はが路ふれあいマラソン2023

栃木県真岡市などで開催された「はが路ふれあいマラソン」に参加しました。栃木県で開催されるフルマラソンに参加するのは「さのマラソン」(2013年)に続いて2大会目になります。もう10年も前ですね。「さのマラソン」はフルの部が無くなってしまったようです。栃木では小山の大会も無くなってしまいました。大田原は素人にはハードルが高すぎますので、全都道府県を目指す遅いランナーには本大会が頼みの綱かもしれません。今回の参加は筆者にとっては「47都道府県マラソン(2周目)」の一環になります。

前日は宇都宮駅近くに宿泊して、大会のシャトルバスで会場に向かいました。およそ30分くらいだったと思います。会場の井頭公園にはプールがあり、ランナーはコインロッカーを荷物置き場として利用可能でした。入り口ではロッカーを使用するための100円硬貨を配布していました。

ロッカー室で最終的な準備を整えて会場に向かいました。この日は気温がかなり低く、長袖の上にTシャツ、アームウォーマー、下半身も長タイツのうえに短パン。そしてゴミ袋をかぶって寒さを凌いでいました。このゴミ袋はスタート後も着たままで、ハーフ付近のエイドまで着たままでした。また、珍しく使い捨てカイロも持参していました。富山マラソンの際に配布されていたカイロです。富山マラソンは暑すぎてカイロは不要でした(笑)。

1か月前くらいの時点では、この大会をターゲット大会としていて、目標であるサブ4を狙う大会と位置づけていました。それに向けて準備をしていた2週間前、自宅近くをランニング中に不注意により転倒して、身体の左側を激しく地面に打ちつけてしまいました。その日のランニング(約6km)は何とか走り終えたものの、左脇腹に鈍い痛みが残りました。また、この際に膝を擦りむいて割と大きめの傷を作ってしまいました。膝の方はいつものキズパワーパッドで1週間ちょっとで回復しましたが、脇腹の方はすぐには回復せず、大会参加が微妙な状況になりました。もはやサブ4とか言ってられない状況です。

大会までの2週間を何の準備もしないで参加することもできないし、かといって動いてしまうと回復に時間がかかりそうですし、かなり悩ましい状況でした。痛みのレベルとしては過去に経験した「肋骨にヒビ」以上であり、「肋骨骨折」以下という感じでした。実際には骨折していたのではないかと思います。ヒビにせよ骨折にせよ肋骨の場合は整形外科で診察を受けたとしても特に有効な治療方法があるわけでもない(通常は時間が解決してくれる)ので、医者にはかからずに回復を目指すことにしました。ただ、咳やくしゃみでも痛むので、ランニング中はもちろん日常生活中でもテーピングを施して、脇腹の動きを少しでも抑えるようにしていました。また、ランニングは短い距離(5km程度)のみとして、極力振動を抑えるような走り方を工夫していました。

こんな状態でしたが、大会1週間前の時点で何とか痛みが引く方向に向いてきたので、予定通りの参加を決めました。ただし、記録を目指せるような状態ではないので、完走することで「47都道府県フルマラソン(2周目)」のひとつをクリアすることが目標になりました。振動を抑えて走ること、再び転倒することのないこと、そのためには密集を避けること。こういう点を心がけて参加しました。

準備を整えてスタート地点に向かいました。井頭公園がスタートで栃木県の南東部に位置する5市町村を周回するコースになっています。公園の所在地は真岡市になります。ここからスタートして5市町村を反時計まわりに一周するようなコースです。スタート地点が時計でいえば9時の場所にあたり、最も遠いところ(3時にあたる場所)が茂木町の「道の駅もてぎ」になります。ここで折り返すように今度は北側をまわってスタート地点に戻るイメージです。折り返しの道の駅直前が最高点になっていて、その前後が割とはっきりした上り坂、下り坂になります。スタートは割と遅めで9時35分です。中途半端な時刻ですが理由はわかりません。

スタート待ちの様子

スタートからあまり振動が起きないように気をつけて1キロあたり5分50秒前後のペースで走りました。痛みを感じないように慎重にしたつもりです。まあまあ順調なスタートが切れたと思います。そのままペースを維持して進んでいきました。前に書いたとおり、寒いので防寒用のゴミ袋を着たままの状態です。

そんな感じで順調なスタートだったのですが、10kmくらいのエイドステーションで思わぬ事態が起こりました。エイドの混雑のなかで、胸のいちばん痛いあたりに肘打ちを食らってしまいました。思わず「ううーっ」とうなり声を上げるレベルの痛みで、肘打ちした人はびっくりしたと思います。それほどの強さでもなかったはずなので。「肋骨を痛めているので…」とうなり声の理由を相手に説明しておきました。そんなに痛いなら走らなければいいだろうと思ったに違いないと思います。それにしても「ふれあいマラソン」だからといって触れ過ぎです(笑)。

この状況なので、肘打ちを受けた痛みは半端でなく、ここからしばらくの間、痛みが引くまで歩きになりました。そこまで5分50秒前後のラップだったところ、11kmのラップが6分台後半に落ちました。その後も痛みに耐える走り方になり、ラップタイムは6分30秒レベルに落ちました。

15kmくらいから徐々に上り坂に入ります。ここから19kmくらいの最高点に向けてだらだらと長い坂区間になります。ぐっと力を入れて駆け上がるべきところですが、今日は無理。歩くようなスピードに落としててゆっくり上りました。最高点を過ぎて少しだけ下ったところに道の駅があり、ここがエイドになっていました。ここでは水とスポーツドリンクだけいただきました。と同時に、ここまでかぶったままだったビニール袋を捨てました。どこかで脱がなければと思っていたので、折り返しで気分を切り替えるためにも脱ぐことにしました。脱いでみたら意外と汗をかいていたみたいで寒い…。濡れた衣服のまま寒気に触れてしまったような感じです。これは乾くまで我慢するしかありません。その前に身体が冷え切りそうです。

たしか23km付近だったと思います。遠くから何か音が聞こえることに気づきました。何だろうと思っているうちに音がますます近づいてきました。かなり近づいてきてから「これはSLの汽笛だ」とわかりました(遅い)。コースのすぐ脇を真岡鉄道が走っています。そいういえばタイミング良ければSLが見られるかもしれないと開会式で聞いたような気がします。SLが見えてきました。煙を上げて、おそらくランナー向けに汽笛を鳴らしてくれています。嬉しい応援です。思わずSLに手を振ってしまいました。周囲のランナーさんも手を振ってます。乗客も手を振っていらっしゃるのがわかりました。応援ありがとうございます。ポーチからスマホを取り出して写真を撮るべきところですが、寒さで手がかじかんでいることもあり、それは断念しました。

この後は1kmあたり7分前後くらいでゆっくり進みました。ときどき歩きを入れて体調を整えるイメージです。景色に変化がなくて飽きてきそうですが、5時間でフィニッシュできればいいかなというレベルで進みました。20~30kmの10kmは1時間10分くらいでした。このままいけば5時間以内でフィニッシュできるでしょう。

30kmを過ぎると徐々にエイドの間隔が徐々に狭くなってきます。公式のエイドだけでも35、38、39、40キロに設置されています。それに加えて地元の有志の方々による非公式のエイドが多数設置されていました。公式エイドではほとんどの場所で栃木の名産品であるイチゴが提供されていて、何カ所かでいただきました。非公式エイドではこちらも名物である餃子をはじめ、豚汁とかそばとか諸々の豪勢な品が提供されていました。途中までは割と口にしていたのですが、全部食べていたら走れなくなりそうと思い、申し訳ないですが通過させていただきました。これは完走しても体重減らないパターンです(笑)。

30km過ぎくらいだったと思います。これくらいの密度でした

エネルギーを十分に補給して数分に一度くらいで歩き休憩も入れ、進んでいきます。30~40kmのラップは1時間14分。前の10kmより4分悪化していますがエイドに立ち寄りすぎたからでしょう。フィニッシュには問題なさそうです。40kmを過ぎて少し元気が回復して、残り2.195kmを15分くらいでした。最終的に4時間48分台でフィニッシュでした。

フィニッシュ後のサービスでイチゴをいただき、さらに広場に移って豚汁もいただきました。暖かい豚汁のサービスは嬉しいですね。身体が温まりました。プールの更衣室に戻りましたが、ここは少し寒く感じます。プールですから仕方ないのかもしれません。

ゴールで待っていてくれたゆるキャラさん(1)
ゴールで待っていてくれたゆるキャラさん(2)
ゴール後にいただいたイチゴ
豚汁も美味しかった

シャトルバスで宇都宮に戻り、目を付けていた喫茶店に立ち寄り、ビールとソーセージとたまごトーストで喉と胃袋を満たしました。「おかわり」はコーヒー焼酎。こっちも美味しくいただきました。喫茶店なのでやはりコーヒーでしょう。

そんなわけで2週間前の転倒による負傷で完走だけが目標の大会になってしまいました。年内は少しランニングのペースを落として回復に努めると思います。年明けは1月7日のハイテクハーフからレースが始まります。年末年始にはしっかり走れるようになっていたいと思います。