旧東海道ウォーク(22) 浜松宿~新居宿

浜松で宿泊したホテルを出てすぐの交差点が本日のスタート地点なのですが、いったん浜松駅に向かいます。荷物をコインロッカーに預け、そのあとでこの交差点に戻ってきてスタートします。本日の終了後はいったん浜松に戻り、荷物を取り出して新幹線に乗る予定です。ホテルに荷物を預かってもらうと駅からの往復で20分くらいかかってしまいそうなのです。

ということで、荷物を預けて身軽になってホテル近くの交差点に戻りました。朝食はホテルで済ませてありますし、朝食の前には軽く朝ランも済ませました。本日の旧東海道ウォークはここがスタートです。時刻は10時45分くらいです。ときどき雨が降ってくる天候でした。

昨日終了した名も無い交差点が本日のスタートです
スタート地点近くにはルフィの単管バリケードがありました。珍しい気がする

まずはときどき走り去っていく新幹線を横目に見ながら西に進みます。歩き始めて最初に目についたのは、バス停「八丁畷」。昨日は子安とか新町とか京急っぽい名称のバス停がありましたが、今日はいきなり「八丁畷」。これもよくある地名だとは思いますが、やはり京急っぽいバス停です。その先には一里塚跡がありました。石柱とパネルによる説明もありました。道の反対側には高札場跡もありました。ほんのわずかな距離ですが松並木も保存されているようです(再現かもしれません)。

今日も京急っぽいバス停が…
目立たない一里塚跡(若林の一里塚)
道の反対側に高札場跡
少しだけ松並木

しばらく進んで行くと道の反対側(右側)に諏訪神社がありました。かなりの広さに見えます。歩いている街道はクルマが行き交う国道257号ですが、こういった神社は昔から変わらぬ姿で鎮座しているのだと思います。

諏訪神社

進行方向右側に静岡県限定のレストラン「さわやか」が見えてきます。かつて御殿場や磐田のお店に行ったことがありますが、並んでまで食べるものでもないという気がしています(個人の感想です)。その先で道が二股に分かれます。ここでは国道と分かれて舞阪駅方面を目指します。東海道を示す標識が設置されていました。この先は先ほどまでの国道と違って、街道時代の道幅になりました。

道路が二股に分かれるので「東海道」の標識がある方(右)を進んで行きます
旧街道っぽい道幅になりました

立場跡や一里塚を示すパネルを過ぎたあたりで時刻は正午を過ぎて、少し空腹を感じるようになってきました。お店の下調べなどはしてなかったので、こういうときは食べられそうなお店を見つけたらすぐに入るのが鉄則です。下手に見送るとしばらくお店が無いなどということもあり得ます。運のいいことに「川金」さんというお店があり、営業しているようでした。入ってみると他にお客さんはいないもののお店の方に暖かく迎えていただきました。何種類かあるお昼のメニューのうち、オーダーしたのは「かつ丼」です。この旅でかつ丼をいただくのは2回目だと思います(1回目は興津駅近くのお店)。1回目のかつ丼も美味しかった記憶がありますが、こちらも負けていません。美味しいかつ丼でした。店内にはピエール瀧さんの色紙が飾られています。静岡っぽいですね。それにしても昨日、今日と明らかに食べ過ぎています。歩いて消費しているカロリーに見合う食事の量を超えています(笑)。

立場跡
一里塚跡(篠原)
川金さんのかつ丼
ピエール瀧さんと広瀬麻知子さんの色紙(おそらく「しょんないTV」の取材でしょう)。今となっては貴重な色紙だと思います

食事後に歩きを再開すると、いい感じに見えるハンバーガーショップがありました。キッチンカーのようなお店ですが、座って食べられそうでした。こういうランチも珍しくて良かったかもしれません。まあ、かつ丼が美味しかったので問題ありません。

愛宕神社
良さげなハンバーガーショップ。ここで食べても良かったかも

高札場を過ぎると春日神社の前に出ます。さきほどの諏訪神社も大きく見えましたが、こちらも相当な規模感でした。境内には遊具が見えたりするので幼稚園が併設されていたりするのでしょうか。

高札場跡
諏訪神社

JR.舞阪駅の近くに出ます。宿場としては舞坂宿ですが、駅名や地名は「舞坂」です。使い分けや経緯を承知していない(調べていない)ので異なっている理由はわかりません。記載で間違う(誤変換)ことが予想されますが、ご容赦ください。舞阪の松並木が始まります。ここには松の間に十二支の動物を象った石像があります。「子」を見逃してしまい、「丑」から始まる11枚の写真しか撮れていません。松並木の最後(西側)には浪小僧という名前のよくわからない銅像もありました(写真撮り忘れました)。

舞坂の松並木
十二支の石像がありました。代表として「辰」の写真を掲載します
松並木の合間に宿場の名称碑
松並木の説明もありました

国道301号と斜めにクロスしますが、国道の方へは行かずに直進していきます。このあたりから舞坂宿のエリアに入るのですが、道路を交通規制してお祭りをやっているようです。かなり大規模なお祭りで、見ていると若者に担がれた神輿が通り過ぎていきました。後から調べてみると「太鼓祭り」という大がかりなお祭りで、大きな太鼓を担いで神社に駆け上がるのがメインのイベントだとか。宿場の範囲を進んでいくと民家の道に面した部屋にテーブルが用意されて、人々が集まって宴会をしています。よくよく見ると、どこの家も道路に面した部屋は、そのような作りになっていて、玄関を経ずに宴会に参加できる作りのようです。お祭りを意識した作りなのでしょうか。山車の近くでは女性たちが踊りを披露していました(手踊りというらしい)。舞坂音頭というようなオリジナルの曲もあるようです。大がかりなお祭りで、偶然遭遇したことに驚くと同時に、幸運だったと思います。

新町交差点。ここで旧街道は国道を斜めに横断して直進します
お祭りということに気づきました
見附石垣。ここから宿場に入ります
お祭りの光景
お祭りの光景②
お祭りの光景③

突き当たりまで歩くと、舞坂宿の本陣跡などがありました。また雁木(がんげ)という船着き場(荷揚げ場?)として使用される施設(文化財)もありました。湖岸に石を敷き詰めたものです。どうやって使うのか興味深いところでした。

舞坂宿本陣跡
舞坂宿脇本陣跡
北雁木(がんげ)説明板
こちらが北雁木(がんげ)ですが、駐車スペースになっているのが面白い
大河ドラマ「いだてん」で一気に有名になった田畑政治さんはこちらの出身でした

このエリアを過ぎると橋を渡って弁天島に渡ります。浜名湖と太平洋を隔てるエリアにある陸地です。いくつかの島で構成されているひとつが弁天島で、他の島は埋め立てられて島となったものもあるようです。浜名湖と太平洋は陸地で隔てられていて、小規模の川のような水路でつながっていたようです。15世紀の地震により海域部分が広がり、残った陸地が現在の弁天島に相当するようです。舞阪から弁天島に渡る弁天橋は進行方向左側の歩道を歩きました。

ここは歩道が無く歩きにくい。人道橋を渡りました

弁天島に入ると大規模なホテルが数軒並んでいました。リゾート地の雰囲気が感じられます。再び橋を渡って次の島(新弁天)に渡るのですが、ここは人道橋を渡りました。おそらく旧東海道に近い車道には歩道がありません。やむを得ない迂回路です。人道橋は車道の右側にあります。

弁天島から新弁天に渡ると、少し建物の間隔が空いてきてリゾート地の雰囲気は薄れました。ホテルより民家やマンション、店舗などが増えてきた感じです。

新弁天に渡ると少し道の雰囲気が変わります

新弁天からさらに橋を渡ると湖西市に入ります。本日のゴールである新井宿が近づいてきます。ちらほらとアスリートビブスをつけたランナー(?)が走っているのを見かけるようになりました。何かの大会かと思って検索してみましたが、なかなか検索にヒットしません。浜名湖ハーフマラソンという大会がこの日に開かれていますが、いまみかけるランナーさんたちは明らかにハーフマラソンではありません。歩道を走るタイプのウルトラ系の大会に見受けられます。信号待ち中のランナーさんに尋ねてみると、100kmを走っているとのこと。帰宅後に落ち着いて検索してみたところ「ぐるっと浜名湖一周エンジョイマラニック」がヒットしました。これですね。浜名湖一周でしたか。限りなくプライベートに近い小規模な大会のようですが、こういう手作り企画は大好きです。いつの日かわかりませんが、参加してみたくなりました。すれ違った時間からいって、タイムリミットには間に合いそうなランナーさんたちでした。100kmマラソン経験者として、そのきつさはわかります。一部のランナーさんには応援の声をかけさせていただきました。

新弁天から橋を渡ると湖西市に入ります
こんな感じの橋でした

新居町駅の前に着きました。もう少し進むと新居の関所があるのですが、見学できる時間(16時まで)を過ぎてしまっています。本日の歩き旅はここでゴールとします。駅前に喫茶店でもあれば立ち寄るところでしたが、営業していなかったので諦めました。

新居町駅前に着いたので本日はここまでとします
道の反対側の駅前広場には花火筒を抱えた人たちのモニュメントがありました

JRで浜松に戻りましたが、その電車にもウルトラランナーさんが乗っていらっしゃいました。おそらく弁天島のゴール地点に向かうのでしょう(自主的リタイア?)。お疲れさまでした。浜松に着いて荷物を取り出しましたが、予約した新幹線まで少し時間がありました。駅から徒歩10分ほどの喫茶店(トゥルネラパージュさん)に立ち寄り、コーヒーをいただきました。ビールは新幹線で飲むことにして、まずはコーヒーで締めました。お疲れさまでした。

浜松に戻り、コーヒーとお菓子(ポンデケージョ)をいただきました。ジャズの流れる素敵な喫茶でした