前日に続いて旧東海道ウォークです。前日に終了した草薙駅近くから府中宿を通り、丸子宿の手前まで歩きました。
静岡駅近くの宿泊先ホテルでのんびり朝食をいただき、チェックアウト後に駅へ移動しました。この日のウォークに必要ない荷物をコインロッカーに預け身軽になり、草薙駅へ電車で移動しました。電車移動にはこの日から利用できる青春18きっぷを利用しています。
草薙駅近くの昨日終了した交差点からスタートしました。時刻は10時頃です。このあたりでは旧東海道はメインの道路構成から外れていて、生活道路のような存在になっているようです。そうはいってもクルマの通行量は比較的多く、クルマに気をつけながら歩く必要がありました。
地元スーパーと思われるお店(スーパーアンドウさん)を見つけました。こちらでは総菜などの品揃えを「視察」しましたが、地元産の立派な自然薯が印象的でした。海鮮もののお弁当類も安くて美味しそうでした。とはいえ、食べるような場所もないし朝ご飯を食べてからそんなに時間も経っていないので、ここは買い物もせずに見るだけに留めました。すみません。
突き当たりを右折すると静岡電鉄の県総合運動公園駅の前に出ます。ここは草薙球場での野球観戦時に何度も利用したことのある駅ですが、歩いて到着したのは初めてです。観戦に訪れたものの雨が強くて駅舎から出られなかった苦い思い出もあります(試合は雨のため中止になりました)。
ここで静岡鉄道の線路に沿うように進んでいくとJR線を含めて線路を渡る地下道に出ます。地下道に入る前、前方に「旧東海道記念碑」がありました。東海道線の脇に現在の貨物駅を作る際に踏切が姿を消したようです。その際に作られたのが現在の地下道で、姿を大きく変えた(事実上消滅した)旧東海道を記念して建てられたのがこの記念碑だということです。街道は消えてしまったものの、こうしてモニュメントを残す先人の懐の深さ(経済的余裕?)に敬意を感じずにいられません。
地下道をくぐってJR線の北側に出ます。ここからはJR線から少しずつ遠ざかり、国道1号に出ます。そのまま国道1号を西に進み、「長沼」の交差点からは国道の1本北側の道を進みます。静岡鉄道の長沼駅の近くに一里塚跡を示す標柱がありました。「長沼の一里塚」です。塚の痕跡は残っておらず標柱のみで、見落としそうでした。
ほどなく国道1号に戻り、少し進んだところで今度はJRの線路の下をくぐるかたちで線路の南側に出ます。JR線の南側を線路に沿って進むと魅力的なパン屋さん(豊月堂さん)がありました。老舗の町パン屋さんという感じで店内は賑わっていました。少し離れたところに駐車場があり、クルマで買い物に来ているお客さんも多数いたようです。少し店内に入ってみると総菜パン、菓子パンやサンドイッチに加えて手作りのケーキも売られていて、これがまた美味しそうでした。食べる場所さえあれば買っていたところです。残念ながら歩き旅の途中なので、ここは泣く泣く諦めました。いずれ再訪したいお店です。ウィンドーショッピングばかりですみません。
再びJR線の北側に移ります。今度は線路が高架になっているので平地のまま高架下を通りました。国道1号に出て反対側に渡ったところに「府中宿東見附」の標柱がありました。府中宿に入りました。数えていませんでしたが19番目の宿場だそうです。府中宿は駿府城の城下町と連なる宿場で、現在は静岡駅前から広がる商業エリアに重なります。
昨日宿泊したホテルは府中宿の域内にあり、今朝はそこから静岡駅に向かい電車で移動しましたので、いまさら「宿場に入った」感覚はありません。ただ、前夜は意識的に旧東海道を避けて街中を歩いていたので、ある程度「初めて」歩く感覚を持って歩けました。
城下町の跡で現在は繁華街ということもあり、多くの商店や商業ビルが建ち並んでいます。こういうなかを旧東海道は何度かの曲がり角を曲がりながら進んで行く感じで、トレースがとても難しく感じました。もしかしたら時代によって異なるルートだったのかもしれません。ネット上の資料を探すとサイトによって何種類かの異なったルートが紹介されていました。この企画では基本的に「人力」さんというサイトのルートに従って歩いています。ただ、現地の事情で完全にはトレースできないケースもありますので、そういうときは現地の事情にあわせて臨機応変に判断しています。
城下町の繁華街で建物の前に家康公の遺訓が石碑になっていたので写真を撮りました。家康公が幼少期を(人質として)過ごしたゆかりの場所で、さらに晩年を過ごした土地でもあります。こういったモニュメント的なものが作られるのも頷けます。今回は立ち寄っていませんが、駿府城跡には巨大な銅像もあるはずです。
そろそろお昼の時間なので、どこで食べようかとお店を探しながら駿府の街中を歩いていました。昨日からやや食べ過ぎの感覚があったので、喫茶店で軽く済ませたい気分でした。街中には全国チェーン以外の喫茶、カフェは見当たらなかったのですが、少しだけ繁華街を抜けたところで喫茶店が見つかりました。何軒か飲食店が連なっているエリアなので、昔の城下町みたいに業種ごとに街並みが分かれているのかもしれません。ほかには医院、診療所などが立ち並ぶエリアもありました。
入ったお店は「泊まれる純喫茶 ヒトヤ堂」さんです。宿泊施設を兼ねたカフェでした。ここでトーストとアイスコーヒーのランチをいただきました。意識的に軽く食事したものの、ちょっと軽すぎたかもしれません(実際、帰りの電車は空腹でした)。
ランチ後、再びキョロキョロしながら歩いていたせいか、曲がるべきポイントを通り過ぎてしまい、10分ほど(500mくらい)のコースロストをしてしまいました。気づいて同じ道を引き返しました。GPSの軌跡にはっきり残っています(笑)。これほどのミスはこの旅では初かもしれません。
進んでいくと安倍川橋に差し掛かかりました。橋のたもとにある安倍川餅のお店には多くの人が来店していました。繁盛店のようです。初めての場所だと思って歩いていましたが、同行者の指摘で静岡マラソン(2019年に参加)で走ったエリアだと知らされました。そんなはずはないと反論したのですが、あとで調べるとたしかに走っていました(GPSの記録もしっかり残っていました)。マラソンコースは静岡の市街地から(西側には行かずに)清水の方へ向かったと思っていました。言われてみればたしかに川の土手を南下したことを思い出しました。そのときにこの橋を渡って、川の右岸を下流方面に向けて走ったようです。同行者はこの橋のあたりで応援していたので覚えていたようです。すごい。
これも後から調べたことですが、さらに昔の話ですが2007年に参加した静岡駿府マラソンでも安倍川橋を走ったようです。たしかに川沿いを走った記憶がありますが、ここだったのですね。駿府城から南下していったように記憶していましたが、違いました。南下したらJR線に突き当たってしまいますよね。2007年なのでまだGPSの記録はありません。
話を戻します。安倍川を渡ると引き続き交通量の多い道路を歩くことになります。国道1号とは別の県道ですが、安倍川を渡る数本の橋のうちのひとつなので必然的に交通量は多くなるのでしょう。途中、部分的に国道1号と合流しますが、再び分岐して南西方向に進んでいきます。国道からの分岐は直角でない交差点で、進行方向の把握が難しく感じました。
そのまま進み、丸子宿に入る手前で安倍川駅に最も近い地点に出ました。五叉路になっていて、手前にローソン、向こう側にセブンイレブンがあるのが特徴です。交差点名は特定できませんでした。この日はこの交差点で終了としました。まだ明るい時間帯なので丸子宿を過ぎるくらいまでは進めるかもしれませんが、次回の開始地点へのアクセスを優先しました。それとこの日の帰宅後にランニングをしたい(なので早めに帰りたい)という事情もありました。ちなみにこの五叉路も道路構成が複雑で、地図との照合が難しく感じました。次のスタート地点になりますので、スタート方向を間違ってしまわないか心配です。今回は約13km。短めの行程でした。所要時間は休憩や食事を含めて5時間弱でした。
ここから安倍川駅までは徒歩で15分ほど。電車でいったん静岡駅へ戻り、コインロッカーに入れた荷物を取り出し、改めて電車(青春18きっぷなので各駅です)に乗り帰宅の途につきました。ビールはランニング後までお預けです。今回の青春18きっぷ期間内に藤枝くらいまで継続できると良いと思っています。













