岡の里名水マラソン2025

大分県竹田市で開催された「岡の里名水マラソン」に参加しました。フルマラソンの部です。大分県で開催されたフルマラソンとしては2018年の「くにさき・とみくじマラソン」以来の参加で2大会目になります。「くにさき」の方はコロナ後にハーフマラソンとして復活しましたが、今年は開催がありませんでした。大分県では他に「別大」もありますが、筆者のような鈍足ランナーには出場資格がありません。今回の参加は47都道府県マラソン2周目の一環になります。1週間前の「そうじゃ吉備路」に続く連戦です。

会場の大分県竹田市は遠方からのアクセスが難しい土地です。筆者は熊本空港からのアクセスを選択しました。朝の便を利用して、空港ライナー、JR線を乗り継いで14時近くに豊後竹田駅に到着しました。35年ぶりの豊後竹田です。

短時間ですが岡城や城下町の街並みを楽しみ、事前に調べておいたお店で美味しい食事もできました。アクセスに時間がかかるので行動に制約がありましたが、思いの外、竹田を楽しめました。

マラソン当日です。スタート時刻は午前10時と比較的ゆっくりです。宿泊ホテルの朝食が7時からということで、問題無くホテルの朝食を選択しました。洋食のセットメニューでした(和食も選択可)。午前8時半にホテルをチェックアウトして、荷物はホテル内に預かってもらい、ほぼ走れる服装で出発しました。駅近くのホテルから会場までは徒歩20分くらいでした。ウォーミングアップにちょうど良い距離感です。ちなみにシャトルバスなどはありません。会場では貴重品預かりのみで、荷物預かりもありません。それを前提とした行動です。

会場の幟

会場では上着を脱ぐだけで準備完了。脱いだ上着は同行者に預かってもらいました。この日は3月上旬とは思えないほどの高気温で、前の週の「そうじゃ吉備路マラソン」とは約20度の違い(笑)。大会前の準備は楽でいいですが、レース自体は苦戦しそうです。連戦、高温、アップダウンという三拍子揃ったコンディションなので、ダメな予感しかありませんでした。

開会式の様子(地元ミュージシャンさん?)
スタート前の様子

フルマラソンの部の参加者は見た目で300人ちょっとくらいでした。こぢんまりとした規模感です。10時に予定通りスタートします。陸上競技場のトラックがスタートで、ぐるっと1周近くまわってから競技場の外に出て行きます。競技場を出るとすぐに急な下り坂になります。最後はこの下り坂を上るのかと思うとげんなりします。

コースをおおざっぱに説明するとY字のコースになっていて、Yの字の最下部がスタート。およそ10km弱進むと三差路に出ます。まずは左側のコースの片道6kmを往復します。この6kmはひたすら上り、折り返した後は下ります。三差路に戻ると今度はY字路の右側のコースの片道5kmを往復します。この5kmもひたすら上り、ひたすら下ります。三差路に戻ったら、残り10kmになります。最初に走った10kmを戻ってスタート地点と同じ競技場に戻ります。

競技場から坂を下りると大通りに出て、いよいよ本格的にスタートという気持ちになります。先週と違ってなかなかスピードに乗り切れない走り方になりました。小刻みにアップダウンがあることと、折からの暑さが原因だと思います。先週の疲れも残っているかもしれません。序盤のラップは6分30秒くらいのペースでした。7分以上かかった区間もありました。また、道が狭く、マラソンコースとしてどうなのだろうという区間もありましたが、この人数規模なので問題無いのでしょう。

10kmで1時間4分くらいかかっていました。いつもに比べて相当遅いタイムですが、このコンディションではこんなものだと思います。10kmを過ぎると三差路に差し掛かり、Y字の左側コースに入ります。このあたりから上り坂が本格化してきます。無理しないレベルで走りましたが、結構きついと感じました。周囲のランナーさんも速度を落としているように見えます。15km過ぎくらいで折り返すのですが、なぜか折り返し地点あたりだけ若干の雨(霧雨?)が降っていました。下りはしっかり走ろうと思うのですが、なかなかスピードに乗れない走りになりました。下り基調ではあるのですが、小刻みなアップダウンも混ざっているので、どうしてもこうなってしまいます。1kmごとのラップタイムは6分30秒から7分30秒の間くらいで、20kmのタイムは2時間14分でした。10kmから20kmの間でみれば1時間10分かかっています。まあ仕方ないというレベルです。

Y字コースの左側折り返し(第1折り返し)

この片道5kmの折り返し区間に比較的高い崖の下を走る区間がありました。どうもGPSの電波が捉えきれなかったようで、ところどころ記録が飛んでいる区間がありました。GPSのデータでは全体の距離がフルマラソンの距離に足りていません。

20kmを過ぎるとY字の右側の往復に入ります。片道が約5.5kmの往復です。この場所に戻って来る頃には32kmくらいになっていて、残り10kmになっているはずです。この折り返し区間もなかなか厳しい区間でした。Y字左側の区間と違って崖の下などは無いのですが、アップダウンは左側より厳しいように感じました。ところどころで力尽きて歩いてしまった区間もあります。ほとんどのラップタイムが7分を超えていて、上りの厳しい区間では8分を超えるラップタイムもありました。30kmのタイムは3時間31分くらいでした。20km以降の10kmに1時間15分くらいかかってしまっています。10〜20kmに比べてさらに5分遅くなっていますが、ここも仕方ないというレベルです。残り12kmあまりを1時間半で走れれば5時間を切れますが、この状態だと微妙なところです。

Y字コースの右側を折り返しに向かって進む
Y字の右側の折り返し(第2折り返し)
第2折り返し直後ですがランナーさんにスピード感を感じません(笑)

三差路に戻りますが、最初と違ってトンネルを通過します。トンネルはどうも圧迫感があるうえに自分の足音が反射して聞こえてくるなどして、落ち着けません。苦手な部類に入ると思います。そういうこともあってなぜだかトンネルは早く駆け抜けてしまいます(苦手じゃないのかも)。トンネルの先に関門があって、無事通過しました。

最後の10kmは最初の10kmの裏返しになります。若干の下り基調ではあるのですが、小刻みな上り坂を挟みます。どうしてもスピードが戻りません。下り坂でもところどころ歩いてしまった気がします。最初と違ってスピードが落ちているので、ダムの写真を撮ったりしながら進みました。1kmごとのラップタイムは8分台が続いていましたが、部分的には10分を超えていた区間もあります。40kmのタイムは4時間54分台。この10kmに1時間20分以上かかっています。

素敵な橋が見えてきたので写真を撮りました(明正井路 一号幹線一号橋(第一石拱橋))
大正期にかけられた水路橋で17基も作られたうちの1号橋らしいです
林の間の坂道を降りていきます
ダムの脇を通りました
竹田調整池というらしい。この脇の道を進みます

スタート後に通った広い道路に出ました。最初と違って車道は走れず、歩道を走るように誘導されました。歩道はタイル状になっているので躓きそうで嫌なのですが、仕方ありません。歩道を歩いたり走ったりしながら進みます。

最後に競技場に戻る急坂を上ります。ここは全く歯が立たず、全部歩き通しました。坂を上り始めた時点で時計は5時間を経過していました。グランドに入るときには走っていないとみっともない(笑)ので、そこまでは歩きました。最後はグランドを4分の3周しますが、この300mがやたら長く感じました。よれよれになりながら何とかフィニッシュしました。

ゴールにたどり着きました

結果は5時間を切れず、シーズンワーストです。自己ワーストには至りませんが、久しぶりにフルマラソンで5時間を超えました。向津具(2023年5月)以来だと思います。あそこも坂道にムカつきました(褒め言葉です)が、今回のコースもなかなかなものでした。

競技場のスタンドに座り込んで一休み後、ホテルに戻るため外に出たところ、ランナー向けにお弁当を配布していました。スタンドで座って食べている人もいますが、筆者は全身が疲弊した状態で、食べられる気がまったくしませんでした。立派なお弁当の写真だけ撮らせていただいて、「ごちそうさま」を言わせていただきました。ありがとうございます。

立派なお弁当が用意されていましたが全く食べられる気がせず、遠慮させていただきました。ごめんなさい!

ホテルで配布された温泉施設の券があるのでそこで着替えるつもりで、そのまま会場を後にしました。気温が高いので上着を着る必要もなく、そのまま竹田の街なかを歩いてホテルに戻りました。着替えを受け取って温泉に向かうところですが、温泉に入れる状態ではないことに気づきました。不用意に湯に浸かると倒れてしまいかねない気がしました。汗を流したいのは山々ですが、温泉で倒れてしまっては帰ることもできなくなってしまいます。

ということで温泉は諦めて、ホテル内で濡れタオルで体を拭き、着替えを済ませました。竹田の温泉に浸かれなかったのはもったいないかもしれませんが、きちんと帰ることが最優先なのでやむを得ません。

遠隔地の遠征でしたが、一泊二日の行程を無事に終えて、日付が変わる前に帰宅できました。お疲れさまでした。