嬬恋高原キャベツマラソン2026(ハーフマラソン)

今年も毎年恒例の嬬恋高原キャベツマラソンに参加しました。ただ、自身のミスでコンディションの悪いなかでの参加となりました。3週間前の磐梯山ウルトラマラソンで転倒し負傷してしまい、足首の痛みや擦り傷、肋骨の違和感が残ったまま、2週間ランを休むことになりました。再開したのはレースの1週間前で、体がまだランに適応していない状態です。本当はまだ走ってはいけない状態だと思います。

今年は例年利用しているシャトルバスの運用が変わり、公式サイト経由で宿泊した人だけが予約できる方式になりました(駐車場〜会場のバスは除く)。私は万座・鹿沢口駅から会場へ向かう途中にある旅館に宿泊しました。初めての利用です。アクセスは良好で価格も良心的でしたが、トイレと風呂が共同なのは少しストレスでした。シャワートイレが無いことと、部屋がたばこ臭かったのも残念なポイントです。

そして最大の問題は食事でした。買い物の場所とタイミングに困るのがイヤで2食付きプランにしたのですが、よくある話で量が多く、普段そんなに多くの量を食べない筆者にはヘビーでした。だったら残せばよかったのですが、困ったことにとてもおいしく、結局食べ過ぎてしまい、翌日のレースに確実に影響を残すことになりました。

朝6時半に朝食をいただき、7時25分のシャトルバスに乗車しました。ドライバーさんが一度道を間違えるハプニングがありましたが、すぐに気づいて修正。参加者も時間に余裕があるため、車内は笑いに包まれました。レース前の緊張の時間にこういうほっこりタイムはいいですね。会場には約15分で到着しました。小雨が降っていて、傘がいるかどうか微妙な程度の雨でした。

さっそく荷物を預け、テントの下でスタートを待ちます。Tシャツと短パンの上にダイソーのポンチョを着ていました。少し肌寒かったので、ポンチョが防寒に役立ちました。Tシャツはお気に入りの16回大会のキャベツTシャツです。

しかし待っている間に雨脚が強まり、グラウンドはかなりぬかるんだ状態に。ステージでは開会式や準備体操が行われていましたが、参加者はまばらでした。30分前にスタート位置へ移動する途中、振る舞いキャベツをいただきました。前夜の食べ過ぎを自覚しているのに、つい手が伸びてしまいました。トイレは長蛇の列でしたが尿意はなくスルー。

雨脚が強くなりグラウンドはこんな状態に
スタート前に振る舞いキャベツをいただきました

「1時間50分以上」の後方に並び、スタートを待ちました。ここで音声トラブルがあり、MCの声は聞こえるものの、実行委員長の声は聞こえず、少し残念でした。号砲の練習をしたあと、予定通り9時にスタートしました。

スタート前待機場所
待機列整理後。このあとスタートです(レース中の写真はありません)

スタート直後は約1.5kmの下り坂です。路面が濡れていて滑りやすく、磐梯山での転倒が頭をよぎるため、必要以上に速度を上げず慎重に進みました。左足首にはテーピング、右膝にはキズパワーパッド。満身創痍で、もう転倒は許されない状態でした。

1kmほど下ると、距離調整の片道1.5km区間に入ります。下り→上り→下り→折り返し→上り→下り→上りと続く、最初の試練です。暑く感じてきたので折り返しでポンチョを脱ぎ、丸めて腰に挟みました。また着るかもしれないと思い捨てずにいたのですが、これは正解でした。ここはパラギ湖が見える区間ですが、序盤で脚を止める余裕はなく今回も写真を撮るのを諦めました。

距離調整区間を終えると、再び約1kmの下り坂に入ります。ここを過ぎるとキャベツ畑のアップダウンが続きます。大きな坂ではありませんが、じわじわ高度を上げる地味にきつい区間です。今回、できれば残り2kmの激坂手前までは歩かずに走りたいと思っていましたが、練習不足は明らかで、8km地点の上りで失速しました。歩いている人にも抜かれるほどのペースになり、ついに歩き始めてしまいました。さらに吐き気に近い違和感があり、朝食が消化できていないようで水も飲めません。

メンタルも崩れ、以降は苦しくなるたびに歩く展開になりました。10km地点からの約1kmの急坂は、この大会で最もきつい区間です。しかし8kmで崩れた体とメンタルでは太刀打ちできず、早歩きすらできない状態でした。11〜12kmの下りは意地で走りましたが、折り返し直後のエイドでも水は飲めず、口を湿らせる程度でした。

13kmの上りを過ぎると急な下りになりますが、ここでも走れず、体全体が悲鳴を上げていました。下り坂の途中で強い寒さを感じ始めました。お腹が冷えてきて、このままだと壊しそうな感覚でした。3年前の四万十の悪夢が思い出されます。さらに霧が濃くなり、視界も悪化し、雨脚も戻ってきました。ここで腰に挟んでいたポンチョを再び着ました。これで体が温まり助かりました。しかし体調は回復せず、ゆるゆると進むしかありませんでした。

前年は2時間半ほどでゴールした記憶がありますが、今年は到底届きません。せめて2時間40分以内に…と思っていましたが、すでに厳しい状況でした。途中の給水で太鼓の応援に手を振って応えましたが、自分を鼓舞することはできませんでした。残り2kmの給水では、毎年楽しみにしている花豆がすでにありませんでした。前半で食べておいてよかったです(お腹は苦しいのに…)。

ここから名物のラスト2kmの上りです。本来ここまでは走り続け、ここから歩くつもりでしたが、すでにかなり前から歩いていました。ときどき斜度が緩むと走り出すものの、すぐ歩きに戻ります。カーブをいくつも越え、ようやく残り500mの看板が見えました。時刻はすでに2時間40分を過ぎていました。

グラウンド手前でも歩いて休憩をとり、最後のグラウンド区間だけは多くの人が見ているなかを颯爽と(笑)走り抜けました。雨が降るなかでもかなり整備されていて、水たまりは最小限でした。ご尽力いただいたスタッフの皆さんに感謝しながらフィニッシュゲートをくぐりました。記録はおそらく 2時間46分台だったと思います。

この大会も国際化して英語の表記も随所に見られました

レース中、やけに元気な人に後ろから抜かれることが何度かありました。どうやら渋滞やバス不足でスタートに間に合わなかった参加者が一定数いたようです。公共交通+シャトルバス組だった私は気づきませんでした。実力のある人が遅れてスタートして、鈍足ランナー(筆者)に追いついて抜いていったのでしょう。

また、会場では計測機器の不具合のお詫びアナウンスがありました。記録は後日通知となり、上位入賞者の表彰もできなかったとのことです。機器トラブルは仕方ないので、動画確認などで対応されるのでしょう。参加者としては通知を待つのみです。

今回、制限時間(3時間)までの余裕は14分でした。タイムは昨年比で約15分悪化しています。このペースで悪化すると来年は制限時間に間に合わない可能性があります。今年は練習不足という理由がありましたが、来年はどうなることやら。制限時間内で走れるうちはエントリーを続けたいと思います。ただし、宿の食事には気をつけます……。

反省会のかつ丼(えびす屋さん)

レース後の反省会は万座・鹿沢口駅で電車を待つ間に近くのお店で。レース中の胃のトラブルはどこへ? お腹いっぱいになりました。