4年ぶりの東和ロードレース。4年前に走ったときは坂道に苦しめられつつも、それがこの大会ならではの魅力と感じて、いつかまた参加したいと思っていました。そのときは46回大会だったので、4年後の第50回大会の記念すべき大会を目標に置いておりました。ただ、この大会が開催される7月の第一日曜日はマラソン大会の集中日。3年前と2年前は同じく坂道が名物の嬬恋高原キャベツマラソンに参加、昨年はAOMORIマラソンに参加。今年は満を持して第50回の東和に、でもキャベツにも出たいし・・・と迷っていたところ、なんと群馬県では7月に参議院選挙と群馬県知事選挙が同日に行われることになったためキャベツの開催日が1週間繰り上がりました。参院選は3年ごと、知事選は基本的に4年ごと。12年に一度の奇跡。おかげで今年は両方エントリーできました。喜んで両方参加した坂道好きな人が多かったのではないでしょうか(東和の会場でキャベツTシャツやポンチョが散見されました)。
前夜は郡山のホテルに宿泊。早起きして出発準備をしている段階でぎっくり腰の前兆のような痛みが発生。背中と脇腹がピリピリきました。本格的な症状の一歩寸前で踏みとどまり、違和感を感じるものの動けるレベル。ホテルで朝食後チェックアウトし、朝7時5分の電車で二本松へ。7時30分頃二本松到着。駅前からシャトルバス(マイクロ)が発車していてスムーズに乗れました。待ち時間ほとんど無し。
バスで30分くらいで会場に到着。天候は雨。霧雨のような感じで、傘が無いと厳しいレベル。メイン会場は小学校の跡地(旧下太田小学校)。待機中のランナーで満杯の体育館の隙間を探し、上に着ていたものを脱いでバッグに詰める。このレベルまで準備してきて良かった。バッグを荷物預け用の袋に入れて所定の場所に預けました。しかし、旧小学校の敷地内はいたるところぬかるみだらけで、荷物預けまでの間、走る前から靴の中に水分を感じる状態になってしまいました。トイレは比較的空いているところを発見(コミュニティーセンターの脇)。4基の仮設トイレに対して5人くらいしか並んでいませんでした。
スタート15分前くらいにスタート会場に移動。旧小学校の敷地からは100m程度離れています。スマホは袋に入れてポーチにしまいました。よってレース中の写真は無し。ハーフマラソンのスターターは初代「山の神」今井正人選手。この大会のゲストはレジェンド君原さんに加えて、今井、柏原、神野と三代「山の神」がそろい踏みする豪華なメンバーでした。前夜祭ではサイン会なども行われた模様です。
4年前の記録が2時間9分くらいだったので、今回は少なくともそれを上回りたい。どれくらい短縮できるかわかりませんが、できるものならネットで2時間切るくらいまで持っていきたいところでした。キャベツ、この大会、次の富士登山競走と続く坂道レース対策でそれなりに坂道練習をしてきたつもりですが、効果がでるのかどうかは不明です。コースは片道約10.5kmの往復コース。大ざっぱに言って前半が上り、後半が下り。ただし途中、小刻みにアップダウンあり。
9時10分スタート。雨は降り続いています。暑くなるよりはマシと考えて走るしかありませんでした。背中の痛みはほとんどおそらく影響なさそうですが、慎重にスタートしました。スタート後すぐに坂を上り始めるが、まだ大した角度ではありません。1kmを過ぎて2km手前あたりに「地獄坂」の看板が現れます。ここは500mくらいの距離で60m上る坂道。徐々に斜度が増しているような気もします。確かに苦しい坂道ですが、まだスタートしてから10分も経っていない時間帯。この坂がレース後半にでてくると厳しいかもしれませんが、この段階ではまだ「地獄」というほどのものではありません。ただ、ここはハーフマラソン参加者だけでなく10kmの部、5kmの部でも通過する区間にあたります。できるだけ多くのランナーに名物を体験してもらうため、ここに「地獄坂」の名前をつけたのでしょう。ちなみに地獄坂の入り口近くにシャワーが設置されていて暑さをしのげるようになっています。そもそも雨が降っているこのコンディションでは不要ですが。
そんな感じで地獄坂も無事通過。だいたい1kmあたり6分くらいの速度をキープしていました。坂のあとには少しだけ下り坂も混ざります。これは復路では下り坂のなかで上り坂が混ざることになります。地獄坂とそれに続くいくつかの坂を過ぎて、4kmくらいでやや目立つ下り坂を通過。下り坂では上りで乱れた呼吸を整えるイメージです。下りで無理にスピードを上げると、余計に脚に負担をかけてしまいそうなので慎重に走りました。結局ずっと慎重なままです。5km付近で斜度の高い上り坂にさしかかると「ここの方がきついじゃないか!」と声を上げるランナーもいました。実際、こっちの方がきついと思います。この時点でもだいたい6分/kmを維持。
この坂をクリアすると、比較的落ち着いた斜度の坂をアップダウンしながら徐々に高度を上げていきます。沿道には町民の方々が応援に出ているのに加えて、かなりの高頻度でエイドが設置されていました。序盤は積極的に水分をとっていましたが、それほど水分を失っていないこと、胃がチャポチャポしていることもあり途中から回避していました。8kmくらいから折り返してにかけて長い上り坂が続きます。前回もそうでしたが、個人的にはここが最もきつく感じました。斜度は大したことないのですが、長く続き、終わりが見えない。ここで少し速度を落としてしまい、折り返し点到達は1時間4分に。前半を1時間3分くらいでいければ復路で盛り返して全体で2時間というのも可能性があるところでしたが、1時間4分では厳しい・・・。
折り返すとそこまで荒い呼吸をしていたのが割とあっさり普通の呼吸に戻りました。ふと振り返ると降りてきた坂道(上った坂道でもある)が見えます。こんなに上っていたのかと感慨深い。下り坂とはいえ、あまりにもスピードを上げすぎると濡れた路面ですべって転んだり、膝に過重がかかって痛めたり、などが心配なので下りも慎重に入りました。2kmほどの下りが続く区間を過ぎると、小刻みにアップダウンを繰り返しながら全体としては下がる区間に入ります(往路の裏返しなので)。ここは乗り切ったものの、最後の極楽坂(地獄坂の折り返し)に向けて小刻みにアップダウンを繰り返すのが辛かった。ここまで20km近く走ってから割とはっきりした上り坂になります。これは効きます。ハーハーと荒い息をしながら上りきったあたりで沿道から「最後の上り坂ですよー」と暖かい声援。こういう声援は助かります。極楽坂を駆け下り、ラスト1kmでスピードをあげて2時間は無理だけど少しでも短縮を、と思ったときに右足のふくらはぎに違和感。いつも脚が攣る直前の痛みと同じ。これはまずい。自重しなければ。極端な加速は止めて、脚に大きな負担をかけないレベルでスピードを維持。結局、前半1時間4分に対して後半は59分、都合2時間3分弱でゴールしました。上りをもう少しがんばれば、そして下りで脚攣り寸前の症状がな無ければもう少し良いタイムになったと思います。また、全体的に慎重過ぎた気もします。
会場の設営ですが、雨でいろいろと想定外のことがおきていたように見受けられました。体育館の館内で待機している人が多く、後から来た人の居場所がないような状況でした。簡単な着替えにも苦労するほどでした。雨の場合の居場所はテントとかを最大限に活用して、スタートの準備をスムーズにできるようにする必要がありそうです。
また、レース後の着替え場所はどうなのでしょうか。女性は専用の更衣室が準備されているのに対し、男性は専用の更衣室はなく、「待機場所」が用意されているだけでした。ここは女性も入れます。となると、仕方ないので女性の目の前でタオルを巻いて着替えるわけですが、これでいいのでしょうか。まあ、このレースに限った話ではありませんし、わたしは特に気にしないで着替えますが。更衣室に関しては会場での案内も不足していた気がします。シャトルバスの送迎が充実している割には、こういうちょっとしたインフラの部分が残念でした。
冒頭に書いたとおり、この日はマラソン大会の集中日です。来年は未走である函館マラソンに参加したいと思っています。次からはキャベツ参加を基本にしつつ、4年に一度くらいは東和にも参加したいと思います。次は2時間切りできるのか。というより衰えずにタイムを維持できるかどうかの方が深刻だと思います。