東京エクストリームウォーク100kmの部に参加しました。ウォーキングイベントに参加するのは昨年の5月に開催された「ぐんま100kmウォーク」(G100W)以来2回目です。G100W同様に100kmを歩いてきました。コースは小田原城をスタートして海岸沿いを東に進み、江の島付近から北上していくコースです。箱根駅伝の復路に似ていますが、一部は異なっています。当日は朝から雨でした。15時くらいには雨が上がる予報だったので、それを期待して海岸沿いをやり過ごすしかないかと考えていましたが……。
午前7時過ぎ、小田原駅に到着しました。まずはトイレを利用しようと思いましたが混雑していたので、そこは勝手知ったる小田原駅(旧東海道ウォークで何度も利用しています)。混雑していないトイレを見つけて、利用しました。
駅前の屋根のある場所でポンチョを着込むなど準備を整えてからスタート会場の小田原城へ。城内は足元がぬかるみ、歩くにも気をつかう状態でした。テントで参加賞のLEDライトをいただきました。これは普段使いもできそうで助かります。
今回の服装は雨対策で、上下のウェアの上に上半身はダイソーのポンチョ、下半身はペラペラの長パンツを着ました。靴は水が染み込む余地がないものを選んだ結果Magic Speed4になりました。反発力を期待したわけではなく、単に雨対策です。
スタート時刻は事前に送付されたビブスに記載されていて、20人くらいずつのウェーブスタートでした。筆者は8:00~8:12と指定されていたので、7時55分くらいにスタート列に並びました。並んだ順にスタートしていき、筆者は8時1分のスタートになりました。
スタート会場はぬかるみでしたが、スタートしてからは舗装道が中心になるので、足元の心配はそれほどなくなります。ただし水たまりが随所にあるので、これは避けたいと思っていました。実際には水たまりに関係なく靴には雨水が染み込んでしまい、歩きにくく不快な状態でした。周囲の参加者さんを見てみると靴に防水カバーをしている人がいたり、靴濡れ防止のフットカバーをしている人もいたり、対策を打っている人が多く見られました。筆者は上述のような靴を履いただけで、他には足元の対策をとっていませんでした。もしかしたら準備不足だったのかもしれません。
大会前に閲覧していた天気予報では「小田原では大雨になる時間帯があるが、平塚あたりまで行けばそれほどでもない」「平塚、茅ケ崎あたりでは15時くらいには小降りになり、いずれあがるだろう」と読み解いていました。実際は希望的観測に過ぎず、そんなに甘いものではありませんでした。雨は断続的に強くなり、時には豪雨ともいえるレベルの強さになりました。
国府津駅前、二宮駅前などの写真を撮りましたが、たまたまそういう地点で雨が弱かったに過ぎず、雨が強く降っている間はポケットからスマホを取り出すこともはばかられるほどで、前に進むことだけを意識して歩いていました。ただ、市町境の看板はできるだけ撮影しようとして、雨のなかでもスマホを取り出しました。境界が入り組んでいる小田原と二宮の境界は複数回通過します。過去に逆向きに歩いたり走ったりしたことがあるので理解していましたが、改めて楽しみにしていました。ただ、今回のウォーキングでは、それ以外の風景はほとんど記憶に残っていません。
平塚市に入り、21km地点の公園駐車場が第1チェックポイント(CP)になっていて、ここに入るため海岸沿いのルートからいったん離れました。各CPではビブスのバーコードを読み取って通過を記録していました。CP1ではカレーパンと水が配布されましたが、大雨のなかで食べるのは大変です。テントがありましたが、既に満員の状態でした。搔き込むようにカレーパンを胃袋に納めて、もらったペットボトルの水を口に含みました。残りは荷物が重くなるので泣く泣く処分しました。それほどの気温でもなく大量の水分が必要という状態でもなかったので。リュックに収めるにはポンチョを脱ぐ必要があるのも処分した理由のひとつです。
休憩をとるような場所もないので食べ終わったらすぐにCPを出発しました。最初にトイレに立ち寄った時間を含めてもCP滞在は5分くらいだったと思います。CPには水たまりやぬかるみが多く、雨対策ができていたかという疑問は残りました。
CP1を出ると道路の反対側に誘導されるのですが、誘導していたスタッフがこの先では強風に注意するように参加者に呼びかけていました。「飛ばされないように」と言っていましたが、何を大げさな・・・と思いながら聞いていました。しかし、実際に湘南大橋はしっかり踏ん張っていないと飛ばされそうなほどの風圧でした。筆者は着ていたポンチョを飛ばされないように抑えるのに必死でした。自分が踏ん張っている様子を自撮りでもしてみたかったのですが、まったく余裕がなく写真無しです。スタッフの注意はしっかり聞かないといけませんね……。
この先、海岸沿いの道路では海岸沿いのサイクリングロードと国道134号線のどちらかを選択できるのですが、筆者は風を意識して当然のように国道を選択しました。この強風のなかでサイクリングロードはどれくらいの人が選択したのか、興味があるところです。ここでは防風林の効果を見せつけられました。防風林の切れ間に入ると凄まじい強風でしたが、防風林のあるところはそれほどでもない。
この強風のなかですが雨も収まることがありません。降り続いていましたし、ときには豪雨のように強くなることもありました。途中から防風林から遠い進行方向左側に誘導されました。右側(海側)はところどころ歩道が無いのです(過去に「一人箱根駅伝」をしているときに気づきました)。左側は防風林から遠いので効果が若干薄くなり、風を感じることも増えました。この状態のまま平塚から茅ケ崎、そして藤沢に入りました。
このあたりで尿意を感じるようになってきていました。体感温度が上がらないので、筆者の身体は血液中の水分を排出しようとしているのでしょうか。沿道に公衆トイレやコンビニなどは無く、次のCPまで我慢するしかありません。
風雨に耐えながら進んでいき、33km地点の第2CP(湘南海岸広場=35km)に到着しました。しかしながら、国道から公園内のCPまでの区間がものすごい向かい風で、前に進まないと言っても言い過ぎでないレベルでした。湘南大橋は横からの強風でしたが、ここはもろに向かい風。かなり体力を消耗した気がします。
バーコードの読み取り後、さっそくトイレに駆け込みました。同じような人が数多くいたようで、トイレは混雑していました。エイドではジュース、おにぎり、グミを受け取り、ジュースとおにぎりはすぐさま胃袋に納めました。
CP2を出てからも海岸沿いを進むのですが、ここも強風が続きました。本来は風光明媚な場所のはずですが、景色を見る余裕がない状態でした。そんな中でしたが江ノ島の写真だけ撮りました。この区間を終えるところで新江ノ島水族館の海側から建物前を通って陸側に進みましたが、歩行中には水族館を全く意識できていませんでした。観光客が多いなとは思いましたが……。
時刻は15時を過ぎました。予報どおり雨が弱くなってきて、藤沢の市街地あたりからは雨があがった状態になり、ようやく普通に歩けるようになってきました。ということで、スマホで写真を撮るなどの余裕がでてきました。ただし、足元は濡れた靴に濡れたソックスです。徐々に乾いてきますが、完全に乾くには時間がかかりそうです。
藤沢駅近くなど市街地を通過して、藤沢橋で右折。ここは箱根駅伝でも有名な遊行寺坂で、ここからが今回のコースで最もアップダウンが激しい区間になります。まずは遊行寺坂を上がります。「一人箱根駅伝」でも通過しているし、Overnight60kmでも走っているし、旧東海道ウォークでも歩いていますが、いずれも夕方から夜にかけての暗い時間で、明るい時間に歩くのは初めてです。また、上り方向に進むのも初めてです。坂の途中には一里塚の跡地を示す標柱など、歴史的な痕跡を示す案内が多くありました。夜間の走行、歩行では見逃していたのかもしれません。明るい時間に通過できてよかったと思います。
遊行寺坂を上り終わるとやがて国道1号に合流します。国道1号も進行方向右側の歩道を進みますが、これまでの道と比較して圧倒的にクルマの交通量が多く感じました。また、原宿交差点から大坂上あたりの区間はアップダウンに悩まされました。箱根駅伝の選手はすごいと改めて感じます。原宿の一里塚跡の標柱がありましたが、旧東海道ウォークでは見逃していたかもしれません。明るいうちだったので見逃さずに写真を撮れました。
大坂上から国道1号の旧道を通り、戸塚駅近くの跨線橋を通過したのが18時頃(48km)でした。この先で夜の時間帯に入りました。戸塚から旧東海道に沿って(厳密に同じではないけれど)進んでいくと、このあたりはチェーンのレストランやコンビニが多数並んでいるエリアになります。立ち並ぶ店舗のうちに「さくらみくら」が営業していることに気づきました。「さくらみくら」は群馬県発祥のコンビニですが、横浜市内に開店したとは知りませんでした。先を急ぐので中に入ることはしませんでしたが、いずれ訪問してみたいと思います。
そのまま国道1号を進んでいくと徐々に坂道が始まります。ここは有名な「権太坂」から続く坂道です。この坂を上りきって、下りる下り坂が「権太坂」になります。坂道の途中に第3CPが設営されていました。国道1号から脇にそれて、さらに坂を上った上にある児童公園がCPになっています。ここではあんパンとジャムパンの選択でしたが、ジャムパンをいただきました。こちらもあっという間に胃袋に納まりました。あっという間に食べてしまうあたりは、エネルギーが足りていない証拠だと思います。基本的にCPの食品しか口にしていなかったのですが、自分で積極的にエネルギー補給すべきだったのかもしれません。といっても前半の雨の中ではどうしようも無かったと思いますが。このCPではスポーツドリンクもいただきました。また、手持ちのボトルに水を入れていただきました。CP3通過は19時15分頃でした。
ちなみにCP3を出発する際に車いすの参加者さんが上って来られるところに遭遇しました。この坂道を自力の車いすで上るのはすごいことです。それにここまできているということは、あの風雨のなかも車いすで踏破されているわけで、今回もっともリスペクトを感じる場面でした。
CP3のあとは有名な箱根駅伝で有名な権太坂を下って、国道1号を保土ケ谷方面に向かいます。箱根復路はここから戸部・高島町方面に向かいますが、今回のコースはここから井土ケ谷、南太田方面に向かいます。筆者は横浜在住ですが、このあたりはほぼ土地勘のない場所で、幸い天候も回復してきたので街並みを楽しみながら歩くことができました。Y校(横浜商業高校)の場所を初めて知るなど、知らない土地を歩くのは楽しいです。南太田あたりで60kmのポイントを過ぎたようです。
少し前から右足の踵の上が靴擦れを起こしていて、痛みを感じていました。まあよくある話なので放置しようかと思いましたが、せっかくバンドエイドなどを持参しているので応急措置をすることにしました。お誂えむきの高さの植え込みがあったので、ここに腰掛けて幹部を見てみました。角度的に直視するのが難しいのですが、出血していることだけはわかりました。難しい角度でしたが、バンドエイドで擦れていた箇所をカバーしました。歩き始めてみると、痛みが消えていました。もう少し早めに(出血する前に)対処すればよかったと思います。
横浜スタジアムの前を過ぎて象の鼻パーク、赤レンガ倉庫、汽車道と横浜らしい光景を見ながら進みました。横浜港の夜景の写真を何枚か撮りましたが、実は普段のランニングコースです。周囲の参加者さんたちは夜景をバックに写真を撮るなど、盛り上がっていました。
汽車道からみなとみらい地区に出ると、今度はビル風に悩まされました。ここはランドマークタワーをはじめ高層ビルが乱立するエリアで、いつもビル風を感じるところです。ただ、この日のビル風は特別でした。あまり経験したことのない強さで、ときには追い風になって最速ラップを記録する区間もありました(笑)。日産本社前を通ってみなとみらい大橋を渡るとチェックポイント4(22時頃、67km)に到着します。
ここは毎週のようにランニング中に立ち寄る公園です。実は前日にも来ていました。ここでは魚肉ソーセージが配布されていました。ギョニソは大好きなのですが、エネルギー補給としてはどうなのでしょう? 何でギョニソ?
ここから第一京浜に出ると、夜になって疲れが溜まってきていることに土地勘があることも加わって、頭がぼーっとしてきました。コースが自宅の近くを通るので、思い切っていったんコースを離脱して一時帰宅しました。自宅でウェアを着替え、靴やソックスも変えました。雨仕様からノーマル仕様にチェンジしたことになります。ついでに足の裏で
マメができそうな気配を感じていた部分をバンドエイドで補強しました。これでさっぱりと気持ちを入れ替えて深夜ウォークに入ることができました。ある程度この状況を想定してたので、朝自宅を出る前に替えのウェアなどを一箇所にまとめて準備していました。コースからの行き来と自宅内での諸々により計20分ほどロスしましたが、よい選択だったと思います。
鶴見の手前、生鞭あたりで午前0時を過ぎ、日付が変わりました。このあたりで空腹に耐えられなくなり、生麦のコンビニに立ち寄り、普段は絶対食べないどら焼きやサイダーを購入し、エネルギーを補給しました(0時、73km)。
鶴見から川崎に入り、大型の歩道橋を通過しました。川崎球場にいくときに利用していた歩道橋です。懐かしい。病院や郵便局が並ぶ市街地を通過して六郷橋に差し掛かりました。ここからが本当の東京エクストリームウォークです。ここまでは神奈川でした(1時20分、79km)。
都内に入り、引き続き第一京浜を北上します。雑色、蒲田、梅屋敷と京急線沿線のエリアを通過していきます。路上を歩いたり走ったりする機会は少ないものの、電車の車窓から見ている風景なので、ある程度の土地勘があるエリアです。この先も平和島、大森海岸など聞き慣れた地名が続きました。
鈴ケ森刑場跡を通過しますが、何となくここの写真を撮る気にはなれませんでした。時間も時間ですので、静かに通過しました。その先の鈴ヶ森道路児童遊園が最終の第5CPです。ここではカントリーマアムとコーラをいただきました。徐々に貧弱になってきている気が……。ここまでのCPでは食べるものを食べたらすぐに出発していましたが、疲れが蓄積してきた感覚があったので、3分くらい座って休憩を取りました。身体をリセットするのが目的ですが、これ以上休むと身体が動かなくなるリスクもあり、そのバランスを考えたのが3分でした。この結果、1kmあたり14分近くに落ちていたラップタイムが12分台に復活。短時間の休憩には回復効果があることがわかりました(3時、85km)。このあとも5kmに一度くらいの割合でリセット休憩を取ることにします。
そのまま第一京浜を進み、大規模な工事が続く品川駅や高輪ゲートウェイを過ぎる頃には空が明るくなりました。空は前日と違って晴れてます。先ほどのリセットから1時間くらい経過したので、高輪ゲートウェイのベンチで再び3分間のリセット。このあとゴールまでもう一度くらいリセットを入れようと思っていました(4時10分、91km)。
札の辻交差点から東京タワー方面に向かいます。残り10kmを切っているのに遠回りするのがちょっと嫌でしたが、そういうコース設定なので仕方ありません。慶応義塾の前を通り、東京タワーがよく見える通りを赤羽橋に向かって進んでいきます。東京タワーはいいですね。高さと形のバランスが美しいのだと思います。
赤羽橋駅前から多少のアップダウンがある東京タワー周辺を過ぎ、御成門、内幸町と進んでいきます。内幸町からは新橋方面へ進みます。勤務の帰りに立ち寄ることも多いエリアです。新橋駅を過ぎたところで、この先にはコース沿いにコンビニが無いのではないかということに気づきました。道の反対側とか少しコースを逸れたところにはあるかもしれませんが。ということで眼の前にあったコンビニで再びどら焼きを購入。午前5時のどら焼きタイム(笑…95km)。再びリセット休憩のタイミングなのですが座ってリセットできそうな場所がなく、諦めました。
電通の前やこの大会を主催する朝日新聞社の前を通り、残り3kmになりました。ここからは旧築地市場の敷地内にかけられた築地大橋をはじめとして、黎明大橋、豊洲大橋、有明北橋と橋が4連発になります。当然ながら橋はかなりのアップダウンを含みます。これは堪えました。最後の最後に苦しめられます(笑)。
最後の橋をわたり終わるとUターンしたところにスポーツ施設があり、ここがゴールです。Uターンするところでナンバーを確認され、無線で伝えられました。おそらくゴールで名前を紹介しているのでしょう。スポーツ施設の手前で左折。多くのスタッフ、ボランティア、関係者のみなさまが見守るなか、午前6時半頃、無事完歩できました。
タイムは22時間28分でした。昨年のぐんま100より2分遅くなりましたが、ほぼ同レベルのタイムです。前半の悪コンディションや自宅立ち寄りなども含んでいますが、それを均してのタイムということで、これが実力なのだと思います。昨年のタイムとそれほど変わらないということは、同レベルの身体を維持できていることと理解しました。
というわけで2回目の100キロウォークを無事完歩したわけですが、やはり100キロは長いというのが正直なところです。マラソンは(ウルトラマラソンでも)数時間先にはタイムリミットがあり、完走にせよリタイアにせよそこで終わります。これに対して100キロウォークはタイムリミットはあるもののかなり長く設定されていて、そこまでが果てしなく長く感じられます。その先でどれくらいの時間に終わるのか読めない。これがいちばん辛いところです。誰でもやればできることだと思いますが、おすすめはできません(一度はやってみてはいかがでしょう?くらいは言うかもしれません)。
ゴール後は簡単に顔を洗った後、完歩賞としてもらったTシャツに着替えて帰宅しました。明け方から暑くなってきて、全体的に少し汗ばんでいたので着替えたくなりました。Tシャツ1枚では少し寒く感じましたが、やむを得ません。ゆりかもめ、JRを乗り継いで帰りましたが、寝過ごさずに最寄り駅で降りた自分を褒めたいと思います。帰宅後にアイシングなどのケアをしてからビール。美味しいビールでした。
参加記録としては以上なのですが、ここからは本文中に書ききれなかったこと、書き漏らしたことを補足します。今後参加を検討される方の参考になればと思い、記載します。
手のむくみについて。CP2を過ぎたあたり(雨があがったあたり)から手のむくみを感じていました。見た目でもむくんでいるのがわかるほどで、指輪が痛いほどでした。前にウルトラマラソン後にも同じようなことがありました。血液の循環が悪くなっているのだろうと思い、手を開いたり握ったり、ときには血液を循環させるために両手を上げて歩く(変な人!)ことも試みました。効いたかどうかわかりませんが。
ウェアとシューズ選び。ウェアについてはスタート時に少し肌寒く感じたので上半身は長袖シャツの上に半袖シャツ。下半身は短パンの上に薄い生地のパンツを選択しました。そしてダイソーのポンチョ。70km手前の一時帰宅の際には上半身は同じ組み合わせ(長袖シャツ+半袖シャツ)、下半身はロングタイツ+短パンに変えました。雨は降っていなかったのでポンチョは藤沢あたりから着ていません。シューズは前半はアシックスのMagicSpeed4。カーボン入りの瞬発力を期待したのではなく、薄い生地で雨水を溜め込む部分が少ないという理由で選択しました。重くなったり、シューズ内が高湿度になることを警戒したためです。クッション性がほとんど無いので、これが功を奏したのかどうかは不明です。後半は同じくアシックスのNovaBlast5。こちらはホールド感とクッション性がある靴で、本来これを全行程で履くつもりでした。後半は想定通りのシューズになりました。
所持荷物、装備について。特に後半ですが、リュックが肩にかかるのがきつく感じて、片方ずつ肩紐をはずしたり、いろいろ工夫しながらの歩行になりました。思い返してみると使用しなかった荷物をずっと持っていました。その荷物は防寒着兼雨対策のレインウェア(Monbell)です。前半の雨はレインウェアとしてダイソーのポンチョを使用していたし、後半も寒くなることは無く出番がありませんでした。完全に不要だったかというと、やはり寒さ対策は何かしら必要なわけで、難しいです。ダイソーのポンチョをもう一着用意しておくのでもよかったかもしれません。ほかにモバイルバッテリーもできれば持ちたくなかったもののひとつですが、やはり長時間になるとスマホやGSPウォッチの充電をしたくなります。実際に必要でした。荷物を軽く、できればリュックではなく腰回りで済ませたいのが希望ですが、なかなか難しいと思います。
歩く姿勢について。ウォーキングポールを使用している人も多く見られましたが、筆者は二足歩行でした。普段使っていないことと腕が疲れそうなことが理由です。その代わりバランスよく歩くために気をつけていたのは姿勢です。猫背にならないように、そして着地した足の上に体幹が乗っかるイメージで歩く。地面を無理に蹴ったり、足を振り出したり、そういう無駄な力を入れないように気をつけて歩いていました。強風の場所では姿勢を保つのは困難でしたが。
水分補給、エネルギー補給について。基本的に各CPの食料と飲料に頼ることにしていましたが、いつもの焼酎ワンカップに水を入れて所持していました。およそ300mLです。重量にして300gになります。ただ、実際にこの水を飲むのは雨があがってからになり、前半の風雨のなかではリュックから取り出すことも憚られる状態でした。結果としてCP2まではCPのドリンクだけになりました。だったら空のボトルだけ持っていって、CP2で水を詰めてもよかったのかもしれません。無駄に300g分のエネルギーを使ってしまいました。食料については全般的に不足しているので自力で補う必要がありそうです。公式サイトにも「補助食」と書いてありました。沿道では一部(平塚から茅ヶ崎あたりの海岸沿いの国道は自販機やコンビニがありません)を除いてコンビニや自販機に困ることはないと思います。
マメ、水ぶくれ、降雨による「ふやけ」対策。対策に成功した部類に入ると思っています。マメの原因は肌とソックスの間で摩擦が起きることにあると考えています。いつもマラソン大会時には足の裏のマメができそうなところ(具体的には母指球)をカバーするようにテーピング用のテープを貼っています。今回も同様に両足にテーピングを施しました。そのうえで5本指のソックスを履く。これで摩擦が心配なところはなくなります。ワセリン等は使用していません。水ぶくれも対策はマメと同様です。今回心配だったのはシューズが水分を含むことで「ふやけ」状態になり、その結果思わぬところにマメや水ぶくれができることでした。結果的に、これも発生することはありませんでした。足に関して問題らしい問題は踵の裏側でシューズがこすれて出血したこと、テーピングの外側で若干のマメの気配を感じたことの2点でした。前者は持参していたバンドエイドで対策。後者は一時帰宅の際に絆創膏でその部分を覆い、対策をとりました。両方とも大事には至りませんでした。
CP1で小用に立ち寄ったのにCP2までの間に尿意を感じたのは本文に記載した通りです。やはりある程度の冷えがあったものと思います。その後CP3で再び小用に立ち寄りましたが、その後はなんとゴール後の帰宅までトイレに立ち寄っていません。全体的に水分不足だったものと思います。水分補給には反省の余地があります。
道路の傾斜について。一部の歩道は排水対策で傾斜がつけられていて、道路右側では左に傾き、道路左側では右に傾いているケースが多いものです。2%とか1%の斜度という基準があるようですが、これを超える傾きの場所もあったような気がします。どちらかの足に負担がかかってしまうので、できるだけ水平に近い部分(歩道の両サイドが多い)を歩くようにしました。また側溝の蓋がある場合、ここは水平のケースが多いような気がしています。側溝の蓋の上を歩くのは躓いてしまうリスクとのトレードオフになりますが、筆者は水平を優先して側溝の蓋の上を歩くようにしていました。このあたりは何を優先するか、個人の考えにもよるでしょう。