は移動と受付だけになってしまいました。遠征時の楽しみである地元スーパーの「視察」も時間がなくてできませんでした。
駅近くのホテルにチェックイン後、夕食を取るために外へ出ました。スーパーに寄れなかったので駅近くにある唯一のコンビニで翌朝の朝食を準備し、そのコンビニ近くの焼き鳥屋に入りました。口コミの評判がよいお店のうちのひとつです。事前に調べておきました。地元産の鶏肉「長門黒かしわ」が美味しすぎる。ささみの焼き鳥とつくねが特に美味でした。カーボローディングとして食べたおにぎりにはわかめがまぶしてあり、このわかめも長門の名物のようです。長門の食事最高!ですが、翌日に備えて短時間で切り上げてホテルに戻りましたが、入浴、就寝などすべて当初予定より2時間遅れです。
当日朝は5時起床で朝食(コンビニで購入しておいたパン)。6時半過ぎにホテルを出発して、長門市駅南口を6時50分に出るシャトルバスで会場へ向かいました。受付会場の「ラポールゆや」を経由して、40分ほどだったと思います。当日受付をする人はラポールゆやで降り、逆に当日受付を終えた人が新たに乗ってきます。会場(油谷運動公園)に到着後、体育館内の待機場所で装着品、所持品などの最終的な準備を整えてスタート会場に向かいました。
この大会はその名の通り「ダブル」(=84.390km)がメインですが、筆者の参加した「シングルマラソンの部」(要はフルマラソン=42.195km)もほぼ同じ規模の人数が参加します。フルマラソンにダブルとかシングルとかある時点で、この大会はどうかしています(褒め言葉です)。他に「棚田ウォーク」の部がありますが、こちらも30kmの距離を歩くという本格派の大会です。舐めてはいけません。シングルの部は8時半スタートで、ダブルの部は午前6時にスタート済みです。
シングルの部は3ウェーブに分かれてスタートする方式でした。1分ずつ間をおいてウェーブがスタートします。筆者は第2ウェーブでした。整列した位置で偶然隣にいらっしゃったFC東京サポさんと歓談してスタート時刻を待ちました。FC東京サポさんは東京から来られたとのこと。Jユニさんは他にサンフレッチェさん、レノファさん、ギラヴァンツさんのユニフォームを見かけました。ちなみに筆者はいつものザスパユニではなく、キャベツTシャツでした。8時30分、予定通り第1ウェーブからスタートしました。
スタートから会場内をぐるっとまわった後、運動公園の周辺でいちど折り返すのですが、この折り返しで後ろからゲストランナーの吉田香織さんがランナーを激励しながら走り去っていきました。すごい勢いです。小柄で華奢なイメージなのにパワーを感じました。あんなに軽快に走れる脚が欲しいと素直に思いました。
序盤から小刻みにアップダウンが始まります。最初のアップダウンは橋の取り付けによるアップダウンでした。スタート直後がそれほど得意ではない筆者ですので、スタートすぐのアップダウンは堪えます。また、2〜3kmくらいで早くも上り坂があり、疲労感を感じるようになりました。ここから先、6km地点くらいまで小刻みなアップダウンを繰り返しながら上っていきます。最初はキロ6分台で走れていましたが、4kmを過ぎて本格的な上りになったあたりで7分台に落ちていました。何度か走るのをやめた(歩いた)かもしれません。
最初のピークを過ぎるとすぐに下り坂が始まります。このコースは平らなところがほとんどなかった印象です。下り坂で膝を痛めないように慎重になりながらも、時間を節約するには下りで頑張るしかないという矛盾した状況。下り坂はなんとかキロ6分台で走りました。
ここの下り坂でピカチュウの着ぐるみランナーさんに遭遇しました。気になったので話しかけてみると、やはり佐木島や佐渡でもお見かけした方でした。最近「××で見ました」とよく言われるそうです。これだけ印象に残ればそうなりますよね。坂道が終わると筆者より先行していき、あっという間に見えなくなってしまいました。すごいなあ。
8kmくらいで最初のアップダウンが終わり、最初のエイドに立ち寄りました。立石漁港に設営されていました。ドリンクと小分けされた「チーズコロン」(練り物にチーズが入ったもの)をいただきました。
ほどなく2つ目のアップダウンが始まります。今度は10kmくらいをピークにした、さきほどより急勾配のアップダウンです。上り坂の途中、筆者のTシャツのキャベツ柄に興味を持ったランナーさんから「キャベツ作っているんですか?」と聞かれました。残念ながら違います。キャベツマラソンの説明をしました。ぜひ群馬にお越しください。
この下り坂の途中、赤い鳥居が連なっている光景が目に入ってきました。ここは元乃隅神社。長門の観光名所のひとつです。走っているときに数えられるわけありまえせんので、事後に調べたら123基の鳥居が並んでいるそうです。足を止めてポーチからスマホを取り出して写真を撮りました。12kmくらいの地点で下りが終わります。
この下り坂の途中、先の方に高架橋のようになった一直線の上り坂が見えました。周囲の人と「あれを上るんじゃないだろうな」などと話ていましたが、実際、その通りでした。港の給水所では地元の人が盛り上げてくださっています。ありがとうございます。
ここから上り坂選手権が始まりました。16km過ぎの千畳敷エイドまでの間が区間に指定されていて、ここの通過時間を競うものです。まったく勝負にならないことは自覚していますので、適当に歩きを入れ(実際にはかなりの距離を歩き)、千畳敷の大型エイドに到着しました。終了後にいただいた完走証にこの区間タイムの記載がありました。上り坂で撮った写真を見返してみると、かなりの人が歩いている状態でした。暑さもかなり増してきていましたので、仕方ないと思います。
千畳敷のエイドはJALさんが運営のサポートをされています。マイルの都合でANAさんで来てしまってすみません。いろいろ振る舞われていましたが、いくつかのフルーツとドリンクをいただきました。カレーも振る舞われていましたが、こちらはスルーですね。ちょっと胃袋に重いので。
ここから下り坂になります。下り坂はひたすら走る。膝に負担がかかりますが、3週間は大会にブランクがあるので少しくらい負荷がかかってもいい。なので、とにかく走る。少しのアップダウンもありましたが、25kmくらいまでは基本的に下り基調の区間でした。この途中で「黄波戸温泉」の前を通過したようですが、まったく気づいていませんでした。終了後のシャトルバスがここを通過したときに給水の片付けをしていました。たぶん給水を受け取っているはずですが・・・。
25km過ぎると田圃の畦道を走る区間になります。アップダウンの激しいコースのうち、ここは唯一フラットと感じられる区間でした。私設エイド(と思います)のお世話になりました。ありがとうございました。コーラが美味しかったです。山陰線の列車が走って行くのを見かけました。
田んぼを過ぎると再び上り坂が始まりました。この上りがこのコースでいちばんきつく感じました。高低図などによれば距離や高さは前のアップダウンの方が激しいはずですが、ここまでの蓄積があるのでしょう。走るのと歩くのを繰り返して32kmでピークに到達しました。近くにいた人と「これで上り切りましたよね」と確認すると、その人は「(電波の)中継局があったので多分そうでしょう」とのこと。すばらしい観察力、洞察力です。
ここからは再び下り坂を走りましたが、もう下りもきつくなってきています。下りの途中でも時々休憩(歩き)を挟むようになりました。途中で轟音みたいのが聞こえて「この音は何だろう」と思っていたのですが、風力発電に伴うものかもしれません。こんなに音がするものなのだろうか。このあたりでは棚田などの風景も楽しめたのですが、体に余裕がなくて写真を撮れませんでした。
終盤に向けて下るのが基本のコースですが、40kmを過ぎてから最後のとどめのようなアップダウンがありました。これはスタート直後に感じた小規模なアップダウンの裏返しでしょう。スタート直後でもきつく感じたということで、当然ながらフィニッシュ直前でもきつく感じました。上り下り関係なく、歩きと走りを混ぜながら進みました。
最後の橋(油谷大橋)を渡り終えてフィニッシュ手前、ランナーを迎えていただいたゲストランナーの吉田香織さんから筆者のTシャツを指さして「キャベツマラソンですね」と声がかかりました。これは嬉しかった。キャベツマラソンがこの大会と比べてきついかどうか聞かれたので、キャベツは今回より楽だと思うと言ってしまいました。ほんまかいな? キャベツはハーフなので苦しい時間は短いが、高地での開催なので空気が薄くてきついような気もします。吉田さん、いつか参加してください。わたしは体力が続く限りキャベツには参加するつもりです。
結局5時間22分台(ネット)でフィニッシュ。ネットタイムでは2013年4月の彩湖に次ぐワースト2タイ(2009年河口湖と同タイム)。グロスではその河口湖、彩湖に次ぐワースト3。どっちにしてもワースト3レベルの遅いタイムでした。ただ、ワースト1、2のいずれの大会も今回ほどのアップダウンではないので、このアップダウンでワーストにならなかったことはよかったのかもしれない、と前向きにとらえてます。
今回の成果がひとつ。経口補水液の元になる粉末を持参しました。給水の際にこれを水に溶かして飲んでいました。ひと包み500mlの水に溶かす分量なので、コップの水1杯にこれを入れて飲んで、あとは水を3杯くらい飲む計算になるでしょう。これが功を奏したのか、タイムは度外視しても足攣りが発生しませんでした。
この大会の参加にあたってひとつだけ心配だったことは会場を15時に出るシャトルバスに乗らないと当日中に帰れないことでした。実際、意外と余裕がなく、14時近いゴールになってしまいました。会場で振る舞われた焼き鳥や鶏スープをいただき、さっと着替えを済ませ、15時のシャトルバスに無事乗ることができました。長門市駅で少し余裕があったので駅前のお店で缶ビールを購入。お店前のベンチで美味しくいただきました。16時30分台の列車に乗り、往路と同じルートで空港へ向かい、ANAの最終便で羽田へ帰還。現地滞在時間は24時間にも満たず、本当に弾丸ツアーのような遠征になってしまいました。そんななかでも長門の鶏肉(長州黒かしわ)が美味しいことは理解して帰ることができましたので、それだけでもよかったかなと思っています。