東尋坊愛のマラニック2015

2015年5月16日、「東尋坊愛のマラニック」52kmの部に参加しました。土曜日開催で、自宅からは遠方での開催なので前日に移動しなければならず、金曜日は有給休暇をとらざるを得ません。この点が残念なのですが、レース当日帰りではなく日曜日まで二泊三日の行動ができることは大きな喜びです。

このレースの参加理由はただひとつ。筆者の目標であるフルマラソン全都道府県制覇のためには、フルマラソンのない福井県と島根県を何とかしなければならない。この2県にはフルマラソンは無いが、それぞれウルトラマラソンはある。フルマラソンが開催されるのを待てば良いのかもしれないが、もしかしたら永遠に開催されないかもしれない。だとしたらウルトラマラソンを完走することでフルマラソンに代用するしかない。ということは若いうちに(もう若くはないが)走ってしまう方が得策。ということで52キロの部に参加することにしました。あくまでもフルの代用ですので103キロの部という無茶をせず、52キロコースで。

前日昼過ぎに東海道新幹線と在来線を乗り継ぎ福井県入り。この遠征では往路には東海道新幹線から米原乗り換えで福井へ。復路は福井から金沢乗り換えで北陸新幹線で戻るという特殊なコースです。事前に識者に聞いてみたところ、この方が米原経由の往復や金沢経由の往復より安くすむと。片道の距離が長いと割引率が高くなるというJRの切符の特性が効果を発揮しているようです。

「横浜市内から横浜市内」という奇妙な切符


福井到着後、永平寺などを短時間ですが観光し、夕方に受付会場である三国観光ホテルに到着。すぐに受付を済ませて同ホテルにチェックイン。このホテルを選択した理由は、レース後にゴールである東尋坊からシャトルバスが走ることになっていることでした。レース後に着替えずにそのままホテルに戻り大浴場へ。すぐに三国の街の散策に出たりできるのではないかと考えてのこと。ただ、デメリットも大きかったので、次に52キロの部に参加する機会があればここに泊まることは無いのではないかと思います。デメリットの具体的内容は次の段落で。

永平寺


チェックイン後、さっそく翌朝の行動を確認。わたしが参加する52kmの部は平泉寺白山神社がスタートで、東尋坊がゴール。スタートは午前9時。普通であれば4時間前くらいに起きて、2時間前くらいまでに朝食を済ませ、1時間前くらいにスタート地点に到着くらいのイメージですが、ここは事情が違います。まず、平泉寺に行く交通手段が限られている。(1)大会公式のバスが東尋坊からスタート地点へ送ってくれる。ただし5時40分発。早すぎですよ、それは。(2)えちぜん鉄道勝山駅まで電車で移動。そこから約6キロの道のりを歩く(またはタクシーを手配)。(3)同行者に頼んでレンタカーで送ってもらう。思いつく手段はこの3つ。昨年は(1)のバスが宿泊した三国観光ホテルに立ち寄ってくれて、52キロのランナーを乗せてくれた模様。スタッフに聞いてみたが、今年はホテルへの立ち寄りは無いとのこと。ということは(1)の手段をとるなら5時40分までに東尋坊に行くしかない。東尋坊はホテルから3.5キロくらい。徒歩で45分くらいかかりそう。しかも天気予報は雨。52キロ走る前に45分歩くのか・・・。(2)は電車を乗り継いで7時半くらいには勝山駅に着けそう。ただしタクシーがあるような気はしない。6キロの道のりを徒歩で移動は無理。(3)はそもそも想定外で無理。やはり(1)しかない。無理をするなら103キロの部の選手を乗せるバスが3時台にホテルを出るのですが、それはいくら何でも早すぎ。

結局、午前4時起きで身支度を済ませ、ホテルで朝食のお弁当を受け取り、4時半にホテルを出て、とぼとぼとお弁当を片手に雨の中を傘さして東尋坊へ歩きました。徐々に空が白んできた5時10分頃に東尋坊到着。レース前に3キロ歩くことになるとは・・・。ちょうど103キロの選手が東尋坊を出発して長いレースをスタートするところに遭遇しました。自販機でペットボトルのお茶を買ってバスに乗り込み、出発。6時頃丸岡城到着。ここで1時間ほど休憩。うーん、この休憩時刻があるなら、出発を1時間遅らせてほしい。スタッフの移動の都合でもあるのでしょうか。ここで朝食の弁当を食べ、バスの発車を待ちます。満員だったバスが2台に分散されたので、ここから少し楽になりました。スタート会場に7時半過ぎくらいに到着。予報では明け方にはやむはずだった雨は上がりきらず降り続け、先が思いやられます。

▲ ホテルで用意してくれた朝食のお弁当。唐揚げはいらん   

実は52キロのランナー向けに平泉寺地区で宿泊する手段もあったのですが、これは男女別に大部屋(しかも別の建物)での宿泊というスタイルになってしまいます。これはちょっと落ち着かないし、応援だけの予定の同行者(♀)はどうしよう、ということでこの選択肢は却下。

スタート地点ではゴール地点に運んでもらう荷物を預けることができます。念のため塗った日焼け止めのボトルや食べ残した食料などを入れてワゴン車に預けます。当初はここまで着てきた上着も脱いで預けるつもりでいたのですが、あいにくの天候でTシャツ1枚だと寒くなりそうで、預けずに着て走ることにしました。これは良い選択だったと思います。トイレや何やらはこの間に済ませ、スタートの準備完了。トイレの数は多くありませんが、人数が少ないので全く問題無し。

開会式では茨城県の高野さんという人が紹介されていました。高野さんはこれまで46都道府県でフルマラソン(以上)を完走しており、全都道府県制覇に向けて最後に残ったのがこの福井県だったとのこと。今回のレースを完走すれば、めでたく全都道府県を制覇することになります。病気をかかえての参加らしいですが、同じ目標を持つ者として心から応援したいと思います。近くにいれば「がんばりましょう」と声をかけたかったところ(その後の情報によると、無事完走して、目標を達成されたそうです。おめでとうございます)。筆者は今回のレースを完走すれば29都道府県。あと18県は遠い目標ですが、負けずにがんばります。開会式にはゆるキャラさん4体も参戦していました。

早朝から夜まで盛り上げてくれたちょこプリンさん


ゆるきゃらさん1


ゆるきゃらさん2


ゆるきゃらさん3


あいさつする高野さん


午前9時、風船にメッセージカードをつけて飛ばし、スタート。スタートから3キロくらいは下り坂が続きます。足に負担をかけないように慎重に進みましたが、おもわずスピードが出てしまいそうな急勾配。足を必要以上に踏み出さないようにして、こらえながら坂を下りました。2kmくらいのコンビニ手前で信号ストップ。この大会、一切交通規制を敷いておらず、ランナーは歩道走行が原則。歩道のない場所では右側通行。また交通信号は守ることが基本です。一カ所だけ赤信号を見落として進んでしまった場所がありましたが、筆者も基本的にルールを守って走行しました。このあたりが普通のマラソン大会とは違う「マラニック」(マラソン+ピクニックの造語)である証拠でしょう。

風船を飛ばしてスタート


スタート直後の下り坂(手ぶれですみません)
最初のエイドは勝山駅(5.2km)。ここは飲み物やグミを補給してすぐにコースへ戻る、と思いましたが、駅舎が格好いいうえに昔の貨物車(?)なども展示してあったので、少しの間だけ写真を撮ったりして時間を食ってしまいました。えちぜん鉄道沿いを進み、途中踏切で足止めに。踏切の音が鳴り始めた時点で一斉に走るのをやめて歩き始めるランナーたち。そして通過する電車にカメラを向ける。みんな同じ行動です。

勝山エイド


勝山駅の展示物をチラ見(こんなことやっているから遅くなる)


次は発坂エイド(8.4km)。こちらは地元の野菜なのでしょう。つけて食べる味噌が美味しくて、二度付けしたい気分でした(してませんが)。ついでにゼリーとドリンクももらってコースへ戻ります。前の人について行ったら、実はトイレに行きたい人について行ってしまったらしく、発坂駅に接近してしまいました。若干の時間をロスして踏切を横断してコースに戻ります。

発坂エイドの野菜と味噌とゼリー


次は小舟渡エイド(11.9km)。九頭竜川沿いの割と単調なコースの途中だったので、気分転換にうれしいエイドでした。チョコを一粒ほおばって、水分も補給し、コースへ戻ります。このあたりは周囲のランナーたちと会話しながら進みました。まだ気力にも体力にも余裕がありました。

チョコレートをいただきました(小舟渡エイド)


小舟渡エイドを過ぎてしばらくすると、幹線道路から離れて生活道路のようなコースに入ります。このあたり小刻みなカーブが続くうえに徐々にランナーがばらけてきますので、前後にランナーが見あたらない時間帯が出てきます。コースの目印と言えば角を曲がったり道が分岐するときの矢印看板のみ。逆に言うと道なりに進む限りは目印が無いことになります。これはめちゃくちゃ不安になります。コースから外れずに走っているのだろうかと。結果的に筆者は一度もコースを大きく外さずにゴールしたと思いますが、実際に曲がり角を見落としてコースを外れていくランナーを一人目撃しましたので、実は結構間違ってしまった人もいたのではないでしょうか。

そしてたどりつくのが15.6kmの上志比エイド。ここは地元名産のニンニクをたっぷり使った「ニンニクラーメン」。これが絶妙でした。ちょっと出てくるのが早すぎという感もありましたが、香ばしい香りに食欲をそそられます。おばちゃんが焼いてくれるニンニクの香りがたまりません。ぺろりと平らげてコースへ戻ります。ごちそうさまでした。
おばちゃんがニンニクを焼いています


ニンニクラーメン完成


19kmの小エイドではアメとフルーツ。疲れた体にフルーツは最高です。ありがとうございます。

フルーツをいただきました

ここから再び幹線道路に戻り、単調なコースになります。直線道路なので遠くにランナーの姿が見えるのが救いです。幹線道路から外れて光明寺の集落へ。ここで現れるのが光明寺エイド(20.7km)。ここではぜんざいが出てきたのですが、入っているのはお餅ではなくごま豆腐。これが小豆と意外にマッチするのです。うまい。これもしっかり食べてコースに戻りますが、このあたりで疲れが出てきました。意外と疲れが出てくるのが早い。まだハーフマラソンの距離で、52キロの半分にも到達していないのに。ただし時間はたっぷり3時間近くかかっています。経験上、体に「限界」が来るのは筆者の場合は3時間。これを超えるとバランスがどこか崩れて、失速したり痛みがでてきたり、思ったように前に進まなくなります。フルマラソンの場合はおよそ30キロ手前で3時間を迎えることが多いのですが、スピードを緩めて走ったこのレースではハーフマラソン+αで「限界」に近づいたようです。本当は4時間過ぎくらいに来て欲しかったのですが。

ごま豆腐ぜんざい


ここからは走るだけでなく、10分に一度くらい歩きを入れて、体力の温存につとめます。「限界」が近づいた体が「限界」に到達するのを少しでも遅らせるために。順位や時間を争うレースではなく、時間内にゴールに到達することが目標ですので。

このレース、距離表示は5km毎に掲示されています。ただし103kmの部のランナー向けに52kmの部の表示が併記される形式なので、「103kmの部 60km 52kmの部9km」のように52kmの部のランナー向けには4, 9, 14, 19,・・・のような変則的な5km毎表示になります。若干違和感ありますが、慣れてしまえば問題ありません。あとはスマホのアプリによる距離表示も合わせて確認しながら走っていました(走りスマホは危険です。エイドで止まっているときに確認!)。

ローソン前でモモレンジャーとオバマに遭遇。一緒に写真を撮らせていただき、元気をもらってスタート。時間を無駄にロスした感もありますが、こういう出会いも楽しまなくてはいけません。

22kmあたりから、まさかのダートコースに入ります。スタートから降り続けた雨はこのあたりでは止みました。止んでなかったら足元が厳しいことになっていたと思いますが、最悪の状況は免れたように思います。ダートコースから階段を下りて九頭竜川の河川敷に進みます。目の前に現れたのは石畳コース。ここは雨は上がったとはいえ足元がガタガタなうえに、石で足を滑らせそうで危険です。仕方ないのでここは走るのをあきらめて歩きました。まわりに人もほとんど歩いている感じでした。さらにびっくりしたのは、小川を渡る飛び石(笑)。マラニックとはいえ、ランニングのコースで飛び石は衝撃でした。小川にダイブしないように慎重に渡ります。飛び石を過ぎても石畳が続き、結局1kmくらいは歩きに近い速度でしか進めませんでした。52kmの部の人はまだ22kmですが103kmの部では73kmで、相当足に堪えている時間帯のはず。石畳はともかく飛び石は身の危険を感じました。コースを再考した方が良いかもしれませんね。単調な路面より刺激があって良いという考え方もあるし、それにも頷けますので難しいところですが。

石畳を走り(歩き)
飛び石を渡ります


永平寺中学校、本覚寺のあたりでダートコースを終え、石段を上り、通常のコースに出ます。やっと一息という感。ここからは再び走り始めました。しかし橋を越えたところで割と長い信号待ち。信号を過ぎると、生活道路に再び入ります。このあたりになると周囲を走ってきたランナーの顔ぶれがほぼ固定的になってきます。抜きつ抜かれつするものの何度もすれ違う人、信号のたびに会う人、エイドのたびに会う人などなど。100キロだともっとそういう傾向が強いのだろうと想像します。

田園風景を走っている中で現れたのが24km過ぎの小エイド。ここでは飲み物だけいただきました。まわりにいたランナーと、ここが24kmなのか、残り24kmなのかしばし議論。正解は「ここが24km」。ちなみに残りは28km。まだ半分に到達していません。

さらに田園地帯を走り抜け、到着したのが高椋(たかぼこ)東部公民館のエイド。28km地点あたりになります。建物前の道路にスタッフが出てきてランナーを迎えてくれます。ここで出てきたのは野菜スープで、イタリアンテイストの絶品。トマトソースが最高。ありがたくいただいて、コースに戻りました。

高椋エイドの風景


トマトスープが美味!


そして、変化に乏しい風景で、体の疲れがどっと押し寄せてくる時間帯に入ります。スタートから4時間近く経過しています。精神的に追い込まれるのもいやなので信号で立ち止まるのを楽しみにしつつ、10分に一度程度の休憩(歩き)を取り入れながら次のエイドを目指します。国道8号を横断して、間もなく現れるのが北街地エイド。32km付近になります。ここは前回大会で人気ナンバーワンだったエイドで、チョコレートファウンテンが振る舞われています。ここのスタッフは浴衣姿。いいですねー。チョコレートが苦手なわたしもイチゴにチョコレートをつけて美味しくいただきました。さらに「おかわり」まで。ありがとうございます。路上に案内に出ていただいたスタッフの方にも感謝です。ちょっと入り込んだ場所なので、スタッフがいなかったら見落としていたかもしれません。そういえば、他のランナーはおしぼりをもらっていたのに、なぜかわたしはもらえませんでした。なんでだろう。

北街地エイドの様子


チョコレートファウンテン
北街地エイドを過ぎると再び変化に乏しい街道を走ります。実はかなり前から尿意を催しており、どこかでトイレに入りたいと思っていました。しかしエイドのトイレは靴を脱がなくてはならなかったりして面倒だったので「我慢の走り」をしていました。JRのアンダーパスを過ぎて進むと都合の良い場所にセブンイレブン(春江町為国店)が見えてきました。ここで思い切ってコンビニに立ち寄り、トイレを使わせてもらうことにしました。用を足したあとそのまま退店するのも申し訳ないので、100円のアクエリアスを購入。しばらく手に持って、時々飲みながら走ります。ただ、空きペットボトルを捨てる場所が無い。エイドにもペットボトルを捨てるゴミ箱はないので、専用のゴミ箱を見つけるまでしばらく手に持つことになってしまいました。この点は反省点。

突き当たりに出ると、そこは旧春江町の市街地。いったん左折して、すぐに右折。ここでケンミンショーに出てきた「ヨーロッパ軒」を発見。ソースカツ丼のお店です。立ち寄りたい気持ちを抑えながら進んでいくと、旧春江町役場(坂井市役所春江支所、春江中公民館)を使用した春江エイド(35km付近)に到着します。ここは楽しみにしていたうちのひとつ、手打ちのおろしそばが振る舞われます。折しも2日前に「秘密のケンミンショー」で特集されたばかりのおろしそば。ありがたくいただきました。そばを打っている姿も見えました。おかわりを勧められましたが、ここは自重して一杯だけ。不安をかかえた右足首に加えて、痛み始めた右膝にもコールドスプレー吹き付けてスタート。なお、スマホのバッテリーが30%を切ったので、持参したバッテリーにつないで充電も開始。軽量バッテリーを持ってきて良かった。

打ち立ての「おろしそば」


次に現れるのは38kmの下兵庫エイド。ここはチーズケーキやフルーツケーキなどのデザートが中心。口の中の水分を持って行かれるような感覚だったので、どうしようか迷ったところに水ようかんを発見。これはうれしい。美味しくいただきました。他も美味しそうだったのでもったいないですが。

これだけスイーツが並ぶ中で


水ようかんを選択


ここを過ぎてしばらく走ると、コースは左折するポイントに。ここまでは田園地帯とはいえ街道沿いという感じでしたが、ここからは少し雰囲気が変わって左右共に水田や麦畑になってきます。そのまま進むと42.6kmの木部農協のエイドに到着。このあたりでフルマラソンの距離を超えました。未体験の距離に突入します。もう足の状態は限界を超えました。走ったり歩いたりを数分おきに繰り返す状態です。エイドでは「恋するイチゴ」をいただきました。体に染みわたります。ありがとうございます。

「恋するいちご」をいただきました


エイドを出てすぐに右折して3kmほど進むとミニエイド(45km付近)。飲み物をいただきました。徐々にエイドの間隔が短くなってきます。うれしい配慮ですね。

くねくねと田園地帯をゆっくりと進み、47kmあたりで九頭竜川を渡ると風景が一気に変わります。ここからは三国の中心部に入ります。識者によると三国は北前船の寄港地として古くから栄えた街だとのこと。広い道ではないですが小さいお店や旅館、ホテルなど味わいのある建物がひしめいています。三国では次の週末に「三国祭り」が予定されていて、この日は山車を倉庫から出して引き回しているとのこと。そこも楽しみに町中に突入します。ちなみに残り5kmくらいです。

細い道でくねくねしているため、前後にランナーの姿が見えず、不安になる区間に再び入りましたが、町の人がそこそこいるので間違っているなら何か言ってくれるだろうと開き直って走りました。突き当たるとそこは三国神社。ここに山車がいました!綱を引く街の人の邪魔をしないように立ち止まって、写真を数枚撮影。格好いい山車ですね。突き当たり(三国神社)を左折して進んでいくと、再び人の姿が見あたらなくなります。ここで現れた「小坂屋豆腐店」さん。冷や奴を振る舞っていました。ありがたくいただきました。お腹いっぱいなのに加えて腹が冷えることが少し心配でしたが、いやいや美味しいですよ、この豆腐!ありがとうございます。写真を撮らせていただいて、再び走り始めます。

三国神社前で山車に遭遇


冷や奴をいただきました(小坂屋とうふさん)


次に見えてきたのが「旧森田銀行本店」の建物。これは風格のある建物で格好いい。事前に聞いていた通り、森田銀行の向かいにはジェラート屋さん(カルナ)。立ち寄るわけにはいきませんが、お客さんが多くとても流行っているようでした。終わってから時間があれば立ち寄りたかった(時間がなく無理でした。残念!)。さらに進んでいくと最後のエイド「宿」エイド(49km)。三国港駅のすぐ近くになります。ここでは「食後のデザート」(笑)が用意されていましたが、ここは自重してドリンクのみいただきました。冷たいコーラ!これが美味しかった!残り3km、がんばりましょう。

森田銀行本店の建物


最後のエイド。筆者も疲れていますがカメラも疲れてピンボケでした


ここからは事前に地図を見てわかっていたことではありますが、東尋坊に向かう上り坂が続きます。エイドを出て間もなく、海沿いの上り坂に出ます。曇り空でしたので残念ながら風光明媚とはいきませんでしたが、海無し県出身の筆者は海を見ると気分が高揚します。高揚した気分のまま坂を駆け上がる体力が残っていればいいのですが、そうはいきません。ここもランとウォークを繰り返し、少しずつゴールに近づいていきます。途中写真を撮りながら。

ゴールの東尋坊が見えてきます


間もなく、今朝早く東尋坊へ向かうときに歩いた道、100キロランナーを見送った道に出ます。10時間くらい前の出来事ですが遥か昔の話に感じます。長かった。そして東尋坊のゲートに入ります。辻々にスタッフが立っていて暖かく声をかけてくださいます。ありがたい声援ですし、いまひとつコースがはっきりしないので助かります。

最後に突き当たりを左折すると見えてきたのはスタート地点で見送ってくれた「ちょこプリン」のお二人。福井県で活動するコンビらしいです。聞くところによれば何度も何度もランナーを出迎え、併走し、励ましてくださったそうです。ありがとうございます。

ちょこプリンがお出迎え。ありがとうございます。


ゴールエリアに入るところで、実はコースが103kmの部と52kmの部に分かれます。思わず間違えそうになりましたが、危うく軌道修正。52kmのルートを約10メートル進みます。最後にゴール手前で立ち止まり、ゴールの写真を撮影。そしてテープを切ってゴール!7時間ちょっとかかりましたが、走っていた正味時間は6時間半ほど。どれだけエイドで立ち止まっていたのだろう。

ゴール直前で写真を1枚


初のフルマラソン越え、良い経験になりました。長く苦しいマラニックでしたが、最後まで楽しく走れました。ゴールでは応援の妻も出迎えてくれました。お待たせしてすみませんでした。海鮮汁(海老が美味!)をいただき、相前後してゴールされたランナー仲間と挨拶を交わしました。おそらく一期一会のランナーたちですが、ご一緒できて楽しかったです。それにしても100キロランナーはすごいですね。いったい何人に抜かされたのでしょう。いつか自分も100kmという気持ちと、50kmで十分で100なんて絶対無理という気持ちが混ざった状態です。ってことはいつか挑戦するのでしょうね。誰か背中を押してください。

ゴール後にいただいた海鮮汁。エビが美味しい!
一休みしてから荷物を所定の場所でピックアップ。泊まったホテルに連泊予定なので、着替えずにそのままシャトルバスに飛び込みました。バスがホテル前を経由してくれる!ホテルの風呂がランナー向けに入浴サービス(100円)を実施しているのです。わたしは宿泊者なので100円は必要ないですが。荷物を部屋に置いたまま出発し、着替えずにホテルに帰ることができる。これは幸せです。多少値が張りましたが。

とはいえ、たとえば福井駅近辺にホテルを取っていたとしても、ホテルで入浴後に十分福井へ移動できたのではないかと感じました。朝の移動手段に難があった分、このホテルに泊まったメリットを相殺してしてまった気がします。「次」があるのであれば止まる場所はもう一度よく考えることになるでしょう。

シャワーを浴びてさっぱりし、着替え、そして冷たい飲み物(ビールはまだおあずけ)で喉を潤し、一休み。そして食事の前にホテル近くの野球場へ出かけました。実は、運良くBCリーグの試合が行われているのを事前に調べておりました。福井対富山の試合。しかし、今日の気候は野球観戦には少し寒い。そこまでの寒さ対策はしていませんでした。1時間程度の観戦で早々にホテルに戻り、食事会場へ。ここで待ちに待ったビール!続いて日本酒!アルコールが体に染みわたります。これがこの日いちばんの幸せでした。お疲れさまでした!