今回の愛知県への遠征は前日の小牧山城や午前中のマラソンはもちろん重要な目的でしたが、最大の目的は徳川美術館で期間限定で公開されている源氏物語絵巻を鑑賞することでした。マラソン終了後に地下鉄とバスを乗り継いで美術館に到着したのが13時頃でした。少し甘く見ていたのですが、かなり混雑しているようでした。入館時、会場内で待ち時間が発生していて、常設展、蓬左文庫(「尾張家家臣団」という企画を実施中)、源氏物語絵巻と見ていくと3時間半くらいかかると係員から説明がありました。またとない機会なので、それでも構わないと考えて入館しました。心のなかでは、係員の説明はちょっと大げさで、実際には2時間半もあれば見終わるだろうと甘く考えていました。焼きそばを軽く食べただけだったので見終わったら遅いランチを食べようと思っていましたが……。
考えが甘かったようです。まずは尾張徳川家に残る数多くの文化財を展示した常設展に入るのに待ち時間が発生して、早くも目論見が崩れていきました。数十分待ってようやく常設展に入りましたが、刀剣などの武具、茶の湯にまつわる所蔵品、屋敷内を飾っていたであろう美術品、能や雅楽にまつわる所蔵品など盛りだくさんで、もう常設展だけでもおなかいっぱい状態でした。
続いて蓬左文庫です。蓬左文庫は尾張徳川家が家康から分与された蔵書を管理するために名古屋城内に設けた「文庫」が期限で、歴代当主が引き着いてきた経緯があります。その後財団法人が設立され、戦後には名古屋市に移管されて現在地に蔵書が移設されたものです。徳川美術館と一体の建物になっています。今回は前述の通り「尾張家家臣団」という企画展を催していました。家臣のなかには現代でいう記録マニアがいるのでしょう。事細かに諸々の記録を残していることに感心しました。こちらも一通り見るのに1時間以上かかったような気がします。
このあとメインの目的である源氏物語絵巻なのですが、遠巻きに見るのであれば待ち時間無し、近くで見るのであれば45分待ちとの選択肢を示されました。遠巻きに見るのではろくに見えないだろつとの判断で、待つことを選択しました。この選択は正しかったと思います。「立ち止まって見ないで、少しずつ進みながら見てください」との注意がされていましたが、やはり立ち止まってしまう人がいました。そこが律速段階になってしまい、なかなか進みません。じっくり見たい気持ちはよくわかりますが、ここはルールを守っていただきたかったと思います。展示の内容はすばらしい。これだけの最古の絵巻が残されているだけでも奇跡的だと思います。特に戦災で失われず、散逸も最低限に防いできたことで存在しているのでしょう。まずはそのことに感謝です。当時の発色を再現した展示もされていましたが、やはり実物を近くで見られたことがやはり嬉しいことでした。
一通り見終わって会場の外に出たところ時刻は16時40分。本当に3時間半かかりました。入場前の案内が的を得ていたことになります。疑ってごめんなさい。
もうランチには遅すぎる時間です。遅めの時間で予約していた新幹線を繰り上げ、名古屋駅でお弁当とビールを購入して乗車。ランチ兼夕食としました。ちょっとボリューム過多でしたがおいしいお弁当でした。今回も良い遠征でした。お疲れさまでした。




