新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が拡大してる中ですが、岐阜県海津市で開催された木曽三川マラソンに参加してきました。47都道府県を回るフルマラソンの旅は1周目が完結していない(福島と広島で自己基準タイムに達していません)のに2周目に突入しています。新幹線を使うマラソン遠征は実に2年2カ月ぶり。2019年の福知山マラソン以来になります。
大会の特徴ですが、まず挙げられるのはクセのある大会Webサイト。特にコロナ対策があるのでこまめに更新されているようですが、新しい情報がどこに載っているか、利用当初はよくわかりませんでした。サイト全体の構成が独特で、初見では把握できない人が多いのではないでしょうか。繰り返し見ていくうちに慣れてきましたが。サイト上の言葉使いが厳し目なのでどんなにピリピリした大会なのだろうとびびって参加したのですが、(失礼ながら)意外にもフレンドリーな雰囲気に溢れた大会でした。
サイトや事前送付物で告知されてきたことですが、大会参加にあたりいくつか参加者に義務づけられた事項がありました。前提としてワクチン2回摂取を前提にエントリーを受け付けていましたが、オミクロン株による「第6波」の拡大に伴い、「蔓延等防止措置」が適用された地域からの参加が禁止されました。また毎日の体温・体調チェックシートの記入、体調申告シートの記入・提出なども求められました。
さらに主催者側ではエイドを設置しないことが告知されていました。給水や食料は自分で何とかせよということです。元々スポーツドリンクの提供がなく水だけだったようですが、今回は水も自ら用意する必要があります。筆者はコース脇の芝生にレジャーシートを敷き、荷物置き場兼私設エイドにしました。エイドの内容はペットボトルの水1本とポカリ2本、ジェル数個。ここ何回かのフルマラソンの実績からこれくらいで十分だと思っています。10kmちょっとの周回コースなのでエイドの頻度がちょっと心配ではありますが。
大会前夜は、会場から徒歩30分程度の海津温泉に宿泊。日帰り温泉施設にホテルも併設されているイメージ。館内で食事もできるし、近隣に一軒だけですが飲食店もある。前泊の利用にはそれほど悪くないと思います。ただし、公共交通機関によるアクセスには難があります。海津市営のコミュニティーバスのバス停が目の前にありますが、いかんせん本数が少ないうえに鉄道駅からのアクセスが難しい。養老鉄道の石津駅が最寄りで、筆者はここからコミュニティーバスを利用しましたが、本数が少ないので事前によく調べておく必要があります。関東方面からであれば東海道新幹線の岐阜羽島駅からのアクセスの方が便利です。バスの運賃は300円(石津駅からであれば200円)。周辺にはコンビニなど買い物できるお店はあまりありません。ヤマザキショップが1軒のみでした。
当日は午前6時に起床。事前に購入しておいた朝食のパンを食べ、1時間ほどで身支度を整えます。会場に更衣室などは無さそうなので、ここで走れる服装になったうえで防寒対策の上着を着て会場に向かうイメージです。早朝の気温は0度の予報。しっかり防寒する必要があります。会場までは徒歩で30分ほど。早足で歩き、これをウォーミングアップとしました。
ちなみにこの大会は自家用車によるアクセスを推奨している珍しい大会で、公共交通機関によるアクセスはあまり想定されていません。当日の朝、鉄道によるアクセスをするなら駅からはタクシーを利用する必要があります。会場付近にコミュニティーバスのバス停がありますが、早朝の時間帯には残念ながら運行されていません。筆者はタクシー代を節約するために、徒歩でアクセス可能な上記宿泊施設を利用しました。会場は「長良川サービスセンター」(レガッタの艇庫やセミナー室などを兼ねた施設)近くの河川敷です。センターには入場可能でトイレなども利用可能ですが、寒さしのぎの待機場所としては利用できませんでした。数人程度の待機場所はありましたが、それ以上のスペースは立ち入り禁止とされていました。筆者はエイドの設置などしながら、会場の河川敷でストレッチなどして過ごし、体が冷えて固まらないようにしていました。
大会はフルマラソンの他、ハーフマラソン、クォーターマラソンの部が設けられ、それぞれ約10.5kmの河川敷を4周、2周、1周する周回型のコースです。1周は長良川を北上するように5km進み、反時計回りに折り返して河川敷の土手に沿って南下して戻る、ほぼフラットなコースです。周回の最終盤に土手にいったん上がり、再び降りるところだけが唯一のアップダウンになります。
8時55分、クォーターの部からスタート。15分後の9時10分、ハーフとフルが一緒にスタートしました。目標タイムなどによるスタート位置の区分けは行われておらず、お互いに距離を取ってスタートを待ちました。参加者はハーフとフルを合わせて1000人くらいだったでしょうか。スタートライン通過まで1分くらいかかりました。
走り始めて気づきましたが、周回の前半は向かい風になります。川に沿って吹き下ろす風が冷たく感じられます。逆に後半は風をほとんど感じず(実際は追い風)、正面から日差しを受けることもあって少し暖かく感じます。各周回の前半をどう乗り切るかがポイントのようです。
1周目、59分弱くらいのラップ。10kmでなく10.5kmのラップなので悪くないスタートでした。少し速すぎるかもしれないレベル。なので、意識して2周目の前半は少しだけ緩く走りました。2周目は59分台真ん中。いい感じです。周回の終わりに私設エイドで立ち止まり、ジェルを口にしたうえで給水。この形式だとどうしても立ち止まるので、この時間がもったいなく感じましたが、こればかりは仕方ないですね……。ジェルは持って走り、ゴミだけを私設エイドに置いていけば良かったのですが、それは後から思った反省点です。
3周目の入りですが、それまでキロ5分40秒を切っていた1kmラップが突然6分近くに落ちました。給水の前後で計測に誤差が入ったかなと思いましたが、次の1kmも5分50秒。どうやらナチュラルに落ちてしまったようです。その後も向かい風のなかなのでなかなか元のペースに戻らず、5分40秒を少し超える1kmラップが続きました。折り返しの後半は向かい風が無くなり5分40秒弱に戻りましたが、3周目のトータルは1時間を少し超えてしまいました。3周を終わって3時間を切ってはいますが、サブ4を狙うには厳しいラップです。しかもかなり疲弊を感じ始めました。目標をサブ4から昨年の富士山マラソン(4時間10分)超えに切り替えることにしました。ここからのペースアップは難しいと判断しました。
4周目はこれで10分の余裕ができたので、給水後に少し歩きの時間を入れて小休止。自分の回復力に期待します。3分くらいの歩行後、ランを再開。しかしペースが元に戻らない。キロ6分ちょっとのペースに落ちました。仕方ないので大失速しないレベルでランと歩行を繰り返しました。具体的には10分のラン後に2分の歩行を入れて休憩するペースです。これを繰り返せば4時間10分を切れる計算。
4周目の折り返し後も同じパターンを繰り返しました。このペースなら持ちこたえそうで、4時間10分は見えてきた感じです。最後は10分を超えて走り続けゴールを駆け抜け、結果は手元計測でネット4時間7分台でした。30代に自己ベストには届きませんが、セカンド(あるいはサード)ベストになります。これだけ歩いてもこのタイムで走れましたので、30kmまでをもう少しだけ短縮できれば今年の目標(サブ4)を達成できる可能性もでてきたのではないかと思っています。30km走を月1~2回くらいは取り入れて、目標に少しでも近づけるようにしたいと思います。

終了後は参加賞のTシャツと大根(笑)をいただき、着替えの後、会場を後にしました。飲食のサービスも出店も無く地味な大会ですが、これはこれで良いのではないでしょうか。参加費も安く抑えられていますし。着替えですが、更衣室などは準備されておらず、これも自己責任で着替えることになります。新幹線に乗って恥ずかしくない服装に着替えました。
会場からの帰りですが、会場最寄りのバス停にバスが来るまで2時間くらいありました。寒い中を2時間も待っていることはできませんので、事前に違う方法を考えておきました。会場から徒歩20分くらいの病院にコミュニティーバスのバス停があり、ここは岐阜羽島行きのバスが発車します。調べてみるとちょうどいい時間のバスがありました。帰りはこのバスを利用しました。岐阜羽島まで40分くらいの所要時間でした。
海津市コミュニティバス時刻表 2022年1月現在の時刻表