南房総みちくさウルトラマラソンに参加しました。75kmの部です。2年前に100kmの部に参加しましたが、途中で転倒して負傷。リタイア者用のバスが待つ関門まで走り、そこで終了せざるを得ませんでした。もっとも転倒前から関門通過が危ぶまれるペースであり、そこで終了の見通しが濃厚でした。今回は目標を下方修正してリベンジすることにしました。
勝浦市の三日月シーパークホテル勝浦がスタートの会場です。このホテルは勝浦ホテル三日月が別会社に譲渡され、現在の名称に変わったそうです。2年前の3月1日付の譲渡なので、前回の大会参加時に既にこの名称になっていたはずです。そういえばそんな名前に変わったのを目にしたような気がしました。前泊したのは前回参加時と同じ、勝浦駅前の三日月イン。こちらは現在もホテル三日月による経営です。2年前の宿泊時、ホテル三日月の大浴場を利用できなくなったというお知らせを見たような気がします。そういうことだったのですね。
午前5時のスタートに向けて3時に起床しました。身なりを整えて、軽く朝食も済ませました(コッペパン1個とオレンジジュース)。午前4時にホテルを出てスタート会場のホテルへ向かいました。徒歩10分くらいです。
到着後すぐにマイカップの持参とヘッドランプの点灯を確認してもらいました。これで参加OKとなりました。テーブルで受付を済ませ、参加賞、ビブス、計測チップ、反射素材のたすきなどを手渡されました。ホテルのロビーでシャツにビブス、シューズにICチップを装着して、最終的な準備を整えます。走るときに持つものとリュックに入れて預けるものに仕分けます。手袋、アームウォーマー、バフ、キャップ、ドリンクホルダー付きポーチ、上衣、そしてヘッドランプは装着。マイカップは短パンのポケットの中に。ロングパンツ、モバイルバッテリー、充電ケーブル、ジェルは走行時に背負うザックへ。他の荷物はリュックに入れて預けました。前日にコンビニで購入した大福を食べて準備完了です。4時30分くらいでした。
4時45分から開会式が始まりました。冒頭でみちくさの小野代表から挨拶がありました。挨拶の冒頭はお土産が不足してしまったお詫びから(笑)。続いてコースが予定より短くなってしまったことのお詫び。諸事情で1kmくらい短くなってしまったようですが、やむを得ない理由だった模様です。警察との調整などを考えると変更も間に合わなかったのだと推測します。仕方ないですよね。勝浦市長の挨拶もありました。朝早くからありがとうございます。
スタートは20人くらいのグループに分けてウェーブスタートでした。5時より少し早く100kmの部のランナーからスタートしていきます。続いて75kmの部がスタートしました。筆者は5時5分くらいにスタートしました。フィニッシュの制限時間は19時15分です。持ち時間は14時間10分ということになりました。十分に長いので、よほどの事態が起きなければたどり着くと思います。ただ、帰りのシャトルバスは1時間に1本の運行なので、できれば16時30分のバスに乗りたいと思っていました。これより遅くなると帰宅が真夜中になってしまいます。ということで、16時頃(約11時間)までには完走したいところです。
スタート後はまだ真っ暗です。ヘッドランプを点灯して走ります。これなら向かいからくるクルマにもわかりやすいでしょう。反射素材のたすきも着用しているので尚更目立ちます。1kmくらい進んだところでコースは右折。勝浦市役所などがある高台に上る坂道(「うんざり坂」と係員さんが言ってました)が始まります。まだスタートして10分くらいですが、上り坂は歩くことにしています。時間はたっぷりあるので無理はしません。ここには巨大なベイシア様があるのですが、まだ暗くてその姿は見えません(写真無し)。
坂を上り切って海沿いの八幡岬公園に出たところで空が明るくなってきましたが、まだ日の出時刻ではないようで太陽の姿は見えません。岬を回ってもどったところで最初のエイドに立ち寄りました。カレー雑炊をいただきましたが、まだ朝ご飯を消化しきれておらず、ちょっと胃がむかむかする感覚がありました。はやく消化してくれ。エイドを出る際にスタッフから「もうしばらくヘッドランプはつけておいて欲しい」と言われました。まだ日の出時刻になってないですからね。邪魔になるものでもないので、しっかり明るくなるまで点灯しておきます。
エイドを出てコースに戻ります。ここからは勝浦の漁港エリアを通って一旦スタート地点のシーパークホテルに戻ります。ホテル前を通過したら交差点を左折します(スタート直後は右折でした)。ここからがフィニッシュの野島崎に向けて本格的な旅のスタートというイメージです。
海岸線を走っていると夜が明けて朝日が姿を現しました。足を止めて写真を撮りました。ほどなくコースは街道を直進せずに海沿いに左折します。ここからは海岸線に崖が迫るエリアになります。房総半島はこういう地形が多いのかもしれません。
半島の先の方で「鵜原理想郷」に入ります。いわゆる「パラダイス」っぽい名前ですが、ここはかつて別荘地を開発する計画があったそうです。残念ながら関東大震災で計画は頓挫してしまったとのこと。いわゆるリアス式海岸を切り開いているのでトンネルだらけの場所になります。トンネル内やトレイルのような山道は足元が滑りそうなので慎重に走りました。岬の先には鐘のモニュメントがあり、ここをぐるっとまわってきます。足元に不安のあるこの区間を普通に走るランナーさんにはびっくりしてしまいます。怖くないのだろうか。(参考:朝日新聞デジタル「消えた別荘地計画、残った自然の「楽園」 鵜原理想郷 千葉県勝浦市」)
ちなみに開会式で挨拶をされた照川由美子・勝浦市長が理想郷の入り口でランナーを応援されていました。走っているときは「どうしてここに?」と不思議に思っていましたが、上記朝日新聞デジタルの記事によれば鵜原が地元だそうです。そういうことでしたか。地元とはいえ朝早くからありがとうございます。
鵜原理想郷から坂道を下りて漁港エリアに差し掛かります。ここに鵜原海岸のエイドがあります。こちらのエイドではびわゼリーをいただきました。このゼリーは前回めちゃくちゃ美味しかった記憶があります。「これを楽しみにしてました」と言うとボランティアさんに喜んでいただけました。今回も美味しくいただきました。帰りにどこかで見かけたら買ってしまいそう(見かけませんでした)。ちなみに通販サイトを見つけました。こちらです。
鵜原を出ると何度か道路のアンダーパスを行ったり来たりします。進んでいるのかどうかわかりませんが、トンネルとアンダーパスの繰り返しのイメージでした。そういう地形なんだと思います。国道を進んで行くと左折を指示されます。たしか2年前はこの辺りで暑くなってきて上着を脱いだような記憶があります。今回はまだ夜が明けて間もないこともあり、上着を着たままです。少し進むと海岸線に出ます。ここが守谷海岸でエイドが設営されていました。ここでは玉子焼きと揚げパンをいただきました。前はひじきか何か入ったような玉子焼きだった気がしますが、今回は特に記載はありませんでした。何か入っていただろうか。あまり覚えていません。
海岸線を走った後に再び国道に出ます。JRの線路に沿った道路で、ときどき脇を電車が通過していきます。乗客からランナーの姿が確認できるかどうかわかりませんが、あまり見られたくない姿のような気がします。
トンネルの手前でコースは左折します(トンネルには入りません)。左折したところに「おせんころがし」のエイドがありました。ここではコーヒーとチョコレートを提供していました。ホットコーヒーとアイスコーヒーを1杯ずついただきました。さらにチョコレートをいただこうと思って手にしたものを包装紙から出してみると・・・キャラメルでした。ちょっとがっかり。まあ、それでも食べるのですが。コーヒーはすっきりして美味しかったです。こういうエイドもいいですね。
このエイドの「おせんころがし」という名称ですが、変わった地名だと思い2年前から気になっていたので大会後に調べてみました。勝浦市のWebサイトに説明が記載されていました。このあたりの断崖絶壁とそのエリアの地名が「おせんころがし」で、「おせん」という娘にまつわる悲しい伝説に由来するそうです。
エイドを出て、切り立った崖に海岸線が迫る道を進んでいきます。やはりこのコースの前半はこういう地形ばかりです。地形とか地質とか好きな人にはたまらないコースなのではないでしょうか。崖の中の道を進んでいくと突然風景が一変して、大きなお寺と参道に土産物屋さんなどが立ち並ぶエリアに入ります。ここは「誕生寺」という日蓮宗の大本山とのことです。日蓮聖人が生誕された場所を記念して建てられたとか。最初の建立は1200年代のことですので鎌倉時代になるのでしょうか。その後何度かの震災や火災などによる再建を経て、現在に至るようです。2年前はその規模感に驚きましたが、今回は予備知識を持っていましたので普通に走って通過しました。たしか前回は参拝客がたくさん歩いていましたが、今回はまだ早朝のため人影はまばらです。ここで並走するランナーさんと会話を交わしました。ウルトラどころかハーフまでしか走ったことがないとか。それはすごい。もう既に25kmくらいなのでハーフの距離を超えています。お互いがんばりましょう。
国道に戻って進んで行くと三日月シーパークホテル安房鴨川が見えてきました。ここも勝浦のホテルと同様に「ホテル三日月」から名称が変更されています。今回もここにエイドが設営されていて、前回と同様に唐揚げをいただき、今回はイワシ汁もいただきました。唐揚げは小さいのを選んだつもりでしたが、見た目にだまされました。奥行きがしっかりある立派な唐揚げでした。美味しくいただきました。
エイドで止まったついでに上衣を脱いで半袖になりました。上着はザックの中に入れました。ただしアームウォーマーと首周りのバフは装着したままにしました。まだ少し肌寒いかもしれないのと、アームウォーマーは日焼け対策でもあります。バフは鼻水対策という噂も。
2年前に転倒した地点が近づいてきました。同じ轍を踏まないように慎重に走ります。前回はフルマラソンの距離を超えて集中力を失っていたような気がします。ただ、転倒した場所を特定できませんでした。歩道橋か高架の下くらいの曖昧な記憶でしたが、それっぽい場所が見つからないまま天津明神宮に入る道に着いてしまいました。前回は転倒して出血して呆然としていたところにエイドが現れてホッとしたはずです。転倒したのはどこだったんだろう。
今回、天津天神宮の手前で100kmの部のランナーに追い抜かれました。3人くらいまとまった集団で抜いていった気がします。速すぎです。彼・彼女らは我々より15kmくらい先の距離を進んでいるはずです。
天津明神宮では前回食べられなかった(食べることに気が回らなかった)TKGをいただきました。これは美味しい卵ですね。ここもそうでしたが、筆者は基本的にエイドで腰掛けて食べることをしません。立ったまま食べてます。お行儀悪いですが、座ってしまうと再起動に時間がかかるので。ここではリンゴのコンポートもいただきました。冷たくて美味しい。ついでに水もいただいて出発しました。エイドからコースに戻る途中にも100kmのランナーが抜いていきました。速い。
このあとは前回に上り坂をほぼ歩き通した清澄寺へ向かう激坂に差し掛かります。エイドでかき玉汁をいただいたあと、今回も100kmの部のランナーは激坂を走りますが、我々75kmの部は上らずに坂の手前で左折して、海岸線方面に向かいます。激坂がないので嬉しいはずですが、ちょっと寂しいような気もします。ホッとした気持ちに混じって75kmの部に下方修正した自分がちょっと悲しいような気持ちも混じり、複雑な心境です。
足を進めていくと「まるたけ」という大きな看板が見えてきました。煙突のような円筒型の看板です。何だろうと思って近づいてみると「道の港」を名乗るお土産、飲食のお店でした。大きな駐車場があります。駐車場の一角にマラソンのエイドが準備されていました。ここではお菓子が提供されていて、お菓子とガラナドリンクをいただきました。トイレは店内にあるとのこと(利用していません)。
まるたけの先で海岸沿いの道路に出ました。事前に渡されていたコース図では海岸沿いを走る国道よりさらに海岸寄りを走ることになっていましたが、実際には2年前と同様に国道を走りました。亀田総合病院、病院の駐車場、ヘリポートなどが並んでいます。また、鴨川シーワールドもこのエリアです。2年前はちょうどお客さんがいちばん多い時間帯に通過したので、大勢のギャラリーの視線を浴びて恥ずかしかった(もうヘロヘロでしたので)ことを記憶しています。今回はさほどお客さんが多い時間ではなかったので助かりました。
待崎川にかかる橋を越えて河口にに向かっていくと海岸線の遊歩道に出ます。この遊歩道にエイドが設営されていました。ここには2年前と同様にほんのり甘いレモネードがありました。マイカップに注いでもらい、あっという間に飲み干してしまいました。美味しいです。酸味と甘さのバランスがたまりません。
エイド後も割と賑やかな海岸沿いの遊歩道を走ります。とても走りやすく、こんな道がずっと続いて欲しいと思いましたが・・・。突き当たりを右折して加茂川をまたぐ橋を渡り、進んでいくと徐々に標高が上がっていきます。この先、過去にはコースに入っていなかった怪しい折り返しがコースマップに描かれていることを思い出しました。不思議でしたが、きっとみちくさらしい強烈な激坂区間なのだと予想していました。その折り返しに入る手前でしたが、すでに予想通りの坂道が始まり、「やっぱりな」と納得しながら進んでいきました。速度は徐々に落ちて歩いているのと変わらないスピードになってきています(笑)。
折り返し区間の入り口にはスタッフが待ち構えていて「上り坂がまだまだ続きます」と力強く宣言されていました(笑)。ここから魚見塚展望台に上り、上りきったところのエイドで折り返して戻ってくる設定です。もう走るのを諦めて歩くことにしています。歩いている脇を郵便配達の原付がエンジン音を響かせながら一生懸命坂道を上っていくのを見ていました。原付でもフルスロットルにしないときついくらいの坂道です。ひいひい言いながら歩いて上っていく途中、折り返して下りてくるランナーの中に顔見知りの女性の姿を発見しました。一昨年の「箱根八里マラニック」や昨年の「横須賀三浦ウルトラ」でご一緒させていただいた方です。この方からも「まだまだあるよ」と坂道の先が長いことを知らされました。もう勘弁してほしいのですが。
歩いて坂を上り続け、ようやく坂の頂上らしき場所に着きました。頂上にエイドがあるはずだけど・・・と思っていたら道はいったん下り始めます。そして再び急な上り坂。なんだこのコースは・・・。再び上りきったところにようやくエイドがありました。ここで折り返しなのですが、景色のよい「展望台」はもう少し先になるそうです。時間と体力がもったいないので展望台は遠慮させていただきました。エイドでカステラと水をいただいて、来た道を戻ります。いったん下ってすぐに上り。上ったあとは大きく下りはじめます。膝を痛めないように気をつけながら下りたつもりでしたが、結果的には膝の関節痛が残ってしまいました。おそらくこの坂で痛めたのだと思います。他に大腿骨の付け根のあたりの違和感も残りました。こっちの方が重症かもしれません。それほどの激しい坂でした。頂上のエイドが約39km地点で、だいたい半分を過ぎたことになります。今回のコースの高低図を参考までに(GPS Visualizerを使用)。やはりこの上り坂の激坂ぶりが際立っています。

さらに進んでいくと浜茶屋太海のエイドが見えてきました。ここのエイドは関門になっていて、2年前はここで終了とさせてもらいました。100kmの部でいうと65kmくらいの地点にあたります。今回はおよそフルマラソンくらいの距離(公式発表で41.3km)で、まだまだ通過点です。エイドの食料はキッチンカーで調理する本格的なものでした。挽き肉の旨煮丼をいただきました。中華丼と二択(両方もあり)でしたが、こちらを選択。ビックリするくらいに美味しい丼でした。そろそろガス欠にもなってきているので、お腹にたまる食品はありがたいです。このエイドに出ていたメニューの中に「オリオンビール」があったのは笑えました。ここが関門でここで終了する人もいるからでしょう。なお、ビールは有料です。
太海のエイドの先で公衆トイレに立ち寄りました。このコースは随所に公衆トイレがあるので助かります。大会向けに用意された仮設トイレはひとつも無かったのではないでしょうか。筆者としてはこれがスタートしてから初トイレだと思います。ここまでエイドのたびに水分を補給してきましたが、取った水分のほとんどが汗になっているのだと思います。
ここまでは微妙な違いはあるものの2年前に走ったことのあるコースでした。ここからは完全に未知の区間に入ります。強いていえば2年前に関門で終了してマイクロバスでゴールまで移動した区間ということになります。
いったん海から離れますが、進んで行くと再び海沿いの道に出ました。海沿いの公園に設置されたエイドでシーフード雑炊をいただきました。腹だまりがするエイドが続いて嬉しいです。先ほど激坂でお会いした顔見知りの女性がエイドに先着されていたので、しばし歓談しました。昨年の横須賀三浦のあとに参加したサロマウルトラは撃沈だったとか。それでも身体と向き合いながら大会参加を続けられているようです。尊敬するばかりです。またどこかでお会いする気がします。
エイドに長居すると身体が固まりそうだったのでお先に失礼させていただき、コースに戻りました。徐々に走っているランナーの間隔が空いてきて、前後に姿が見えない時間帯もありました。コースをロストしていないか気になり、ときどきスマホの地図アプリで確認します。ここまでで45kmくらいなのでもう今回の走行距離の半分は過ぎています。ここまで山や坂ばかりだったコースでしたが、ここからは一変して海岸線沿いの比較的フラットなコースになりました。しかし先ほどのアップダウンで「足が終了」という状況に陥っています。ときどき歩いて休憩する時間をとりながら進んでいくしかありません。残りは約30kmです。
海沿いの国道を進んでいきます。足が終わっているのでときどき歩きを入れるのを繰り返しています。概ね1kmあたり8分前後の時間がかかっています。景色の変化が少なくなってきました。スタートから7時間くらい経過していて、時刻でいうと正午くらいになりました。距離でいうと50kmくらいだと思います。トンネルをいくつも通過しているのでGPSはいま一つ当てにならないし、公式の距離表示も正確ではありません。GPSの数字を目安に残りの体力と相談しながら進むことになります。道の駅「和田浦WA・O!」が見えてきました。ここにはエイドが設置されています。鯨肉の入ったコロッケをいただきました。猫舌なので冷めているのを選びました。
エイドを出発しようと思ったら同行者からスマホに着信がありました。宿からフィニッシュ地点の野島崎へ向かっている途中で、すぐ近くのJR和田浦駅にいるそうです。たしかにエイドから駅が見えています。そんなに近いのなら直接応援いただけると嬉しいので、同行者が駅から出てくるのを待つことにしました。しかし、待つこと数分、同行者の姿は見えません。こういうときは時の流れが非常に早く感じられるものです。時間が浪費されていくので焦って電話して確認してみると、駅の海側に出口がなく、エイドがある道の駅へ行くには大きく回り込む必要があるらしい。道の駅から見たら進行方向にある踏切をわたるそうなので、エイド(道の駅)を出て足を進めていきました。エイドから3分くらい走った交差点に同行者の姿がありました。こんなに遠回りするんだったらそれ(遠回り)がわかった時点で連絡してくれればいいのに。怒り心頭状態でゴール地点に着く目安と公共交通機関による移動方法を伝え、先を急ぐことにしました。16時半のシャトルバスという目標があるのでのんびりしていられません。怒ったような(実際怒っていました)口調で会話していたので、周囲のランナーさんから怪訝そうな顔で見られてしまいました。それはともかく、この一悶着で時間をロスしました。
引き続き海沿いの国道を進んでいきます。コースからちょっと小洒落た橋が見えてきました。地図では「和田サーフ橋」と書かれている橋です。事前のコース図ではこの橋を渡らずに道なりに右側を進むはずでしたが、実際には和田サーフ橋を渡って、その先のサイクリングロードを進みました。いくつかコース図と実際が違っているところがありましたが、このあたりは現地の案内に従いました。そのままサイクリングロードが終了するまで進み、終わったら突き当たりを右に出て通常の舗装道路(県道)に戻ります。
県道に出た頃にはちょうど気温が最も高い時間帯に差し掛かり、のどの渇きを感じてきました。と思っていたところで道の右側にある道の駅「ローズマリー公園」にエイドがありました。信号の無い横断歩道を渡り、エイドに立ち寄りました。ここでポーチに入れていた「卵引換券」(フィニッシュ後に参加賞の卵と引き換える券)を風で飛ばされるハプニング。何とか取り戻してエイドに立ち寄りました。ここではローズマリー塩パンをいただきました。エネルギーになるとともに塩っ気があるのが嬉しい。ただし口の中の水分は失います(笑)。
エイドを出て県道を進み、さらに国道に合流して進んで行きます。気温が上がってきて、再びのどの渇きを感じて来たころ、沿道に私設エイドを出してくれているありがたいお嬢さんがいらっしゃいました。これは助かります。「次のエイドまで1.5km」(だったかな?)と書かれていました。これは助かります。麦茶をいただきました。手作りのジュースも美味しそうでした(こちらは遠慮しました)。
北朝夷という名前の交差点でスタッフによる撮影があり、コースは左折と案内していました。左折して進んでいきましたが、さっきの私設エイドから1.5kmどころか3~4km進んでもエイドがありません。のども渇いているので何か飲みたいなあ・・・と思っているうちに次のエイドについてしまいました。ここではおにぎりをいただきました。結果的に10kmくら公式のエイドが無かったことになります。「エイド18」は存在していたのでしょうか。見逃していないと思うのですが・・・。それともコースを間違った? 謎です。
残りは10kmを切りました。だいたい予告していた16時前くらいにゴールに着けそうな感じがしてきました。開会式でコースは約1km短くなったと言っていたので、おそらく74kmくらいがゴールだと思います。ただ、自分のGPSが当てにならないので、残り距離の正確なところはわかりません。
ときどき歩いて休憩しながら71.5kmの最後のエイドに立ち寄りました。ここではイチゴのせアイスをいただきました。これは嬉しいし、美味しい。ここまでがんばったご褒美だと思っていただきました。ただし、ここも座って食べずに、時間がもったいないので食べながらエイドを後にしました。アイスに気を取られて水分補給を忘れました(笑)。そしてエイドを出た直後に「70km」の距離表示(笑)。エイドに71.5kmって書いてあるのに。
アイスを食べ終えて、再び走り始めました。走り続けるのは無理なので適当に休み(歩き)を入れながら進みます。遠くのほうに、おそらくゴールの手前でランナーを駐車場方面に誘導しているスタッフを発見しました。ゴールが近づいてきたようです。しかし走れない。
しばらく歩いて休憩した後、走り始めました。案内のスタッフと一緒に同行者もいました。館山から路線バスで無事移動できたようです。駐車場を過ぎて公園に入り、少し回り道をしてフィニッシュ。本当は灯台をぐるっと1周してからフィニッシュらしいのですが、今回はコースが短縮されてしまいました(このため冒頭に書いた距離不足が発生したそうです)。地元中学校が閉校する式典にあわせ、花火が打ち上げられるそうで、そのために予定していたコースが使用できなくなったそうです。これは仕方ないですね。
フィニッシュでは記念写真を撮っていただき、完走メダル、記録証、そしてお土産の生卵パックをいただきました。たしか2年前は荷物が多いのに加えて両手を負傷していたこともあり、無事に持ち帰れる自信がないため卵の受け取りを遠慮させてもらいました。今回は両手が無事使えるのに加えて、同行者もゴールまで来てくれていたので、ありがたく受け取りました。100kmから75kmに下方修正したとはいえ、2年前のリベンジ成功です。
時刻は途中で同行者に予告したとおり16時より少し前でした。スタートから11時間50分くらいだったと思います。コースが短縮されたおかげで16時半のバスまでに時間の余裕ができました。簡単な洗顔と着替えの後、磯汁(かに入りの味噌汁)をいただきました。野島崎自体は観光地でもあります。時間があれば土産物屋さんなどを物色したいところでしたが、余裕がないので諦めました。
16時半のシャトルバスに乗って千倉駅へ。所要時間は40分とのことでしたが30分弱くらいで到着しました。館山経由(内房線)より楽に帰れそうな上総一ノ宮経由(外房線)のルートで帰ることにしました。このルートでは上総一ノ宮からグリーン車があるので、ビールを飲みながら帰れそうです。
ところが上総一ノ宮駅はホームにグリーン券の券売機がありません。この日からJRのグリーン車の料金体系が変わり、車内で買うグリーン券が異様に高くなったはず。ここでグリーン車に乗ることは諦めて、途中の千葉か稲毛あたりまで普通車で行き、久里浜行きに乗り換えるところからグリーン車に乗ることにしました。上総一ノ宮で乗る電車が東京行きなので、横浜まで帰るには途中で乗り換えが必要です。ちなみに筆者はスマホのSuicaを使っているのでグリーン券はスマホで購入可能です。券売機が必要なのは同行者の分。スマホSuicaにしてくれよ…。
稲毛まで普通車で移動して、ここでグリーン券を買い、想定通りに久里浜行きグリーン車に乗車しました。意外と混んでいましたが並びの席を確保できました。あとはアテンダントさんがきたらビールを買うだけです。ビールを飲む気満々でアテンダントさんを待ちましたが、なかなかアテンダントさんが来てくれません。待つしかありませんが、そうこうしている間に東京駅に着いてしまいました。ここでアテンダントさんが乗車してくるのが見えました。ということは、これまでアテンダントさんは不在だったということ? 結局アテンダントさんが飲み物の入った籠を持って席にやってきたのは品川を過ぎて西大井あたりだったと思います。もう飲んでいるうちに横浜についてしまいそうです。車内のビールは諦めました。これではグリーン車に乗った意味がありません。JR(東)にしてやられた気分でした。もちろん帰宅後においしいビールをいただきました(笑)。