盛岡市内で見たかったのは辰野金吾設計による岩手銀行赤レンガ館です。以前に盛岡を訪れた際には改修工事中でカバーをかぶった状態でした。その後、いわて盛岡シティマラソンの際に脇を走ったのですが、レース中ということもあって外観を見るだけで終わってしまいました。今回、12時30分プレーボールの試合前に時間がありますので、見に行くことにしました。盛岡駅前から市内を巡回するバス「でんでんむし」に乗り、バスセンターで降りて目的地に向かいました。バスセンターから徒歩3分くらいです。バスの中ではバスセンター内のレストランの広告を何度も見せられ、カレーや定食に興味津々でした(ただし、まだ営業時間前)。
建物の外観が見えてきました。やはり辰野金吾らしい建物です。外壁には銀行の支店として使用されていた頃の名残も見えました。建物に入ります。無料エリアだけの見学もできますが、ここは有料エリアにも入ることにしました。大人300円。まずは映像で建物の歴史と概要を学び、そして建物の細部を見学しました。銀行の建物ですので金庫の跡もあります。銀行の本店だった時期もあるので、重役の部屋は大事なお客様を通すこともあったのでしょう。銀行らしい特徴が現れています。資料映像によると建物の外観が白く塗られてしまった時期もあったそうです。また戦時には金属供出により手すりなども失われてしまったとか。そんな歴史を知ることにより、文化を保存していくことと平和を維持していくことが表裏一体であることを改めて認識しました。
岩手銀行赤レンガ館(Webサイト 岩手銀行赤レンガ館 から引用)
岩手銀行赤レンガ館は、1911(明治44)年に盛岡銀行の本店行舎として落成し、1936(昭和11)年に岩手殖産銀行(のちに行名を岩手銀行に変更)がこの建物を譲り受け、本店として利用しはじめました。その後、1983(昭和58)年に岩手銀行新社屋完成に伴い中ノ橋支店となりました。
設計は東京駅でも知られる、辰野・葛西建築設計事務所によるもので、辰野金吾が設計した建築としては東北地方に唯一残る作品です。2012(平成24)年8月3日に銀行としての営業を終了し、約3年半に及ぶ保存修理工事を経て、2016(平成28)年7月17日に一般公開されます。
再び「でんでんむし」で盛岡駅に戻りました。





