伊豆大島マラソン2021

伊豆大島マラソンに参加しました。フルの部です。東京都内のフルマラソンは2009年の東京マラソンに続いて2回目になります。この大会に参加したきっかけは昨年(2020年)のみえ松阪マラソンが中止になったこと。代わりに開催されそうな大会を探していて、同時期に開催されるこの大会にエントリーしたことです。結局、昨年はこの大会も中止になりました。今年、みえ松阪は続いて中止が決まったのに対して、本大会は開催されそう。ということで昨年に続いてエントリー。無事開催されて参加にこぎ着けました。

離島である伊豆大島での開催ということで、何らかの方法で伊豆大島に渡る必要があります。この大会が土曜日開催というところがサラリーマンにとって難しいポイントになります。金曜日の深夜の船で一晩かけて渡る方法もありますが、22時竹芝発(23時30分横浜発)で朝6時に大島到着という慌ただしい行程になります。睡眠時間が十分に取れない可能性が大。筆者はこの方法は回避して、金曜日に休みをとり、昼間の便で大島に渡りました(竹芝→大島)。宿泊したのは海鮮を使った食事が評判の温泉宿。これまでの経験上温泉宿の食事はマラソン前にはまったく適しておらず、お腹がいっぱいになるもののランナー向けではないことはわかっていました。そして結局、その懸念通りの状況になり、美味しい食事を満喫してしまいました。睡眠時間はたっぷり取りましたが、栄養補給は失敗でしょう。朝食は午前6時半から提供。スタートが8時半なのでこれでは遅すぎ。せめてあと1時間繰り上げてほしかった。前夜に確保しておいたおにぎりを5時半に食べましたが、貧乏性の筆者は6時半の朝食会場にも訪れてしまいました。美味しそうな料理を少しだけ食べるつもりでしたが、意に反して結構な量を食べてしまったようです。さらにアミノ酸なども摂取したものだからスタート直前でも未消化な食べ物が胃に残っている状態。これはまずい・・・。

大会のコースはざっくりいうと伊豆大島を時計回りに一周するコース。スタートは元町港(時計でいえば9時の位置)近くの公園です。宿泊した宿が元町港近くなので、8時半スタートのところ8時まで宿に滞在していました。これは宿泊したメリットです。2組に分けたウェーブスタートですが、ウェーブの差は30秒のみ。実質一斉スタートでした。

スタートを待つ様子

スタート後しばらくはほぼフラットなコースですが、1kmを過ぎたあたりからこの大会名物のアップダウンが始まります。最初は軽いジャブのようなアップダウンですが、3kmを過ぎると本格的な坂道が始まります。3kmから岡田港(時計でいうと12時)に向けてなだらかに登り続けます。ここで胃袋が悲鳴を上げ始めました。書いた通り未消化の食べ物が残っている状態。吐き気を感じつつ何とか走っている状態でした。途中Tシャツに反応して声をかけてくれた方がいましたが、無愛想な返事になってしまったかもしれません。申し訳ありません。6km過ぎの岡田を過ぎると今度はひたすら下りに入ります。海面が時折見えるので、自分のいる高度はだいたい把握できますが、「こんなに登っていたのか」という感覚。下り坂では膝や腰の関節に負担をかけているのが実感されます。序盤からまずい状態です。

ようやく胃袋の状態が落ち着いた12kmくらいからこの大会最大の坂道に入ります。大島公園にアクセスする坂道になります。まずは5kmくらいの距離を登り続けるのですが、高度にして約300m。それほど急な坂ではないのですが、さすがにこの距離を登り続けるのはここまでの疲弊度からして酷なものがあります。きつくなったら歩くことも取り入れながら何とか登り切りました。と言うより、かなりの区間を歩いた気がします。登り切るとすぐに下りに入るかというとそういうわけでなく、小刻みなアップダウンをしばらく続けます。ハーフ地点を過ぎてようやく待望の(?)下りに入るのですが、これがまたえげつない。5kmくらいの区間をほとんど下り続けます。いったいどれだけ登っていたのだろうという感覚を持つほど下り続け、膝が悲鳴を上げているのがわかります。

27kmあたりからようやく平地に近い区間が多くなるのですが、それでも小刻みなアップダウンがあり、決して楽なコースではありません。上り坂では歩行を入れて休憩を取り、平地や下りで時間を稼ぐ走り方になりました。安定度はゼロ。エイドは水分のみを摂取し、食料は持参のジェルにしました。しかしながら序盤の胃袋の状態もあってジェルの摂取も不調に。摂取できたのが中盤以降になってしまい、これも疲弊の原因だったかもしれません。

ランナーの姿もまばらになってきました

30kmを過ぎると三原山の山頂が見えたり、35km手前あたりには大島名物の地層断面が見えてきます。地層断面は前にも見たことはあったのですが、関心のレベルがそれほどでもなかったのかあまり印象に残っていませんでした。今回走りながら見てみると写真1枚には全く収まらないほどの規模感。こんなに長く続く地層断面とは気づいていませんでした。時折足を止めて写真タイム(笑)。

三原山山頂(おそらく)を見上げる
見事な地層断面。壮観でした

そんなこんなで終盤に入りますが、35kmを過ぎるあたりにピークを迎える上り坂を越えるとあとは下る一方。と思いきや38kmを過ぎて最後のとどめのような小規模な山がありました。何とかこれを超えて最終盤へ。

40kmの表示を越えて、あと2kmの表示も過ぎました。ここまで気になっていたのが、距離表示が手元GPSの表示よりかなり手前に設置されていること。およそ700から800mくらい手前に感じました。GPSにも誤差は生じるので実際はどうなのかわかりませんが、やはり「あと1km」の表示からあと、1kmどころではない距離を走ったような気がします。今回のコロナ対策でスタート・ゴールを元町港前から近くの公園に移したとのことですが、距離表示は従来の場所から変えなかったのではないでしょうか、そう考えると感覚にぴたりと当てはまります。そんなこんなで「あと1km」を過ぎると元町港近辺の人が多いエリアを走り抜け、公園の敷地に入っていきます。

公園内の通路に入ったところで、なぜだか筆者の前を見物のみのはずの同行者がゴールに向かって走っているのが見えました。どうやら筆者が思ったより早めに帰ってきてしまい、ゴール写真を撮れなくなると思い、がんばって走っていた模様(笑)。ありがとうございます。そんな努力も報われず、ゴール写真は後ろ姿しか撮れなかったようです。

ゴールのタイムは4時間30分を遙かに超え、ごくごく平凡な結果に終わりました。2週間前の富士山マラソンのようには行きませんでした。このコースではやむを得ないところです。とはいえ食事の調整など、できる準備が足りなかったので、もっと短縮できたはずとは思います。

コロナ禍で中断していた本格的フルマラソン復活の2大会目ですが、色々ありましたが終わってみれば楽しく走れたように思います。やはり大会の楽しさはやめられません。開催に尽力いただいた主催者のみなさま、地元自治体のみなさま、沿道のみなさま、ありがとうございました。