静岡マラソン2019

静岡マラソンに参加しました。静岡県内のフルマラソンは20年前に小笠・掛川マラソン(現掛川・新茶マラソン)に参加して以来20年ぶり。この大会はハーフマラソンだった駿府マラソンを前身とする大会で、駿府城公園がメイン会場になっているのはその名残りなのかもしれません。本当はこの日は「呉とびしま」のリベンジのはずでしたが、昨年の西日本豪雨の影響で大会が中止になってしまい、それだったらという感じで静岡にエントリーしました。呉は来年改めてリベンジします。

大会前日の土曜日、横浜から各駅停車で静岡へ。熱海で乗り換えの後、沼津でいったん降りてバスに乗り興国寺城跡へ。恒例の城めぐりです。ここは北条早雲が最初に城主になった拠点で、その後今川、武田、北条といった戦国大名たちの争いの境界ということもあり、争いの中に置かれた場所。天守台(伝)に上り海側を見ると当時は東海道の様子が見えたのでしょう。現在は原駅近辺の市街地の先に駿河湾の海を見ることができます。城の陸側には巨大な空堀があり、その先には現在は新幹線が通っているのが見えます。城から徒歩で30分ほどかかって原駅へ移動し、駅前のパン屋さんで昼食を購入。原から静岡へ向かう電車の中で混雑にめげずに食べました。喫茶でもあれば落ち着いて食べたかったのですが、駅前に食べ物系のお店はこのパン屋さんくらいだったのです。

午後3時頃静岡に着き、予約していたホテルにチェックイン。荷物を置いて出かけようとしたら雨。こんな予報だったけ。静岡駅で地元在住の友人と合流。この大会はナンバーカードなどは事前に自宅に届いているので改めて受け付けは必要ありませんが、参加賞(ランニング用ソックス)の受け取りに向かいました。当日はカラーバリエーションを選べないので前日に選ぶ方がちょっとだけお得感があります。場所は静岡市役所(葵区役所)。その後、静岡駅ビル内のお店で静岡おでんと日本酒。ここは日本酒の盛りがいい。翌日マラソンなのにしっかり飲んでしまいました。食品スーパーやコンビニなどを視察して、翌日の朝食を確保のうえでホテルに戻しました。

この大会は意外とスタート時間が早く、午前8時20分スタートです。逆算すると午前5時には朝食を食べたい。5時に起床し、すぐに買っておいたおにぎりなどで朝食。アミノ酸入りのジェルなども投入してレースに備えます。荷物預けが7時45分までということなので、7時15分くらいにホテルを出ることにして、それまでは部屋でストレッチなどしながらゆっくり過ごしました。寒い中で長時間待つのもいやなので時間ぎりぎりに荷物を預けることにしましたが、実はこれは選択を誤っていました。荷物預けはスタート会場である駿府城公園。静岡駅近くのホテルなので公園の西側入り口までは20分もあれば到着できると見込んでいたのですが、何と公園の東側入り口に誘導されてしまいました。プラス10分程度かかるはず。公園直前はかなりの早足になり、本当に締め切る直前に何とか滑り込みで荷物を預けることができました。危なかった。

スタート前の様子(駿府城公園の西側道路)

そんなことをしているうちに、もうスタート待ち列の閉鎖時刻が迫ってきます。最終的な準備を終えて、閉鎖5分前くらいに位置につきました。Dブロックのうちかなり後ろの方です。スタートのロス時間は覚悟しなければなりません。

大会のコースは駿府城公園南側の県庁付近をスタート。10kmちょっとまで旧静岡市内を回り、いったん駿府近くに戻る。その後7kmくらいで安倍川に到達。安倍川を川にそって駿河湾沿いに出ると23km付近。ここから清水に向かって駿河湾沿いの道を東に。36km付近でいったん折り返し、37kmからは清水駅に向かって北上。清水駅前がゴールになるというワンウェイコースです。

スタート後、なかなか列が動かず、かなりイライラが溜まってきます。号砲時はまだ駿府城公園前にいて、そこから県庁前の大通りに出るまでに時間がかかりました。結局8分以上かかってようやくスタートラインを通過。スタートライン通過後も混雑していて、のろのろランが続きました。1kmくらい進んだところでようやくランナーの集団がばらけてきて、普通に走れるようになったのですが、体が動かないような妙な感触に気づきました。キロ当たり5分40秒前後をめざしているはずが、どうしても6分くらいかかってしまう感触。体が温まればこの状態も解消するとかと思ったのですが、なかなか体がなめらかに動かない。時計からペースを確認するとキロ当たり6分を切れていない。スタートから5kmのラップは30分30秒くらい。これはまずい。

その後もこのペースで安定している感じ。これ以上の動きができないような感触です。10km手前くらいで昨日飲んだ友人の応援をいただきました。ありがとうございました。呼び止められるまで全く気づきませんでした。しかしペースは変わらず。10kmのラップも30分台。

10kmを過ぎると静岡市街地を折り返しによる往復コースも含むかたちで進んでいきます。反対側にいるランナーたちのウェアやかぶりものなどを見るのが楽しみですが、この大会は過度な仮装は禁止されているようで、落ち着いた感じです。競技性重視なのでしょう。それでも野球やサッカーのユニフォームなど楽しむことができます。そうやって気を紛らせながら走りましたが、何と15kmラップは31分を超えていました。何でだろう。レース後半にはこうなるものですが、10km過ぎからこの状況は極めて厳しい。

15kmを過ぎると安倍川の脇を下流に向かって走ります。少しだけ下り基調になっているはず。その結果20kmラップは15kmラップに比べて少しだけ改善。31分を少しだけ切っていました。安倍川は水が足りずに干上がりそうなんだっけとか思いながら通過。対岸に渡る橋のたもとで上り坂がありましたが、あまり速度は落ちなかったと思います。というより元々スピードが上がっていない。

駿河湾沿いに出ると、25km地点を通過。この5kmも30分台後半。遅いなりに一定ペースを保っていますが、どこまで持つものやらという状態。ほどなくバイパスに上る上り坂が現れます。ここでアミノ酸を補給。ついでにコムレケアも摂取。今回の試みとして足が攣る前にコムレケアを飲む。即効性とは言っても効果が現れるまで10分くらいかかりますので、攣ってからでは遅い。このため25kmと35kmで摂取することに決めていました。

ここからはずっと駿河湾の海が見えるエリアに。海無しケンミンは海を見ると気分が盛り上がります。そして反対側には富士山の姿が「うっすら」ながら見えています。しかし、景色とは裏腹に25kmまでのペースも維持できていない感じになってきました。キロ6分台後半の感じです。給水のついでに立ち止まって海の見えるコースの写真を撮ったりして、気持ちを切り替えて・・・。しかし切り替えはうまくいかず、30kmラップは前の5kmより1分以上遅くなり、32分台に突入。もうずるずると落ちる一方です。

富士山がうっすらと見えます

そのまま海沿いを進みます。相変わらず左側にうっすらと富士山が見えているので、休憩も兼ねて富士山の写真を撮影。歩きながら落ち着いて撮影することができました。でも後から確認すると、肉眼で見た以上に「うっすら」でした。35kmのラップは33分台に突入。さらに遅くなっています。

小規模の折り返し区間を挟んで、ゴールの清水駅に向かって北上を始めます。少しだけ上り基調に感じられました。右へ左へ何度か曲がりながら進んでいくと、Vファーレン長崎のユニフォームを着たランナーに遭遇。遠方からお疲れさまです。筆者の着衣がザスパユニフォームであることを告げると、一昨年に正田醬油スタジアムに行ったとのこと。長崎はJ1昇格、ザスパはJ3降格(この時点では決まっていませんが)のシーズン最終戦。ありがとうございます。握手で健闘を誓い合いました。そして松本山雅ユニフォームの方にも遭遇。こういう出会い、いいですね。40kmラップは35分超。もう完全に脚が止まっています。

もう心が折れてしまっていますが、ゴールに向かって重い足を進めていきます。清水の街並みは商店や地銀の支店などが立ち並ぶ、港町らしい雰囲気です。街並みを進むと、ゴールの清水駅が見えてきました。イベント会場のような雰囲気で盛り上がっています。応援の方も多い。ラスト2.195キロは15分台。脚が止まったものの最低限のスピードは維持していました。結局ネットで4時間半を切ることができず、4時間32分。グロスでは4時間40分を超えてしまいました。後半に撃沈状態だった神戸よりは良かったものの、松江や揖斐川に届かずという感じでした。

ゴールラインの様子。ゴールが遠かった・・・
清水駅付近にあったまるちゃんマンホール

終了後は清水駅近くの「サイゼリヤ」で反省会。同じレースに参加していた元同僚と合流。ビールで喉を潤し、帰途につきました。