旧東海道ウォーク (10) 三枚橋~甘酒茶屋

旧東海道ウォークですが、ゴールデンウィークに箱根湯本駅近くの「三枚橋」まで進み、そこで止まっておりました。6月頃に一度は再開を予定していたのですが、予定していた前日に結構な量の雨が降り、箱根路の非舗装区間で足元が不安定になることを見越して中止(延期)しておりました。週末にはマラソン大会参加とその準備の都合もあり、再開が8月の夏休み期間までずれ込んでしまいました。

この日はJRとバスを乗り継いで11時頃に三枚橋に到着。旧東海道ウォークを再開しました。しばらくバスやクルマが走る道を歩きますが、暑い。時折、道の左側に建物の影ができるので、少しだけ暑さが和らぎます。最初に現れたセブンイレブンに立ち寄りました。トイレを借り、水分と非常食(パン)を購入しました。この先にファミマがありますが、これを過ぎると芦ノ湖までの間にコンビニはありません。

前回終了した三枚橋からスタートします

筆者は旧東海道をランニングイベントで走ったことがあり、おおよその距離感や高低差を理解しており、一人であれば余裕をもって当日中に芦ノ湖に着ける自信がありました。ただ、今回は同行者がいますので、その体力を考えると芦ノ湖まではそう簡単ではないと思っていました。実際、歩き始めると思ったより歩みが遅く、相当難航することが予想できました。

双体道祖神だ!走っているとこういう細かいものには目が届かないものなので、ゆっくり歩く価値を感じます

時代によって「東海道」が箱根の山を越えるルートは異なっていますが、この旧東海道ウォークでは基本的にはこのサイト(人力)に従うようにしています。今回、最初に舗装道を離れるのは奥湯本温泉のエリアになります。「近江屋旅館」を過ぎたところで右に分岐して坂を下ります。分岐点には「石畳入口」の表記があります。ここではじめて舗装道を離れることになりますが、木陰ができるので暑さから解放される感覚があり、涼しく感じます。石畳を降りていくと「さるはし」と書かれた小さな橋があり、これを渡ります。水の音が涼しげです。

「石畳入口」を小さく表示されています。この坂を下っていきます
木陰に入るので涼しく感じます
「さるはし」を渡ります
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ほどなく舗装道路に戻ります。道なりに歩くのみなのですが、須雲川のインターチェンジは少し注意が必要です。道路の左側を歩いていると歩行者用信号機や横断歩道がない交差点になります。車両向けの信号を確認しながら、クルマが途切れている間に横断しました。道路の右側に移り、歩行する方がベターかもしれませんが、右側に移るにも横断歩道はありません。歩行者的には少し困るポイントになります。

そのまま進んでいくと、舗装道路から分岐して、須雲川自然探勝歩道という整備された遊歩道があり、入り口に差し掛かります。入り口の近辺にはトイレなども整備されていました。この道が旧東海道に忠実に沿う道かどうかわかりませんが、せっかくの遊歩道なのでこちらを歩くことにします。再び木陰を歩くことができて気持ちいいのですが、路面が乾いているところばかりではないので、注意しながら進む必要があります。東電の発電設備の付近で川を横断する木製の橋があるはずですが、見当たりません。探し方が悪かったのか、大雨などの影響で壊れて(流されて)しまったのか・・・。川の上流に少しだけ移動して、吊り橋を渡りました。遊歩道から舗装道路に出ると、「発電所前」のバス停になります。ちょうどやってきたバスの運転手さんが筆者たちがバスを待っているものと勘違いして、止まってくれました。ごめんなさい。乗りません。乗ったら楽なのでしょうけれど。

須雲川自然探勝歩道の入り口
この吊り橋を渡りました
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バス停から舗装道路を少しだけ進むと、道路の右側に再び旧街道の入り口が現れます。「割石坂」と名前が掲示されている坂から始まる遊歩道です。こちらに入ります。ここも石段や石畳でできた遊歩道になっていて、日が当たらず歩きやすい区間です。「接待茶屋」の跡地で再び舗装道路に合流します。

割石坂の入り口
接待茶屋跡で舗装道路に戻ります
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しばらく舗装道路を進むと、今度は道路左側に旧街道の入り口が見えます。大澤坂という名称がついた坂になります。勢いよく坂道をくだっていく若者の姿もありました。転びませんように。遊歩道として整備された道を歩いて行くと、最後に急な上り坂になります。この坂を登り切ると舗装道路です。

この入口から坂を降ります
坂の名前が書かれた表示板

ここは「畑宿」という旧街道の拠点(間ノ村)で、旅人はここで一休みしていたのでしょう。寄せ木細工が有名です。寄せ木細工の工房では小学生が体験学習などしていたようです。夏休みの自由研究なのかもしれません。そういった街並みを舗装道路に沿って進んでいくと、畑宿の一里塚から始まる旧街道の区間が見えますが、歩き始めてから2時間ほど経過したので、ここで一休み(お昼休憩)にします。桔梗屋というそば屋さんがあります。こちらに立ち寄りました。筆者は山菜そば、同行者はざるとろろそばをいただきました。とろろそばは評判いいみたいですね。ビールも注文したい衝動に駆られましたが、山道を歩くのでぐっと我慢しました。

桔梗屋さんの外観。このあたりで唯一の飲食店。営業していて助かりました
山菜そばをいただきました

食事を終えて再び歩き始めます。旧街道に入ってすぐ、畑宿の一里塚があります。保存されたものではないようですが、貴重な存在です。そのまま非舗装の旧街道を進みます。このあたりからの坂道が箱根路の東側(東坂というらしい)で最も難所にあたるようです。まずは現在の国道を橋で渡ります。旧東海道の時代に橋だったわけはなく、おそらく国道を作るときに切り開いた結果、このような形状になったのでしょう。石畳の道を歩いていくと、とりあえず舗装道路に出ます。ここは「箱根七曲がり」と名称のついているいわゆる旧道がくねくねしている場所にあたります。途中、七曲がりをショートカットするような階段があり、これを上がります。

こういう階段を上ります。歩きやすく整備されているようです

七曲がりをさらに進んでいくと、再び道路左側に階段が現れます。これを上るのですが、これが強烈な急階段です。このあたりは「橿の木坂」と名称のついている坂で、難所のなかでも最大級の難所にあたるようです。階段をひとまず終えると「見晴らし茶屋」に分岐する地点に出ます。ここは本当に見晴らしが良いのでいったん街道を離れて景色を楽しんでもいいのですが、いったん上ってまた戻ることになってしまいます。体力がもったいないのでここはスルーしました。

ここから斜度が少し軽くなった旧街道を進みます。今度は「猿滑り坂」という坂に出ます。ここは名前からして橿の木坂以上に急だったのだと思いますが、道路の整備が進んだ結果、それほどの斜度ではなくなったようです。いったん舗装道路に出るので、これを横断して、ふたたび旧街道を進みます。

名前からして難所だったことがうかがえます

舗装道路に脇に沿う感じで旧街道を進みます。旧街道は舗装道路より高いところを進みますが、やがて坂を下り、舗装道路に合流します。地図では舗装道路とは別の旧街道があるように見えるのですが、見当たらないので仕方なく舗装道路を進みました。

旧街道に沿って舗装道路が通っています

そのまま進んだところに「甘酒茶屋」が見えてきました。時刻は15時30分くらいで、畑宿の桔梗屋さんを出てから1時間半ほど経過していました。個人的には体力も気力もまだまだ大丈夫なのですが、同行者は相当厳しそうでした。甘酒茶屋の前にバス停がありますので、この日はここまでとして、甘酒茶屋で一休みしてからバスで湯本に戻ることにしました。筆者は冷たい抹茶、同行者は紫蘇のジュースをいただきました。実は甘酒は苦手です。

甘酒茶屋に到着
甘酒は苦手なので抹茶をいただきました。同行者はしそジュース
次は湯本からバスで甘酒茶屋に移動して、ここからスタートすることになります。芦ノ湖から先、三島まで行けるかどうか。一回では無理かな?