NHK特集「江夏の21球」が再放送されたのを見ました。過去に見たことのある番組で、全体の流れや細かい証言の数々も結構覚えていました。この試合については山際淳司さんの著書で何度も読んでいますので、これが記憶を補完してくれているのかもしれません。
1点を追う9回裏、一死満塁の場面でスクイズバントを試み、江夏に外された打者・石渡のインタビューが印象的です。この番組での証言では江夏がスクイズに気づいて高めに外したことについて、カーブのまま外すのは技術的に無理なのではないかと否定していました。しかし後日のインタビュー記事ではだいぶトーンが変わっています。もしかしたらこのNHK特集での江夏の証言の影響で変わったのかもしれません。石渡は後に福岡ソフトバンクホークスで二軍監督を務めることになります。2008年にウエスタンリーグで優勝し、筆者は胴上げされたシーンを目撃しています。
ちなみにこのNHK特集がOAされた時点で江夏を始め多くの選手はまだ現役で活躍中でした。よくここまで詳細な取材が出来たものだと改めて驚きました。現代に比べたらおおらかな時代で、情報が飛び交う今風の戦いの中ではあり得ない話かもしれません。そして喫煙しながら取材を受ける江夏。これも今ではあり得ないシーン。西本監督もたばこは映らなかったものの紫煙が映り込んでいました。
それにしても最も驚くのは江夏のジャンプ力(笑)。
さらにちなみにですが、この試合が行われた1979年11月4日は筆者身内の法事のため、食事会場か何かでテレビ中継を見ていたことを覚えています。ただし、この時点ではカープが何とか逃げ切ったという程度の記憶です。詳細な試合経過は覚えていません。この後の数日間で筆者の人生を大きく左右する出来事があったので、余計に印象に残っている試合です。