旧東海道ウォークですが、ゴールデンウィークに箱根湯本駅近くの「三枚橋」まで進み、そこで止まっておりました。6月頃に一度は再開を予定していたのですが、予定していた前日に結構な量の雨が降り、箱根路の非舗装区間で足元が不安定になることを見越して中止(延期)しておりました。週末にはマラソン大会参加とその準備の都合もあり、再開が8月の夏休み期間までずれ込んでしまいました。
この日はJRとバスを乗り継いで11時頃に三枚橋に到着。旧東海道ウォークを再開しました。しばらくバスやクルマが走る道を歩きますが、暑い。時折、道の左側に建物の影ができるので、少しだけ暑さが和らぎます。最初に現れたセブンイレブンに立ち寄りました。トイレを借り、水分と非常食(パン)を購入しました。この先にファミマがありますが、これを過ぎると芦ノ湖までの間にコンビニはありません。
筆者は旧東海道をランニングイベントで走ったことがあり、おおよその距離感や高低差を理解しており、一人であれば余裕をもって当日中に芦ノ湖に着ける自信がありました。ただ、今回は同行者がいますので、その体力を考えると芦ノ湖まではそう簡単ではないと思っていました。実際、歩き始めると思ったより歩みが遅く、相当難航することが予想できました。
時代によって「東海道」が箱根の山を越えるルートは異なっていますが、この旧東海道ウォークでは基本的にはこのサイト(人力)に従うようにしています。今回、最初に舗装道を離れるのは奥湯本温泉のエリアになります。「近江屋旅館」を過ぎたところで右に分岐して坂を下ります。分岐点には「石畳入口」の表記があります。ここではじめて舗装道を離れることになりますが、木陰ができるので暑さから解放される感覚があり、涼しく感じます。石畳を降りていくと「さるはし」と書かれた小さな橋があり、これを渡ります。水の音が涼しげです。

そのまま進んでいくと、舗装道路から分岐して、須雲川自然探勝歩道という整備された遊歩道があり、入り口に差し掛かります。入り口の近辺にはトイレなども整備されていました。この道が旧東海道に忠実に沿う道かどうかわかりませんが、せっかくの遊歩道なのでこちらを歩くことにします。再び木陰を歩くことができて気持ちいいのですが、路面が乾いているところばかりではないので、注意しながら進む必要があります。東電の発電設備の付近で川を横断する木製の橋があるはずですが、見当たりません。探し方が悪かったのか、大雨などの影響で壊れて(流されて)しまったのか・・・。川の上流に少しだけ移動して、吊り橋を渡りました。遊歩道から舗装道路に出ると、「発電所前」のバス停になります。ちょうどやってきたバスの運転手さんが筆者たちがバスを待っているものと勘違いして、止まってくれました。ごめんなさい。乗りません。乗ったら楽なのでしょうけれど。


ここは「畑宿」という旧街道の拠点(間ノ村)で、旅人はここで一休みしていたのでしょう。寄せ木細工が有名です。寄せ木細工の工房では小学生が体験学習などしていたようです。夏休みの自由研究なのかもしれません。そういった街並みを舗装道路に沿って進んでいくと、畑宿の一里塚から始まる旧街道の区間が見えますが、歩き始めてから2時間ほど経過したので、ここで一休み(お昼休憩)にします。桔梗屋というそば屋さんがあります。こちらに立ち寄りました。筆者は山菜そば、同行者はざるとろろそばをいただきました。とろろそばは評判いいみたいですね。ビールも注文したい衝動に駆られましたが、山道を歩くのでぐっと我慢しました。
食事を終えて再び歩き始めます。旧街道に入ってすぐ、畑宿の一里塚があります。保存されたものではないようですが、貴重な存在です。そのまま非舗装の旧街道を進みます。このあたりからの坂道が箱根路の東側(東坂というらしい)で最も難所にあたるようです。まずは現在の国道を橋で渡ります。旧東海道の時代に橋だったわけはなく、おそらく国道を作るときに切り開いた結果、このような形状になったのでしょう。石畳の道を歩いていくと、とりあえず舗装道路に出ます。ここは「箱根七曲がり」と名称のついているいわゆる旧道がくねくねしている場所にあたります。途中、七曲がりをショートカットするような階段があり、これを上がります。
七曲がりをさらに進んでいくと、再び道路左側に階段が現れます。これを上るのですが、これが強烈な急階段です。このあたりは「橿の木坂」と名称のついている坂で、難所のなかでも最大級の難所にあたるようです。階段をひとまず終えると「見晴らし茶屋」に分岐する地点に出ます。ここは本当に見晴らしが良いのでいったん街道を離れて景色を楽しんでもいいのですが、いったん上ってまた戻ることになってしまいます。体力がもったいないのでここはスルーしました。
ここから斜度が少し軽くなった旧街道を進みます。今度は「猿滑り坂」という坂に出ます。ここは名前からして橿の木坂以上に急だったのだと思いますが、道路の整備が進んだ結果、それほどの斜度ではなくなったようです。いったん舗装道路に出るので、これを横断して、ふたたび旧街道を進みます。
舗装道路に脇に沿う感じで旧街道を進みます。旧街道は舗装道路より高いところを進みますが、やがて坂を下り、舗装道路に合流します。地図では舗装道路とは別の旧街道があるように見えるのですが、見当たらないので仕方なく舗装道路を進みました。
そのまま進んだところに「甘酒茶屋」が見えてきました。時刻は15時30分くらいで、畑宿の桔梗屋さんを出てから1時間半ほど経過していました。個人的には体力も気力もまだまだ大丈夫なのですが、同行者は相当厳しそうでした。甘酒茶屋の前にバス停がありますので、この日はここまでとして、甘酒茶屋で一休みしてからバスで湯本に戻ることにしました。筆者は冷たい抹茶、同行者は紫蘇のジュースをいただきました。実は甘酒は苦手です。
次は湯本からバスで甘酒茶屋に移動して、ここからスタートすることになります。芦ノ湖から先、三島まで行けるかどうか。一回では無理かな?

















