「博士の愛した数式」などを書かれた小川洋子さんの著書。日本を代表する科学者7人へのインタビューを元にしたエッセー集です。理系人間としていつも思うのですが、数学のことや科学のことで心を動かされたときの小川さんの表現力に実に魅力を感じるのです。自分の場合を考えてみると、読書やテレビなどで新しいことを知ったときの表現がどうしても画一的で味気ないものになってしまいます。その点、小川洋子さんの表現力は、読んでいてうらやましくなるほどです。インタビュー相手の人間性や表情が、写真などなくても十分にわかりやすく描かれています。
