大山登山マラソン2026

市制55周年記念大山登山マラソン大会に参加してきました。伊勢原駅前の一般道をスタートして大山参りのように阿夫利神社下社を目指して参道や石段を駆け上がる約9kmのコース。3kmまではランニング、6kmまではゆるランニング、7kmまではほぼウォーキング。ここからゴールまでは参道の階段と山道の石段。制限時間90分と言われているなかを1時間29分40秒でフィニッシュ。かなりギリギリのゴールでした(遅れたランナーも実際にはゴールさせてもらっていたと思います)。ゴール後は振る舞いのお汁粉と七草がゆをいただきました。体が冷えていたので身に染み込む暖かさをありがとうございます。

参加のきっかけは記録的に多くを望めない年齢になってきて「いろいろな大会にエントリーしてみたい」と思っているなかで偶然に見つけたことでした。若いころに大山街道沿いに住んでいた時期もあるため、いちど大山参りをしてみたいこともあってエントリーしてみました。とはいうものの大会の直前まで石段を含む厳しいコースとは認識しておらず、単なる坂道の大会と思っていました。そんなこともあって覚悟が足りないなかでの参加になりました。痛めている脚と腰の状態は先週(三浦国際市民マラソン)とそれほど変わっておらず、脚の痛みはほぼ解消(再発の不安は残る)、腰は痛みが残るという状態でした。

3ウェーブに分かれていて、①男子20~30台、②男子50台以上、③男子30~40台+女子という不思議な順序でした。若い人が前のグループに追いついて時間をロスするリスクを無くすこと、走力のある壮年期のランナーを最後にすることで交通規制やボランティアスタッフの時間を短縮すること、この2つが目的だったのだと思います。今回から順番を入れ替えたようです。結果として②グループにいた筆者は終盤で③グループの先頭に追いつかれ、一部のランナーの言動に嫌な思いをしましたし、③グループの先頭グループにとってみれば筆者たち②グループの後ろの方は邪魔な存在だったと思います。単純に①記録ねらいのシリアルランナー、②参加経験者、③初心者くらいに分けた方がお互いによい感想につながるような気がしました。時短には逆行してしまうかもしれませんが。石段区間は追い抜いたり追い抜かれたりするのは厳しいですよね。お互いに尊重し合うマインドが必要だと思います。

当日受付からスタートまでの時間が気になりました。スタート時刻の90分前に受付を完了する必要があります。事前にビブスやICチップは送付されていますので、そこまで早い必要は無いような気がしました。大勢のランナーが待機できる場所(小学校)とスタート位置(伊勢原駅前)が離れているという事情はあるにせよ、スタートを待つ時間がやや冗長に感じられました。そして待機時間が長かったにも関わらず、移動開始が遅すぎてスタート地点まで走らせられる事態もおきました。ちょっと参加人数が多すぎたのかもしれませんが、対策できない事象ではなかったように思います。

冒頭に書いた筆者の走り方ですが、もう少し詳細に書きます。コースは徐々に傾斜が厳しくなります。GPSで記録したデータから高低図に落とし込むと下図のような感じです。

3kmまでは普通に(自分の出せるパワーの8がけくらい)で走りました。序盤はよかったものの3kmくらいでかなり息が荒くなってきました。あと6kmさらにきつい上り坂を走らなくてはならないので、このままでは維持できないと思いました。ここからは100m歩いて200m走る方法に切り替えました。3分の2くらいのパワーで進むことになります。手抜きに見えますが、これが結果的には良かったのではないかと思います。適度に休憩を挟むので走った区間は周囲より速い速度になりました。歩いている間に抜かれた人たちを抜き返すイメージです。結果的にはそれほど疲弊せずに6kmくらいまで進むことができました。6kmくらいからはさらに斜度が上がります。ここまでと同じようなペースで進みたかったのですが、なかなか維持できなくなってきました。200m走ることが難しくなり、走れる距離が徐々に短くなっていき、6.5kmくらいからは歩いている時間が圧倒的に長くなりました。6kmまでの1kmあたりのラップタイムは長くても7分台だったところ、7kmのラップは10分に落ちました。

いまいち坂道感が伝わらない(でもみんな歩いてます)

7kmを過ぎたあたりからがこのコースの真骨頂です。まずは少しだけ階段を上って「こま参道」に入ります。こま参道は飲食店やお土産屋さんが軒を連ねる間を階段を上りながら進む参道です。500mくらい続きます。ここは一般のお客さんも通り、ランナーの応援者もいたのだと思います。そして何と参道を降りてくるランナーっぽい人も。ここに入る前からもちらほら降りてくるランナーさんを見かけていたのですが、ゴールした人のうち走り足りない(笑)人やケーブルカーを待てない人が降りてくるのだと思います。すごいですね。参道に入ってからはほとんど歩くのみで、走ることは困難でした。

こま参道については詳細はこちら

こま参道が終わると8kmに近いポイントで、残りは約1kmくらいになります。ここからゴールの阿夫利神社に行く道は道の「男坂」と左の「女坂」に分かれます。走路は「女坂」になります。男坂と比べて女坂の方が緩やかとのことですが、ここからは走行はさらに困難でした。非整地の山道に石段が整備されていますが「走る」ことは一部の強者を除いて無理だと思います。徐々に斜度を増していく石段をひとつひとつ上っていくしかありません。かなり脚を使い果たしてきているので、踏み外しなどに注意する必要もあります。また、前述の通り、後ろからくる速いランナーさんに気を配る必要もあります。がんばって登って(漢字が変わりました)いくしかありません。残りの距離(段数)がわかりませんので、心が削られていきます。ガーミンも速度を計測するのが困難だったようで、記録を見るとところどころ速度がゼロになっています(笑)。手元の測定で8.8kmくらいで石段を登り切りました。ここがゴールの阿夫利神社(下社)です。実際は公称通り9kmあるのだと思いますが、あまりの斜度でガーミンさんも距離が測定できなかったのだと思います。最後の斜度は富士登山競走(五合目コース)よりきついのではないでしょうか。

コマ参道を抜けると石段が始まります
まだ緩やかな石段ですがこのあと山道の石段に変わります(写真ありません)

終了後はお汁粉と七草がゆが提供されました。体が冷えていたので暖かいお汁粉とおかゆが体に染み込むようで絶品でした。ありがとうございます。混雑のなかで荷物を持って上がってきてくれた同行者と何とか落ち合い、着替えができました。バスとケーブルカーの間はこま参道を荷物を持って登ってくれました。感謝です。おかげで着替えてさっぱりしてから下山することができました。

ゴールしたランナーでごった返す阿夫利神社
お汁粉
七草粥
阿夫利神社からの眺め

参加者にはケーブルカーとバスの無料チケットが配布されました。ケーブルカーをかなり待ちましたが、乗ってしまえば約6分でこま参道の出口付近(大山ケーブル駅)に到着しました。登ってきた山道はあっという間です。こま参道を通過してバス乗り場手前のお店(食堂大黒さん)でお昼にしました。ビールときつねそば。暖かくておいしいそばでした。ごちそうさまでした。食事後にバスで伊勢原駅へ戻り、電車を乗り継いで空が明るいうちに帰宅。充実した休日になりました。